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第ニ章 記憶喪失の転生幼女〜幼女×モフモフは最強説!?
アイリの新しい過保護者
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一同は、魔法などを主に練習する鍛錬場へとやってきた。
獣人である彼等の能力を見るのならもう一つの鍛錬場を利用した方がいいのだろうが、いつも防音と認識阻害の結界を張っている為、この際どうとでもなる。
勿論アイリも今回の任務に参加するのだから当然この場にいるのだが、獣人の皆は先程から心配そうにチラチラ見ている。
「その⋯アイリも冒険者登録をして、ここで皆にも認められていると言うことは理解したんだが⋯。やはり、アイリには今回の任務危険すぎないか?どうしても連れて行くのか?」
仲間の意を汲んで、ここはリーダーのデュランが代弁する。
いくらアイリに多重の装備をつけさせているとは言っても、何があるか分からない。仲間が傷付くこともあるし、相手を傷付けることだってある。
今までは魔獣相手だったかもしれないが、今回の任務にはライオネル公国の人間が関わっている。人が人を傷付けるなんて場面を、アイリに見せたくはなかった。
そしてデュランの一番の懸念は、自分達が獣型なった時に怖がられるのではないかと言う事だった。
ラビやルイとララなどの可愛さがある獣人ならいいが、ウルドは犬でも大型の厳つい種類だし、グランも大型の猛禽類だ。そしてデュランは肉食獣の豹である。
獰猛な姿で戦う所をこんな幼子に見られるのはどうしても憚られた。
正直、ここでアイリに拒絶でもされたら任務に支障をきたすレベルで皆のモチベーションが下がるだろう事は予想できる。
だがデュランの言葉は聞き入れられなかった。
「お前達の懸念も分かるが、先程も説明した通りアイリはれっきとした俺達のパーティーメンバーであり冒険者だ。一人だけ置いていく訳には行かない。それに俺がずっと側にいれなくても、アイリを守れると信頼した者でこのチームを作っている。今更他の者にアイリを任せられないんだ。それと先に伝えておくが⋯アイリは弱くないぞ。」
ルークの言葉に、アレク達は「いいのか?」と言う表情を見せたが、先程のデュラン達の反応を見ても、アイリに害となる事はまずしないだろうと思われた。
そしてアイリを心配する気持ちは自分達と同じだ。
それならばいっそ味方に引き入れてしまった方が、アイリを守る意味でも連携が取りやすいだろうと判断したのだ。
どこまで伝えるかは今後の状況も見ながらになるが、既にジーニアとはある程度話し合っており、ひとまずアイリの属性と身を守る術は持っていることを伝え少しでも安心させようと言うことになった。
「アイリの事に関してはうちのメンバーにも念書を貰っている。これ以上のことは、そちらもアイリを守る為に同じだけの覚悟を持って貰う必要があるが、どうする?」
ルークの言葉にデュラン達は互いの顔を見合い、全員が大きく頷くと代表してデュランが言葉を返した。
「俺達も念書を交わそう。それに、任務の依頼内容以外の事まで態々国に報告する義務はないからな。」
その言い方に、ルークも思わず笑ってしまった。
どうやらアイリは、国への報告よりも重要視される程この獣人パーティーに気に入られたらしい。
それからシークに影魔法でシリウスへと連絡して貰い、以前と同じ念書を貰ってきてもらった。
実はこのシーク、聖獣の加護を受けて以来魔力の心配も無くなった事から、どんどん魔法が進化していった。
そして操っているシーク自身の魔法センスもある事から、今では欠かせない戦力となっている。
先程の影魔法も、シリウスの魔力を感知し(そこからして既に規格外なのだが)その影と自分の影を繋いで『シャドー君(仮)』を伝令係として自由に移動させて連絡をとると言う手法だ。
これは、メンバー全員と連絡出来るようになっている。
そして影の大きさに収まる物であればシャドー君(仮)に頼んで、例えば手紙のやり取りなども可能なのだ。
これには闇属性持ちで、膨大な魔力と繊細な魔力コントロールが必須である為、今の所使えるのはシークしかいない。
(この時はまだ、実はアイリも使えるようになっていた事を誰も知らなかった⋯)
これを若干13歳の少年が編み出したと言うのだから、正しくシークは天才である。
さて話は戻り、獣人パーティーの全員から念書を貰い、改めてアイリの属性や扱える魔法(一部)について話した。
「アイリの属性は水属性と、実は聖属性も持っている。」
「「聖属性!!?」」
「⋯更に闇属性も持っている。」
「「「「はっ!???」」」」
ルークの説明に最初声を上げたのは、鼠の獣人であるララとルイだ。そして更に続けられたルークの言葉に、何とか耐えていた他の獣人達も声を発さずにはいられなかった。
それもそうだろう。アレクやサニア達他のメンバーも、最初話を聞いた時は何かの聞き間違いかと思ったのだから。
「これは、この国でも一部の者しか知らない極秘案件だ。ちなみに、他に知っているのは国王陛下とギルド長のシリウス、ギルド職員のアリシアだけだ。」
獣人メンバーは唖然とした表情で、今はミリーナの隣で手を繋いで大人しくしているアイリを見つめた。
急に見られたアイリがコテン?と不思議そうに首を傾げると、またもや「うっ⋯」と唸り声が聞こえてきたが、獣人メンバーは何とか皆耐えていた。
「これは⋯ルークさん達が念書を必要とする意味も分かるな。こんな事が良からぬ者に知られれば、確実にアイリが危険だからな。」
デュランの言葉に、他の獣人メンバーも頷く。
「だからこそ、アイリには人前では水魔法しか使わないように約束させている。あとは基本的に自己防衛魔法を俺とジーニアが徹底的に覚えさせているから、対物・対魔法結界は完璧だ。」
S級冒険者と元王宮魔道士合作の結界の威力は、聞かずとも分かる。
既に過保護者メンバーへと仲間入りを果たした獣人達は、とてもイイ顔で頷いていた。
「あぁそれから、この際だから言っておくとアイリとシークには聖獣白虎様からの加護がついている。だから、アイリの場合心配されていた魔力反発の不安もほぼ無くなった。」
⋯この際だからとどんどん爆弾を投下していくルークだが、もう全てを受け入れる菩薩の様な境地にいる獣人メンバーは、言葉のままに受け止めた。
この様子なら、今後アイリが何かやらかしたとしてもきっと大丈夫だろう。
その後、ルーク達の扱える魔法をある程度説明しながら実際に見せ、獣人達にも獣型を見せてもらうことになった。
初めにラビやララとルイなど受け入れられやすい者から獣型となり、様子を見てウルドやグランも獣型となった。
アイリはもふもふに囲まれて嬉しそうにしており、ウルドも平気で撫でていた。
鷹のグランに至っては目をキラキラにしたアイリに「カッコいいのー!」と言われている。グランはちょっと恥ずかしそうに顔を背けているのだが、きっとアイリ達にはあの表情は伝わっていないだろう。
最後に覚悟を決めてデュランが獣型の豹になると、アイリは目を真ん丸にして固まった。
(やはり⋯怖がられるか⋯)
シュンと耳と尻尾を下げてしまったデュランに、アイリは叫んで飛びついた。
「デュランしゃん⋯⋯とってもきれーなのっ!!」
「⋯っ!?」
アイリの反応に今度はデュランが固まってしまった。
グレーの瞳に、光に当たってキラキラ輝く金に近い茶毛の豹にであるデュランに、アイリは躊躇いもなく「綺麗」と言って抱き着いのだ。
流石に獣型とは言え異性であるデュランに抱き着いたアイリを、素早くルークが回収した。
「アイリ、急に抱き着くと驚くだろう?あと、シロがヤキモチを焼くぞ?」
そう言ってシロの方を見せると、お座りをしているが尻尾をタシーンタシーンと地面に叩きつけていた。
「シロちゃんもだいしゅきだよー。おいでー。」
そう言ってアイリに抱っこされると、途端にご機嫌に尻尾を揺らすシロちゃん。
その様子に、獣人達もホッと胸を撫で下ろした。
流石に聖獣の子供であるシロちゃんに敵視されたくはないという、獣の本能が働いた。
その後、シロちゃんと獣人達の間でどの様な話し合いがあったのかは知らないが、アイリが喜ぶからとたまに獣型になって『モフモフする会』が開かれる事になったとか。
こうして獣人パーティーとアイリ達の親睦は深まっていった。
獣人である彼等の能力を見るのならもう一つの鍛錬場を利用した方がいいのだろうが、いつも防音と認識阻害の結界を張っている為、この際どうとでもなる。
勿論アイリも今回の任務に参加するのだから当然この場にいるのだが、獣人の皆は先程から心配そうにチラチラ見ている。
「その⋯アイリも冒険者登録をして、ここで皆にも認められていると言うことは理解したんだが⋯。やはり、アイリには今回の任務危険すぎないか?どうしても連れて行くのか?」
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そしてデュランの一番の懸念は、自分達が獣型なった時に怖がられるのではないかと言う事だった。
ラビやルイとララなどの可愛さがある獣人ならいいが、ウルドは犬でも大型の厳つい種類だし、グランも大型の猛禽類だ。そしてデュランは肉食獣の豹である。
獰猛な姿で戦う所をこんな幼子に見られるのはどうしても憚られた。
正直、ここでアイリに拒絶でもされたら任務に支障をきたすレベルで皆のモチベーションが下がるだろう事は予想できる。
だがデュランの言葉は聞き入れられなかった。
「お前達の懸念も分かるが、先程も説明した通りアイリはれっきとした俺達のパーティーメンバーであり冒険者だ。一人だけ置いていく訳には行かない。それに俺がずっと側にいれなくても、アイリを守れると信頼した者でこのチームを作っている。今更他の者にアイリを任せられないんだ。それと先に伝えておくが⋯アイリは弱くないぞ。」
ルークの言葉に、アレク達は「いいのか?」と言う表情を見せたが、先程のデュラン達の反応を見ても、アイリに害となる事はまずしないだろうと思われた。
そしてアイリを心配する気持ちは自分達と同じだ。
それならばいっそ味方に引き入れてしまった方が、アイリを守る意味でも連携が取りやすいだろうと判断したのだ。
どこまで伝えるかは今後の状況も見ながらになるが、既にジーニアとはある程度話し合っており、ひとまずアイリの属性と身を守る術は持っていることを伝え少しでも安心させようと言うことになった。
「アイリの事に関してはうちのメンバーにも念書を貰っている。これ以上のことは、そちらもアイリを守る為に同じだけの覚悟を持って貰う必要があるが、どうする?」
ルークの言葉にデュラン達は互いの顔を見合い、全員が大きく頷くと代表してデュランが言葉を返した。
「俺達も念書を交わそう。それに、任務の依頼内容以外の事まで態々国に報告する義務はないからな。」
その言い方に、ルークも思わず笑ってしまった。
どうやらアイリは、国への報告よりも重要視される程この獣人パーティーに気に入られたらしい。
それからシークに影魔法でシリウスへと連絡して貰い、以前と同じ念書を貰ってきてもらった。
実はこのシーク、聖獣の加護を受けて以来魔力の心配も無くなった事から、どんどん魔法が進化していった。
そして操っているシーク自身の魔法センスもある事から、今では欠かせない戦力となっている。
先程の影魔法も、シリウスの魔力を感知し(そこからして既に規格外なのだが)その影と自分の影を繋いで『シャドー君(仮)』を伝令係として自由に移動させて連絡をとると言う手法だ。
これは、メンバー全員と連絡出来るようになっている。
そして影の大きさに収まる物であればシャドー君(仮)に頼んで、例えば手紙のやり取りなども可能なのだ。
これには闇属性持ちで、膨大な魔力と繊細な魔力コントロールが必須である為、今の所使えるのはシークしかいない。
(この時はまだ、実はアイリも使えるようになっていた事を誰も知らなかった⋯)
これを若干13歳の少年が編み出したと言うのだから、正しくシークは天才である。
さて話は戻り、獣人パーティーの全員から念書を貰い、改めてアイリの属性や扱える魔法(一部)について話した。
「アイリの属性は水属性と、実は聖属性も持っている。」
「「聖属性!!?」」
「⋯更に闇属性も持っている。」
「「「「はっ!???」」」」
ルークの説明に最初声を上げたのは、鼠の獣人であるララとルイだ。そして更に続けられたルークの言葉に、何とか耐えていた他の獣人達も声を発さずにはいられなかった。
それもそうだろう。アレクやサニア達他のメンバーも、最初話を聞いた時は何かの聞き間違いかと思ったのだから。
「これは、この国でも一部の者しか知らない極秘案件だ。ちなみに、他に知っているのは国王陛下とギルド長のシリウス、ギルド職員のアリシアだけだ。」
獣人メンバーは唖然とした表情で、今はミリーナの隣で手を繋いで大人しくしているアイリを見つめた。
急に見られたアイリがコテン?と不思議そうに首を傾げると、またもや「うっ⋯」と唸り声が聞こえてきたが、獣人メンバーは何とか皆耐えていた。
「これは⋯ルークさん達が念書を必要とする意味も分かるな。こんな事が良からぬ者に知られれば、確実にアイリが危険だからな。」
デュランの言葉に、他の獣人メンバーも頷く。
「だからこそ、アイリには人前では水魔法しか使わないように約束させている。あとは基本的に自己防衛魔法を俺とジーニアが徹底的に覚えさせているから、対物・対魔法結界は完璧だ。」
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既に過保護者メンバーへと仲間入りを果たした獣人達は、とてもイイ顔で頷いていた。
「あぁそれから、この際だから言っておくとアイリとシークには聖獣白虎様からの加護がついている。だから、アイリの場合心配されていた魔力反発の不安もほぼ無くなった。」
⋯この際だからとどんどん爆弾を投下していくルークだが、もう全てを受け入れる菩薩の様な境地にいる獣人メンバーは、言葉のままに受け止めた。
この様子なら、今後アイリが何かやらかしたとしてもきっと大丈夫だろう。
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シュンと耳と尻尾を下げてしまったデュランに、アイリは叫んで飛びついた。
「デュランしゃん⋯⋯とってもきれーなのっ!!」
「⋯っ!?」
アイリの反応に今度はデュランが固まってしまった。
グレーの瞳に、光に当たってキラキラ輝く金に近い茶毛の豹にであるデュランに、アイリは躊躇いもなく「綺麗」と言って抱き着いのだ。
流石に獣型とは言え異性であるデュランに抱き着いたアイリを、素早くルークが回収した。
「アイリ、急に抱き着くと驚くだろう?あと、シロがヤキモチを焼くぞ?」
そう言ってシロの方を見せると、お座りをしているが尻尾をタシーンタシーンと地面に叩きつけていた。
「シロちゃんもだいしゅきだよー。おいでー。」
そう言ってアイリに抱っこされると、途端にご機嫌に尻尾を揺らすシロちゃん。
その様子に、獣人達もホッと胸を撫で下ろした。
流石に聖獣の子供であるシロちゃんに敵視されたくはないという、獣の本能が働いた。
その後、シロちゃんと獣人達の間でどの様な話し合いがあったのかは知らないが、アイリが喜ぶからとたまに獣型になって『モフモフする会』が開かれる事になったとか。
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