聖女は死に戻り、約束の彼に愛される

孤児だったセシルは、冷酷無慈悲な金の亡者と名高い侯爵家の次男坊アルベリク=ファビウスによって、聖女に祭り上げられた。

人々を救う癒やしの聖女として名を馳せたセシルだったが、十五歳の誕生日に、罠にはめられ婚約者である王子に処刑される。

愛する王子に処刑されるのは、これで二度目。

セシルは死んでも、目覚めた時には、
魔法の力を開花させた十三歳の誕生日に戻っているのだった。

一度目の人生は
教会の孤児院で育った、ただの村娘。

二度目の人生は
癒しの魔法で民を救う聖女。

そして三度目の人生は――
聖女ではなくメイドに転身!?

しかも、セシルを聖女に祭り上げ、金儲けをしていたアルベリクの専属メイド兼、庭師を任せられる。
しかし、主となったアルベリクは金儲けに走らず、何故かセシルに魔法を使うなと命令を下す。
優しいメイド長に、生意気な執事。
可愛い双子の弟妹と、辛辣な姉と謎めいた兄。
アルベリクや周りの人々に振り回されながら、セシルは今度こそ生き抜く為に試行錯誤していくが――。





以前投稿したものを再編して改稿したものです。
ゆるふわ設定の長編です。


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