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第一章 記憶喪失の転生幼女〜ギルドで保護され溺愛される
魔力鑑定
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夕食の席は豪華な部屋で長いテーブルを挟んで⋯⋯ということはなく、身内での食事なのだからとリンカルトの要望で、近くに座れる広さのテーブルと椅子がセットされていた。
アイリ用の椅子には更にクッションで高さを出してあり、落ちないようにサイドは肘掛けで囲うようなデザインのものだった。
念の為アイリの直ぐ近くには侍女が待機している。
アイリを椅子に座らせルークとリンカルトも席につくと、料理の提供が始まった。
食事は、どれもとても美味しそうで、見た目にも豪華なものだった。
ルークは久しぶりの王宮料理に舌鼓をうち、アイリは幼い子用に少し味付けを薄くされたお子様コースを堪能していた。
アイリはスプーンとフォークだけで食べやすい様に小さくカットされた野菜やお肉を器用に食べ、スープも溢さず飲んでいた。その様子を近くに控えていた侍女も驚いた表情で見ている。
「アイリ嬢は食べ方まで綺麗だね?」
「普段からこうなんだ。好き嫌いもなく、殆ど補助しなくても一人で上手に食べられる。アイリ、美味しいか?」
リンカルトも驚いた様子で声を掛けたが、ルークの答えにやはりアイリは記憶がない時期にきちんとした教育を受けられる環境にあったのでは?と考え始めた。
後々アイリを探す者が現れるかもしれないが、最強冒険者であるルークの後見に国王であるリンカルトの庇護を受けたアイリをそうそう好き勝手にできる者はいないだろう。それが例えアイリの親であったとしても、事情がハッキリしない間は守ることができる。
だがそれにはもう少しアイリのことを調べる必要がある。リンカルトは明日王都観光をして帰ると言うアイリとルークに、午前中少しだけ時間を貰い、アイリの魔力鑑定をすることを提案した。
「本来ならばもう少し成長してから行うのだが、アイリ嬢の事情を考えると先に確認しておいた方が後々守りやすくなるだろう。明日鑑定できる者をこちらで用意しておくから、午前中にまた王宮に来てくれ。鑑定は少数のみで行い、勿論箝口令を敷く。」
ルークはリンカルトの提案に少し思案すると、確かにその方が今後の為にも良いように思えた。
「アイリ、明日君の魔力を調べたいんだがいいか?魔法があることは話したと思うが、アイリにも使える魔法があるかもしれない。それがどんな属性かを調べるんだ。」
ルークの言葉にアイリはパチパチと瞬くと、嬉しそうに返事をした。
「アイリにもまほーがちゅかえるんでしゅか?しゅごいっ!やりたいでしゅ。」
その純粋な喜びようにリンカルトは苦笑し、ルークは微笑ましげに見つめていた。
魔力と言っても人によって得意属性があり、全部で大きく六種類に分けられる。
火・水・風・地・聖・闇だ。
そこから派生した氷や雷、樹などもあり、複属性を持っているものも少なくない。
だが属性には相性があり、相反する属性を同時に持つことはない。
例えば、火⇔水、風⇔地、聖⇔闇は反発する為同時に持つことは出来ない。
逆に、火=風 水=地 水=聖 地=闇は共鳴するので互いの効果を上げてくれる。
この事から、複属性持ちは組み合わせがある程度決まっている。
そしてルークは魔力量も多く、火・風・聖の三属性を扱える。これは王宮魔道士にも匹敵する程で、特に聖属性持ちは数も少ない為希少なのだ。
そしてアイリを守っていたという『結界』は聖属性の中でも扱える者が少ない上級魔法なのだ。
アイリの魔力を調べてみて、属性次第では⋯
ルークもそれは分かっているだろうが、何があってもアイリを守りきるつもりだろう。だからこそ王の庇護も求めたのだ。
「ルーク、後見人の件と住む場所や世話係のメイドはこちらでなるべく早く手配しよう。⋯この結果次第ではアイリ嬢が危険になるかもしれない。何としてでもアイリ嬢を守り抜け。」
「言われなくてもそのつもりです。アイリはもう既に、私にとってもかけがえのない存在です。必ず守り抜きます。」
リンカルトとルークは互いに意思を確認し合うと、自分にも魔法が使えるかもと聞かされ喜ぶアイリを愛おしげに見つめた。
翌日。宿からサニアとアレクも一緒に王宮に再び訪れると、真っ白な作りの厳かな部屋に案内された。
今回は極秘扱いの為、室内にはリンカルトとルークとアイリ、それからもう一人白いローブを着た老紳士がいた。
他の者は部屋の外で待機し、部屋には防音結界が施されてある。
「それでは始めよう。アイリ嬢、この者は元王宮魔道士で、今は魔道士の育成をしているジーニアだ。今回この者にアイリ嬢の魔力を調べてもらう。」
リンカルトに紹介された老紳士ジーニアは、王宮魔道士として長年王に仕え、今でもその豊富な知識を後継に伝える為王宮魔道士を育てている。
そして今回のイレギュラーに備えて、口も固く信頼のあるジーニアがアイリの魔力を調べることになった。
「お初にお目にかかります。私はジーニア・ロディマスと申します。小さきレディ、こちらの水晶を手にして頂けますかな?」
アイリは少し緊張しているのか表情が硬いが、促されるまま水晶を手にする。
そこにジーニアが何やら呟くと、水晶がキラキラと輝き出した。
アイリがその綺麗な光に呆気に取られていると、次第に光は収まり色を変えていく。
「こ、これは⋯!?」
ジーニアの驚きに満ちた声に、リンカルトとルークはその水晶を見つめた。
三色表れるのは珍しいことではあるが、無いこともない。現にルークもそうである。しかし問題はその色だった。
魔力は属性の特性を活かした色で表される。
火は赤、水は青、風は黄、地は橙、聖は白、闇は黒というように。
そしてアイリの手にした水晶には、青と白⋯そして黒が混じっていた。
「陛下、私にもこの様なことは初めてでして⋯この子は一体⋯?」
ジーニアが驚くのも無理はない。
誰もが持てないとされる聖と闇を併せ持つ存在が現れたのだ。しかもそれを持つ者がこんな幼子なのである。
「ジーニア、この事は先にも言ったと思うが箝口令を敷く。この子の存在は希少過ぎて、大国にも狙われるかもしれん。」
「勿論でございます。命に替えても他言致しません。しかし⋯反発されるとする聖と闇を持つことで、今後アイリ様の身にどの様な影響があるか分かりません。私の方でも調べてみますが、何か異変があれば直ぐに教えてください。あと、アイリ様の魔力量も既に王宮魔道士に匹敵する程でした。早めに魔力の扱い方を学ばれる事をおすすめ致します。」
これにはリンカルトとルークも驚きを隠せない。それはつまり、現時点でルークとも同等の魔力を持つと言う事。これから成長と共に更に魔力は増えるだろう。
予想以上の結果に、リンカルトとルークは今後アイリの身の回りの警護の強化と、早々に後見人の件を進める事にした。
そしてアイリに魔法を教える者もジーニアと相談して決めることにして、それまではルークが魔力操作などの基本を教えることとなった。
あれこれと真剣に話しを進めていく大人達を横目に、アイリは手にした水晶をいつまで持っていたらいいのかと困り果てていた。
漸く大人達に気付いて貰えた時には、アイリの細い腕はプルプルしており目には涙をためていた。
焦った大人達にそれはそれは平謝りされ、アイリはルークに抱っこされて腕に回復魔法をかけてもらっていた。
そんなルークの過保護っぷりにリンカルトとジーニアも苦笑いだったが、アイリにも分かるように調べた結果を説明をすると、それはもう飛び跳ねるように喜んだ。
「ジーニャしゃん、ありがとーなの。わたしもまほーちゅかえるのー。」
喜びのままジーニアに抱き着きキラキラの笑顔でお礼を伝えると、アイリはルークの元に戻っていった。
「⋯陛下、何なら私が直接教えに行っても⋯」
「いや、お前がここ抜けたら他に誰が魔道士育てるんだ?」
「そこはもう、なんとでもなるでしょう?この老いぼれをいつまで働かせるおうもりですか。」
「えーずる~い⋯私も一緒に行きたいよ~」
喜ぶアイリの後ろではリンカルトとジーニアがひそひそと話していたが、ルークは聞こえぬふりを貫き通した。
※アイリ信者がまた一人増えましたー(笑)
アイリ用の椅子には更にクッションで高さを出してあり、落ちないようにサイドは肘掛けで囲うようなデザインのものだった。
念の為アイリの直ぐ近くには侍女が待機している。
アイリを椅子に座らせルークとリンカルトも席につくと、料理の提供が始まった。
食事は、どれもとても美味しそうで、見た目にも豪華なものだった。
ルークは久しぶりの王宮料理に舌鼓をうち、アイリは幼い子用に少し味付けを薄くされたお子様コースを堪能していた。
アイリはスプーンとフォークだけで食べやすい様に小さくカットされた野菜やお肉を器用に食べ、スープも溢さず飲んでいた。その様子を近くに控えていた侍女も驚いた表情で見ている。
「アイリ嬢は食べ方まで綺麗だね?」
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だがそれにはもう少しアイリのことを調べる必要がある。リンカルトは明日王都観光をして帰ると言うアイリとルークに、午前中少しだけ時間を貰い、アイリの魔力鑑定をすることを提案した。
「本来ならばもう少し成長してから行うのだが、アイリ嬢の事情を考えると先に確認しておいた方が後々守りやすくなるだろう。明日鑑定できる者をこちらで用意しておくから、午前中にまた王宮に来てくれ。鑑定は少数のみで行い、勿論箝口令を敷く。」
ルークはリンカルトの提案に少し思案すると、確かにその方が今後の為にも良いように思えた。
「アイリ、明日君の魔力を調べたいんだがいいか?魔法があることは話したと思うが、アイリにも使える魔法があるかもしれない。それがどんな属性かを調べるんだ。」
ルークの言葉にアイリはパチパチと瞬くと、嬉しそうに返事をした。
「アイリにもまほーがちゅかえるんでしゅか?しゅごいっ!やりたいでしゅ。」
その純粋な喜びようにリンカルトは苦笑し、ルークは微笑ましげに見つめていた。
魔力と言っても人によって得意属性があり、全部で大きく六種類に分けられる。
火・水・風・地・聖・闇だ。
そこから派生した氷や雷、樹などもあり、複属性を持っているものも少なくない。
だが属性には相性があり、相反する属性を同時に持つことはない。
例えば、火⇔水、風⇔地、聖⇔闇は反発する為同時に持つことは出来ない。
逆に、火=風 水=地 水=聖 地=闇は共鳴するので互いの効果を上げてくれる。
この事から、複属性持ちは組み合わせがある程度決まっている。
そしてルークは魔力量も多く、火・風・聖の三属性を扱える。これは王宮魔道士にも匹敵する程で、特に聖属性持ちは数も少ない為希少なのだ。
そしてアイリを守っていたという『結界』は聖属性の中でも扱える者が少ない上級魔法なのだ。
アイリの魔力を調べてみて、属性次第では⋯
ルークもそれは分かっているだろうが、何があってもアイリを守りきるつもりだろう。だからこそ王の庇護も求めたのだ。
「ルーク、後見人の件と住む場所や世話係のメイドはこちらでなるべく早く手配しよう。⋯この結果次第ではアイリ嬢が危険になるかもしれない。何としてでもアイリ嬢を守り抜け。」
「言われなくてもそのつもりです。アイリはもう既に、私にとってもかけがえのない存在です。必ず守り抜きます。」
リンカルトとルークは互いに意思を確認し合うと、自分にも魔法が使えるかもと聞かされ喜ぶアイリを愛おしげに見つめた。
翌日。宿からサニアとアレクも一緒に王宮に再び訪れると、真っ白な作りの厳かな部屋に案内された。
今回は極秘扱いの為、室内にはリンカルトとルークとアイリ、それからもう一人白いローブを着た老紳士がいた。
他の者は部屋の外で待機し、部屋には防音結界が施されてある。
「それでは始めよう。アイリ嬢、この者は元王宮魔道士で、今は魔道士の育成をしているジーニアだ。今回この者にアイリ嬢の魔力を調べてもらう。」
リンカルトに紹介された老紳士ジーニアは、王宮魔道士として長年王に仕え、今でもその豊富な知識を後継に伝える為王宮魔道士を育てている。
そして今回のイレギュラーに備えて、口も固く信頼のあるジーニアがアイリの魔力を調べることになった。
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アイリは少し緊張しているのか表情が硬いが、促されるまま水晶を手にする。
そこにジーニアが何やら呟くと、水晶がキラキラと輝き出した。
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「こ、これは⋯!?」
ジーニアの驚きに満ちた声に、リンカルトとルークはその水晶を見つめた。
三色表れるのは珍しいことではあるが、無いこともない。現にルークもそうである。しかし問題はその色だった。
魔力は属性の特性を活かした色で表される。
火は赤、水は青、風は黄、地は橙、聖は白、闇は黒というように。
そしてアイリの手にした水晶には、青と白⋯そして黒が混じっていた。
「陛下、私にもこの様なことは初めてでして⋯この子は一体⋯?」
ジーニアが驚くのも無理はない。
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「ジーニア、この事は先にも言ったと思うが箝口令を敷く。この子の存在は希少過ぎて、大国にも狙われるかもしれん。」
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漸く大人達に気付いて貰えた時には、アイリの細い腕はプルプルしており目には涙をためていた。
焦った大人達にそれはそれは平謝りされ、アイリはルークに抱っこされて腕に回復魔法をかけてもらっていた。
そんなルークの過保護っぷりにリンカルトとジーニアも苦笑いだったが、アイリにも分かるように調べた結果を説明をすると、それはもう飛び跳ねるように喜んだ。
「ジーニャしゃん、ありがとーなの。わたしもまほーちゅかえるのー。」
喜びのままジーニアに抱き着きキラキラの笑顔でお礼を伝えると、アイリはルークの元に戻っていった。
「⋯陛下、何なら私が直接教えに行っても⋯」
「いや、お前がここ抜けたら他に誰が魔道士育てるんだ?」
「そこはもう、なんとでもなるでしょう?この老いぼれをいつまで働かせるおうもりですか。」
「えーずる~い⋯私も一緒に行きたいよ~」
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