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第一章 記憶喪失の転生幼女〜ギルドで保護され溺愛される
アイリロス症候群
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アイリとルークが出ていった後のギルドでは、ギルド職員達の溜息が増え、見るからにやる気がなくなっていた。
「はぁ⋯アイリちゃん⋯」
「もう朝のあの光景も見れないのね⋯」
「癒し⋯俺に癒やしを⋯」
その様子に苦笑しながらも、自身もどこかポッカリと穴が空いてしまったような、そんな気持ちを隠せないシリウスとアリシア。
「これは、暫くアイリちゃんロスが続きそうですね⋯」
「ギルド長、ちなみに厨房でも同じ現象が起こっています⋯」
食堂でも、明らかに皆の覇気がない。
いつもは聞こえてくる筈の厨房の喧騒も聞こえず、皆が無言で黙々と料理を作っていた。
彼らだってプロだ。仕事の手を休める事はない。ないのだが⋯
たまに、ある一画に置いてある写真立てを見ては、いつも座っていた食堂の席に目をやり、そこに居るはずの癒しが居ない現実に打ちひしがれ⋯⋯また黙々と手を動かす。この繰り返し。
「⋯これは重症ですね⋯」
「ルークさんに、相談してみます?」
その頃アイリとルークは、新しい家で初めての朝ご飯を食べていた。
最初全てルークが作ろうとしていたのだが、どうしても肉や濃い味付けの男飯になってしまう為悩んでいた。
そこへアイリが隣に立って指示を出し、ルークの切った野菜やお肉を鍋に入れ、煮立たせる。
料理人と仲良くなったアイリは、よく調理をする光景を見ていた為作り方を自然と覚えていたのだ。
「ルークしゃん、あれ入れてくだしゃい。⋯それくりゃいでしゅ。つぎは⋯」
こうしてアイリの指導の元出来上がったのが、野菜とお肉たっぷりスープ(味付けアイリ)・半熟目玉焼きとカリカリベーコン(焼き加減アイリ監修)・ふわふわパン(ご近所のパン屋作)・アイリのちぎった野菜サラダ。
「いただきます。」
「いただきましゅ。」
二人で頑張って作った朝ご飯は、優しい味がした。
それから出掛ける準備をして、家の扉を開けたところ⋯
「おはようございます、アイリ様。ルーク殿。」
「ぉ、ぉはよぅ⋯アイリ。」
目の前にジーニアとシークが立っていた。
「⋯何故、ここにいるのです?」
「あー!ジーニャしゃんとシークしゃんだぁ。どぉしたのー?おはよー。」
ルークは折角のアイリとの時間を邪魔され不機嫌だったが、アイリは朝から二人に会えて喜んでいる。
「ははっ、そんなあからさまに不機嫌な顔をしないで下さい、ルーク殿。この子がシーク。昨日会えなかったので、ご挨拶をと思って来たのです。」
そうして紹介されたシークは、小さな声でルークに挨拶をした。
「は、はじめまして⋯シークです⋯」
「あぁ。俺は冒険者をしているルークだ。君が昨日アイリに闇魔法を教えてくれたんだって?アイリが楽しそうに話していたよ。」
「シークしゃん、しゅごいのー!」
昨日この家で過ごしながら、どんな練習をしたのかアイリに話を聞いていたルークは、シークは人見知りとも聞いていたので特段その小声でも気にはならなかった⋯⋯が、二人の距離が近くないか?
シークに駆け寄ってニコニコしているアイリに、たじたじになっているシークの表情は見えないが、恐らく真っ赤だろう。
ルークは無言でアイリを抱き上げると、シークに牽制した。
「俺はアイリの親代わりだ。これからは俺もアイリの魔法の練習に付き合うから、宜しくな。」
そんなルークの態度に、ジーニアも苦笑を浮かべるしかない。
こうして四人で鍛錬場を利用しようとギルドに向かうと、そこには待ってましたとばかりにシリウスとアリシアが出迎えてくれた。そのあまりの迫力に、流石のルークもたじろぐ程だ。
「ど、どうしたんだ⋯?」
「「アイリちゃんを少しの間貸してください!!」」
事情を聞くと、このままでは仕事が回らないから皆に顔を見せるだけでいいのでアイリを貸してほしい、との事だった。
「アイリ様は人気者ですからね~。保護者殿は、心配が尽きませんね?」
「アイリ、皆にあいしゃちゅしてくるね~」
アイリの挨拶周りだけで午前中の時間が潰れた。
結局そのまま食堂でお昼を食べる事になり、そこでもまた張り切った料理人達が次々とアイリの好物を運んでくる。
「⋯こんなにたべりぇないの⋯」
「⋯魔法の練習の後、残りをまた食べに来よう⋯」
残りを夜用に分けて保管してもらい、また食べにくるからと約束をしてやっと鍛錬場へと向かった。
到着すると、他にも何人か魔法の練習をしている冒険者がちらほらいた。
ルーク達は隅の方で、いつものように認識阻害と防音の結界を張り練習をする。
「ではまず、昨日の復習からです。『影使い』をしてみましょう。ルーク殿は初めてだと思いますので、まずはシークから。」
「はぃ⋯『シャドーウルフ』『シャドーバード』」
地面から出てきた影の狼と鳥に驚くルーク。
「続いてアイリ様。」
「あいっ。わんわんっ!」
ピョコンっと地面から可愛らしい子犬の影が現れ、ほっこりと表情を崩すルーク。
「たった一日⋯数時間教えただけでここまで出来るようになったのですよ。ちなみにこれは影魔法をアレンジしたシークのオリジナル魔法なのですが、習得するのに一週間程かかりました。」
「凄いなアイリ。うちのアイリは天才だ。」
ルークは最早ただの親バカだ。
「⋯アイリ様は確かに天才ですが、うちのシークも天才です。」
爺バカも参戦してきた。
それは放置して、影魔法には他にもいくつかある為、今日はその中でもアイリの護身に使えそうなものを練習していく。
「まずは『影縛り』ですが、こちらは影を使って相手を拘束する魔法です。シーク、お願いします。」
「⋯『影縛り』」
目の前の的となった太い丸太に、黒い影が蛇のように巻き付いていく。
「こうやって影を巻き付けることで、相手を拘束する事ができます。次に『影渡り』ですが、こちらもシークお願いします。」
「『影渡り』」
シークがそう言うと、足元の影にトプンッと落ちていった。まるで水に落ちるかの様に影に入り、その姿は消えてしまった。
「シークしゃん、きえちゃったのー!」
心配そうに叫ぶアイリの横から、声をかけられる。
「アイリ⋯ここだよ。」
声の方に顔を向けると、ジーニアの影からシークがするりと出てきた。
「驚かせてしまいましたね。これが『影渡り』です。認識したものの影から影へと移動する事ができます。人の影でも、物影でも、影があればどこでも移動可能です。この二つを覚えれば、万が一アイリ様が危険に晒されても相手を拘束して、逃げる事ができます。まず第一に、自分の身を守って逃げる事を優先するのです。」
アイリには人や魔獣であっても、相手を傷付ける魔法は使って欲しくない保護者一同の総意の元、徹底した自己防衛魔法を教え込んでいる。
⋯既に初日に覚えた最強結界があるのだが⋯⋯念には念を入れて。
徹底した過保護だ。
まずは『影縛り』から練習していくことにした。
・・・・・・
・・・・
・・・
「少し休憩しましょうか。アイリ様、体調の変化などはありませんか?」
「あいっ、だいじょうぶでしゅ。」
「一旦結界を解こう。」
ルークが結界を解くと、タイミングよくアレクとミリーナがやって来た。
「皆さんお疲れ様です。そろそろ休憩かと思って、おやつ持ってきました。」
「飲み物もあるぞー!」
どうやら厨房の皆が張り切ってアイリにおやつを作ってくれたらしい。
鍛錬場にはちゃんと休憩スペースも設けられている為、そこに移動することにした。
ミリーナが持ってきた籠を開けると、そこには例の揚げドーナツの蜂蜜がけと甘さ控えめのバタークッキー、軽食にサンドウィッチ等が詰められていた。
「おいしそぉなのー!」
「⋯いぃ匂いするね。」
アイリとシークは早速お菓子に手を伸ばし、大人達はサンドウィッチを頬張る。
その間にミリーナは皆へお茶の準備をする。
「ミリーナ、何か手伝うか?」
「アレクさん。ありがとうございます。じゃあそちらの飲み物を配って頂けますか?」
「おう。」
ミリーナの淹れてくれたお茶を、アレクが配っていく。
「アイリちゃんにはこちらのジュースです。シーク君もジュースがいいですか?」
「ぁ⋯はい。お願いします⋯」
ここではシークも、もうフードは被っていない。未だに人が多い所ではフードを被ってしまうが、アイリの周りの人や、ギルドの皆の前では少しずつだが素顔を出している。
楽しそうに過ごすシークの姿を、ジーニアは優し気な表情で見守っていた。
「はぁ⋯アイリちゃん⋯」
「もう朝のあの光景も見れないのね⋯」
「癒し⋯俺に癒やしを⋯」
その様子に苦笑しながらも、自身もどこかポッカリと穴が空いてしまったような、そんな気持ちを隠せないシリウスとアリシア。
「これは、暫くアイリちゃんロスが続きそうですね⋯」
「ギルド長、ちなみに厨房でも同じ現象が起こっています⋯」
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いつもは聞こえてくる筈の厨房の喧騒も聞こえず、皆が無言で黙々と料理を作っていた。
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「⋯これは重症ですね⋯」
「ルークさんに、相談してみます?」
その頃アイリとルークは、新しい家で初めての朝ご飯を食べていた。
最初全てルークが作ろうとしていたのだが、どうしても肉や濃い味付けの男飯になってしまう為悩んでいた。
そこへアイリが隣に立って指示を出し、ルークの切った野菜やお肉を鍋に入れ、煮立たせる。
料理人と仲良くなったアイリは、よく調理をする光景を見ていた為作り方を自然と覚えていたのだ。
「ルークしゃん、あれ入れてくだしゃい。⋯それくりゃいでしゅ。つぎは⋯」
こうしてアイリの指導の元出来上がったのが、野菜とお肉たっぷりスープ(味付けアイリ)・半熟目玉焼きとカリカリベーコン(焼き加減アイリ監修)・ふわふわパン(ご近所のパン屋作)・アイリのちぎった野菜サラダ。
「いただきます。」
「いただきましゅ。」
二人で頑張って作った朝ご飯は、優しい味がした。
それから出掛ける準備をして、家の扉を開けたところ⋯
「おはようございます、アイリ様。ルーク殿。」
「ぉ、ぉはよぅ⋯アイリ。」
目の前にジーニアとシークが立っていた。
「⋯何故、ここにいるのです?」
「あー!ジーニャしゃんとシークしゃんだぁ。どぉしたのー?おはよー。」
ルークは折角のアイリとの時間を邪魔され不機嫌だったが、アイリは朝から二人に会えて喜んでいる。
「ははっ、そんなあからさまに不機嫌な顔をしないで下さい、ルーク殿。この子がシーク。昨日会えなかったので、ご挨拶をと思って来たのです。」
そうして紹介されたシークは、小さな声でルークに挨拶をした。
「は、はじめまして⋯シークです⋯」
「あぁ。俺は冒険者をしているルークだ。君が昨日アイリに闇魔法を教えてくれたんだって?アイリが楽しそうに話していたよ。」
「シークしゃん、しゅごいのー!」
昨日この家で過ごしながら、どんな練習をしたのかアイリに話を聞いていたルークは、シークは人見知りとも聞いていたので特段その小声でも気にはならなかった⋯⋯が、二人の距離が近くないか?
シークに駆け寄ってニコニコしているアイリに、たじたじになっているシークの表情は見えないが、恐らく真っ赤だろう。
ルークは無言でアイリを抱き上げると、シークに牽制した。
「俺はアイリの親代わりだ。これからは俺もアイリの魔法の練習に付き合うから、宜しくな。」
そんなルークの態度に、ジーニアも苦笑を浮かべるしかない。
こうして四人で鍛錬場を利用しようとギルドに向かうと、そこには待ってましたとばかりにシリウスとアリシアが出迎えてくれた。そのあまりの迫力に、流石のルークもたじろぐ程だ。
「ど、どうしたんだ⋯?」
「「アイリちゃんを少しの間貸してください!!」」
事情を聞くと、このままでは仕事が回らないから皆に顔を見せるだけでいいのでアイリを貸してほしい、との事だった。
「アイリ様は人気者ですからね~。保護者殿は、心配が尽きませんね?」
「アイリ、皆にあいしゃちゅしてくるね~」
アイリの挨拶周りだけで午前中の時間が潰れた。
結局そのまま食堂でお昼を食べる事になり、そこでもまた張り切った料理人達が次々とアイリの好物を運んでくる。
「⋯こんなにたべりぇないの⋯」
「⋯魔法の練習の後、残りをまた食べに来よう⋯」
残りを夜用に分けて保管してもらい、また食べにくるからと約束をしてやっと鍛錬場へと向かった。
到着すると、他にも何人か魔法の練習をしている冒険者がちらほらいた。
ルーク達は隅の方で、いつものように認識阻害と防音の結界を張り練習をする。
「ではまず、昨日の復習からです。『影使い』をしてみましょう。ルーク殿は初めてだと思いますので、まずはシークから。」
「はぃ⋯『シャドーウルフ』『シャドーバード』」
地面から出てきた影の狼と鳥に驚くルーク。
「続いてアイリ様。」
「あいっ。わんわんっ!」
ピョコンっと地面から可愛らしい子犬の影が現れ、ほっこりと表情を崩すルーク。
「たった一日⋯数時間教えただけでここまで出来るようになったのですよ。ちなみにこれは影魔法をアレンジしたシークのオリジナル魔法なのですが、習得するのに一週間程かかりました。」
「凄いなアイリ。うちのアイリは天才だ。」
ルークは最早ただの親バカだ。
「⋯アイリ様は確かに天才ですが、うちのシークも天才です。」
爺バカも参戦してきた。
それは放置して、影魔法には他にもいくつかある為、今日はその中でもアイリの護身に使えそうなものを練習していく。
「まずは『影縛り』ですが、こちらは影を使って相手を拘束する魔法です。シーク、お願いします。」
「⋯『影縛り』」
目の前の的となった太い丸太に、黒い影が蛇のように巻き付いていく。
「こうやって影を巻き付けることで、相手を拘束する事ができます。次に『影渡り』ですが、こちらもシークお願いします。」
「『影渡り』」
シークがそう言うと、足元の影にトプンッと落ちていった。まるで水に落ちるかの様に影に入り、その姿は消えてしまった。
「シークしゃん、きえちゃったのー!」
心配そうに叫ぶアイリの横から、声をかけられる。
「アイリ⋯ここだよ。」
声の方に顔を向けると、ジーニアの影からシークがするりと出てきた。
「驚かせてしまいましたね。これが『影渡り』です。認識したものの影から影へと移動する事ができます。人の影でも、物影でも、影があればどこでも移動可能です。この二つを覚えれば、万が一アイリ様が危険に晒されても相手を拘束して、逃げる事ができます。まず第一に、自分の身を守って逃げる事を優先するのです。」
アイリには人や魔獣であっても、相手を傷付ける魔法は使って欲しくない保護者一同の総意の元、徹底した自己防衛魔法を教え込んでいる。
⋯既に初日に覚えた最強結界があるのだが⋯⋯念には念を入れて。
徹底した過保護だ。
まずは『影縛り』から練習していくことにした。
・・・・・・
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「少し休憩しましょうか。アイリ様、体調の変化などはありませんか?」
「あいっ、だいじょうぶでしゅ。」
「一旦結界を解こう。」
ルークが結界を解くと、タイミングよくアレクとミリーナがやって来た。
「皆さんお疲れ様です。そろそろ休憩かと思って、おやつ持ってきました。」
「飲み物もあるぞー!」
どうやら厨房の皆が張り切ってアイリにおやつを作ってくれたらしい。
鍛錬場にはちゃんと休憩スペースも設けられている為、そこに移動することにした。
ミリーナが持ってきた籠を開けると、そこには例の揚げドーナツの蜂蜜がけと甘さ控えめのバタークッキー、軽食にサンドウィッチ等が詰められていた。
「おいしそぉなのー!」
「⋯いぃ匂いするね。」
アイリとシークは早速お菓子に手を伸ばし、大人達はサンドウィッチを頬張る。
その間にミリーナは皆へお茶の準備をする。
「ミリーナ、何か手伝うか?」
「アレクさん。ありがとうございます。じゃあそちらの飲み物を配って頂けますか?」
「おう。」
ミリーナの淹れてくれたお茶を、アレクが配っていく。
「アイリちゃんにはこちらのジュースです。シーク君もジュースがいいですか?」
「ぁ⋯はい。お願いします⋯」
ここではシークも、もうフードは被っていない。未だに人が多い所ではフードを被ってしまうが、アイリの周りの人や、ギルドの皆の前では少しずつだが素顔を出している。
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