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救出作戦
裕太戦 ①
しおりを挟むグリマン「答えろ、試合前に右腕に埋め込んだ翻訳器で言葉は理解
できるはずだ」
威圧感漂う睨みを効かし四つん這いに倒れ込む裕太に語りかけた
緑に輝くその腕は熱くヘビー級のボクサーを連想させる、しかも体
躯は人よりも遥かに大きい、その腕は大木の様だ、肉体の限界を突
き詰めればこうなるのか、と思わせる程に荒々しく勇猛果敢という
イメージが裕太の脳裏に浮かんだ。
裕太「……わかるよ」
一切の余裕のない戦いと思われる中、グリマンは裕太を睨み、そ
して裕太は苦悶ながらも笑顔でグリマンを見るのだった。
グリマン「何故笑う、お前も強者に生きる為にへつらうゴミか、俺
は弱いものを倒す為にここに立っている訳ではない、民族の誇り、
自分への強さの極み、母なるマザーへの忠誠心、凡ゆる意味で此処
立っている!」
彼の目を見た裕太もそれは感じた、異星人とは言え濁りの無い
真っ直ぐな眼差しを向けていた彼に対し裕太は少し戸惑いもあった
思想や環境は違えど信じるものの為に己を高めようとする者の眼差
しは平和な時代にあった出来事を回想させた……平和な時代、それ
は彼にとっては平和でもなかった、やる気の無い目に人を陥れる事
が社会の成り立ちだと言わんばかりの偽りの日々……体裁を守る為
に虚構の中で忖度という言葉の方が本音より大切な時代、観客の裕
太を見る目に幾つこんな目を見た事だろう……彼はそう思いながら
戦っていた。
「俺はお前に期待していた……が何だ!その様は!お前の仲間達の
戦いを見てあのような戦いが出来るのかと期待した我の見当違いか
この星に降り私の人生はこの星で終わりを告げるだろう、本隊は既
に地球の存在するこの銀河群を離れた今、我らがこの星を支配する
だろう……使命は成された今、我らはただ支配し、目的もなく終わ
るのか!この煮えたぎる感情をぶつける事すら、そんな!……」
グリマンは言いかけた言葉を飲み込んだ。
その言葉に彼らの思いが漏れた気がしたのに気付いたものもいた
置き去られた宿命、放たれた親の元を彷徨う子供のようであった、
彼らが寿命が長くとも過ぎゆく時は生命である以上、変わらないも
のだ、彼等は彼等なりに生き甲斐や使命といったものの支配、マ
ザーから離れた事、感じる恐怖、ある意味解き放たれた自由の中、
戸惑うものも居るという事だ、それはやがて神格化しマザーはその
存在を強めていく、が全てではない、それが彼等の個体の差がある
ムラのある不完全体という事なのだろう、だがそれを知った所で
彼等には知恵がない、人工的に作られ知能が発達しにくい上に残さ
れた彼等の地球活動での救済、酸素を中和する薬品にも数に限りが
ある、そう、増産できる施設を設けないのだ、故にクローンという
ものを実質は脳を入れ替え本人が器だけそのまま入れ替わる完成品
では無い、母船ではそれが出来たが、ニュアンスが似たものではあ
るがここ地球で単にクローンを生成し、それが自分の分身と信じ生
まれ変わるといった思想は本当は違うという現実を自身の洗脳に近
い感覚で封じられてはいたもののどうする事も出来ない彼等はそれ
を信じるしかなかったと言っていいだろう。
「お前達種族に環境がどう変わろうが敵に立ち向かい、誇りの中
で生きる力を示す者はいないのか、そんな存在は最早希少種なの
か!答えろ!ここに降りた時、多種族と変わらぬ情景を見た、誰も
が我先にと戦う事を放棄し弱者を餌に何処に逃げても同じだと言う
のに醜い姿、それが人間か!お前もそうなのか!」
裕太「僕は僕だよ……中には君の目に入らなかった君の希望する人
間もいたはずだ、君が見たい者だけ見ていたとは思えないかい?
そういう人間が多いのも確かだ、それに僕に彼らのような戦いを
望んでもらっても期待にそえるとは思えないけどね、それに他人
の事は知らない、人がどうであれ僕は人間の代表でもない」
グリマン「……腑抜けめ」
体重は100キロはある大柄な裕太の胸ぐらを鷲塚みにすると鋭い
眼光で裕太を見つめた、震える手で怒りを裕太にぶつけるグリマン
は叫びながら軽々と裕太を放り投げたのだった、人が中に舞う光景
などそう簡単に見る光景でも無い筈のものは彼ら侵略者の出現によ
り当たり前の光景となりつつはあったが裕太程の体躯が宙に舞う光
景はそうそう見れなかった、リングから飛び出し地面を滑る様に転
げた裕太に対しグリマンは空を見上げ再び強烈な雄叫びを掲げはち
切れそうな猛けた荒々しい血管の浮き出る腕を天に挙げリングの外
にいるレイダーに向かい獣のような形相で再び人を挑発し始めた。
「地球人とはこんなものか!侵略時我らの体躯に怯え、叫び我先に
逃げ惑いその醜い形相の中、立ち向かうものは殆ど居なかったでは
ないか!同じ最後なら何故立ち向かわない!怖いか!己よりも強く
猛々しい者が、存在が!我らはお前達にとっては侵略者だ、だが過
去に我らの星も侵略の危機もあった、中には我らを凌ぐ体躯を持つ
者達もいた、だが我ら種族はその尽くを打ち倒し今度は侵略者側の
種族になった、壊さねば壊される!誇りと強さを胸に我らはマザー
と共に戦った、戦いは我らの誇り!生き残った種族の誇り!弱きも
のは蛆虫、どんな苦境にも逃げ惑い足を捥がれ贖う事をせずただ生
きるのみに何の価値がある!怖いか!恐怖は立ち向かわねば決して
己の中からは消えはしない!俺は幾千の侵略の中同じ光景を何度も
見た、その顔には見飽きる程に、だ!文明が進み星々の弱肉強食の
頂点に立ちながら力を他人に、機械に頼り自ら立ち上がり雄叫びを
上げることすら忘れた生命体よ!悔しいか!我らの庇護にてのみ生
きられぬ弱者共!ワシらはお前達を生かしてはおかない、利用し、
その数が減り続け、人間の数が減りサンプル体が取れなくなった時
ワシらはお前達を殺す!その腸を抉り出し我の腹に納めてやる、そ
の長らえた日々の為に同族を差し出し欲望のままに生きる人間よ!
ここに来て皆でワシを殺せ!ワシはお前達全員を相手に俺の強さを
自身に刻みこの地球で生を真っ当する、憎いか!お前達とどちらが
醜い!倫理はこの頭に入れた、お前達のいう倫理と比べろ!どちら
が誇り高き戦士なのか!生きる価値があるのかを!」
いつか殺される現実を忘れるようにいたレイダー達も思わず唾を
飲み込むのだった……それ故に自由の効く今の暮らしを利用し、自
身らがさも頂点と思っていた事に対する真実に誰もが恐怖した。
裕太「……力だけが全てなのか」
それを聞いたグリマンは裕太の側へと無言で近づくとその太い手
で彼の肩を鷲掴みにする、握った手からゆっくりと力が入るのを感
じると裕太の巨体を軽々と持ち上げた、その手から伝わるのは熱気
そして怒り、もどかしさ、焦り、複雑な感情が絡み合っていた様に
感じた、太い指は裕太を決して離さないと思わせる程に強くなり、
その指は裕太の肉体の中に音を立てめり込みながら入っていく、強
烈な圧力に勝てないまるで万力に挟まれたかのような皮膚は滲むよ
うに血を出しながらもブチブチと肉を裂き音を立てた。
純衣が辛そうな表情を見せる、いつでも飛びかかりそうな彼女を
遮るように誠とクリスは彼女の肩に手を置いた。
グリマン「弱いからこうなる……弱いから滅亡する、現にこうして
お前の命を脅かすのは力だ!全ての障害は力で破壊する……それ以
外にない、今この場で語り合う必要はない、力で我と語れ!それ
が俺の言う証明であり答えだと知れ」
司会「……会話は私も彼らの機器を通して聞いています、それを伝
えるのも私の役目の一つ、だがこうも人は弱いものなのか……こん
なの見せられたら人間は彼らには決して勝てない事を証明してるも
のじゃないか……」
それもその通りだった、今までの試合は人同士、激しい戦いの狭
間でも攻防もあり圧倒的試合の中でも可能性は感じられ、彼らハク
の仲間達はそれに応えてきた……が試合開始に猛然と襲うグリマン
に対し応戦した拳は一発、だがそれも子供と大人の喧嘩の様にグリ
マンには痛点としても感じる程にも感じない程度のものにしか周り
の者達にも見えなかったからだった。
ドロア談
驚いた、此処に来て私は彼等の使う翻訳機の性能に驚いた、ロシ
ア全土を掌握しようとする機械文明、正確には侵略兵器であり、そ
の支配する生命体は地球にはいない、その彼等が作ったものは全て
において機械文明の進化の理想とも言えた、それがアジアを攻める
グリマンにも提供されているといった所だろう……
骨伝導で伝わる通信機が埋め込まれていた、これは同時に翻訳が
可能、あらゆる言語を入れてあるのだが異星人の翻訳機はさらに上
だった、この頃、翻訳機は言語に対しそれを当てはめて言葉にする
があらゆる言語には共通する根本がある、たとえば名詞はそのもの
に対し名称をつけることでその役割を果たす、繋げ、比喩や時代に
合わせ広がりを見せる独自の言語であろうとそのベースは変わらな
い事から数兆の言語を解析し骨に伝わる言葉は脳へと伝達する、同
時に感情や比喩は脳への刺激という感情言語として伝えられ聞いた
本人がそれを自然と聞けるように自身の脳が自然と変換することの
できる物だった、この方法なら言語を問わずある程度ものを理解で
きる生命体ならば全ての伝達を可能にするだろう……
あれを見よと伝えれば変換された言葉と共にあやふやな部分は電
気の指令により「者や物を探す指令が同時出され、今度は正確にそ
れを脳が言葉ではなく行動として認識しより正確にものが伝わる、
言葉を聞き脳がそれを理解するのではなく言葉と脳、テレパシーの
様な脳の行動域に働きかけ理解する、聞いたものは耳と脳、両方を
同時に行う事となる、方言を持つものは方言として感じ、そして聞
き取れる事になる、そこには言語の癖など存在しないものなのだ、
これを改良し動物や昆虫といったものの理解も彼等にしてみれば可
能なのかも知れない、がそれを行う理由が無いといった所だろう、
彼等が動物に対し会話をする所を見た事が無い故にそうゆうものだ
ろう、できた所で人ならばそれに対する倫理的観念が罪悪感を生み
出してしまう、だが一方で管理はしやすくなる、ペットの言葉を理
解できればそれに対する愛情は深まるだろう……が言語の理解は壁
を生み、欲望や暴力を生む、それを理解した時、それはペットでは
なく人と同じになるからだ、そこに秩序や正義、悪、異常性の中に
野生から長い月日をかけ倫理や理性を学んだ私たちとは違い、抑え
られない欲求に動物は凶暴化しその人には無い特殊な力を使い人間
社会の頂点に立つだろう、人は地球上で最も賢くそして愚かだから
だ、私はふと恐ろしくなった、人類生存意外に進化は全てにおいて
裕福な素晴らしい世界になると信じた……だがハクという人物は
言った進化は適応する能力であり自然のもの故に生命体が無意識の
中で生む輪廻だと、反するのか……私はその意味を考えた結論だ、
正しいかは私にもわからない、が行きすぎた進化は生命体も本質を
超えたもの、つまりはいい例が核だろう、人の暮らしを良くし絶大
なエネルギーを生み出す一方、人類の手に余るものだった、暴走し
た力は地球を汚染し破壊する……完全な処理もできる術のない我らに
とっては解毒剤のない毒開発と同じだということを核のみならず伝
達機器は人の嘘と虚像、そして集団心理とし世界はそれをまた悪に
利用する、本質を失った学問はその意味から離れ、機械に頼り人か
ら生み出す能力や努力を失わせた、一方いじめや戦争の情報に使わ
れ、メディアは都合のいい情報のみ流す、人はそれを真実としそれ
を正義とし動く、以前、菱川は言った……行きすぎた文明は人間自
らが滅ぶ劇薬だと、ある程度は薬になるが度を超えるとそれは毒と
なり解毒剤のないまま活動を停止すると……食、人間の体の根本を
作りだす物でもそうだ、挙げては切りがないが金という欲望の中、
本質は失われ添加物が一つの食品で摂取可能の域の限界を入れるこ
とにより保存や味が変わる、だが人間は一つの食品で腹が満たされ
る訳でもなければ栄養素といった物を全て摂取など出来ないことを
知りつつもそれらが横行しやがて遺伝子は傷つき同じく滅亡へと進
む、食品に対しても最早一つの遺伝子のクローンを作り続け純粋な
るものは流通の中には存在しない、桜などが良い例だ、ある国では
使われないある国では使用可能といった政治や経済の観念が生み出
す毒はやがて長い月日をかけ人を滅亡へと導く、それに気づきもし
ない知ろうとしない……いや知った所で大きな流れには逆らえぬも
のかもしれないがその本質は建前であり子を大事に思う親ですらそ
れを深く知ろうとしない、メディアは政治に加担し世間に忖度する
それもまた歪みである、個性を大事にしない世の中は普通が良いと
されその普通の異常さに気づきもしない、平等とは違いを認める事
であると菱川は言った、男は男の特性があり女は女の特性がある、
いくら仕事とはいえその違いを理解せねばあらゆる事に歪みが生じ
る、それは良いことなのか悪い事なのかという世間が問う理由とは
違い生命体の個体差である事への認めざるを得ない違いから目を背
けた社会の闇だろう、メディアもその使命を全うし人はそれを見て
考え自ら答えを出すもの、そこに個体差の意見があろうがそれを
解釈するのは人それぞれの考えを持って答えを出す、そこに口を
出す事こそが自らの無知さを露呈し社会を歪ませ個々に考える事を
放棄させる常識という姿へと変わるのだ。
菱川は表舞台によく出た、わしもそれを見た、彼の言うことは至極
全うであり非現実的でもあった、視聴率を気にし世間の忖度するメ
ディアは彼を出さなくなった、その要因の一つは戦争への反対で
あったがメディアへの戦争の実態への映像を流すことを提言して
いたのもある、
「どういう意味ですか?」
菱川「一部放送が切れていますがここは流すべきだと、戦争を絵空
事と思うから戦争は起きます、人が血を流し憎くもない相手と殺し
合い、守べき戦う戦争は他の人から守べき相手を殺す作業だという
事を、子供は殺され泣き叫びそれを正義となして戦争と呼びます、
それを避ける事で戦争は生まれる、今一度真実から目を背けず、
あなた方メディアにも言えます、メディアの本質は虚像を流し視聴
率を上げる事がその本質なのですか?」
司会「しかし子供にもそれを見せるとなると以下かがなものでしょ
う、それによりトラウマになる子もいるでしょうし」
菱川「それを避けいつ現実を知ることなのですか」
司会「そ、それじゃコマーシャルに移ります」
わしが最後、彼のメディアで見た姿だった、過去似たような事を
言い続けた彼は誹謗中傷に命まで狙われていた、そう考えると、
その意見に反対したものが自身が唱える倫理に反対した行為を持っ
て同じ命を脅かす現実を、ぬくぬくとした現実という作られた虚像
の中見たく無いものに目を伏せ、見たいだけの聴きたいだけの意見
を取り入れ反対するものを弾圧する、ワシはどれが正解かわからぬ
だが真実を持って真実を見極めるのは正しいことに思えたのだ、
彼がその生を捧げ尽力した世界の行末が正しいかはわからない、
だが私はそれが正しい事というよりは人が人でいられる世の中なの
だとここに来て感じ始めた、だが時は遅い……既に侵略はなされよ
うとしている、私の考えが今抵抗をし続けられている事が人類の生
存権を長らえさせているのも事実だ……がもしそれが事の発端、理
由であるならば……やはり間違いなのだろう、誰か答えを知ってい
るものはいるのだろうか……私は怖い。
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