運命の番はイケメン美形様です

夜ト

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ルイス

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「凄いですね、でも是非日本語でお願いします」

英語も微妙な僕はまだマシな日本語を頼む、日本語も危ういけどね。

「ご主人様一番大切な事を言っていませんよ、この書斎は」
「あぁ」

ドコンッと本棚が揺れる、リルク君が不穏な空気を又作り出す、クリス様は呆れた顔をし溜め息を付く。

「ルイスまたか、龍体で移動するな」
「ぎゅるる、仕方ねーだろうが最近コントロールが上手くいかねーんだよ」

ポンッと巨大な龍が小さな子龍に成った。
可愛いい姿に僕はすぐさまメロメロになる。

「ーっ可愛い」
「うおっお前可愛いいとかありえねぇ、龍は格好いいだろうふぁーっ」

小さな龍は大きな口で欠伸をする、僕は何か違和感を感じる。

「あれっ、なんか血が」
「ーっ」
「流石だな、もう分かるか吸血鬼が人間の姿以外になる時はその個体が弱って居る時と省エネ仕様か疲れている時だ、ルイスはもう直ぐ冬眠に入る」

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