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第三章 セイラン王国編
仲直り
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アイリと無事に再会できたルークは、もう離さないとばかりにギュッと抱き締めたまま部屋に戻ってきた。
部屋に入るなり腕輪を取って獣人化を解こうとするルークに、アイリは「えっ、とっちゃうの?」とあからさまに残念そうな表情で見上げてきた。
「ぐっ⋯」
こうなっては、ルークの意思など関係ない。
結局ルークは獣人化したままソファーに座り、アイリを膝に抱っこしたまま向かい合い、お互いの気持ちを話し合う事にした。
「アイリ、あの時はアイリの気持ちを考えずに一方的に話してしまった事、本当にすまなかった。俺はアイリの事が大切で、もし万が一アイリが傷付くような事があれば冷静ではいられなくなる。今回ミリーナとシロが魔法に掛かってしまったことで、その想いがより強くなってしまった。だから、危険な場所に向かう俺と一緒にいるより、安全な王宮に残って欲しいと思ったんだ。」
「ルークしゃん⋯」
真摯に話すルークの姿に、その深い想いが伝わってくる。耳がペタリと下がっているのも分かりやすい。
「アイリも、ごめんなしゃい。ルークしゃんがわたしを想ってきめたことなのに、イヤだって思っちゃったの。アイリとずっといっしょにいてくれるって、やくしょくしたのに⋯おいていくって言われて、かなしくなったの。それに、アイリもルークしゃんのことが心配だからそばにいたいのに、アイリのことがじゃまになったのかなって、そう思ったの。」
「そんな事はない!アイリはちゃんと力になってくれているし、邪魔だなんて一度も思ったことはない。正直アイリとシークがいなければ、今までの事も問題解決にもっと時間がかかっていただろう。だが二人とも本来はまだ守られるべき子供達だ。それに今度行くエルフの里は、正直未知の部分が大きい。危険と分かっていてアイリやシークを連れて行くことに躊躇いがあったんだ。⋯だが、だからと言ってアイリとの大切な約束を破っていい訳がない。ずっと一緒にいると約束したのに、離れようとして悪かった。もう二度とあんな事は言わない。こんな俺でも、許してくれるか?」
「ルークしゃん⋯⋯もう、アイリと離れるとか言っちゃイヤだよ。かぞくだもん。ずっといっしょにいる。」
「あぁ、もう離れない。絶対に。一緒にエルフの里に行こう。それからあの謎の少年についても調べてみるが、アイリとシークの力を貸して欲しい。二人は何があっても俺達が守るから。」
ルークは以前シークに言われた言葉を受けて、アイリにも力を貸してほしいと頼んだ。アイリは自分を頼りにしてもらえた事、信頼してもらえたことが何よりも嬉しかった。
「まかしぇて!アイリも、ルークしゃんとみんなを守るの!」
元気に返事をしたアイリを、堪らずギュッと抱き締めたルークにアイリも嬉しそうに首に手を回して抱き着いた。
(アイリとルークしゃんは『家族』なんだ。だからケンカしても、仲直りしてずっと一緒にいられる⋯)
フェリシアと話した事で、アイリはずっと胸に燻っていた言葉を囁いた。
「ルークしゃ⋯⋯パパだいしゅき。」
ボソッと耳元に寄せられたアイリの小さな呟きは、しっかりとルークの獣耳に届いていた。
「アイリ⋯⋯今⋯?」
震える声で問い掛けたルークは感極まっており、その瞳は潤んでいた。
「パパっ、ずっといっしょにいてね!」
満面の笑顔で、今度はルークを見つめて「パパ」と呼んだアイリに、元々あってないようなルークの箍が外れた。
「アイリぃーーーっっ!!」
◇◇◇◇◇
アイリとルークは無事に仲直りし、家族としての絆を更に深めた二人は、アイリの『パパ』発言により以前にも増してルークがベッタリ甘々だった。
「ルークしゃん、コレおいしいよ。」
「アイリ、違うだろう?」
「あっ⋯へへっ。そうだね、パパ。」
少し照れ臭そうにはにかみながら、ルークのことを「パパ」と言い直したアイリは、目の前のお菓子をルークに差し出している。
それを何の躊躇いもなくパクリと食べると、今度はお返しとばかりにアイリの口元に別のお菓子を差し出すルーク。
ちなみに、アイリは定位置となったルークの膝の上である。
しかし時と場所を選んで欲しい。
周りの目を気にせずイチャつく二人に割って入れる人間は、今は眠っている為ストッパーがいない。
そして今現在、ここはラオール王の執務室で、明日エルフの森に旅立つことを報告する為出発メンバーと共に挨拶にきていたのだ。
砂糖を吐きたくなるほどの甘い空気を醸し出す二人に、ここ数日充てられてきた周りのメンバーと獣騎士達は、最早虚無の心境地にいた。
「⋯あの二人は本当にただの親子なのか?番ではないのか?」
「人族に番の概念はないので、アレでも親子です。ルーク殿が多少暴走してますが、アレが二人の通常です。」
「そ、そうか⋯。」
ラオール王が近くにいたジーニアに問いかけたが、ジーニアに生温い表情のまま返され、戸惑いながらも頷くしかなかった。
このままでは話しは進まないと、二人を放置してクリスがラオール王に報告を始めた。
「え~⋯では、私の方から報告を。エルフの里に向かうメンバーは私とルークさんとアイリちゃんとシークくん、リヒトとルイザとサニアとタモの8名です。残りはこの城でミリーナさんとシロちゃんの警護と、情報収集に努めたいと思います。」
ここでいつ二人の世界から戻ってきたのか、ルークがやっとまともになって話しに加わってきた。
「ラオール王には何かと迷惑をかけるが、ミリーナとシロの事、くれぐれも宜しく頼みます。何かあればシークが残していく『シャドーくん』に伝言か手紙を預けてください。」
「うむ。二人の身の回りの世話はこちらで責任を持って行うから安心せよ。勿論警備も厳重にするが、ルーク殿達の仲間も側に付いておる。これ程心強いことはない。」
今回の居残り組にはジーニアとアレクもいる。そしてデュラン達獣人は、何かあった時にすぐ対応できる要員と、より具体的な情報収集をする為に今回残る事になった。
「こちらの結界の管理は私が行いますので、ルーク殿は自分たちの成すべきことに集中してきてくだされ。」
ジーニアの言葉に頷くと、それぞれが明日の出発に向けて解散した。
人間にとって未開の地『エルフの里』
無事にミリーナ達の魔法は解けるのか?
謎の少年に対抗する術は見つけられるのか?
そもそも無事に辿り着き、自分たちを受け入れて貰えるのか⋯⋯
何も分からないままだが、先に進むしかない。不安と期待に胸を一杯にし、アイリ達は次の目的地を目指す。
第三章~完結
※だいぶ更新に時間がかかってしまいましたが、なんとか第三章完結致しました。次はいよいよ『エルフの里編』です。
実はエルフの里はチラッと出てくる予定だったので、そこまで話しを詰めていませんでした^^;
それが何故かミリーナとシロちゃんが眠らされてしまい、その魔法を解く鍵としてここでの話しを広げていくことにしました!(完全に行きあたりばったりです(汗))
新章更新までまたお時間かかってしまうかもしれませんが、引き続き楽しんで頂けると幸いです♪番外編はその合間にでも更新したいと思っています!
部屋に入るなり腕輪を取って獣人化を解こうとするルークに、アイリは「えっ、とっちゃうの?」とあからさまに残念そうな表情で見上げてきた。
「ぐっ⋯」
こうなっては、ルークの意思など関係ない。
結局ルークは獣人化したままソファーに座り、アイリを膝に抱っこしたまま向かい合い、お互いの気持ちを話し合う事にした。
「アイリ、あの時はアイリの気持ちを考えずに一方的に話してしまった事、本当にすまなかった。俺はアイリの事が大切で、もし万が一アイリが傷付くような事があれば冷静ではいられなくなる。今回ミリーナとシロが魔法に掛かってしまったことで、その想いがより強くなってしまった。だから、危険な場所に向かう俺と一緒にいるより、安全な王宮に残って欲しいと思ったんだ。」
「ルークしゃん⋯」
真摯に話すルークの姿に、その深い想いが伝わってくる。耳がペタリと下がっているのも分かりやすい。
「アイリも、ごめんなしゃい。ルークしゃんがわたしを想ってきめたことなのに、イヤだって思っちゃったの。アイリとずっといっしょにいてくれるって、やくしょくしたのに⋯おいていくって言われて、かなしくなったの。それに、アイリもルークしゃんのことが心配だからそばにいたいのに、アイリのことがじゃまになったのかなって、そう思ったの。」
「そんな事はない!アイリはちゃんと力になってくれているし、邪魔だなんて一度も思ったことはない。正直アイリとシークがいなければ、今までの事も問題解決にもっと時間がかかっていただろう。だが二人とも本来はまだ守られるべき子供達だ。それに今度行くエルフの里は、正直未知の部分が大きい。危険と分かっていてアイリやシークを連れて行くことに躊躇いがあったんだ。⋯だが、だからと言ってアイリとの大切な約束を破っていい訳がない。ずっと一緒にいると約束したのに、離れようとして悪かった。もう二度とあんな事は言わない。こんな俺でも、許してくれるか?」
「ルークしゃん⋯⋯もう、アイリと離れるとか言っちゃイヤだよ。かぞくだもん。ずっといっしょにいる。」
「あぁ、もう離れない。絶対に。一緒にエルフの里に行こう。それからあの謎の少年についても調べてみるが、アイリとシークの力を貸して欲しい。二人は何があっても俺達が守るから。」
ルークは以前シークに言われた言葉を受けて、アイリにも力を貸してほしいと頼んだ。アイリは自分を頼りにしてもらえた事、信頼してもらえたことが何よりも嬉しかった。
「まかしぇて!アイリも、ルークしゃんとみんなを守るの!」
元気に返事をしたアイリを、堪らずギュッと抱き締めたルークにアイリも嬉しそうに首に手を回して抱き着いた。
(アイリとルークしゃんは『家族』なんだ。だからケンカしても、仲直りしてずっと一緒にいられる⋯)
フェリシアと話した事で、アイリはずっと胸に燻っていた言葉を囁いた。
「ルークしゃ⋯⋯パパだいしゅき。」
ボソッと耳元に寄せられたアイリの小さな呟きは、しっかりとルークの獣耳に届いていた。
「アイリ⋯⋯今⋯?」
震える声で問い掛けたルークは感極まっており、その瞳は潤んでいた。
「パパっ、ずっといっしょにいてね!」
満面の笑顔で、今度はルークを見つめて「パパ」と呼んだアイリに、元々あってないようなルークの箍が外れた。
「アイリぃーーーっっ!!」
◇◇◇◇◇
アイリとルークは無事に仲直りし、家族としての絆を更に深めた二人は、アイリの『パパ』発言により以前にも増してルークがベッタリ甘々だった。
「ルークしゃん、コレおいしいよ。」
「アイリ、違うだろう?」
「あっ⋯へへっ。そうだね、パパ。」
少し照れ臭そうにはにかみながら、ルークのことを「パパ」と言い直したアイリは、目の前のお菓子をルークに差し出している。
それを何の躊躇いもなくパクリと食べると、今度はお返しとばかりにアイリの口元に別のお菓子を差し出すルーク。
ちなみに、アイリは定位置となったルークの膝の上である。
しかし時と場所を選んで欲しい。
周りの目を気にせずイチャつく二人に割って入れる人間は、今は眠っている為ストッパーがいない。
そして今現在、ここはラオール王の執務室で、明日エルフの森に旅立つことを報告する為出発メンバーと共に挨拶にきていたのだ。
砂糖を吐きたくなるほどの甘い空気を醸し出す二人に、ここ数日充てられてきた周りのメンバーと獣騎士達は、最早虚無の心境地にいた。
「⋯あの二人は本当にただの親子なのか?番ではないのか?」
「人族に番の概念はないので、アレでも親子です。ルーク殿が多少暴走してますが、アレが二人の通常です。」
「そ、そうか⋯。」
ラオール王が近くにいたジーニアに問いかけたが、ジーニアに生温い表情のまま返され、戸惑いながらも頷くしかなかった。
このままでは話しは進まないと、二人を放置してクリスがラオール王に報告を始めた。
「え~⋯では、私の方から報告を。エルフの里に向かうメンバーは私とルークさんとアイリちゃんとシークくん、リヒトとルイザとサニアとタモの8名です。残りはこの城でミリーナさんとシロちゃんの警護と、情報収集に努めたいと思います。」
ここでいつ二人の世界から戻ってきたのか、ルークがやっとまともになって話しに加わってきた。
「ラオール王には何かと迷惑をかけるが、ミリーナとシロの事、くれぐれも宜しく頼みます。何かあればシークが残していく『シャドーくん』に伝言か手紙を預けてください。」
「うむ。二人の身の回りの世話はこちらで責任を持って行うから安心せよ。勿論警備も厳重にするが、ルーク殿達の仲間も側に付いておる。これ程心強いことはない。」
今回の居残り組にはジーニアとアレクもいる。そしてデュラン達獣人は、何かあった時にすぐ対応できる要員と、より具体的な情報収集をする為に今回残る事になった。
「こちらの結界の管理は私が行いますので、ルーク殿は自分たちの成すべきことに集中してきてくだされ。」
ジーニアの言葉に頷くと、それぞれが明日の出発に向けて解散した。
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そもそも無事に辿り着き、自分たちを受け入れて貰えるのか⋯⋯
何も分からないままだが、先に進むしかない。不安と期待に胸を一杯にし、アイリ達は次の目的地を目指す。
第三章~完結
※だいぶ更新に時間がかかってしまいましたが、なんとか第三章完結致しました。次はいよいよ『エルフの里編』です。
実はエルフの里はチラッと出てくる予定だったので、そこまで話しを詰めていませんでした^^;
それが何故かミリーナとシロちゃんが眠らされてしまい、その魔法を解く鍵としてここでの話しを広げていくことにしました!(完全に行きあたりばったりです(汗))
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はじめまして!!!
是非つつきが読みたいです🥺
お願いいたしますm(_ _)m
楽しく読ませていただきました。随分前に止まったままのようですが、また続きが読めたら嬉しいです✨
一気読みしました!エルフの里編楽しみに待ってます!