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救出作戦
一夜明けて
しおりを挟むそして一夜明けたその日の早朝……
相変わらず4階からの呻き声が地獄の底から
湧き出るかのような不気味で低い声が響き渡る、
かつて何かの本で読んだ地獄の亡者の叫び声を
連想させる程のものだった。
灼熱の温度の釜で身を湯がかれ、ただれた皮膚は
溶け、暑さと激痛が襲う、喉に入るお湯と言う
まな優しい表現では無い水が喉や胃、粘膜を体内外
から同時に襲う……気を失う事さえ出来ない
針の山に登る、無数の傷と血が
辺りを染める、その一つ一つの針は剃刀よりも
鋭く、触れたものは身を切られる、骨など関係無い
内臓は飛び出て、自身のそれを手で引き摺りながら
人は山を登る、息絶えても一陣の風が吹けば亡者は
息を吹き返し、再び、いや永遠に思えるかのような
長い月日を過ごすのだ……そんな叫び声にも聞こえる
ゾンビも生者と変わらず動く事から血は出る、
感染症により嘔吐も多く、また想像しただろうか
糞尿も無論、垂れ流しであり、多発する場所の
空気の汚れと地面に染み付いた匂いは相当なものだ……
ゾンビと聞いて多くの者はゆらゆらと動き、
匂いもなく清潔かどうか、また病気やウイルスを
保持していることを想像するものがどれ程
いるだろうか、生ける屍とは、生きるという選択肢
の中に観察力や想像を持って行動することこそが
唯一生き残る道だ……
長い間、此処を拠点にしてきた彼等には
然程気にするようでも無くスヤスヤと寝ていた。
その周りを忙しく駆け回るネズミが頻繁に見られる
世紀末となり種の生存競争に過去何回も生き残った
哺乳類である、飢餓に強く、幾多のバイ菌や病気を
もたらす生き物だ。
漫画のような都会サバイバルではネズミは多い
過去ノストラダムスが医療としてネズミを駆除し
ペストから市民を守った話は有名だ。
暑さ寒さを凌ぐため、倒壊した今現在、多くの
施設や形状が整った施設には必ずいると言っても
良い、コレらの駆除もまた、地球上で最弱の
部類に入る人間は生き残る為に必要不可欠な
要項の一つだった。
ポルキ「よくこんなに寝れるな……」
ヒロ「本当にね……」
ポルキ「お前もか、横で寝ている2人を見ると
この音が自然で慣れたかと思った」
ヒロ「……まぁ大抵そうなんだろうけどね、
えへへ……僕あだ名がバンビって言うくらいでさ
どうも臆病でね……」
ポルキ「ふーん……行動と会話からして、もっと
豪胆な奴かと」
寝転がりながらクスクス笑うヒロ
「昔からなんだ……怖いことがあると
わざとおどけて見せたりする事で怖さを
紛らわしてるって所かな……皆には内緒ね」
ポルキ「あぁ、機密事項か、わかった」
ヒロ「で君は、宇宙人なの?」
ポルキ「そうだ、あ……言ってはならないと
念を押されていたんだ……コレも機密事項だ」
ヒロ「じゃ、お互いの秘密ね、了解」
ポルキ「しかし、よく私を宇宙人と認識出来たな、
他の2人には気付かれてないようだが」
ヒロ「肌の白い小さくて生意気な子供として
見てるんだろうね、でも言葉使いや知識からして
子供ではない、それに肌の色、それ化粧でしょ?
下地は緑を誤魔化すために赤と白を使ってる、
そんな全体に緑を誤魔化す為に使わないもん、
俺こうなる前に美容師やってたからさ……」
オデコに指を当て地球の文化についての知識を
頭で検索しまくっている様子を見せるが……
ポルキ「美容師?」
ヒロ「うーん見た目を綺麗にする仕事かな」
ポルキ「よく分からないが……
念には念をと言いながら何か私の体や顔に
塗りつけていたな……」
「まぁいい、で、お前は私に憎しみや、
嫌悪感を抱かないのか?
私はお前達の敵であり侵略者だぞ」
ヒロ「……そうだね憎むべきが当然なんだろうけど
君に直接何かされた訳じゃないし、クリスさん達と
行動を共にしてるって事は……訳ありなんでしょ?」
ポルキ「そうだな、訳ありだ」
ヒロ「なら何も聞かないよ、それに今僕たちに協力
してくれてるのは君も含めだからね……
僕達の近況は切羽詰まってる、もし助けてくれたら
その恩は返したいし、
それに人間だって酷い人は……沢山いる」
寝転がりながら腕を組みながらも自分に自信の
なさそうなヒロを観察する様に凝視するポルキ
ポルキ「お前は同種族である人が嫌いなのか?」
ヒロ「……そうだね嫌いだ」
言葉にならない何かを吐き出そうとするも
飲み込む仕草を見せた……
「で……その続きはあるのか?」
後ろ向きで寝ていたと思っていたクリスに不意に
語りかけられ驚くヒロだった。
ヒロ「クリスさん起きてたんですか?」
クリス「あぁ……仮眠はしたが敵の中で熟睡する程
肝が据わってる訳じゃねぇからな」
ヒロ「それが今まで生きて来れた証……かな」
クリス「……まぁそれも言えるかもな、
で、続きはあるのか?」
ヒロ「……」
「人が嫌いのですか?
……正直言うと分かりません、
自分に関わった人で全てが悪い人とは言いません
中には良い人は居ました」
クリス「……そうか」
「お前の言う良い人とは自分にとって都合の良い
人間の事なのか?」
ヒロ「分かりません……自分の気持ちが落ち着く
て言うか……具体的に言葉に出すと都合の良い人間を
指し示すのかも知れませんけど……少し違う気も」
クリス「……そうか」
ヒロ「……そうですね、少なくとも、
その人達の事は大好きです……
力のない僕が言うのも何ですが
守ってあげたいと心からは思っています」
細く笑うクリス
ヒロ「おかしいですよね」
手を上に向けて呟くヒロに憂いた目で答えた。
クリス「あぁ……おかしいね、笑える
考えてみろ、矛盾してんじゃねぇか」
ヒロ「ですよね……本当に人が嫌い、
コレも嘘じゃない……でも人が好きなのも嘘とは
言えません、これも……嘘とは
……言えないんですよね」
クリスは思った……纏う空気がハクに似ている彼に
大切な何かを自分以外のものに傾けられる人間
だが彼はまだ自分の気持ちに迷いがある
迷う者、前を向く者にとってそれは強さの前の
ガラス細工のような脆く儚い物である事
迷いは隙を生み出す、平和な時代と違い、
瞬時の判断は即、終わりを意味する……
クリス「お前は此処で、作戦がうまく行き
仮に俺たちの作戦に乗るのは嫌か?」
ヒロ「……嫌です、僕はあなた達が救おうとしてる
人の事を知りません、それに良い人か悪い人かも
分かりませんからね」
クリス「あぁそうだな……この世には糞が多い、
それは昔からだ、こんな時代になって人のエゴが
露骨に出やがるからな……今まで隠れていた欲望や
平和で潜んでいた狂気やらが理性に勝るからな」
ヒロ「理性って何なんですかね……皆あの時代には
仮面を被っていたんですかね、嘘で固められた
社会だったのかな……なら今の在り方が本来の
人間の本性なんですかね」
クリス「あぁそうだな、人間も所詮、いくら倫理を
語ろうが地球規模で言えばただの獣と同じだ、
屑は屑らしく生きるのが本来の獣の在るべき姿
なのかも知れねぇな」
ヒロ「なんか寂しいですね、それって……勉強して
社会に入って、生活して大人になって年老いて
いつかこの世界から消える……ただの生命体の
流れの中にいるだけって事か……」
ポルキ「それはどの生命体にも言える、
虫であろうと人間であろうと微生物であろうと
ただ生き、生命体に設けられた期限の中で
その生を全うし消えゆくのみだ
我らが侵略し奪う事はお前達人間社会でも常に
行われてきた筈だ」
ヒロ「ははっ何なんですかね……人生って」
クリス「……」
その時大きな声が聞こえてきた。
村木「何じゃあああ!こりゃ!」
目が覚めて昨日ハクが言っていた場所を山田が
村木の体を支え下を覗き込んだ瞬間の大声である。
クリス「どれどれ……まぁ大体予想は付くが」
棒に切れ目を入れ鏡を差し込むとその棒を下に
差し入れる階下の様子を伺うとゾンビの群れが
見えたのだった。
クリス「ほう……こりゃ大量だな」
ヒロ「この手紙に書いてある通りですね……」
村木「どどどうゆう事だ!説明しろ!」
ヒロ「じゃ僕から言いますね、えとですね
ハクさんはインナーショップに仕掛けをしました
ショップの両端は約ドア1枚分の74センチ幅が
二つ、両橋合わせて合計4つ、中央にはお客さんの
出入り口として2メートル位の玄関があります。
村木「だが中央は紐で封鎖したんだよな」
ヒロ「いや正確には閉じてません、両端は封鎖して
ますが中央は廊下側が広く奥に行くほど狭い通路の
様な細工の壁が簡易的に作られています、
恐らく模様があるから、破損した壁の板ですね
何処かで見たような仕掛けだな……
あ!コレ魚取る時の罠と同じですね
最初は広く、奥へ行くと出れない的な……」
村木「でも中に入っても入れたんなら出れるだろ」
ヒロ「いや……よく考えたら、ゾンビの行動パターン
を想定してください、確かに獲物には向かいますが
映画でもあるように彼等には知性はありません
本能で動ける範囲、つまり這いつくばってでも
階段などは行けますが、身を横にして進むと
出れるという一見出来そうに思えて出来ない、
ギリギリの思考はないと思われます……
しかしよく考えついたな……毎日見てる僕らでも
その小さな違いに気づかなかった……いや気付こうと
しなかった?いや見えてても頭に残らなかった」
ポルキ「成る程……確かに、多くのものが
ゾンビという概念だけに囚われ観察したものは
少ない、故に彼等の行動パターンや出来る範囲の
予測を細かく観察するに至る事は少ない
しかも固定観念を捨てねば気づかない小さな事だ」
大きく頷くクリスにポルキが言う
ポルキ「……何故、お前が嬉しそうな顔をする?」
クリス「……ば、馬鹿野郎!誰が嬉しそうな顔だ!」
ヒロ「いや嬉しそうでした……しかもかなり」
クリス「……まぁいい!もーいい!あぁ嬉しいさ!
アイツが褒められると俺も嬉しいんだよ!」
村木「ホモか?」
その瞬間喉にナイフが当てられた。
クリス「ゾンビの仲間入りしてぇらしいな」
村木「……いや、その、悪かった」
山田「あぁ……良いなぁ、なんかそう言うのって
友情だよなぁ……こんな世界になって初めて見た
なんかこう……アニメやドラマの様な
恥ずかしがる事ないと思うよ、それ」
ヒロ「うん、正直にハクさんが羨ましい」
クリス「……そ、そうか?」
ポルキ「コイツ行動と言動が真逆だな……」
クリス「だが確かに戦闘に於いて敵を
知ることは最も重要だ」
ヒロ「こう書いてあります、思い込みや想像は
漠然とするものでは無い、明確に現状を
把握してから思い描くもの、当たり前の事が
当たり前に出来てこそ知恵という言葉が生まれる
つまり知り、そして其処から恵が生まれるだって」
ポルキ「……成る程、当たり前に見えてる事は
見えてないのと同じと言うことか」
ヒロ「見てるのと見てるもの、言葉や行動は
同じでも意識の違いで全然違うんですね……」
村木「だがゾンビの動きや、どの程度の知能が
あるかなんか普通調べるか?」
山田「ただ本能のままノロノロ歩いてるだけかと」
村木「まさかあの程度の隙間を戻る事が
出来ないなんて……」
山田「そういやさ、映画でも獲物を追いかける
ゾンビは隙間を押し込んで無理やり入ろうと
するけど、路地とかの狭い場所で、わざわざ体勢を
意識してスムーズに横向きになって入ってくる
映像なんて見た事ない」
村木「偶然通れたり力ずくで押し込む事で
入れる奴もいるにはいるが……確かにあの幅では
意識を持って通らねば通れないな
反対側から出るには狭く板の角が邪魔をする……
逆に入るには勝手に押し込む力が体を自然に
横向きにする事により入るには容易か……」
「だが何故入った?」
山田「聞こえないかい?あれだよきっと」
耳を澄ますと辺りにいるネズミの声が下の罠の
仕掛けた場所からしきりに聞こえてきたのだった。
村木「確かに、最近じゃあちらの数の方が多い
拠点にも人間を恐れないネズミが日を追うごとに
増えていったな、今も目の前にも
居やがるからな、現地調達で此処まで出来るとは」
山田「何か樽状のゴミ箱の上に回転するやつの上に
餌ぶら下げて置いてあったよ、あれで取ってたんだ
後で駆除用に仕掛け教えてもらわなきゃ、他に
仕掛けの細工してあったみたいだし」
ヒロ「ゾンビホイホイとも書いてます」
村木「ほ……ホイホイ」
山田「え?あのゴキブリホイホイ?」
クリス「クックック……」
ハクのメモによると、ヒロに渡したメモに従い
行動するようにと書いてある。
その指揮はヒロに任せると
ヒロ「へ?ちょっと!無理無理!俺にそんな
大それた指揮なんて無理ですって!クリスさん
仲間じゃないですか!メモ渡すから
やってくださいよ!」
慌てふためくヒロを嘲笑うかのように
銃の手入れをしていた。
クリス「ククク……俺は戦闘タイプだ、
自慢じゃないが頭を使うのは苦手だ、俺はサポート
そして、お前の指示に従うのは俺も賛成だ」
ポルキ(おい……戦略においてお前はかなり優秀だ
良いのか?素人に任せても、私も戦略においては
かなり優秀な方だぞ)
ポルキの助言にもただニヤけるクリスだった、
一方、村木達の方が慌てていた。
村木「ちょ、冗談じゃねぇ!なんでコイツなんだ
コイツの指示で命かけられるか!」
山田「……悪いけど、僕もっす」
村木「お前はこいつの事しらねぇから言えんだ
コイツは臆病で強くもねぇ!」
クリス「……知ったこっちゃねぇな、それこそ」
村木「クソが!」
クリス「不服か?ならタイマン張るか?」
村木「あ?……」
山田「おい、やめとけよ、コイツ只者じゃないのは
わかるだろ?」
無駄のない筋肉に纏う空気感は素人でもその強さを
肌で感じる事ができた、先程の立ち回りも素人では
太刀打ち出来ない現状に、助けという事柄からも
納得せざるを得ない2人だった……
近くにあるドラム缶に行きどころの無い怒りで
村木は蹴りを入れる、大きな音が響き渡り
ドラム缶はゴロゴロと音をたてながら転がり
部屋の端の壁に当たり止まった、
上の階での、その音に反応しゾンビの動きが
活発化し呻き声が一層大きく流れとなって行く。
『ヌォォオオ』
山田「村木さん!今から作戦するのに活発化させて
どうするんですか!」
村木「……いや、あの……すまん」
クリスが立ち上がり村木にゆっくりと歩み近寄る
村木「すまない、そんなつもりじゃ無かったんだ」
山田「もう殴られてください……村木さんのせいで
殺されたく無いですから助けませんよ」
村木は近寄るクリスの迫力に後退りするも壁際に
追い込まれる形となり汗を額から流した。
ヒロが立ち上がり同じく村木の方へと歩みよる
2人が村木を囲む様に直ぐ前に立つと、
村木はキレた。
村木「くそ!なんだってんだボケ!やってやるよ!
来いよオラ!ヒロお前が相手なら負けねぇぞ!」
ヒロがおもむろに村木の横にあるドラム缶を蹴った
続いてクリスもまた同じ事をしたのだった
大きい音に恐怖を感じる村木
人を脅す時に大声を挙げるのは相手に戦う意思を
弱まらせ、マウントを取る意味合いが大きい
その通り村木は身をすぼませた。
村木「ヒィイ」
村木の左頭部をかすめる様にクリスの左手が
右頭部をかすめる様にヒロの右手が、まるで壁ドン
の形になり村木をビビらせた。
村木を挟んでクリスとヒロの顔が向かい合うと
2人でニヤけたのだった。
身のすくむ村木の髪にクリスの大きな手が
鷲掴みする、火薬の匂いが染み付いたクリスの手は
もはや錯乱状態に村木を陥れ思わず目を瞑る、
村木「ひっ……」
しかし村木の怯えとは反対に犬や猫をあやすかの
様にくしゃくしゃと村木の髪の毛を
掻き回したのだった。
ヒロ「使えますね……」
クリス「あぁ……使える」
村木「へ?」
クリス「良くやった」
そう言うと、クシャクシャになった髪の毛で
呆然とクリスを見る村木、
ヒロ「あの邪魔なんでソコ退いてもらえます?」
村木「へ?……あ、はい」
退いた村木の居た場所へヒロは這いつくばり
耳を地面へと押し付けた。
指を加えて何が起こったのか分からず
2人を見る村木だった。
山田(村木さん……少し可愛いっス)
クリス「どうだ?」
ヒロ「確定です」
振り返りクリスは村木の方を見ると再び満天の
笑みで言った「良くやった、これで目処がたった
お前のお陰だ」
わけわからず赤面する村木
小声「……惚れそうだ」
山田は直ぐ村木の隣にいたが小声で呟いた言葉を
聞いた山田は村木から少しずつ距離を離して行く
山田の気配に気付いた村木は咄嗟に山田に
「ち、違う!男としてだ!俺から離れんなボケ!」
山田「俺から……は……離れんな?すいません
離れます……」
階上の振動や音は下に響きやすい、これは屋内でも
マンションでも言えることだ、それに気づいた
2人はハクの作戦をスムーズに行うために
5階から目的の罠部屋を作るために左右に別れ、
ゾンビを誘き出し安全に作業を進める手を
思いついたのだった。
こうしてゾンビホイホイを4階に一つでも多く
罠をはる計画が始まった。
ハクは先ず誘導できるか、そして確証のための
実験だった、だが上手くいった際の罠を幾つか
メモに書いてあった、それは全て同じではない
下を覗いた際の各ある資材や人員での行動や
方法だった。
ヒロ「ハクさんは?」
クリス「……アイツは忙しいからな、俺も出来れば
早く戻りたいんだがな、今日はもう第一試合が
始まる……」
期限内に全てを行う事が必要だった
あと伸ばしに交渉は進んできたが嵐の接近に伴い
日毎に分けて行われることになったのだ
都合のいい展開などは簡単には起こり得ない
戦いは早ければ二試合目も行われる。
第一試合開始も彼等は時間稼ぎも同時に
行わなければならなかったのだった……
そして第一試合
ハクのゾンビメモとその他……
ゾンビの多発する地帯での問題
嘔吐
糞尿
伝染病
騒音
彼等の主なタンパク源
動くものに反応
人間
動物(主に小動物)
虫(都会ではゴキブリ等数の多い個体)
体内のエネルギーであるカロリーが減ると
人間と同じく動きが遅くなり過眠状態となって
生命を維持する。
気をつける点
感染症(出来るだけ戦わない事、1度使った
武器は消毒、消毒が無い場合、天気干しによる
紫外線消毒が必須)
呼気や飛沫による感染予防
マスクやゴーグルが望ましい
粘膜からの感染は血液、唾液、故に噛まれても
危険、また目に血や体液が入ることでも感染
戦うには運と防護と覚悟が必要
増殖による危険性
熱中症や突発的な事故、及び病でも変異する事から
集団で過ごすのにも必ず見張りがいる事が
望ましい。
ネズミの繁殖力
日本に多いドブネズミやクマネズミは出産後
数時間で次の繁殖が可能
15日程で親を離れ約2ヶ月で繁殖能力を得る。
繁殖能力は年に5回位、一回の出産で8匹前後
寿命は2年程
危険性の高い病気の媒体例
食中毒
ワイル病
ペスト
鼠咬症
発疹熱
住吸血虫症
等
またこれだけでは無い
生きる事がどれだけ困難か、それは戦争や治安悪化
等でも安易に日本でも起こるし起きてきた事実だ。
蚊や蝿等もある……この続き
はまた興味があれば書き記すつもりだ。
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