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天然酵母に精霊と魔力とキラキラうぜっ
しおりを挟む一応、りんごみたいな味がするあかまるに桃のような香りがする、ピンクリンにみかん多分きっとみかんなんだろうなぁと思われる、ミミンと水にハチミツみたいな物…を入れて毎日構ってるんだけど。
この世界余り暑くないんだよね、天然酵母を仕込んでから4日経つが発酵はしていない感じがする…でも腐ってもいない感じなんだよね。
ブクブクした泡もなければカビもない…。
いつになったら出来るんだろう。
「定期的に暖めているんだけどなぁ」
魔法で太陽光擬きを数時間当てているが、魔法切れして最近気付いたら寝てしまう。
寝るというよりは、気絶なんだけどね。
一応、りんごみたいな味がするあかまるに桃のような香りがする、ピンクリンにみかん多分きっとみかんなんだろうなぁと思われる、ミミンと水に蜂蜜を入れてある。
のだが、発酵はしていない………。
失敗しているなら、カビや腐敗のキツイ香りがするはずなのだが………
まったく、どうなっているんだろう流石異世界。
そう、100回近く逆行を繰り返しているがこう貴族に相応しくない料理に手を出したのは初めてなんだから仕方ない。
「温度はずっと維持は出来ないしなぁ、蜂蜜追加で入れるか」
蜂蜜と言ってはいるが、蜂をこの世界では見たことないから分からないんだよね。
そもそも、この王都は結界で守られているから害虫はよっぽどじゃなければ入ってこれない。
契約魔獣とか契約していれば入って来れるけど、あっ精霊や無害な物は出入り自由だ。
「まぁ精霊には会ったことないんだけどね」
精霊は人を選ぶから精霊が力を借してくれる精霊魔法とこの世界に漂う魔力で使う魔法の二種類があり、精霊魔法を行使出来る者は神族とされ城で大切に育てられる。
精霊魔法が使える者は普通の魔法を使えないんだ。
精霊が魔力を糧に使う事を嫌うらしい。
まぁ僕には関係ないんだけどね、と思っていた事もありましたえぇ、ありましたとも。
「ふー」
魔力をこんなに長期に使った事は初めてだった、それがいけなかったらしい。
「………なんで、キラキラしてるんだよぉぉ」
そう、キラキラしているんだ。
漂う魔力は別にキラキラしていない、この世界に居れば知らず知らずに自分自身に蓄積されて魔力を使えるようになるからな。
魔力切れは魔力を体内から抜けるからなるつまり、休めば勝手に復活するんだ、それでも復活しないなら城にいけばいい申請やら色々手続きが本当にめんどくさいが。
城には精霊魔法師が沢山いるから精霊のおこぼれが貰えるんだよね、だから魔力を回復するのがかなり早い。
「キラキラしているだけだからいいけどね」
そうキラキラしているだけだからいいんだ。
キラキラしているって事はそこに精霊がいるって事だけれど、うん。
姿形が見えないしね、見えないということは触れない。
触れないということは契約までいかないから、放置がいいよね。
視界の暴力だけどね、キラキラキラキラキラキラキラキラうぜーっけどねっ。
無視ったら無視だ。
そう、無視無視無視無視無視。
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