17 / 59
第一章 記憶喪失の転生幼女〜ギルドで保護され溺愛される
陛下はブラコン
しおりを挟む
王宮の一室では、ルークの訪れを今か今かと待ち侘びている人がいた。
オブザーク王国の国王陛下、リンカルト・オブザークだ。
歳の近い弟をこよなく愛し、ルークが兄の為に王位継承権を放棄して冒険者となる事に最後まで反対してた一人だ。
「冒険者なんていつ怪我するか分からないんだよ!?そんな危険なことさせられない!せめて臣籍降下して私の側にいてくれよ!お兄ちゃん寂しいよーー!!」
最後まで喚く兄を、ルークはどこか呆れた目で見ながら「あんまり我儘言うなら国出ていくぞ?」と呟いたら、泣きながら謝られ「せめて国内の近くの街にいて」と懇願されて今の街に腰を据えた経緯がある。
⋯そう、自他共に認める『ブラコン』なのだ。
これは国内周知の事実で、冒険者になった当初はそれはそれはやり難かった。
ルークとパーティーを組んで、万が一怪我でもさせたなら国にいられなくなるかもしれないと、誰もがルークを遠巻きにしていたのだ。
しかし一部の冒険者は、王弟であるルークの信頼を得られれば国に引き立てて貰えるかもしれないと、利用する為に近付く奴等もいた。そんな浅はかな奴等はルークに実力でも劣っていた為、結局はギルドから『出禁』にされることになった。
そして次第にルークが実力でのし上がり、誰もが認める冒険者となった今では『孤高の最強冒険者』として皆から尊敬されていた。
それが専ら最近は『幼女を溺愛する最強冒険者』と呼ばれていることは、巷では有名なところだ。
そんな兄弟事情はさておき、王の執務室前まで案内されたルーク達一行は、扉を開かれて入室を勧められるとルークとアイリだけが入り、護衛として着いてきたサニアとアレクは扉の外で待機した。
そして入室早々に待ちきれなかったとばかりにルークに抱き着こうと飛んできた陛下を華麗にかわし、隣にいたアイリを抱えると冷めた目で兄に言い放った。
「陛下お戯れが過ぎます。幼い子も見ているのですから、きちんとまずは挨拶をして下さい。」
「酷い⋯陛下じゃなくて昔みたいに兄様って呼んでって言ってるのに⋯」
「へ・い・か?」
更にルークの視線が氷のように冷たくなった気がする。
そんなルークの袖をちょいちょいと引っ張って、抱きかかえられたアイリは下に降ろすよう訴える。
そっと床に降ろされたアイリは、練習した“カーテシー”をして陛下に挨拶をした。
「こくおうへいか、初めまして。ご挨拶申し上げましゅ。わたしはアイリでしゅ。どうぞ宜しくおねがいいたしましゅ。」
アイリの可愛い挨拶と姿に、リンカルトも微笑ましげに声を掛けた。
「これはこれは小さなレディ。素敵な挨拶をありがとう。私はこの国の王リンカルト・オブザークだ。そちらのルークの兄だよ。」
「あいっ。ルークしゃんに聞きました。へいかは国民のために一番がんばってるすごい人だって。」
思わぬところで弟の本音を聞けたリンカルトは、暴露され耳を赤くしてそっぽを向く可愛い弟にニヤける口元が抑えられない。
「へ~、ルークがそんな事を?他には何て言ってたの~?」
「うーんと~⋯?」
考え始めたアイリを素早く抱き上げそれ以上を阻止すると、さっさと本題を済ませようとルークは話題を切り替えた。
「そんな事より、手紙はご覧になりましたよね?今日はその件で話しに来たのです。アイリの身元はハッキリしてませんが⋯それでも私の気持ちは変わりません。」
いつになく真剣に話すルークに、リンカルトも漸く真面目な顔になる。
「まずは座って話そうか。あ、君お茶とお菓子を用意してくれ。アイリ嬢はジュースがいいかな?」
リンカルトは二人に席を勧めると、近くの侍女に飲み物を頼んだ。アイリへの気遣いも忘れない。
「あい。ありがとうございましゅ。」
そうしてソファーに腰掛けテーブルにお茶やお菓子を用意されると、何も言わずとも侍女は部屋を出た。
「それで先程の話しの続きだが⋯ルークがアイリ嬢の後見人になると言う事だけど、まずはアイリ嬢のことを分かる範囲で聞かせてくれるかな?」
ルークはアイリを見つけた時の事から、アイリが「キズモノ」として世間から隔離され捨てられた可能性と、親や自身の記憶も無いことから記憶喪失である可能性も話した。
リンカルトも流石にそこまでの話とは思っておらず、ルークの隣でもの珍しげにお菓子を頬張る幼いアイリを痛ましげに見つめた。
「そうか⋯だが先程の挨拶にしても、きちんと礼儀作法も出来ているし、子供にしては何だか⋯物分かりが良すぎるな?最初からこうなのか?」
「そうですね⋯確かに出会った当初から人見知りをする様子もなく、きちんと自分の置かれた状況を把握しているようでした。」
一度ギルドに関してもここがどういった場所なのか、アイリがここでどう生活をするのか、を説明すると、直ぐに理解した様子で我儘を言うこともなかった。
最初は幼い子が仕事の邪魔になるのではないかと、冒険者やギルド職員など心配していたのだが、その心配を余所にアイリは日中お世話係のアリシアやもう一人付くことになったミリーナと大人しく部屋で過ごし、たまに食事の際や買い物に出る際すれ違う人に挨拶をして礼儀正しく過ごしている。
今ではギルド職員も冒険者も、アイリに名前を覚えて貰って「おちゅかれさまでしゅ」と言って貰えるのを励みに仕事を頑張っている節がある。
そんな感じですっかり冒険者ギルドの看板娘となっているアイリは、ルークの溺愛ぶりもプラスされて皆に愛されていた。
「アイリは自身の状況を悲観することなく、むしろ周りに笑顔を与えてくれます。冒険者ギルドも前より明るくなりましたよ。」
そう言って穏やかに笑ったルークにリンカルトも目を瞠る。確かにアイリには身元不明で記憶喪失という懸念はあるが、これだけ危機察知能力に優れた冒険者やギルドの皆、そして何よりルークが心を開いている様子を見ると、兄としても認めざるお得ないな、と苦笑した。
「そうか。お前がそこまで心を開いているのなら⋯後見人の件認めよう。だが、庇護すると決めたのなら最後まできちんと面倒を見るんだよ。困ったことがあれば私にも遠慮なく頼ってくれていいからね。⋯それにしてもアイリ嬢可愛いなぁ~。こっちのお膝においで~。私の事はリックと呼んでおくれ。」
折角途中までは格好良く決めていたのに、最後に残念なリンカルトに半目になりながらルークはアイリを自分の膝に乗せガードした。
「陛下、アイリには指一本触れないでください。」
「そんなっ⋯お兄ちゃんにもアイリ嬢可愛がらせてよ~!!」
「⋯?リック⋯お兄しゃん?」
二人のやり取りを見ていたアイリが不思議そうにそう呟くと、胸に手を当て蹲るリンカルトと口元を手で覆って震えるルークがいた。
こうして何とか無事に?国王陛下との話し合いも終え、そのまま街に下りて夕食をと思っていたのだが、ここでリンカルトが「まだアイリ嬢と一緒にいたい~」と駄々を捏ね始めた為、仕方なく王宮で夕食を一緒にとることになった。
護衛として一緒にきていたサニアとアレクは、流石に遠慮すると先に宿に戻った為ルークとアイリは夕食まで王宮の一室で過ごす事にした。そこはかつてルークが過ごしていた部屋で、兄の希望でそのまま残してある。
「ふわぁ~本がたくしゃんでしゅね?」
シンプルながら高級感漂う家具が配置され、本棚には所狭しと難しそうな本が沢山並べられていた。ルークは今でこそ冒険者として体を鍛えているが、昔は外で遊ぶよりも本を読む方が好きで、よく部屋に籠っては兄であるリンカルトに突撃されて無理矢理外に連れ出されていた。
懐かしい想い出の詰まった部屋で暫しゆっくりと過ごし、夕食の時間となった。
※ストックが間に合わなくなって来た為、明日以降の更新が不定期になると思います。
中途半端な内容で更新したくもないので、ご了承下さい<(_ _)>
オブザーク王国の国王陛下、リンカルト・オブザークだ。
歳の近い弟をこよなく愛し、ルークが兄の為に王位継承権を放棄して冒険者となる事に最後まで反対してた一人だ。
「冒険者なんていつ怪我するか分からないんだよ!?そんな危険なことさせられない!せめて臣籍降下して私の側にいてくれよ!お兄ちゃん寂しいよーー!!」
最後まで喚く兄を、ルークはどこか呆れた目で見ながら「あんまり我儘言うなら国出ていくぞ?」と呟いたら、泣きながら謝られ「せめて国内の近くの街にいて」と懇願されて今の街に腰を据えた経緯がある。
⋯そう、自他共に認める『ブラコン』なのだ。
これは国内周知の事実で、冒険者になった当初はそれはそれはやり難かった。
ルークとパーティーを組んで、万が一怪我でもさせたなら国にいられなくなるかもしれないと、誰もがルークを遠巻きにしていたのだ。
しかし一部の冒険者は、王弟であるルークの信頼を得られれば国に引き立てて貰えるかもしれないと、利用する為に近付く奴等もいた。そんな浅はかな奴等はルークに実力でも劣っていた為、結局はギルドから『出禁』にされることになった。
そして次第にルークが実力でのし上がり、誰もが認める冒険者となった今では『孤高の最強冒険者』として皆から尊敬されていた。
それが専ら最近は『幼女を溺愛する最強冒険者』と呼ばれていることは、巷では有名なところだ。
そんな兄弟事情はさておき、王の執務室前まで案内されたルーク達一行は、扉を開かれて入室を勧められるとルークとアイリだけが入り、護衛として着いてきたサニアとアレクは扉の外で待機した。
そして入室早々に待ちきれなかったとばかりにルークに抱き着こうと飛んできた陛下を華麗にかわし、隣にいたアイリを抱えると冷めた目で兄に言い放った。
「陛下お戯れが過ぎます。幼い子も見ているのですから、きちんとまずは挨拶をして下さい。」
「酷い⋯陛下じゃなくて昔みたいに兄様って呼んでって言ってるのに⋯」
「へ・い・か?」
更にルークの視線が氷のように冷たくなった気がする。
そんなルークの袖をちょいちょいと引っ張って、抱きかかえられたアイリは下に降ろすよう訴える。
そっと床に降ろされたアイリは、練習した“カーテシー”をして陛下に挨拶をした。
「こくおうへいか、初めまして。ご挨拶申し上げましゅ。わたしはアイリでしゅ。どうぞ宜しくおねがいいたしましゅ。」
アイリの可愛い挨拶と姿に、リンカルトも微笑ましげに声を掛けた。
「これはこれは小さなレディ。素敵な挨拶をありがとう。私はこの国の王リンカルト・オブザークだ。そちらのルークの兄だよ。」
「あいっ。ルークしゃんに聞きました。へいかは国民のために一番がんばってるすごい人だって。」
思わぬところで弟の本音を聞けたリンカルトは、暴露され耳を赤くしてそっぽを向く可愛い弟にニヤける口元が抑えられない。
「へ~、ルークがそんな事を?他には何て言ってたの~?」
「うーんと~⋯?」
考え始めたアイリを素早く抱き上げそれ以上を阻止すると、さっさと本題を済ませようとルークは話題を切り替えた。
「そんな事より、手紙はご覧になりましたよね?今日はその件で話しに来たのです。アイリの身元はハッキリしてませんが⋯それでも私の気持ちは変わりません。」
いつになく真剣に話すルークに、リンカルトも漸く真面目な顔になる。
「まずは座って話そうか。あ、君お茶とお菓子を用意してくれ。アイリ嬢はジュースがいいかな?」
リンカルトは二人に席を勧めると、近くの侍女に飲み物を頼んだ。アイリへの気遣いも忘れない。
「あい。ありがとうございましゅ。」
そうしてソファーに腰掛けテーブルにお茶やお菓子を用意されると、何も言わずとも侍女は部屋を出た。
「それで先程の話しの続きだが⋯ルークがアイリ嬢の後見人になると言う事だけど、まずはアイリ嬢のことを分かる範囲で聞かせてくれるかな?」
ルークはアイリを見つけた時の事から、アイリが「キズモノ」として世間から隔離され捨てられた可能性と、親や自身の記憶も無いことから記憶喪失である可能性も話した。
リンカルトも流石にそこまでの話とは思っておらず、ルークの隣でもの珍しげにお菓子を頬張る幼いアイリを痛ましげに見つめた。
「そうか⋯だが先程の挨拶にしても、きちんと礼儀作法も出来ているし、子供にしては何だか⋯物分かりが良すぎるな?最初からこうなのか?」
「そうですね⋯確かに出会った当初から人見知りをする様子もなく、きちんと自分の置かれた状況を把握しているようでした。」
一度ギルドに関してもここがどういった場所なのか、アイリがここでどう生活をするのか、を説明すると、直ぐに理解した様子で我儘を言うこともなかった。
最初は幼い子が仕事の邪魔になるのではないかと、冒険者やギルド職員など心配していたのだが、その心配を余所にアイリは日中お世話係のアリシアやもう一人付くことになったミリーナと大人しく部屋で過ごし、たまに食事の際や買い物に出る際すれ違う人に挨拶をして礼儀正しく過ごしている。
今ではギルド職員も冒険者も、アイリに名前を覚えて貰って「おちゅかれさまでしゅ」と言って貰えるのを励みに仕事を頑張っている節がある。
そんな感じですっかり冒険者ギルドの看板娘となっているアイリは、ルークの溺愛ぶりもプラスされて皆に愛されていた。
「アイリは自身の状況を悲観することなく、むしろ周りに笑顔を与えてくれます。冒険者ギルドも前より明るくなりましたよ。」
そう言って穏やかに笑ったルークにリンカルトも目を瞠る。確かにアイリには身元不明で記憶喪失という懸念はあるが、これだけ危機察知能力に優れた冒険者やギルドの皆、そして何よりルークが心を開いている様子を見ると、兄としても認めざるお得ないな、と苦笑した。
「そうか。お前がそこまで心を開いているのなら⋯後見人の件認めよう。だが、庇護すると決めたのなら最後まできちんと面倒を見るんだよ。困ったことがあれば私にも遠慮なく頼ってくれていいからね。⋯それにしてもアイリ嬢可愛いなぁ~。こっちのお膝においで~。私の事はリックと呼んでおくれ。」
折角途中までは格好良く決めていたのに、最後に残念なリンカルトに半目になりながらルークはアイリを自分の膝に乗せガードした。
「陛下、アイリには指一本触れないでください。」
「そんなっ⋯お兄ちゃんにもアイリ嬢可愛がらせてよ~!!」
「⋯?リック⋯お兄しゃん?」
二人のやり取りを見ていたアイリが不思議そうにそう呟くと、胸に手を当て蹲るリンカルトと口元を手で覆って震えるルークがいた。
こうして何とか無事に?国王陛下との話し合いも終え、そのまま街に下りて夕食をと思っていたのだが、ここでリンカルトが「まだアイリ嬢と一緒にいたい~」と駄々を捏ね始めた為、仕方なく王宮で夕食を一緒にとることになった。
護衛として一緒にきていたサニアとアレクは、流石に遠慮すると先に宿に戻った為ルークとアイリは夕食まで王宮の一室で過ごす事にした。そこはかつてルークが過ごしていた部屋で、兄の希望でそのまま残してある。
「ふわぁ~本がたくしゃんでしゅね?」
シンプルながら高級感漂う家具が配置され、本棚には所狭しと難しそうな本が沢山並べられていた。ルークは今でこそ冒険者として体を鍛えているが、昔は外で遊ぶよりも本を読む方が好きで、よく部屋に籠っては兄であるリンカルトに突撃されて無理矢理外に連れ出されていた。
懐かしい想い出の詰まった部屋で暫しゆっくりと過ごし、夕食の時間となった。
※ストックが間に合わなくなって来た為、明日以降の更新が不定期になると思います。
中途半端な内容で更新したくもないので、ご了承下さい<(_ _)>
319
お気に入りに追加
8,921
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています
ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら
目の前に神様がいて、
剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに!
魔法のチート能力をもらったものの、
いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、
魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ!
そんなピンチを救ってくれたのは
イケメン冒険者3人組。
その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに!
日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夫婦で異世界に召喚されました。夫とすぐに離婚して、私は人生をやり直します
もぐすけ
ファンタジー
私はサトウエリカ。中学生の息子を持つアラフォーママだ。
子育てがひと段落ついて、結婚生活に嫌気がさしていたところ、夫婦揃って異世界に召喚されてしまった。
私はすぐに夫と離婚し、異世界で第二の人生を楽しむことにした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる