今日からのんびり過ごしたいのです。

罪悪感

「ふはっ」

僕は寝てしまったみたいで、頭の上からクスクス笑う声に声の方向に首を向ける。
なんか動きづらいんだよね、重いような気もする。

「なっ、な」
「おはよう、アレン」

ベッドの上で僕はレオさんに抱き締められて寝ていたかなりのイケメンなレオさんに抱き締められている状況に僕は真っ赤になり後退りしたいのだがレオさんに抱き締められてベッドに引き戻される。

「なっーっ」
「クスクス、後少しだけこうしていような」

チュッと額と頬っぺにキスをさるて、レオさんの目が閉じる。
その時ドンドンとドアが叩かれてドアが開く。

「あぁ、やっぱりダメですね、すみませんおはようございますアレン様」
「お、は、よう、ございます、なの」

ベッドで僕は身動きが取れない、起き上がらない僕にレントさんは不思議そうだ。
だけだ、平均的にも小さな僕の力ではレオさんに勝てないのなの。

「どうかしましたか」
「抜けないのなの」

はっ、とした様子のレントさんは同情の顔をしながらも、レオさんにハリセンを食らわす。
が、全くピクリとも動かない。

「寝汚いなの」
「あははっ、そうですなだが一応理由があるのですよ」

いつの間にかアオイさんが入って来たのか分からないくらい静かに入って来たの。
でも、その手に持っているのは可愛くないなの。
まさかだよのね、嫌やるか。

「理由は何なの」
「レオが王族なのは話していましたよね、王族は余り国から離れられないのです、まぁコイツは例外ですが、もうそうは行かなくなりますがね」

僕は首を傾ける、言っている意味が分からない。

「レオは運命の番を探していました、王族は産まれ降りたその瞬間に運命の番が分かります、運命の番も王族に惹かれますから、出会ったら一瞬たりとも離れられないのだが」
「僕に会えなかったから」

レントさんの言葉に僕は真っ青になりながら、続きを促す。

「嫌違います、アレン様の責任ではありません土の国のせいであり、我が国の責任ですお守り出来なかった」
「レオは運命の番の絆が繋げられずに居ました、王族は運命の番が側に居なければ身体が弱くなるか、発狂するか、眠りこけるか様々な身体の異変が起きるんですよ、で皇子は」

僕はガタガタ震える身体でレオさんの身体を抱き締める。
僕が誘拐されて土の国に連れ去られたそして、監禁されていた事を三人の会話で知る事が出来た、僕はあの国ならやると思う不思議と怒りは沸かなかったけれど、僕が誘拐されたからレオさんがこんな状況に陥っている事にイライラするし、怒りが沸き起こる。

「ーっごめんなさいなの、レオさん」
「大丈夫ですよ、単に皇子は低血圧で寝起きが悪いだけなので」
「へっ」



僕が怒ってた事で、土の国があんな事に成るとは思わなかったなの。