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第3章 わらび餅とモリヤミ都市到着編
ガドラの夢初夜
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こんな夢を見た。
腕組をして枕元に坐っていると、仰向きに寝た王女が、静かな声でもう死にますと言う。
とても美しい金髪の女は長い髪を枕に敷いて、空を反射したような透き通る蒼い瞳をこんこんと灯らせている。
真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇くちびるの色は赤子のように無論赤い。
王女はもう一度、もう死にます、とはっきりと言った。
なるほど、確かに魔法を平気に人に放ってくる狂人だとか大のコスプレ好きが冒険者ギルドの方々に発覚したのは、お淑やかな王女を気取る金髪にとっては致命的な一幕だったのかもしれない。自分も、そう思った。
発覚する前から既にギルドの中で噂になっていることはそこにいる王女には内緒なのであるが。
そこで、そうか、もう死ぬのか、と寝転ぶ少女の額をぐりぐりと弄びながら、顔を覗き込んで聞いてみた。
死にますとも、と云いながら、女はこちらに瞳を向けてきた。色素の薄いサファイアの様な瞳で、そこには何の感情も、希望も籠もっていなかった。その宝石の奥に、自分の姿が鮮やかに浮かんでいる。
そこで自分は、人形のような美しい容姿をしたこの少女が、自ら命を絶ってしまうのは惜しいと感じてしまった。
それで、ねんごろに枕の傍へ口を付けて、こんなバストサイズで死んでいいのかね、この先、一生墓場にスリーサイズが刻まれるのだよ、七十七、と言葉を詰めた。
すると女は美しい宝石を宙に漂わせたまま、やっぱり静かな声で、でも、どうせこれ以上大きくはなりませんから。仕方ないんです、と言った。
じゃ、一つちっちゃい胸の良いところを一から十まで教えてあげようかね、そら、ぬおっ、うむ、なかなかの良い感触。悪くないな、と言うと、そんな胸なんてあるわけないじゃないですか、どうせ私は権力が大きいだけの女ですよと、王女はにこりと笑ってみせた。
その笑いがあまりにも淋しく哀しげなものに見えたもので、自分は黙って手を胸から、顔を枕から離した。腕組をしながら、どうしても死ぬのかなと思った。
しばらくして、王女がまたこう言った。
「死んだら、埋めて下さい。大きな真珠貝で穴を掘って。そうして天から落ちて来る星の破片を墓標に置いて下さい。そうして墓の傍に待っていて下さい。また逢いに来ますから」
正直、王女が何を言っているのかよく分からなかった。あまりに抽象的過ぎて、理解ができなかったのだ。そこで彼女に、言語ではなく古代ドラゴン族が使っていたとされるモールス信号を送ってみることにした。
◇
-- ・--・ -・・・ ・・ -・・・ ---・ ・・-- -・・- -・・- ・-・-- ・・ ・- ・-
◇
「たまに、あなたのことがわからなくなりますの。昔からですが」
自分は黙って頷いた。金色になびく髪の少女は、静かな調子を一段張り上げて、「百年待っていて下さい」と思い切った声で言った。
「百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」
百年経っても人に魔法を放つ狂人の風評は消えないし、胸は成長しないよ、そう言いかけた口を慌てて閉じた。……きっと、王女自身もそれを理解しているはずだからだ。
だから、自分はただ待っていると答えた。すると、蒼い瞳のなかに鮮やかに見えた自分の姿が、ぼうっと崩れてきた。うおっ、なんとびっくり蜃気楼。突然驚かすんじゃないよ!
そんなことを考えていたら、王女の瞳がぱちりと閉じた。――もう死んでいた。
◇
それから庭へ下りて、真珠貝で穴を掘った。真珠貝は大きな滑らかな縁の鋭い貝であった。土をすくうたびに、貝の裏に月の光が差してきらきらした。
そうして空を見上げると、そこには紅い満月が浮かんでいた。人もドラゴンも狂わせる、不思議な魔力の籠った月だ。
それを諸に浴びた自分は、部屋にある引き出しから媚薬を取り出して、自称死んだ少女にたっぷりと振りかけた。それから、その首元に顔を近付けて、くんくんと匂いを嗅いでみたりした。
――そうすると、媚薬の独特な匂いに混じって、温めたミルクの様な優しい香りが、ふわりと鼻腔を掠める。
「ウム」
少女の脚に手を伸ばすと、その身体は死人とは思えないほどに体温が高く、同時に少女ヒーター、という言葉が脳裏を掠める。そのまま腹の周りをくるくる、と指先でなぞって見たら、小さな呻き声が耳に届いた気がした。
ここで、ようやく媚薬が効き始めた。小刻みに震える王女が、我慢ができなくなって本格的な抵抗を始める前に、すっかりとその四肢を縄で縛ってしまう。
そして、畳の上に寝かせて放置して、自分は庭の苔の上に座った。これから百年の間こうして待っているんだなと考えながら、腕組をして、ビクビク震える少女を眺めていた。そのうちに、日が東から出た。
魔性の月は空に溶け、正気を取り戻した俺は、王女を縛る縄を解こうとした。だが、見た感じ彼女もこのプレイを楽しんでいる様なので、そのまま放置することにした。
畳の上で激しく身体を震わせる少女が何か叫んでいる様にも聞こえたが、モールス信号ではなかったので無視することにした。世の中には、伝わらない言語、伝わらない言葉、伝わらない文化というものが存在するのだ。
やがて、大きな赤い日が立ち昇り、それがまた、西へ落ちた。赤いまんまでのっと落ちていった。一つと自分は勘定した。
しばらくするとまた唐紅の天道がのそりと上って来た。そうして黙って沈んでしまった。
二つとまた勘定した。
自分はこう云う風に一つ二つと勘定して行ってはいたのだが、そのうち、自身の記憶容量が95年しかないことに気がついてしまった。
つまり、34675までの数しか記憶することができないのである。これはつまり、百年=100×365=36500日であるから、いつまで経ってもエックスデーが訪れないことを示していた。
つまり、宇宙が消えて亡くなるまで、なんなら消えて亡くなった後も、王女はずっと縛られたままの状態である、ということだ。
……無論、悶える王女を眺めているのは一興、100年をひたむきに待ち続けるのも、また一興ではある。
だが、果たしてそれは、倫理的に赦されることなのだろうか。自身の胸に手を当てて聞いて見たが、何も分からない。一応王女の胸にも聞いてみたが、やはり何も分からない。
無い胸は俺に、何も言ってはくれない。
もっとも、記憶容量が95年というのは、そんぐらいが限界なんだろうなという勝手な憶測なわけなのだが。
◇
……そうして悶絶する少女を眺めながら一人で悶々としていると、近くの土の下から斜に自分の方へ向いて青い草が伸びて来た。そのヴィジュアルが少し鬱陶しかったので、ブチっと手折ってみた。
そうすると、再び土の下から青い草が生えてきて、ちょうど自分の胸のあたりまできて留まった。もう一度手折ってみると、三たび土の下から青い草が生えてきて、やはり急速に伸び始めた。
きっとこれは無限ループだな、手折るのはやめよう、そんなことを考えていると、すらりと揺ぐ茎の頂に、心持首を傾けていた細長い一輪の蕾が、ふっくらと弁を開いた。
真っ青なアジサイが鼻の先で骨に徹えるほど匂った。そこへ遥の上から、ぽたりと露が落ちたので、花は自分の重みでふらふらと動いた。
自分は首を前へ出して冷たい露の滴る、青色の花弁に接吻した。自分がアジサイから顔を離す拍子に思わず、遠い空を見たら、暁の星がたった一つ瞬いていた。
「これじゃあ、実質王女じゃねえか……」
その言葉に、背後の少女はぐったりと目を瞑ったまま、力なく頷いた。
◇◇◇◇◇
続いてたまるか!
腕組をして枕元に坐っていると、仰向きに寝た王女が、静かな声でもう死にますと言う。
とても美しい金髪の女は長い髪を枕に敷いて、空を反射したような透き通る蒼い瞳をこんこんと灯らせている。
真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇くちびるの色は赤子のように無論赤い。
王女はもう一度、もう死にます、とはっきりと言った。
なるほど、確かに魔法を平気に人に放ってくる狂人だとか大のコスプレ好きが冒険者ギルドの方々に発覚したのは、お淑やかな王女を気取る金髪にとっては致命的な一幕だったのかもしれない。自分も、そう思った。
発覚する前から既にギルドの中で噂になっていることはそこにいる王女には内緒なのであるが。
そこで、そうか、もう死ぬのか、と寝転ぶ少女の額をぐりぐりと弄びながら、顔を覗き込んで聞いてみた。
死にますとも、と云いながら、女はこちらに瞳を向けてきた。色素の薄いサファイアの様な瞳で、そこには何の感情も、希望も籠もっていなかった。その宝石の奥に、自分の姿が鮮やかに浮かんでいる。
そこで自分は、人形のような美しい容姿をしたこの少女が、自ら命を絶ってしまうのは惜しいと感じてしまった。
それで、ねんごろに枕の傍へ口を付けて、こんなバストサイズで死んでいいのかね、この先、一生墓場にスリーサイズが刻まれるのだよ、七十七、と言葉を詰めた。
すると女は美しい宝石を宙に漂わせたまま、やっぱり静かな声で、でも、どうせこれ以上大きくはなりませんから。仕方ないんです、と言った。
じゃ、一つちっちゃい胸の良いところを一から十まで教えてあげようかね、そら、ぬおっ、うむ、なかなかの良い感触。悪くないな、と言うと、そんな胸なんてあるわけないじゃないですか、どうせ私は権力が大きいだけの女ですよと、王女はにこりと笑ってみせた。
その笑いがあまりにも淋しく哀しげなものに見えたもので、自分は黙って手を胸から、顔を枕から離した。腕組をしながら、どうしても死ぬのかなと思った。
しばらくして、王女がまたこう言った。
「死んだら、埋めて下さい。大きな真珠貝で穴を掘って。そうして天から落ちて来る星の破片を墓標に置いて下さい。そうして墓の傍に待っていて下さい。また逢いに来ますから」
正直、王女が何を言っているのかよく分からなかった。あまりに抽象的過ぎて、理解ができなかったのだ。そこで彼女に、言語ではなく古代ドラゴン族が使っていたとされるモールス信号を送ってみることにした。
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「たまに、あなたのことがわからなくなりますの。昔からですが」
自分は黙って頷いた。金色になびく髪の少女は、静かな調子を一段張り上げて、「百年待っていて下さい」と思い切った声で言った。
「百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」
百年経っても人に魔法を放つ狂人の風評は消えないし、胸は成長しないよ、そう言いかけた口を慌てて閉じた。……きっと、王女自身もそれを理解しているはずだからだ。
だから、自分はただ待っていると答えた。すると、蒼い瞳のなかに鮮やかに見えた自分の姿が、ぼうっと崩れてきた。うおっ、なんとびっくり蜃気楼。突然驚かすんじゃないよ!
そんなことを考えていたら、王女の瞳がぱちりと閉じた。――もう死んでいた。
◇
それから庭へ下りて、真珠貝で穴を掘った。真珠貝は大きな滑らかな縁の鋭い貝であった。土をすくうたびに、貝の裏に月の光が差してきらきらした。
そうして空を見上げると、そこには紅い満月が浮かんでいた。人もドラゴンも狂わせる、不思議な魔力の籠った月だ。
それを諸に浴びた自分は、部屋にある引き出しから媚薬を取り出して、自称死んだ少女にたっぷりと振りかけた。それから、その首元に顔を近付けて、くんくんと匂いを嗅いでみたりした。
――そうすると、媚薬の独特な匂いに混じって、温めたミルクの様な優しい香りが、ふわりと鼻腔を掠める。
「ウム」
少女の脚に手を伸ばすと、その身体は死人とは思えないほどに体温が高く、同時に少女ヒーター、という言葉が脳裏を掠める。そのまま腹の周りをくるくる、と指先でなぞって見たら、小さな呻き声が耳に届いた気がした。
ここで、ようやく媚薬が効き始めた。小刻みに震える王女が、我慢ができなくなって本格的な抵抗を始める前に、すっかりとその四肢を縄で縛ってしまう。
そして、畳の上に寝かせて放置して、自分は庭の苔の上に座った。これから百年の間こうして待っているんだなと考えながら、腕組をして、ビクビク震える少女を眺めていた。そのうちに、日が東から出た。
魔性の月は空に溶け、正気を取り戻した俺は、王女を縛る縄を解こうとした。だが、見た感じ彼女もこのプレイを楽しんでいる様なので、そのまま放置することにした。
畳の上で激しく身体を震わせる少女が何か叫んでいる様にも聞こえたが、モールス信号ではなかったので無視することにした。世の中には、伝わらない言語、伝わらない言葉、伝わらない文化というものが存在するのだ。
やがて、大きな赤い日が立ち昇り、それがまた、西へ落ちた。赤いまんまでのっと落ちていった。一つと自分は勘定した。
しばらくするとまた唐紅の天道がのそりと上って来た。そうして黙って沈んでしまった。
二つとまた勘定した。
自分はこう云う風に一つ二つと勘定して行ってはいたのだが、そのうち、自身の記憶容量が95年しかないことに気がついてしまった。
つまり、34675までの数しか記憶することができないのである。これはつまり、百年=100×365=36500日であるから、いつまで経ってもエックスデーが訪れないことを示していた。
つまり、宇宙が消えて亡くなるまで、なんなら消えて亡くなった後も、王女はずっと縛られたままの状態である、ということだ。
……無論、悶える王女を眺めているのは一興、100年をひたむきに待ち続けるのも、また一興ではある。
だが、果たしてそれは、倫理的に赦されることなのだろうか。自身の胸に手を当てて聞いて見たが、何も分からない。一応王女の胸にも聞いてみたが、やはり何も分からない。
無い胸は俺に、何も言ってはくれない。
もっとも、記憶容量が95年というのは、そんぐらいが限界なんだろうなという勝手な憶測なわけなのだが。
◇
……そうして悶絶する少女を眺めながら一人で悶々としていると、近くの土の下から斜に自分の方へ向いて青い草が伸びて来た。そのヴィジュアルが少し鬱陶しかったので、ブチっと手折ってみた。
そうすると、再び土の下から青い草が生えてきて、ちょうど自分の胸のあたりまできて留まった。もう一度手折ってみると、三たび土の下から青い草が生えてきて、やはり急速に伸び始めた。
きっとこれは無限ループだな、手折るのはやめよう、そんなことを考えていると、すらりと揺ぐ茎の頂に、心持首を傾けていた細長い一輪の蕾が、ふっくらと弁を開いた。
真っ青なアジサイが鼻の先で骨に徹えるほど匂った。そこへ遥の上から、ぽたりと露が落ちたので、花は自分の重みでふらふらと動いた。
自分は首を前へ出して冷たい露の滴る、青色の花弁に接吻した。自分がアジサイから顔を離す拍子に思わず、遠い空を見たら、暁の星がたった一つ瞬いていた。
「これじゃあ、実質王女じゃねえか……」
その言葉に、背後の少女はぐったりと目を瞑ったまま、力なく頷いた。
◇◇◇◇◇
続いてたまるか!
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