38 / 69
第2章 ギルドで正式にパーティー結成!
2-6 王女(前)
しおりを挟む
話は少しズレてしまうけど兎にも角にもユウキのことは置いておく。
今はさっきから頭を抱えているよつばに質問したいことが一つあるんだ。それはパーティーメンバー、いや国民代表として......
少なくとも俺が何か失敬な言動したところで今さらよつばには不敬罪に処されないだろうしね。
「その前に一つ質問いいか?」
「なんですの?」
「一国の王女、いわば責任者が旅をすると国の民衆が怒るんじゃないのか?」
よつばは慌てて手をブンブン振りながらこう弁明していた。違いますの、旅をしたかったのは本当ですし、宮廷生活が退屈だったのは変わりません。ですが......これだけでわざわざ危険な外に出る気は無かったのですと......
さらによつばはため息をつきながらこう続ける。
「私も王族の誇りとかはありますし民衆はどう思ってるかなんとなく分かりますわ。ですけど私にも特殊な事情があるんですの」
特殊な事情? ついでにそれも気になったので本人に聞いてみたら、王族や王国としての事情なんて知っちゃこっちゃないという感じでベラベラと話し始めた。
「単刀直入に言いますと政略結婚が嫌だったですの。だってその相手は勇者ユウキだったのです」
◇
今までの話を要約すると、よつばは勇者と結婚して国の権力を磐石にしたい思惑が見え隠れしている王様から勇者ユウキとの婚約を約束されていて、その反発心と結婚はまだ早いとか外の世界に行きたいやらと......
何か紙にでも書いとかないと、とてもじゃないがまとめきれないぐらいよつばはいろんな情報をベラベラと喋り続けていた。
てことはやっぱり......政略っていわば強制結婚ってやつか。確かにユウキ本人もそんなこと口走ってたし。
「政略結婚かぁ......しかもよりによってユウキと......お前は嫌なんだ」
「嫌だから今こうして逃げているのですわ!」
いったいどんなことをすればこんなに人に嫌われることができるのか......?
ていうかやっぱりよつばはユウキに逃げるためにここまで来たってこと? 半ば強制的に旅仲間に駆り出された俺はそのカモフラージュだったってことなのか!?
たしかにあいつから逃げたくなる気持ちもわからんでもないが......ならなぜ元仲間である俺を巻き込んだんだ?
はぁ......とため息を吐きながら今後について考えてみる。なんかもう四天王討伐とか旅とかどうでもよくなってきた。
そんなわけでよつばに『カモフラージュに使われただけの俺は潔く冒険者引退して静かに故郷で暮らさせてもらいます』と伝え、そして静かに暗く染まった空を眺めた。
さっきからよつばがごちゃごちゃ喋ってるけど、なんかもう萎えたしもう冒険者引退して実家に帰ろ......
こうして俺は幸せそうに眠っている2人を尻目にパレンラトス王国に帰るための身支度を始めていたのだけど、当のよつばが身体を引っ張るなどをして必死になって止めようとしている。
「待ちなさい! カモフラージュとかそんなこと思ったことはないですの!? 被害妄想もいい加減にしてほいしですの!?」
「そもそも俺はお前みたいに前向きになれないんだよ! 付き合ってられるか!」
「待って! 待ってほしいですの! あなたが抜けたらこれから防衛役は誰が補うんですの!」
あれ? 俺、必要とされてる......いやいやまさかね?
「嫌だ! そもそも守る側も辛いんだからな! とにかく俺は故郷に帰って静かに暮らす!」
「ヘタレ具合が悪化加速してますの!」
ん? ちょっと待てよ? このふざけたカモフラージュ事件を考えさえしなければさ今、この夜に男女2人だけが起きていると......
「フンッ!」
「グフゥ......」
そんな関係ないことを考え始めていたら急によつばに杖でどつかれた。ワ、脇腹ガァ......
あ、あの......焦ってるのは分かるけど、もうちょっと止め方考えよう? 普通に痛いです。
「いえいえ留まりなさい! たしかに12分の一ぐらいはあの勇者ユウキに逃げるため外に出たのもありますけど!? 残りは仲間達と旅に出るという勇者方の話を聞いて憧れを持ったりとか、あなたを誘ったのも幼馴染だし盾使いだから守ってくれたら嬉しいかなとか思ったり......とにかくあなたは必要な人材なんですのーー!」
何も言ってないのにめちゃくちゃ早口で必死に否定してる。もしかして俺の表情を見て割とマジで帰ろうとしてたのを察したのかな?
「わかってますわ。盾も立派な役割を持ってますの。それであなたは必要なんですの。そこのところわかってますの?」
「ええと......まあ大変さがわかってるならええんやけどな。うん」
そこまで必要とされてたら帰れなくなるからやめてくれというが今の本心なんだけど......
「第一パレンラトス王国に帰るためのお金や力はあなたには残ってますの?」
グッ......なんで金あんまり持ってないことがバレてんだよ!
言われなくても、今さらほぼ無一文で故郷に帰るなんて無謀だし、なんなら王女であるよつばを旅路に置いて帰ってみたりしたら、すぐに王女を置いてきた犯罪者として捕まって確実に国家反逆罪で処刑されてしまうだろう。
つまりだ......どのみち俺には選択肢が全く無い! ウウッ......急に来たホームシック。故郷に帰りたい......
◇
しばらくクヨクヨして落ち着いた俺はさっきの行動を静かに振り返ってみていた。
今思えばこの時点で離脱とかまんま裏切り行為になるじゃん。せっかくできた仲間兼友達を一気に失うことになるし、危うくセルフ追放を自ら選択することになってた。
それに故郷に帰ってきたところで......ね。
「いい加減メソメソするのやめるのですの! 一回頭冷やしなさいアイスストーム!」
「えええ!?」
マールがあられみたいな魔法を突然ぶっ放してきやがった! あのMオークに放ったのと同じやつ。てかちょっと待って!?
「お前正気か!? 俺が食らうのはまだしもこの洞窟内には無関係な奴らもいるんだぞ。ヘックションブルブルブル......少しは人の迷惑を考えろ!」
「うるさいですわね! あなたの心配するよりも私の心配をしてほしいの! 今更後悔するってあなたこそ正気ですの?」
「悪魔! 自己中! 魔法使い見習い! 氷イダッ!?」
頭に氷の塊が当たりながら思ったことがある。お前......本当におしとやかな王女なのかと。
だって、すっかり狂人思考になっているし......この旅で揉まれて随分と変わったな。肝が据わったというか......
「......スッ」
よつばがジト目で俺のことを見てくる......なんか、ウン......
「ええいもうあの時からもう引き返せなかったようだなクソが!」
分かったよこの盾でお前を、みんなを守ればいいんだろ! でもその前にもう何度目かわからない腹を括るわ......時間をください......
◇
それで......1時間ぐらい話がそれまくっちゃったが、本題のユウキの話にやっと入れる。まあまずは俺にとってユウキの印象を表してみると。
俺としては世間には完璧美少年の勇者とまかり通ってるのが意味わかんないのだけど。だって暴力常習犯の女垂らしなんだよアイツ。パーティーに在籍してた頃は指摘しなかったけど、今に思ってもおかしい奴らばっかだったなぁ......
そんな奴とよつばが強制結婚とかロクなことにならんと俺は思う。政治系に疎い俺が言うのはなんだけど。
ユウキは知らんけど当の本人は嫌だから旅に出たと言ってるし。ていうか最悪な事態になる前に王様と話をつけなかったんだろうか?
「私が反対しても王様であり父上でもあるおおば王には逆らえない。もし逆らったりしたら私はともかく慕ってくれている部下達にも迷惑をかけてしまう」
ならお前が外に出たらますますヤバいんじゃないかと思ったが、俺らが旅立つあの時、代理王含めて歓迎ムードだったなと。
実の子を旅に出すなんて王様が許すとは思えないし、アイツらは何か策を打ってたのかなと考え、俺は黙ってよつばの話を聞く。
「父上は暴君気質で気に入らない人々をすぐに処刑するし戦争好きなのですの。今回は父上の忠臣らを連れて戦争に向かった隙をついたわけですが......」
部下達が危険な目にあってないか心配なのか。ぶっちゃけよつばの完全なわがままでこうなったんだけど彼女なりに苦悩してるんだろうな。
「父上が私が旅に出てることに気づいてきている頃ですし、城内に残っている者になにしでかすのか......」
それでよつばはいっそのこと部下全員解雇という方法で罪を免れさせたかったけど結局大半の人々は残って帰りを待っていると。
普通だったら自分を優先するはずなのに、部下を心配をするとは......
やっぱりなんだかんだ人望が厚いんやなこの子。王女が旅立つのにほとんど反対の声が聞こえてこなかったのも納得できるかも。
それじゃ今までの話を要約するか。よつばはユウキと強制結婚させられるのが嫌だったから、父親にして暴君である王様に反抗する形で旅に出たと。
これは状況が状況だし、よつばは健気な子だしで、俺はできる限り役に立ちたいなって思う今日夜の頃。
けど、名誉も権力も実力も果てには勇者でもない陰の者である俺ができることってなんだろう。
◇◇◇◇◇
次回に続く
今はさっきから頭を抱えているよつばに質問したいことが一つあるんだ。それはパーティーメンバー、いや国民代表として......
少なくとも俺が何か失敬な言動したところで今さらよつばには不敬罪に処されないだろうしね。
「その前に一つ質問いいか?」
「なんですの?」
「一国の王女、いわば責任者が旅をすると国の民衆が怒るんじゃないのか?」
よつばは慌てて手をブンブン振りながらこう弁明していた。違いますの、旅をしたかったのは本当ですし、宮廷生活が退屈だったのは変わりません。ですが......これだけでわざわざ危険な外に出る気は無かったのですと......
さらによつばはため息をつきながらこう続ける。
「私も王族の誇りとかはありますし民衆はどう思ってるかなんとなく分かりますわ。ですけど私にも特殊な事情があるんですの」
特殊な事情? ついでにそれも気になったので本人に聞いてみたら、王族や王国としての事情なんて知っちゃこっちゃないという感じでベラベラと話し始めた。
「単刀直入に言いますと政略結婚が嫌だったですの。だってその相手は勇者ユウキだったのです」
◇
今までの話を要約すると、よつばは勇者と結婚して国の権力を磐石にしたい思惑が見え隠れしている王様から勇者ユウキとの婚約を約束されていて、その反発心と結婚はまだ早いとか外の世界に行きたいやらと......
何か紙にでも書いとかないと、とてもじゃないがまとめきれないぐらいよつばはいろんな情報をベラベラと喋り続けていた。
てことはやっぱり......政略っていわば強制結婚ってやつか。確かにユウキ本人もそんなこと口走ってたし。
「政略結婚かぁ......しかもよりによってユウキと......お前は嫌なんだ」
「嫌だから今こうして逃げているのですわ!」
いったいどんなことをすればこんなに人に嫌われることができるのか......?
ていうかやっぱりよつばはユウキに逃げるためにここまで来たってこと? 半ば強制的に旅仲間に駆り出された俺はそのカモフラージュだったってことなのか!?
たしかにあいつから逃げたくなる気持ちもわからんでもないが......ならなぜ元仲間である俺を巻き込んだんだ?
はぁ......とため息を吐きながら今後について考えてみる。なんかもう四天王討伐とか旅とかどうでもよくなってきた。
そんなわけでよつばに『カモフラージュに使われただけの俺は潔く冒険者引退して静かに故郷で暮らさせてもらいます』と伝え、そして静かに暗く染まった空を眺めた。
さっきからよつばがごちゃごちゃ喋ってるけど、なんかもう萎えたしもう冒険者引退して実家に帰ろ......
こうして俺は幸せそうに眠っている2人を尻目にパレンラトス王国に帰るための身支度を始めていたのだけど、当のよつばが身体を引っ張るなどをして必死になって止めようとしている。
「待ちなさい! カモフラージュとかそんなこと思ったことはないですの!? 被害妄想もいい加減にしてほいしですの!?」
「そもそも俺はお前みたいに前向きになれないんだよ! 付き合ってられるか!」
「待って! 待ってほしいですの! あなたが抜けたらこれから防衛役は誰が補うんですの!」
あれ? 俺、必要とされてる......いやいやまさかね?
「嫌だ! そもそも守る側も辛いんだからな! とにかく俺は故郷に帰って静かに暮らす!」
「ヘタレ具合が悪化加速してますの!」
ん? ちょっと待てよ? このふざけたカモフラージュ事件を考えさえしなければさ今、この夜に男女2人だけが起きていると......
「フンッ!」
「グフゥ......」
そんな関係ないことを考え始めていたら急によつばに杖でどつかれた。ワ、脇腹ガァ......
あ、あの......焦ってるのは分かるけど、もうちょっと止め方考えよう? 普通に痛いです。
「いえいえ留まりなさい! たしかに12分の一ぐらいはあの勇者ユウキに逃げるため外に出たのもありますけど!? 残りは仲間達と旅に出るという勇者方の話を聞いて憧れを持ったりとか、あなたを誘ったのも幼馴染だし盾使いだから守ってくれたら嬉しいかなとか思ったり......とにかくあなたは必要な人材なんですのーー!」
何も言ってないのにめちゃくちゃ早口で必死に否定してる。もしかして俺の表情を見て割とマジで帰ろうとしてたのを察したのかな?
「わかってますわ。盾も立派な役割を持ってますの。それであなたは必要なんですの。そこのところわかってますの?」
「ええと......まあ大変さがわかってるならええんやけどな。うん」
そこまで必要とされてたら帰れなくなるからやめてくれというが今の本心なんだけど......
「第一パレンラトス王国に帰るためのお金や力はあなたには残ってますの?」
グッ......なんで金あんまり持ってないことがバレてんだよ!
言われなくても、今さらほぼ無一文で故郷に帰るなんて無謀だし、なんなら王女であるよつばを旅路に置いて帰ってみたりしたら、すぐに王女を置いてきた犯罪者として捕まって確実に国家反逆罪で処刑されてしまうだろう。
つまりだ......どのみち俺には選択肢が全く無い! ウウッ......急に来たホームシック。故郷に帰りたい......
◇
しばらくクヨクヨして落ち着いた俺はさっきの行動を静かに振り返ってみていた。
今思えばこの時点で離脱とかまんま裏切り行為になるじゃん。せっかくできた仲間兼友達を一気に失うことになるし、危うくセルフ追放を自ら選択することになってた。
それに故郷に帰ってきたところで......ね。
「いい加減メソメソするのやめるのですの! 一回頭冷やしなさいアイスストーム!」
「えええ!?」
マールがあられみたいな魔法を突然ぶっ放してきやがった! あのMオークに放ったのと同じやつ。てかちょっと待って!?
「お前正気か!? 俺が食らうのはまだしもこの洞窟内には無関係な奴らもいるんだぞ。ヘックションブルブルブル......少しは人の迷惑を考えろ!」
「うるさいですわね! あなたの心配するよりも私の心配をしてほしいの! 今更後悔するってあなたこそ正気ですの?」
「悪魔! 自己中! 魔法使い見習い! 氷イダッ!?」
頭に氷の塊が当たりながら思ったことがある。お前......本当におしとやかな王女なのかと。
だって、すっかり狂人思考になっているし......この旅で揉まれて随分と変わったな。肝が据わったというか......
「......スッ」
よつばがジト目で俺のことを見てくる......なんか、ウン......
「ええいもうあの時からもう引き返せなかったようだなクソが!」
分かったよこの盾でお前を、みんなを守ればいいんだろ! でもその前にもう何度目かわからない腹を括るわ......時間をください......
◇
それで......1時間ぐらい話がそれまくっちゃったが、本題のユウキの話にやっと入れる。まあまずは俺にとってユウキの印象を表してみると。
俺としては世間には完璧美少年の勇者とまかり通ってるのが意味わかんないのだけど。だって暴力常習犯の女垂らしなんだよアイツ。パーティーに在籍してた頃は指摘しなかったけど、今に思ってもおかしい奴らばっかだったなぁ......
そんな奴とよつばが強制結婚とかロクなことにならんと俺は思う。政治系に疎い俺が言うのはなんだけど。
ユウキは知らんけど当の本人は嫌だから旅に出たと言ってるし。ていうか最悪な事態になる前に王様と話をつけなかったんだろうか?
「私が反対しても王様であり父上でもあるおおば王には逆らえない。もし逆らったりしたら私はともかく慕ってくれている部下達にも迷惑をかけてしまう」
ならお前が外に出たらますますヤバいんじゃないかと思ったが、俺らが旅立つあの時、代理王含めて歓迎ムードだったなと。
実の子を旅に出すなんて王様が許すとは思えないし、アイツらは何か策を打ってたのかなと考え、俺は黙ってよつばの話を聞く。
「父上は暴君気質で気に入らない人々をすぐに処刑するし戦争好きなのですの。今回は父上の忠臣らを連れて戦争に向かった隙をついたわけですが......」
部下達が危険な目にあってないか心配なのか。ぶっちゃけよつばの完全なわがままでこうなったんだけど彼女なりに苦悩してるんだろうな。
「父上が私が旅に出てることに気づいてきている頃ですし、城内に残っている者になにしでかすのか......」
それでよつばはいっそのこと部下全員解雇という方法で罪を免れさせたかったけど結局大半の人々は残って帰りを待っていると。
普通だったら自分を優先するはずなのに、部下を心配をするとは......
やっぱりなんだかんだ人望が厚いんやなこの子。王女が旅立つのにほとんど反対の声が聞こえてこなかったのも納得できるかも。
それじゃ今までの話を要約するか。よつばはユウキと強制結婚させられるのが嫌だったから、父親にして暴君である王様に反抗する形で旅に出たと。
これは状況が状況だし、よつばは健気な子だしで、俺はできる限り役に立ちたいなって思う今日夜の頃。
けど、名誉も権力も実力も果てには勇者でもない陰の者である俺ができることってなんだろう。
◇◇◇◇◇
次回に続く
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる