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おでことおでこ

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レオさんの言葉に僕は着てみる、うんぴったりだね。

「おっ、似合うな」
「ぴったりですね」

怖いくらいぴったりだ、所で僕は気になっていた事を聞くべきか悩んでいる。
あの国、土の国では獣になれる人間は居なかった、一度アイツの前で獣に成った人が居たが兵士に押さえられ僕の視界から二度と現れなかった。
僕は実は獣になれる、ある日アイツが一週間の他国訪問時に自由に成りたいといつもは騒がしいがアイツが居ない城はしーんと静まっていて50年に一度の満月があった日にそれは起きた、みるみるうちに僕は獣に変わった。
脱走しょうかと試みたが、獣の姿で鍵を開けるのは至難の技で結局朝までかかり、気付けば人間に戻って居た。

「あのっ、獣人何なの」
「ーっはいお嫌いですか」

ふるふると僕は首を振るう。
獣人国は獣から人に成ったり、人から獣に成ったり出来るし力はかなりあり、戦争したら人なんて一瞬で死ぬらしい。
そんな獣人はなんと言ってももふもふなんだよね、可愛い。

「ううん、ふわふわでもふもふで可愛いかったの」
「俺がか」

レオさんの顔が真っ赤になり、俯く。
僕は不思議に思いレオさんの額にぴったりと僕の額をくっつける。

「お熱ないの」
「ーっっ」

よろけるレオさんをアオイさんがグイッと支える。
アオイさん力持ちなの、そうだ、二人はなんの獣人なの。

「レオさん大丈夫なの」
「大丈夫ですよ、その内回復しますから、ご飯食べに行きましょう」

僕達は食堂に移動する、アオイさんがレオさんを肩に担ぎながら。

「レオさんは白虎なの」
「はい、白虎ですよ神聖な、あっ因みに私は孔雀です綺麗な縁起物の羽根をどうぞ」
「ありがとうなの」

孔雀の綺麗な羽根を一枚貰う、綺麗だけどまさか引きちぎってないよね。
うん、大丈夫なの血が付いてないの。

「クスクス抜け毛ですよ」

根元を確認していたのバレたの。

「俺は百獣の王ライオンだ」
「ーっ鬣もふもふですか」

くははと笑われてしまう、それも全然収まらない、涙めだしお腹を押さえて苦しそうだ。

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