28 / 65
第三章 ブランジェさん家
005 常連さん
しおりを挟む
それからルーシャとヒスイは毎朝陽が昇る前に起き、ロイとミールの手伝いに励んだ。
ヒスイはメキメキとパン作りの腕を上げ、ロイが大層喜んでいる。
ルーシャはミールの手伝いをしつつ、辺境の地に建つパン屋にどんな客が来るのか楽しみにしていた。
しかし、開店して二日間、普通のお客さんは誰も来なかった。ご近所の騎士訓練所と教会の給仕担当の人が訪ねてきて、朝食用のパンを大量注文していったぐらいだ。
ミール曰く、王都からのお客さんはあまり来ないが、ここの街道は王都の次に大きな街と呼ばれる港町へと続いているため、商人が通るらしい。
だがそれも週に一回程度だとか。ミールとロイは、それぐらいの稼ぎで生活に困ることはないそうだが、お孫さんは店を盛り立てようと頑張っていて、週に二度ほど王都へ買い出しに行くついでに、ロイさんのパンや、自分でアレンジしたグラタンパンやソーセージを挟んだパンを売っていたらしい。
今は孫が不在なので、その分のパンは作っていない。ルーシャもヒスイも近隣施設へのパン作りだけで手一杯だと感じているが、ロイさんは肩慣らしに丁度いいぐらいだと言い、張り切っている。
そして、ここて来てから一週間ほど経ったある日、普段はしない馬のいななきが外から聞こえた。ミールはすぐさまロイにクルミパンを作るように言うと、お茶の準備を始める。
「ルーシャさん。休憩にしましょう。そうだわ。ママレードを用意してくれる?」
「はい。でも、お客さんがいらしたんじゃ……」
「そうよ。うちの常連さん!」
ミールが店の隅にある喫茶スペースへお茶を運んでいると、店の扉が開き見慣れた人物が現れた。
「ご無沙汰してます。ミル婆さんにロイ爺さん。それからルーシャ」
「お、お従兄様!?」
◇◇◇◇
レイスはミールとロイに挨拶をした後、喫茶スペースのソファーに腰を下ろし、久々にルーシャとヒスイと顔を会わせた。
「ルーシャ。それからヒスイも、元気そうで良かった。ここへきてまだ日が浅いのに、随分と馴染んでいるな」
「はい。お二人とも優しくって、毎日楽しいんです」
「そうか。王都では店は休業中だと噂になっていたから、少し心配だったんだ。カルロさんは戻ってきたのか?」
どうやらブランジェさん家のことは王都でも噂になっているようだ。
「それはまだで──」
ルーシャはことの成り行きを簡単に説明した。
ロイがルーシャをお見合い相手だと勘違いしていることも話すと、レイスは眉間にシワを寄せ苦言を呈した。
「駄目だ。カルロさんはない。ロイ爺さんには──」
「いいんです。カルロさんが戻ってきたら、私がはっきりお断りしますから」
ルーシャが断言する隣で、ヒスイは呆れ気味にレイスに尋ねた。
「カルロさんってどんな方なんですか?」
「カルロさんは……女好きなパン職人だ」
「は?」
「ああ。心配するな。ルーシャはカルロさんのタイプではない」
「はい?」
納得のいかない表情でヒスイはテーブルに身を乗り出す。何やら雲行きが怪しいので、ルーシャは話をそらすついでに、気になっていた件について尋ねることにした。
「そ、それよりお従兄様。テオドア様の件はいかがでしたか?」
「あ……それなんだが。偽装婚約については了承してくれた」
「えっ。レイス様、テオドアに話したんですか?」
「ああ。テオドアはあの夜会の後、ルーシャとの婚約について、シェリクス公爵から全て聞いたそうだ」
「では、あの夜、テオドア様は私が守護竜の花嫁になることを、ご存じ無かったのですか?」
「そうだ。シェリクス家を訪ねた時は、随分と憔悴していたよ。テオドアもルーシャを守護竜に差し出すことを阻止したいと言ってくれた。別の方法がないか、公爵家の文献を漁って色々と調べてくれるそうだ」
ヒスイはより重い雰囲気のまま押し黙ってしまった。レイスの言葉からは、テオドアが信頼できる相手なのか判断が出来ないからだろう。
「ここにいることは、お話しになったのですか?」
「いや。ここの事は誰にも話していない。知っているのは、リック君ぐらいだろう。私も明日から職場に復帰して王都の蔵書を調べてみる。ここへは週に一度くらいしか来られなくなるが、大丈夫か?」
「こ、子供じゃないんですから。そんなに頻繁にいらしてくださらなくて大丈夫です」
「そうか。次に来るときはアリアも一緒に来るよ。彼女はここのクルミパンが大好物でね」
クルミパンの話が出ると、店内に香ばしい薫りが漂ってきた。ミールが焼き立てのクルミパンを厨房から運んできたところだった。
「レイス君。アリアさんの大好きなクルミパンよ。ルーシャさんとヒスイ君を紹介してくれたお礼よ。こんな良い子達、どこで見つけてきたの?」
「ミル婆さん。いつもありがとうございます。二人は同郷の者で弟と妹のような存在なんです。これからもよろしくお願いします。また来ますね」
「ええ。いつでも来てちょうだい」
レイスはミールとロイ礼を言うと、外に止めていた馬に跨がり王都へと帰っていった。
テオドアがルーシャを選んだのではないと分かると少しだけ胸が軽くなった。
しかし、レイスがルーシャの居場所をテオドアに話さなかったということは、彼をどこまで信用していのか見定めているということなのだろう。
ヒスイもレイスの判断に納得した素振りを見せていたので、このままここで今出来ることをしよう。ルーシャはそう心に決めた。
◇◇◇◇
レイスは沈み行く太陽を眺めながら馬を走らせた。クルミパンの甘い薫りがする。
ルーシャやブランジェ家の人々の顔を見て安心したが、一つだけ言えなかったことがあった。
テオドアに会いに行った時、彼が最初に言った言葉だ。
疲弊しきった顔でテオドアは言った。
「レイス。僕はどうしたら良いのか、もう分からないよ。一年後、君か私のどちらかが……妹を失うことになるだろう」
ヒスイはメキメキとパン作りの腕を上げ、ロイが大層喜んでいる。
ルーシャはミールの手伝いをしつつ、辺境の地に建つパン屋にどんな客が来るのか楽しみにしていた。
しかし、開店して二日間、普通のお客さんは誰も来なかった。ご近所の騎士訓練所と教会の給仕担当の人が訪ねてきて、朝食用のパンを大量注文していったぐらいだ。
ミール曰く、王都からのお客さんはあまり来ないが、ここの街道は王都の次に大きな街と呼ばれる港町へと続いているため、商人が通るらしい。
だがそれも週に一回程度だとか。ミールとロイは、それぐらいの稼ぎで生活に困ることはないそうだが、お孫さんは店を盛り立てようと頑張っていて、週に二度ほど王都へ買い出しに行くついでに、ロイさんのパンや、自分でアレンジしたグラタンパンやソーセージを挟んだパンを売っていたらしい。
今は孫が不在なので、その分のパンは作っていない。ルーシャもヒスイも近隣施設へのパン作りだけで手一杯だと感じているが、ロイさんは肩慣らしに丁度いいぐらいだと言い、張り切っている。
そして、ここて来てから一週間ほど経ったある日、普段はしない馬のいななきが外から聞こえた。ミールはすぐさまロイにクルミパンを作るように言うと、お茶の準備を始める。
「ルーシャさん。休憩にしましょう。そうだわ。ママレードを用意してくれる?」
「はい。でも、お客さんがいらしたんじゃ……」
「そうよ。うちの常連さん!」
ミールが店の隅にある喫茶スペースへお茶を運んでいると、店の扉が開き見慣れた人物が現れた。
「ご無沙汰してます。ミル婆さんにロイ爺さん。それからルーシャ」
「お、お従兄様!?」
◇◇◇◇
レイスはミールとロイに挨拶をした後、喫茶スペースのソファーに腰を下ろし、久々にルーシャとヒスイと顔を会わせた。
「ルーシャ。それからヒスイも、元気そうで良かった。ここへきてまだ日が浅いのに、随分と馴染んでいるな」
「はい。お二人とも優しくって、毎日楽しいんです」
「そうか。王都では店は休業中だと噂になっていたから、少し心配だったんだ。カルロさんは戻ってきたのか?」
どうやらブランジェさん家のことは王都でも噂になっているようだ。
「それはまだで──」
ルーシャはことの成り行きを簡単に説明した。
ロイがルーシャをお見合い相手だと勘違いしていることも話すと、レイスは眉間にシワを寄せ苦言を呈した。
「駄目だ。カルロさんはない。ロイ爺さんには──」
「いいんです。カルロさんが戻ってきたら、私がはっきりお断りしますから」
ルーシャが断言する隣で、ヒスイは呆れ気味にレイスに尋ねた。
「カルロさんってどんな方なんですか?」
「カルロさんは……女好きなパン職人だ」
「は?」
「ああ。心配するな。ルーシャはカルロさんのタイプではない」
「はい?」
納得のいかない表情でヒスイはテーブルに身を乗り出す。何やら雲行きが怪しいので、ルーシャは話をそらすついでに、気になっていた件について尋ねることにした。
「そ、それよりお従兄様。テオドア様の件はいかがでしたか?」
「あ……それなんだが。偽装婚約については了承してくれた」
「えっ。レイス様、テオドアに話したんですか?」
「ああ。テオドアはあの夜会の後、ルーシャとの婚約について、シェリクス公爵から全て聞いたそうだ」
「では、あの夜、テオドア様は私が守護竜の花嫁になることを、ご存じ無かったのですか?」
「そうだ。シェリクス家を訪ねた時は、随分と憔悴していたよ。テオドアもルーシャを守護竜に差し出すことを阻止したいと言ってくれた。別の方法がないか、公爵家の文献を漁って色々と調べてくれるそうだ」
ヒスイはより重い雰囲気のまま押し黙ってしまった。レイスの言葉からは、テオドアが信頼できる相手なのか判断が出来ないからだろう。
「ここにいることは、お話しになったのですか?」
「いや。ここの事は誰にも話していない。知っているのは、リック君ぐらいだろう。私も明日から職場に復帰して王都の蔵書を調べてみる。ここへは週に一度くらいしか来られなくなるが、大丈夫か?」
「こ、子供じゃないんですから。そんなに頻繁にいらしてくださらなくて大丈夫です」
「そうか。次に来るときはアリアも一緒に来るよ。彼女はここのクルミパンが大好物でね」
クルミパンの話が出ると、店内に香ばしい薫りが漂ってきた。ミールが焼き立てのクルミパンを厨房から運んできたところだった。
「レイス君。アリアさんの大好きなクルミパンよ。ルーシャさんとヒスイ君を紹介してくれたお礼よ。こんな良い子達、どこで見つけてきたの?」
「ミル婆さん。いつもありがとうございます。二人は同郷の者で弟と妹のような存在なんです。これからもよろしくお願いします。また来ますね」
「ええ。いつでも来てちょうだい」
レイスはミールとロイ礼を言うと、外に止めていた馬に跨がり王都へと帰っていった。
テオドアがルーシャを選んだのではないと分かると少しだけ胸が軽くなった。
しかし、レイスがルーシャの居場所をテオドアに話さなかったということは、彼をどこまで信用していのか見定めているということなのだろう。
ヒスイもレイスの判断に納得した素振りを見せていたので、このままここで今出来ることをしよう。ルーシャはそう心に決めた。
◇◇◇◇
レイスは沈み行く太陽を眺めながら馬を走らせた。クルミパンの甘い薫りがする。
ルーシャやブランジェ家の人々の顔を見て安心したが、一つだけ言えなかったことがあった。
テオドアに会いに行った時、彼が最初に言った言葉だ。
疲弊しきった顔でテオドアは言った。
「レイス。僕はどうしたら良いのか、もう分からないよ。一年後、君か私のどちらかが……妹を失うことになるだろう」
0
お気に入りに追加
391
あなたにおすすめの小説
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
二度捨てられた白魔女王女は、もうのんびりワンコと暮らすことにしました ~え? ワンコが王子とか聞いてません~
吉高 花
恋愛
魔力があった、ただそれだけの理由で王女なのに捨て子として育ったマルガレーテは、隣国との政略結婚のためだけにある日突然王女として引っぱりだされ、そして追放同然に邪悪な国と恐れられるルトリアへと送られた。
そしてルトリアでの魔力判定により、初めて自分が白の魔力を持つ者と知る。しかし白の魔力を持つ者は、ルトリアではもれなく短命となる運命だった。
これでは妃なんぞには出来ぬとまたもや辺鄙な離宮に追放されてしまったマルガレーテ。
しかし彼女はその地で偶然に病床の王妃を救い、そして流れ着いたワンコにも慕われて、生まれて初めて自分が幸せでいられる居場所を得る。
もうこのまま幸せにここでのんびり余生を送りたい。そう思っていたマルガレーテは、しかし愛するワンコが実は自分の婚約者である王子だったと知ったとき、彼を救うために、命を賭けて自分の「レイテの魔女」としての希有な能力を使うことを決めたのだった。
不幸な生い立ちと境遇だった王女が追放先でひたすら周りに愛され、可愛がられ、大切な人たちを救ったり救われたりしながら幸せになるお話。
このお話は「独身主義の魔女ですが、ワンコな公爵様がなぜか離してくれません」のスピンオフとなりますが、この話だけでも読めるようになっています。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
クラヴィスの華〜BADエンドが確定している乙女ゲー世界のモブに転生した私が攻略対象から溺愛されているワケ〜
アルト
恋愛
たった一つのトゥルーエンドを除き、どの攻略ルートであってもBADエンドが確定している乙女ゲーム「クラヴィスの華」。
そのゲームの本編にて、攻略対象である王子殿下の婚約者であった公爵令嬢に主人公は転生をしてしまう。
とは言っても、王子殿下の婚約者とはいえ、「クラヴィスの華」では冒頭付近に婚約を破棄され、グラフィックは勿論、声すら割り当てられておらず、名前だけ登場するというモブの中のモブとも言えるご令嬢。
主人公は、己の不幸フラグを叩き折りつつ、BADエンドしかない未来を変えるべく頑張っていたのだが、何故か次第に雲行きが怪しくなって行き────?
「────婚約破棄? 何故俺がお前との婚約を破棄しなきゃいけないんだ? ああ、そうだ。この肩書きも煩わしいな。いっそもう式をあげてしまおうか。ああ、心配はいらない。必要な事は俺が全て────」
「…………(わ、私はどこで間違っちゃったんだろうか)」
これは、どうにかして己の悲惨な末路を変えたい主人公による生存戦略転生記である。
猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました
あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。
どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。
異世界で王城生活~陛下の隣で~
遥
恋愛
女子大生の友梨香はキャンピングカーで一人旅の途中にトラックと衝突して、谷底へ転落し死亡した。けれど、気が付けば異世界に車ごと飛ばされ王城に落ちていた。神様の計らいでキャンピングカーの内部は電気も食料も永久に賄えるられる事になった。
グランティア王国の人達は異世界人の友梨香を客人として迎え入れてくれて。なぜか保護者となった国陛下シリウスはやたらと構ってくる。一度死んだ命だもん、これからは楽しく生きさせて頂きます!
※キャンピングカー、魔石効果などなどご都合主義です。
※のんびり更新。他サイトにも投稿しております。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる