上 下
2 / 123

喋った

しおりを挟む
「僕夜や深夜しか外出が出来ないんです、これ写真付き証明書で」

証明書をひったくり、警察官は何処かに電話をかける。
僕は首を傾けるが、確認のための電話だと思っていたんだ、まさか家に掛けているなんて思わなかった。

「ーっーっ」

ガチャガチャと家の鍵を開けるが、家の鍵が開かない家のドアに紙が挾間っているのに気付き。

我が家に不良な子供は不要です、反省しなさい。

そう書かれている、紙を見て青ざめる。
あの両親はまさか忘れたんじゃないよね、我が子の病気の事を。
もう少しで、陽が登る急がないとーっ。
焦る、焦れば焦る程に汗が流れてしまう。
ガサガサとカバンを漁る、保湿日焼け止めクリームを探すが、見当たらない、本格的に不味い。

「見つけた私の運命の番」
「えっ」

ふらっと僕は倒れてしまう誰かに抱き締められながら。

「うっうっ」
「起きたか私の運命の番」
「誰ですか」

呼吸が何故かしやすい、今までにない感覚。

「私はクリスファーントム、クリスと呼んでくれ愛しき人」首を傾ける、こんな綺麗な長いストレートヘアな金髪に碧眼のお主で格好いい人に見覚えはない、寧ろこんな美形様男の僕でも惚れ惚れする人を忘れる筈ないよね。
だから、僕とは初対面なはずだけど、何でこんなにニコニコと僕を見ているんだろう。

「君の名前は」
「僕・・・奏多、青葉奏多です」

僕は自慢時やないが身長は低いし、細いというよりは、骨と皮と言ってもいいくらいには病気的な細さ何だよね、何より女顔でよく間違われるのはイラッとくる。
何でこんなのナンパしょうとするかなぁ。

「奏多、奏多・・・奏多か」
「あのっ・・ここはどこですか」

そう僕はふわふわのベッドに横に成っているんだよね。
それに何故かこの美形様に抱き締めらている。

「君は何処か体調が悪くないか」
「今は大丈夫ですよ、今日はすみません、目の前で倒れたんですよね、お世話になりました」

玄関の前でうろうろしていたんだよね。

「ご主人様ーっあっ番様目が覚めたんですね良かったです」

僕は口をパクパクさせながら、指を差す。

「こここコウモリが喋ったぁーっっ」
「へっあっ」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】通学路ですれ違うお姉さんに僕は食べられてしまった

ねんごろ
恋愛
小学4年生の頃。 僕は通学路で毎朝すれ違うお姉さんに… 食べられてしまったんだ……

【完結】「まずは……手前ぇよりも上位の存在に犯されて来い。話はそれからだ」

月白ヤトヒコ
ファンタジー
よその部署のヘルプという一仕事を終えて帰ろうとしたら、突然魔法陣が現れてどこぞの城へと『女神の化身』として召喚されたわたし。 すると、いきなり「お前が女神の化身か。まあまあの顔だな。お前をわたしの妻にしてやる。子を産ませてやることを光栄に思うがいい。今夜は初夜だ。この娘を磨き上げろ」とか傲慢な国王(顔は美形)に言われたので、城に火を付けて逃亡……したけど捕まった。 なにが不満だと聞かれたので、「まずは……手前ぇよりも上位の存在に犯されて来い。話はそれからだ」と言ってやりました。 誘拐召喚に怒ってないワケねぇだろっ!? さあ、手前ぇが体験してみろ! ※タイトルがアレでBLタグは一応付けていますが、ギャグみたいなものです。

私は何人とヤれば解放されるんですか?

ヘロディア
恋愛
初恋の人を探して貴族に仕えることを選んだ主人公。しかし、彼女に与えられた仕事とは、貴族たちの夜中の相手だった…

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。

江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。 だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。 十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。 ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。 元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。 そして更に二年、とうとうその日が来た…… 

処理中です...