転生したら逆行して98 回目の僕

夜ト

文字の大きさ
上 下
10 / 10

天然酵母に精霊と魔力とキラキラうぜっ

しおりを挟む


一応、りんごみたいな味がするあかまるに桃のような香りがする、ピンクリンにみかん多分きっとみかんなんだろうなぁと思われる、ミミンと水にハチミツみたいな物…を入れて毎日構ってるんだけど。
この世界余り暑くないんだよね、天然酵母を仕込んでから4日経つが発酵はしていない感じがする…でも腐ってもいない感じなんだよね。
ブクブクした泡もなければカビもない…。
いつになったら出来るんだろう。

「定期的に暖めているんだけどなぁ」

魔法で太陽光擬きを数時間当てているが、魔法切れして最近気付いたら寝てしまう。
寝るというよりは、気絶なんだけどね。




一応、りんごみたいな味がするあかまるに桃のような香りがする、ピンクリンにみかん多分きっとみかんなんだろうなぁと思われる、ミミンと水に蜂蜜を入れてある。
のだが、発酵はしていない………。
失敗しているなら、カビや腐敗のキツイ香りがするはずなのだが………
まったく、どうなっているんだろう流石異世界。
そう、100回近く逆行を繰り返しているがこう貴族に相応しくない料理に手を出したのは初めてなんだから仕方ない。

「温度はずっと維持は出来ないしなぁ、蜂蜜追加で入れるか」

蜂蜜と言ってはいるが、蜂をこの世界では見たことないから分からないんだよね。
そもそも、この王都は結界で守られているから害虫はよっぽどじゃなければ入ってこれない。
契約魔獣とか契約していれば入って来れるけど、あっ精霊や無害な物は出入り自由だ。

「まぁ精霊には会ったことないんだけどね」

精霊は人を選ぶから精霊が力を借してくれる精霊魔法とこの世界に漂う魔力で使う魔法の二種類があり、精霊魔法を行使出来る者は神族とされ城で大切に育てられる。
精霊魔法が使える者は普通の魔法を使えないんだ。
精霊が魔力を糧に使う事を嫌うらしい。
まぁ僕には関係ないんだけどね、と思っていた事もありましたえぇ、ありましたとも。



「ふー」

魔力をこんなに長期に使った事は初めてだった、それがいけなかったらしい。

「………なんで、キラキラしてるんだよぉぉ」

そう、キラキラしているんだ。
漂う魔力は別にキラキラしていない、この世界に居れば知らず知らずに自分自身に蓄積されて魔力を使えるようになるからな。
魔力切れは魔力を体内から抜けるからなるつまり、休めば勝手に復活するんだ、それでも復活しないなら城にいけばいい申請やら色々手続きが本当にめんどくさいが。
城には精霊魔法師が沢山いるから精霊のおこぼれが貰えるんだよね、だから魔力を回復するのがかなり早い。

「キラキラしているだけだからいいけどね」

そうキラキラしているだけだからいいんだ。
キラキラしているって事はそこに精霊がいるって事だけれど、うん。
姿形が見えないしね、見えないということは触れない。
触れないということは契約までいかないから、放置がいいよね。
視界の暴力だけどね、キラキラキラキラキラキラキラキラうぜーっけどねっ。
無視ったら無視だ。
そう、無視無視無視無視無視。


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

大嫌いだったアイツの子なんか絶対に身籠りません!

みづき
BL
国王の妾の子として、宮廷の片隅で母親とひっそりと暮らしていたユズハ。宮廷ではオメガの子だからと『下層の子』と蔑まれ、次期国王の子であるアサギからはしょっちゅういたずらをされていて、ユズハは大嫌いだった。 そんなある日、国王交代のタイミングで宮廷を追い出されたユズハ。娼館のスタッフとして働いていたが、十八歳になり、男娼となる。 初めての夜、客として現れたのは、幼い頃大嫌いだったアサギ、しかも「俺の子を孕め」なんて言ってきて――絶対に嫌! と思うユズハだが…… 架空の近未来世界を舞台にした、再会から始まるオメガバースです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

[完結]堕とされた亡国の皇子は剣を抱く

小葉石
BL
 今は亡きガザインバーグの名を継ぐ最後の亡国の皇子スロウルは実の父に幼き頃より冷遇されて育つ。  10歳を過ぎた辺りからは荒くれた男達が集まる討伐部隊に強引に入れられてしまう。  妖精姫との名高い母親の美貌を受け継ぎ、幼い頃は美少女と言われても遜色ないスロウルに容赦ない手が伸びて行く…  アクサードと出会い、思いが通じるまでを書いていきます。  ※亡国の皇子は華と剣を愛でる、 のサイドストーリーになりますが、この話だけでも楽しめるようにしますので良かったらお読みください。  際どいシーンは*をつけてます。

美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした

亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。 カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。 (悪役モブ♀が出てきます) (他サイトに2021年〜掲載済)

僕はお別れしたつもりでした

まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!! 親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。 ⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。 大晦日あたりに出そうと思ったお話です。

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

処理中です...