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三部 反骨の国
45 夜の誘いて
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月明かりが照らすなか、一筋の白い煙が西側の森か立っていた。
それを見たものは鉄の板を叩き、その音はそこら中に鳴り響く、
「て、敵か!?」
その音ともにコルは飛び起きると共に急いで鎧を着る。
コルの居る天幕の外が騒がしくなり始めると、
「コル騎士団長!! 報告があります!!」
「何が起きているんだ?」
「はい! 現在、西の森ににて魔物と交戦中、狼型の魔物の存在が確認されております!!」
「またあれか──わかった、一際大きい奴の報告は無いのか?」
騎士団長はハック達と大型の狼は小型の狼と一緒に居ることが多いという事を聞いていた故に伝令に聞いてみる、
「いえ、現在そのような報告はありません」
「そうか……では、大型の狼の捜索部隊を四人から五人ほど集めてくれ、三人ほどここに残し私とマルクで西の森へ向かう」
「わかりました!! 」
伝令はそう言って、 コルの前から立ち去る。
「やっと来たか───魔族共!!」
─────
準備が整うと、11人が騎士団長の前に来ていた、
「では、これからお前達のやるべき事を伝える」
その言葉から始まると、最初に四人集められた騎士達に、
「この四人は現在襲ってきている狼達のリーダーである大型の狼を探してほしい、見つけ次第攻撃をせず報せにきてくれ」
四人で組まれた騎士達、
「はいっ!!」
と、応えるとコルの元から離れていった。
「では、三人は私とマルクががここを離れるための防衛を頼んだ」
「了解しました!!」
コルは最後に一人残った伝令を見て、
「最後に伝令君」
「はっ、なんでありましょうか!?」
「今から、ハック達を呼んできてほしい、我々だけでは魔族と……いや、我々の力では魔族は倒せない」
少し暗そうな顔をするコルは伝令にそう命令する、
「わかりました!!」
伝令はすぐにその場から去っていく、
「騎士団長……」
「マルクか……」
「行きましょう、一人でも多く生き残りハックさん達に繋ぐのが貴方が目指した事で国を取り戻すためでしょう」
「そうですよ団長!! 私達は死にに行くんじゃない取り戻しに行くんです!!」
「そうだ団長、貴方がそう暗い顔してもらっちゃ困る」
「ここをどうにかすれば国は戻るんだ頑張りますよ!!」
コルはマルクと三人の騎士達を見て、今向かった騎士達の事を胸に秘めながら、
「あぁそうだな、その為に我々はここに居るんだよな!! では、三人とも我々が帰ってくる場所を守りそして生きて会えることを!!」
「「「はっ!!」」」
それがこの場での最後のやり取りとなり、皆散り散りになると各々のやるべき事へと向かった。
それを見たものは鉄の板を叩き、その音はそこら中に鳴り響く、
「て、敵か!?」
その音ともにコルは飛び起きると共に急いで鎧を着る。
コルの居る天幕の外が騒がしくなり始めると、
「コル騎士団長!! 報告があります!!」
「何が起きているんだ?」
「はい! 現在、西の森ににて魔物と交戦中、狼型の魔物の存在が確認されております!!」
「またあれか──わかった、一際大きい奴の報告は無いのか?」
騎士団長はハック達と大型の狼は小型の狼と一緒に居ることが多いという事を聞いていた故に伝令に聞いてみる、
「いえ、現在そのような報告はありません」
「そうか……では、大型の狼の捜索部隊を四人から五人ほど集めてくれ、三人ほどここに残し私とマルクで西の森へ向かう」
「わかりました!! 」
伝令はそう言って、 コルの前から立ち去る。
「やっと来たか───魔族共!!」
─────
準備が整うと、11人が騎士団長の前に来ていた、
「では、これからお前達のやるべき事を伝える」
その言葉から始まると、最初に四人集められた騎士達に、
「この四人は現在襲ってきている狼達のリーダーである大型の狼を探してほしい、見つけ次第攻撃をせず報せにきてくれ」
四人で組まれた騎士達、
「はいっ!!」
と、応えるとコルの元から離れていった。
「では、三人は私とマルクががここを離れるための防衛を頼んだ」
「了解しました!!」
コルは最後に一人残った伝令を見て、
「最後に伝令君」
「はっ、なんでありましょうか!?」
「今から、ハック達を呼んできてほしい、我々だけでは魔族と……いや、我々の力では魔族は倒せない」
少し暗そうな顔をするコルは伝令にそう命令する、
「わかりました!!」
伝令はすぐにその場から去っていく、
「騎士団長……」
「マルクか……」
「行きましょう、一人でも多く生き残りハックさん達に繋ぐのが貴方が目指した事で国を取り戻すためでしょう」
「そうですよ団長!! 私達は死にに行くんじゃない取り戻しに行くんです!!」
「そうだ団長、貴方がそう暗い顔してもらっちゃ困る」
「ここをどうにかすれば国は戻るんだ頑張りますよ!!」
コルはマルクと三人の騎士達を見て、今向かった騎士達の事を胸に秘めながら、
「あぁそうだな、その為に我々はここに居るんだよな!! では、三人とも我々が帰ってくる場所を守りそして生きて会えることを!!」
「「「はっ!!」」」
それがこの場での最後のやり取りとなり、皆散り散りになると各々のやるべき事へと向かった。
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