10 / 59
番外編
チョコを巡る仁義なき戦い 前編
しおりを挟む
【女神様、優里亜視点】
「ねぇねぇ女神様?この世界にチョコレートってあるの?」
「チョコレート?⋯あぁ、あの黒くて甘い食べ物ね!確かあったと思うけど、かなり希少で高級品だから中々手に入らなかったと思うわ。」
「そこはアイリちゃんの為なら何とかしてくれる過保護者が沢山いるから大丈夫よ!早速お手紙、お手紙⋯♪♪」
「ちょっ、優里亜⋯⋯。まぁ、元々ある食材だし、問題ない⋯のかしら?」
◇◇◇◇◇
2月14日
この日、朝からギルドの厨房では甘ったるい匂いが立ち込めていた。
「この甘ったるい匂いは何だ?」
「アイリちゃん達が何か作ってるらしいわよ。」
「また何か面白い事やってるのか?」
ギルドのお姉さんも冒険者達も興味津々で厨房を眺めている。
事の始まりは、例のサンタさんから届いたお手紙。
何でもこの時期、日頃の感謝や愛情を伝える為に大好きな人にチョコを贈るらしい。
そしてそのチョコは手作りで渡すと更に喜ばれるんだとか。
その手紙を見たルークは、直ぐ様チョコレートを仕入れる為兄である国王陛下に協力を仰いだ。
リンカルトは迷う事なく希少なチョコレートを大量に仕入れ、カンザックのギルドへと送ってきた。
対価は勿論アイリの手作りチョコだ。
そして手紙には『簡単手作りチョコレシピ』なるものが同封されており、事情をシリウスに説明して今日は朝からギルドの厨房を貸して貰っているのだ。
対価は勿論⋯⋯。
そしていつもアイリにおやつを作ってくれるウルドや他の厨房メンバーにも手伝って貰いながら、チョコを使ったお菓子を作っていくことに。
今回集まった女子メンバーはアイリとミリーナとリオとララ。ラビとルイザはラッピングする材料を買いに出掛けており、後から合流する事に。
まずはサンタさんの手紙に同封されていたレシピから、トリュフチョコなるものを作っていく。
まずウルドが細かく刻んだチョコをボウルに入れ、アイリが湯煎で溶かしながら混ぜていく。アイリが火傷しないように気を配り、チョコが溢れないようにボウルを抑えるのはリオの仕事だ。
その様子を厨房の皆が心配そうに見守る。
チョコが溶けてきた所で、人肌程度に温めた生クリームを少しずつ入れて混ぜていく。
「うんしょ⋯⋯うんしょ⋯⋯」
「アイリ⋯疲れただろ?そろそろ代わろうか?」
リオは心配そうに声を掛ける。
アイリの小さな手でヘラを持って必死に混ぜているが、何せ量も多く中々の重労働だ。何度も交代を申し出るが、アイリは頑なに自分で作るのだと譲らなかった。
そこへ他の作業をしていたミリーナがやってきて、アイリにしか出来ない作業があるから手伝って欲しいと言う。
「アイリにしかできないことぉ?なんでしゅか~?」
「さっきクッキーの生地を作ったから、その型抜きをお願いしたくて。アイリちゃんが型抜きしたってことが大事なの。こっちのチョコは、あとで丸める時に皆で一緒にやりましょう。」
「分かったのー!」
アイリはミリーナに連れられて別のテーブルに用意されていたクッキー生地の型抜きをし始めた。
ミリーナはアイリを連れて行く際に、コソッと「リオちゃん、こっちはお願いね」と耳打ちするのを忘れずに。
これにはリオも思わず感心して呟いた。
「流石お世話係⋯誘導が上手。」
そこへラッピングの材料を買ってきたラビとルイザが帰ってきた。
「ん~いい匂い~♡」
「買ってきたラッピングの材料はこっちに置いておきますね。」
そう言いながら、二人は早速お菓子作りに加わった。
型抜きし終わったクッキーを焼いている間に、リオが引き継いで冷やしておいたチョコを手分けして丸めていく。
それぞれ途中でいくつか形を変えた特別なチョコもこっそり作りつつ⋯。
そんな事を知らないアイリも特別チョコを作ってしまった。
これが後に大事件を巻き起こす。
さて、こうしてチョコのお菓子を大量に作ったアイリ達は、ギルドのお姉さん達にも手伝ってもらいながらラッピングしていく。
皆に渡す用には、クッキーに溶かしたチョコでデコレーションをしたものを。
身近でお世話になっている冒険者のメンバーにはトリュフを。
流石に、希少なチョコを大量に使ったトリュフを全員に配る程数は作れなかったのだ。
リンカルトへ渡す分は別にして残しておき、まずは今か今かと心待ちにギルドの外にまで行列をなして待っている町の人や冒険者達に、女性陣が手分けしてクッキーを配っていく。
アイリの手渡しとなるとそこにだけ行列ができる事は前回のイベントで学んだ事だ。
今回は全体のチョコ作りにアイリを参加させる事で全員に不平不満が出ないようにし、公平に配る事にした。
アイリは隣に座って皆に手を振っている。
こうしてチョコクッキーを無事に配り終えると、今度は女性陣がソワソワし始めた。
これからは個人的に渡したい相手にチョコを渡すからだ。
「それじゃ皆、健闘を祈るわっ!」
ラビの声掛けで、いつの間にか結成されていた適齢期のお姉様方集団が、それぞれラッピングされたチョコを大事そうに抱えてギルドを後にした。
「それじゃ私達も渡しに行きましょうか?」
既に番のいるルイザは、自分の冒険者メンバー用にクッキーを。リヒトには甘さ控えめのトリュフを用意していた。
ラビもどうやらクッキーを渡すようだ。
「あれ?アイリちゃんそれは?」
アイリのチョコを心待ちにしている男性陣は多く、いつものパーティーメンバーには勿論のこと、獣人冒険者であるデュランとウルドとグランとルイ。それにクリスとリヒトとタモにも手渡しを予定している。
だが皆にも公平になるよう中身は同じ物の筈だった。
それが1つだけ、明らかに他とラッピングが違うものがあることにルイザが気付いた。
「こりぇはね、とくべつにちゅくったの。」
にっこりと純粋な天使の笑みを浮かべたアイリの爆弾発言に、その場に残っていたメンバーがザワザワ騒ぎ始めた。
「今、アイリちゃん特別って言った?」
「いや、でもきっとルークさんのことだろ?」
「でも、万が一それがルークさんのじゃなかったら⋯?」
ポソッと呟かれた最後の言葉に、ピシッと場は固まった。
「「「絶対相手消されるーーーっ!!」」」
そんな騒動がギルド内で巻き起こっていたが、触らぬ神に祟りなしとでも言うように、誰もそのチョコを渡す相手が誰なのかアイリに聞けず、楽しそうにチョコの入った袋を抱えたアイリをただ黙って見送った。
※節分イベントの際は案を頂いていたのにすっかり忘れており⋯
今回は何とか間に合わせたつもりですが、思いの外長文になってしまい、前編・後編に分けました。
さて、アイリの『特別チョコ』は一体誰の手に⋯⋯(笑)
「ねぇねぇ女神様?この世界にチョコレートってあるの?」
「チョコレート?⋯あぁ、あの黒くて甘い食べ物ね!確かあったと思うけど、かなり希少で高級品だから中々手に入らなかったと思うわ。」
「そこはアイリちゃんの為なら何とかしてくれる過保護者が沢山いるから大丈夫よ!早速お手紙、お手紙⋯♪♪」
「ちょっ、優里亜⋯⋯。まぁ、元々ある食材だし、問題ない⋯のかしら?」
◇◇◇◇◇
2月14日
この日、朝からギルドの厨房では甘ったるい匂いが立ち込めていた。
「この甘ったるい匂いは何だ?」
「アイリちゃん達が何か作ってるらしいわよ。」
「また何か面白い事やってるのか?」
ギルドのお姉さんも冒険者達も興味津々で厨房を眺めている。
事の始まりは、例のサンタさんから届いたお手紙。
何でもこの時期、日頃の感謝や愛情を伝える為に大好きな人にチョコを贈るらしい。
そしてそのチョコは手作りで渡すと更に喜ばれるんだとか。
その手紙を見たルークは、直ぐ様チョコレートを仕入れる為兄である国王陛下に協力を仰いだ。
リンカルトは迷う事なく希少なチョコレートを大量に仕入れ、カンザックのギルドへと送ってきた。
対価は勿論アイリの手作りチョコだ。
そして手紙には『簡単手作りチョコレシピ』なるものが同封されており、事情をシリウスに説明して今日は朝からギルドの厨房を貸して貰っているのだ。
対価は勿論⋯⋯。
そしていつもアイリにおやつを作ってくれるウルドや他の厨房メンバーにも手伝って貰いながら、チョコを使ったお菓子を作っていくことに。
今回集まった女子メンバーはアイリとミリーナとリオとララ。ラビとルイザはラッピングする材料を買いに出掛けており、後から合流する事に。
まずはサンタさんの手紙に同封されていたレシピから、トリュフチョコなるものを作っていく。
まずウルドが細かく刻んだチョコをボウルに入れ、アイリが湯煎で溶かしながら混ぜていく。アイリが火傷しないように気を配り、チョコが溢れないようにボウルを抑えるのはリオの仕事だ。
その様子を厨房の皆が心配そうに見守る。
チョコが溶けてきた所で、人肌程度に温めた生クリームを少しずつ入れて混ぜていく。
「うんしょ⋯⋯うんしょ⋯⋯」
「アイリ⋯疲れただろ?そろそろ代わろうか?」
リオは心配そうに声を掛ける。
アイリの小さな手でヘラを持って必死に混ぜているが、何せ量も多く中々の重労働だ。何度も交代を申し出るが、アイリは頑なに自分で作るのだと譲らなかった。
そこへ他の作業をしていたミリーナがやってきて、アイリにしか出来ない作業があるから手伝って欲しいと言う。
「アイリにしかできないことぉ?なんでしゅか~?」
「さっきクッキーの生地を作ったから、その型抜きをお願いしたくて。アイリちゃんが型抜きしたってことが大事なの。こっちのチョコは、あとで丸める時に皆で一緒にやりましょう。」
「分かったのー!」
アイリはミリーナに連れられて別のテーブルに用意されていたクッキー生地の型抜きをし始めた。
ミリーナはアイリを連れて行く際に、コソッと「リオちゃん、こっちはお願いね」と耳打ちするのを忘れずに。
これにはリオも思わず感心して呟いた。
「流石お世話係⋯誘導が上手。」
そこへラッピングの材料を買ってきたラビとルイザが帰ってきた。
「ん~いい匂い~♡」
「買ってきたラッピングの材料はこっちに置いておきますね。」
そう言いながら、二人は早速お菓子作りに加わった。
型抜きし終わったクッキーを焼いている間に、リオが引き継いで冷やしておいたチョコを手分けして丸めていく。
それぞれ途中でいくつか形を変えた特別なチョコもこっそり作りつつ⋯。
そんな事を知らないアイリも特別チョコを作ってしまった。
これが後に大事件を巻き起こす。
さて、こうしてチョコのお菓子を大量に作ったアイリ達は、ギルドのお姉さん達にも手伝ってもらいながらラッピングしていく。
皆に渡す用には、クッキーに溶かしたチョコでデコレーションをしたものを。
身近でお世話になっている冒険者のメンバーにはトリュフを。
流石に、希少なチョコを大量に使ったトリュフを全員に配る程数は作れなかったのだ。
リンカルトへ渡す分は別にして残しておき、まずは今か今かと心待ちにギルドの外にまで行列をなして待っている町の人や冒険者達に、女性陣が手分けしてクッキーを配っていく。
アイリの手渡しとなるとそこにだけ行列ができる事は前回のイベントで学んだ事だ。
今回は全体のチョコ作りにアイリを参加させる事で全員に不平不満が出ないようにし、公平に配る事にした。
アイリは隣に座って皆に手を振っている。
こうしてチョコクッキーを無事に配り終えると、今度は女性陣がソワソワし始めた。
これからは個人的に渡したい相手にチョコを渡すからだ。
「それじゃ皆、健闘を祈るわっ!」
ラビの声掛けで、いつの間にか結成されていた適齢期のお姉様方集団が、それぞれラッピングされたチョコを大事そうに抱えてギルドを後にした。
「それじゃ私達も渡しに行きましょうか?」
既に番のいるルイザは、自分の冒険者メンバー用にクッキーを。リヒトには甘さ控えめのトリュフを用意していた。
ラビもどうやらクッキーを渡すようだ。
「あれ?アイリちゃんそれは?」
アイリのチョコを心待ちにしている男性陣は多く、いつものパーティーメンバーには勿論のこと、獣人冒険者であるデュランとウルドとグランとルイ。それにクリスとリヒトとタモにも手渡しを予定している。
だが皆にも公平になるよう中身は同じ物の筈だった。
それが1つだけ、明らかに他とラッピングが違うものがあることにルイザが気付いた。
「こりぇはね、とくべつにちゅくったの。」
にっこりと純粋な天使の笑みを浮かべたアイリの爆弾発言に、その場に残っていたメンバーがザワザワ騒ぎ始めた。
「今、アイリちゃん特別って言った?」
「いや、でもきっとルークさんのことだろ?」
「でも、万が一それがルークさんのじゃなかったら⋯?」
ポソッと呟かれた最後の言葉に、ピシッと場は固まった。
「「「絶対相手消されるーーーっ!!」」」
そんな騒動がギルド内で巻き起こっていたが、触らぬ神に祟りなしとでも言うように、誰もそのチョコを渡す相手が誰なのかアイリに聞けず、楽しそうにチョコの入った袋を抱えたアイリをただ黙って見送った。
※節分イベントの際は案を頂いていたのにすっかり忘れており⋯
今回は何とか間に合わせたつもりですが、思いの外長文になってしまい、前編・後編に分けました。
さて、アイリの『特別チョコ』は一体誰の手に⋯⋯(笑)
85
お気に入りに追加
8,921
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています
ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら
目の前に神様がいて、
剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに!
魔法のチート能力をもらったものの、
いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、
魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ!
そんなピンチを救ってくれたのは
イケメン冒険者3人組。
その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに!
日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。
『自重』を忘れた者は色々な異世界で無双するそうです。
もみクロ
ファンタジー
主人公はチートです!イケメンです!
そんなイケメンの主人公が竜神王になって7帝竜と呼ばれる竜達や、
精霊に妖精と楽しくしたり、テンプレ入れたりと色々です!
更新は不定期(笑)です!戦闘シーンは苦手ですが頑張ります!
主人公の種族が変わったもしります。
他の方の作品をパクったり真似したり等はしていないので
そういう事に関する批判は感想に書かないで下さい。
面白さや文章の良さに等について気になる方は
第3幕『世界軍事教育高等学校』から読んでください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夫婦で異世界に召喚されました。夫とすぐに離婚して、私は人生をやり直します
もぐすけ
ファンタジー
私はサトウエリカ。中学生の息子を持つアラフォーママだ。
子育てがひと段落ついて、結婚生活に嫌気がさしていたところ、夫婦揃って異世界に召喚されてしまった。
私はすぐに夫と離婚し、異世界で第二の人生を楽しむことにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる