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第三章 セイラン王国編
初めてのケンカ
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エルモンド救出から数日後のこと⋯
「⋯ルークしゃんの、わからずやー!!」
そう叫んで、アイリが部屋を飛び出して行ってしまった⋯。
事の発端は、三日後にエルフの里に向けて出発することになったとアイリに説明した際のルークの言葉だった。
「⋯それで、今回エルフの里にはアイリを連れていけないんだ。ここにはミリーナやシロもいるし、警備も厳重にしてもらっている。王宮にいる方が俺達と行くよりも安全だから、アイリはここで待っててくれ。」
「いやでしゅ。ルークしゃんが行くなら、アイリもいっしょにいきましゅ!」
「これはアイリの為なんだ。分かってくれ。」
「ルークしゃん、アイリとずっと一緒ってやくそくしたの。それに、アイリのこといちにんまえの冒険者だって言ってくれまちた!」
「っ⋯⋯。一人前の冒険者なら、リーダーである俺の判断に従ってくれ。アイリはここに残るんだ。」
つい、意地の悪い事を言ってしまった。
しかしこれは、ルークにとっても本当に苦渋の決断だった。出来ることなら四六時中アイリの側にいたい。
しかし、エルモンド救出の際突如として現れた謎の少年により、ミリーナとシロちゃんが眠らされてしまい、未だ目を覚まさない緊迫した状況の中で、もしアイリにまで何かあれば⋯
そうなればルークだけでなく、恐らく他のメンバーにも多大な影響を及ぼすだろうことは火を見るよりも明らかだ。
だからこその、決断だったのだが⋯⋯
ルークの想いは届かず、冒頭のアイリの台詞となる。
「ア、アイリ⋯⋯」
アイリに初めて拒絶され置いて行かれてしまったルークは、まるでこの世の終わりかのような青褪めた表情で愕然となり、その場で固まってしまった。
その後何とか正気を取り戻すと、ヨロヨロとふらつきながらも出ていってしまったアイリを探しに部屋を出る。
ルークはひとまず、近くの部屋で休んでいたジーニアとシークにアイリが一人で出ていってしまった事を話し、シークにアイリを探してもらうことにした。
王宮内である為そこまで危険はないと思うが、アイリを一人で出歩かせるにはまだまだ心許ない。シークなら直ぐにアイリを見つけられるだろう、と
その時は、安易にそう思っていた⋯⋯
「分かった。すぐ見つかると思うから、ルークさんも安心して。」
未だ顔色が悪く生気の抜けたようなルークを元気付ける為、シークも何てことないとばかりに声をかけると、直ぐにアイリの魔力を探り出した。
「⋯⋯あれ?おかしいな⋯」
「シーク?どうしたんだ?」
何やらシークの微妙な反応を不思議に思い問いかけると、何故か申し訳なさそうに眉を下げて、ちょっと困ったとばかりに言葉を続けた。
「えっと⋯⋯なんかアイリに探知を拒絶されちゃって⋯居場所が分からない⋯です。」
「なにっ!?」
シークの言葉に、一気に焦りが増す。
「あっ、でも王宮内にいるのは確実だから、そこは大丈夫だと思うよ。」
何とかルークを宥めようと咄嗟にフォローの言葉をかけるが、まるで耳に入っておらず、そのまま身を翻して部屋を飛び出そうとしたルークをジーニアが引き止めた。
「ルーク殿。まずは何故アイリ様が飛び出すことになったのか⋯きちんとご説明くださいますか?シークの探知を拒否しているのならば、それは見つけてほしくないと言うアイリ様の意思でしょう?」
「うぐっ⋯⋯!!」
アイリに拒否されているというジーニアの言葉が、ルークの心臓を抉った。
ルークはジーニアに促され椅子に腰掛けると、先程のアイリとのやり取りを説明し、そのまま自分の思いも伝えた。
「⋯そう言ったら、アイリが⋯アイリが『わからずやー!』と叫んで、部屋を飛び出して行ってしまったんだ。だが、エルフの里に行くには予測できない危険が多すぎる。道中も危険だが、エルフの里に無事辿り着けたとしても話を聞けるかも分からない。そしてミリーナ達にかけられた闇魔法の情報が掴めるかも分からないんだ。できる限りの事はするが、もし万が一ダメだったら⋯またアイリを悲しませる事になるかもしれないだろ。もうアイリを危険な目にも、悲しい目にも合わせたくないんだ。俺はアイリを守りたいんだ。」
ルークは怖かった。
あの時ミリーナ達と共にアイリも一緒にいたら?もしかしたら眠らされていたのがアイリだったかもしれない。
アイリの身に何かあれば、自分は完全に我を忘れるだろう。一つでも判断を誤ればアイリを失うかもしれないという恐怖から、ルークは臆病になっていた。
ミリーナは女性冒険者としては経験を積んでいるし充分強い。それにアイリの世話を安心して任せられる大切な仲間だ。そして聖獣の子供であるシロちゃんも、特別な力を持っておりいざという時にはアイリを守るよう言い聞かせていた。
それなのに⋯その二人が、こうも簡単に見えない敵の手に掛かり眠らされてしまったのだ。
ルークはでき得る限りの対策を取り、エルフの里に向かうメンバーは少数精鋭にし、万が一また『謎の少年』が現れた時にも対応できるよう、残りのメンバーには王宮でアイリを守ってもらうつもりでいた。それはラオールにも伝えてあり、ミリーナやシロちゃんの部屋に強力な結界を張って、その中でアイリを一緒に守る手筈を整えていた。
しかし、肝心のアイリがルーク達と一緒に行く言い、大人しく守られてくれない。
「どうしたらいいんだ⋯。このままだと大人しくここに残ってくれないだろう。これでは部屋に結界を張っていても、アイリが動いてしまえば意味がない。」
一通り話しを聞いたジーニアとシークは、ルークの言いたい事も良く分かった。これ程溺愛しているアイリに、考えたくもないが万が一何かあれば⋯
皆取り乱すだろうが、ルークは恐らく『リーダー』と言う立場すら捨ててしまうだろう。
だが、ルークにそれは許されない。これは国をかけての任務であり、最も優先されるべきは聖獣の番奪還だからだ。
今回のエルモンド救出に関しても、リューン帝国で起こった誘拐事件との関連や、ライオネル公国との繋がりを紐付ける情報収集の一環に他ならない。
そこでイレギュラーな存在『謎の少年』が現れた。これをこのまま放置する訳にもいかないからと、無理くり理由を付けてミリーナ達の魔法解呪の為エルフの里に行く事を決めたのだ。
ここで解呪方法が見つからなければ⋯
最悪、ミリーナとシロちゃんはこのまま置いていくしかない。
そんな非情な決断をしなければならないリーダーと言う役割を持つルークが、私情で任務を滞らせる訳にはいかないのだ。例え、もしあの時眠らされてたのがアイリであったとしても⋯⋯
「⋯ルークしゃんの、わからずやー!!」
そう叫んで、アイリが部屋を飛び出して行ってしまった⋯。
事の発端は、三日後にエルフの里に向けて出発することになったとアイリに説明した際のルークの言葉だった。
「⋯それで、今回エルフの里にはアイリを連れていけないんだ。ここにはミリーナやシロもいるし、警備も厳重にしてもらっている。王宮にいる方が俺達と行くよりも安全だから、アイリはここで待っててくれ。」
「いやでしゅ。ルークしゃんが行くなら、アイリもいっしょにいきましゅ!」
「これはアイリの為なんだ。分かってくれ。」
「ルークしゃん、アイリとずっと一緒ってやくそくしたの。それに、アイリのこといちにんまえの冒険者だって言ってくれまちた!」
「っ⋯⋯。一人前の冒険者なら、リーダーである俺の判断に従ってくれ。アイリはここに残るんだ。」
つい、意地の悪い事を言ってしまった。
しかしこれは、ルークにとっても本当に苦渋の決断だった。出来ることなら四六時中アイリの側にいたい。
しかし、エルモンド救出の際突如として現れた謎の少年により、ミリーナとシロちゃんが眠らされてしまい、未だ目を覚まさない緊迫した状況の中で、もしアイリにまで何かあれば⋯
そうなればルークだけでなく、恐らく他のメンバーにも多大な影響を及ぼすだろうことは火を見るよりも明らかだ。
だからこその、決断だったのだが⋯⋯
ルークの想いは届かず、冒頭のアイリの台詞となる。
「ア、アイリ⋯⋯」
アイリに初めて拒絶され置いて行かれてしまったルークは、まるでこの世の終わりかのような青褪めた表情で愕然となり、その場で固まってしまった。
その後何とか正気を取り戻すと、ヨロヨロとふらつきながらも出ていってしまったアイリを探しに部屋を出る。
ルークはひとまず、近くの部屋で休んでいたジーニアとシークにアイリが一人で出ていってしまった事を話し、シークにアイリを探してもらうことにした。
王宮内である為そこまで危険はないと思うが、アイリを一人で出歩かせるにはまだまだ心許ない。シークなら直ぐにアイリを見つけられるだろう、と
その時は、安易にそう思っていた⋯⋯
「分かった。すぐ見つかると思うから、ルークさんも安心して。」
未だ顔色が悪く生気の抜けたようなルークを元気付ける為、シークも何てことないとばかりに声をかけると、直ぐにアイリの魔力を探り出した。
「⋯⋯あれ?おかしいな⋯」
「シーク?どうしたんだ?」
何やらシークの微妙な反応を不思議に思い問いかけると、何故か申し訳なさそうに眉を下げて、ちょっと困ったとばかりに言葉を続けた。
「えっと⋯⋯なんかアイリに探知を拒絶されちゃって⋯居場所が分からない⋯です。」
「なにっ!?」
シークの言葉に、一気に焦りが増す。
「あっ、でも王宮内にいるのは確実だから、そこは大丈夫だと思うよ。」
何とかルークを宥めようと咄嗟にフォローの言葉をかけるが、まるで耳に入っておらず、そのまま身を翻して部屋を飛び出そうとしたルークをジーニアが引き止めた。
「ルーク殿。まずは何故アイリ様が飛び出すことになったのか⋯きちんとご説明くださいますか?シークの探知を拒否しているのならば、それは見つけてほしくないと言うアイリ様の意思でしょう?」
「うぐっ⋯⋯!!」
アイリに拒否されているというジーニアの言葉が、ルークの心臓を抉った。
ルークはジーニアに促され椅子に腰掛けると、先程のアイリとのやり取りを説明し、そのまま自分の思いも伝えた。
「⋯そう言ったら、アイリが⋯アイリが『わからずやー!』と叫んで、部屋を飛び出して行ってしまったんだ。だが、エルフの里に行くには予測できない危険が多すぎる。道中も危険だが、エルフの里に無事辿り着けたとしても話を聞けるかも分からない。そしてミリーナ達にかけられた闇魔法の情報が掴めるかも分からないんだ。できる限りの事はするが、もし万が一ダメだったら⋯またアイリを悲しませる事になるかもしれないだろ。もうアイリを危険な目にも、悲しい目にも合わせたくないんだ。俺はアイリを守りたいんだ。」
ルークは怖かった。
あの時ミリーナ達と共にアイリも一緒にいたら?もしかしたら眠らされていたのがアイリだったかもしれない。
アイリの身に何かあれば、自分は完全に我を忘れるだろう。一つでも判断を誤ればアイリを失うかもしれないという恐怖から、ルークは臆病になっていた。
ミリーナは女性冒険者としては経験を積んでいるし充分強い。それにアイリの世話を安心して任せられる大切な仲間だ。そして聖獣の子供であるシロちゃんも、特別な力を持っておりいざという時にはアイリを守るよう言い聞かせていた。
それなのに⋯その二人が、こうも簡単に見えない敵の手に掛かり眠らされてしまったのだ。
ルークはでき得る限りの対策を取り、エルフの里に向かうメンバーは少数精鋭にし、万が一また『謎の少年』が現れた時にも対応できるよう、残りのメンバーには王宮でアイリを守ってもらうつもりでいた。それはラオールにも伝えてあり、ミリーナやシロちゃんの部屋に強力な結界を張って、その中でアイリを一緒に守る手筈を整えていた。
しかし、肝心のアイリがルーク達と一緒に行く言い、大人しく守られてくれない。
「どうしたらいいんだ⋯。このままだと大人しくここに残ってくれないだろう。これでは部屋に結界を張っていても、アイリが動いてしまえば意味がない。」
一通り話しを聞いたジーニアとシークは、ルークの言いたい事も良く分かった。これ程溺愛しているアイリに、考えたくもないが万が一何かあれば⋯
皆取り乱すだろうが、ルークは恐らく『リーダー』と言う立場すら捨ててしまうだろう。
だが、ルークにそれは許されない。これは国をかけての任務であり、最も優先されるべきは聖獣の番奪還だからだ。
今回のエルモンド救出に関しても、リューン帝国で起こった誘拐事件との関連や、ライオネル公国との繋がりを紐付ける情報収集の一環に他ならない。
そこでイレギュラーな存在『謎の少年』が現れた。これをこのまま放置する訳にもいかないからと、無理くり理由を付けてミリーナ達の魔法解呪の為エルフの里に行く事を決めたのだ。
ここで解呪方法が見つからなければ⋯
最悪、ミリーナとシロちゃんはこのまま置いていくしかない。
そんな非情な決断をしなければならないリーダーと言う役割を持つルークが、私情で任務を滞らせる訳にはいかないのだ。例え、もしあの時眠らされてたのがアイリであったとしても⋯⋯
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