運命の番はイケメン美形様です

夜ト

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ライムと攻防戦

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「奏太様、そろそろ休憩を」

クリス様の愛読書を読む、読み初めは確かにびっくりしたけれど、呉羽お姉ちゃんみたいな人が居るのだから結構すんなり読めた。
それにね、クリス様も僕も男同士だしね、ソルさんやルナくんも男同士だし。
勉強になるよね、クリス様ともう少し仲良く成りたいし、クリス様に触られるのはすすすっ凄く恥ずかしいけれどほわほわした気持ちになり気持ちが良くなるんだ。
そう、まるでお日さまの陽射しに当たった感じ、寒い日にお風呂の浴槽で全身温かい日溜まりに包まれた感じがするんだよね。

「奏太様」
「んっ、はい、後少しだけ」

ライムさんの声に僕は答えるが今凄くいい所でベッドから動きたくないのが現状だ。
読書家のみんななら分かるよね、のめり込み本の中にトリップする感じ、自分がこの作品の中に入って行く感じ。

「はぁーっ、旦那の言っていた事はこれですか」

ライムは遠い目をする、そんなライムの肩を軽く叩くムッくん達。

『仕方ないなの、あの一冊を読み終るまでは無理なの』
『ふんっ、食べさせたいなら次巻を取り上げた方がいいぞ』
『食事は取らせなければ成りませんご主人様には』
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