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救出作戦
月
しおりを挟むーー月基地ーー
月の内部に作られた一部の国の政府による合同で
作られた基地があった、月の裏側は地球からは
見ることが出来無い、数多く打ち上げられた
衛星に妨害工作を仕込んだ巧みな技術戦争の残骸に
模したものも多く発見は容易では無かったが
2028年には一部の国に探知はされたものの
当初衛星による国の安全と平和という大義名分で
作られた施設とし発表、後、開発は先進国合同の
計画となった、だが本来の目的は核攻撃から
移行した新たな兵器による一部の敵対する強国への
連合による抑止力という
名の偽りの平和の象徴である。
ロイ「……」
コーデル「地球の様子はどうだ……」
ロイ「現状変わりません、どの国も応答が
ありません、現在稼働中の衛星も調べていますが
正常に起動している衛星は以前一機確認のみ……」
荻原「残存する衛星の破損状況及び修復が可能な
機体も現在調査続行ですが残念ながら
まだ……見つかるに到っておりません」
イザドラ「こちらも現在調査中ではありますが、
各国の隠し衛星が元より探知しにくいのは
異星人から見ても同じです……
何とか今は生き残ってる事を祈り人類の滅亡を
防ぐために今はそれらを駆使し協力出来る事を
祈るばかりです」
ロイ「だけどあんな大群に一斉に感知されたら
残る衛星が……あるとは」
それ程までに異星人の連合による襲撃の衝撃は
凄まじかった、彼等のカメラで見る探査ドローンが
映し出した映像には最早、地球の形状すら確認困難
な程の埋め尽くす大群であった、何より一隻の船の
大きさが大陸以上にある物も多数存在し、内部に
いると思われる異星人の数や飛行船を想像した
彼等は地球等、宇宙にとってはほんの小さな
小石見たいな大きさなのだと確信を持たせるに
充分な物であった。
コーデル「滅多な事を言うな……
どの国もその科学の最先端で作った隠し衛星だ、
そう簡単には……」
コーデルも自分の口から出た言葉がいかに
虚しいものか、それを感じてはいたが、
その言葉を出せば全てが終わる……そう思うから
今はそれしか言葉にできなかった。
「今は探し続けるしか手は無いんだ、続けてくれ」
先の見えない状況に地球外に取り残されたクルー
の焦りとストレスはピークに達していた。
情報の無さ、自給自足が出来る環境ではあったが
肝心の電源供給の大半は太陽光エネルギーに頼って
いたこの施設の要は異星人襲来時、破壊されていた
事も彼等にとっては帰れ無いだけでなく、
何もし無いのであればそれは時限制限付きの終わり
を意味しているからであった。
イザドラ「キャプテン……この基地は何故、
見つからなかったのでしょうか」
ふとした疑問が口に出る。
すかさず横に居たロイが吐き捨てるように言った
ロイ「ただの運としか言いようがない」
皆が皆、最早、地球が侵略された事は充分に理解は
していた、いや……せざるを得なかったと
言うべきだろう、あの規模に誰が地球の武力で
対抗する手段があろうか、と
事実光の速度を超え、ワープをしてきた時点で
核などの物理的攻撃は効か無い事
それは、遠く離れた木星から一直線に驚異的な
スピードで飛んだとしても、彼等の監視を免れる
事は出来無い、故に光の速度を超えA点とB点を
捻じ曲げてくっつけるといった速度が出せる技術に
それに耐えれる物質で覆われた何か、
それは地球にはない金属かもしれ無い、
また地球上にある物質を変化させ作り出す技術かも
しれ無い、錬金術が流行った様に似て非なる物質は
多く存在する、発見もあるだろう、
石しか無かった様な時代、そして金、銀、銅、
を発見し、チタン、ステンレス、レアメタル等
地球が行なってきた文明の先を生きる彼等には
持っていて至極当然なのかもしれ無い。
また考えられるのは、干渉しないエネルギー
の存在だ、物理的エネルギーを緩和させるのでは
無く、干渉しないエネルギー、ぶつかり合っても
新たにその二つは複合するエネルギーを発生
させる事なく進行を可能にする、
そう言ったまだ未発見のエネルギーの存在を否定
する事は出来無い、この世の物質、思想、観念、
物質、全てにおいてモノには相反する反対がある
熱には冷、硬いモノには柔らかいもの等、
よって干渉する世界の理には相反するものの存在は
必ずあると言っていいだろう。
それは次元の違うものの存在かもしれ無いし
また干渉しても目にみない、また見える存在として
存在する噂や怪奇現象、電気、熱、錆び無い鉄塔
私達の世界は未だ未知なるものだらけなのだから。
ーー似て非なるものーーーーーーーーーーー
※ニュートリノは光を超えると発生する次元の歪み
の様なものを発生させる速度の基準、光を超える
スピードの出せるものである。
これは既に実験で結論付けられている。
(再調査中)
更にこれは非常に小さく原子の中も通り抜ける
だが地球上にも赤外線、紫外線、電波、
他種多様に存在する光やエネルギーは目に
見えぬとも体の中を常に通過し存在している。
天の川銀河は地球といずれぶつかりますが、
それは分子構造と似て大きさの規模を拡大し
考える、地球を分子に例えると大きさの
規模が大きすぎてぶつかる可能性は少ない
と言ったもの、ものの存在は今ある基準でなく
視野を広めることで説明は簡単
それは科学だけではない
また不変物質から発生させる電磁波がものの
ぶつかりとい考えもあります、本来は物質は
ものを通り抜けるもの、その原理は集まる
電磁波の影響での反発作用といったものだ
物質から発生する電磁波を完全に消すことが
出来ればその物体はものを通りすぎる、
厚みや硬さはその密度から数の多さで反発が
重さや軽さ、硬さを出すといったものだ。
完全にそれが出来ればものを通過するといった
物が出来る、異星人襲来に科学が大きくあるならば
それはそういう技術があるからなのかもしれない
それは同時に干渉しないエネルギーを生み出す
だろう。
気になる方はハーバード講義を粒子力学等
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
彼等クルーは侵略時、月の基地内部で作業中だった
電波の発信から彼等の居場所はとうに彼等侵略者
には発見されていて当たり前と言うことは誰の頭
にも理解はしていた。
だが何故か彼等は無事でいる
その答えは衛星を一機残した事と同じであるだろう
遥かに地球より高度な文明を持つ彼等がこんな
初歩的なミスを犯す訳が無い
その答えは『燻り出し』そう皆考えていた
誰かが回線を使えば異星人に発生した地点を教える
事になり残存する生命体を効率的に捕獲が
容易に出来るからだ、
だが彼等がそれを口にする事はなかった……
何故か……いやそうするしかなかったからだ。
例え地球の文明が滅ぼされようと彼等には帰るべき
星は一つ、故郷である地球である……
侵略の際、地球に急遽飛来した巨大すぎる宇宙船群
いち早く発見した彼等ではあったが既に妨害電波
による通信は届かなかった、危険を察知した
クルーはすぐ様、地球に向けての通信を断念、
理由は基地の位置を得体の知れない異星人に特定
されるのを防ぐ為であった。
2020年アメリカが未確認飛行物体の存在を認め
急遽始まった基地建設はこういう事態を想定されて
いたのかも知れない、2025年には先進国を中心に
建設は始まり今に至っている、マニュアルに沿った
彼等の行動ではあったがそれを遥かに越えるワープ
による突然の襲来、徐々に姿を現すなんてものでは
無かった。
地上では誰もがいつもと変わら無い日々
家族で楽しく会話する朝、恋人同士が肌を触れ合い
ありきたりな日々を何気ない感情で過ごし、子供は
学校の支度に母は洗濯物を干いに階段を上がる
殺される寸前だった者、激情に任せ喧嘩を
する者、勉強に精を出すもの……ありきたりな
時間がいつもの同じように流れるただそれだけの
時だった筈だった……
しかしそれは瞬時に地獄へと変わる……
不測すぎる事態に為す術が無い彼等だった……
彼等は地球が侵食される事態を見ている事しか
出来ず、ただ月日は過ぎて行った、だが彼等にも
等しく現実が襲い来る……
このままでは基地内で栽培される人工食糧も
じきに底を尽きる現実、クルーの指揮官である
コーデルは確実に来る自分達の人生の終わりを
前にして決意する、
『連絡が取れない今、地球の文明は壊滅』
時が経てば我々は全滅、こうなった今、
帰還する事を最優先し敵に見つかっても
致し方ない賭けに出たのだった……
主力艦隊の彼等が去った今、好機は今、
そして戻るには地球の手助けが必要不可欠だった
からである。
イザドラ「月基地建設、地上は壊滅、地下施設に
おいては続行中ですが……
こうなった今、意味はあるんでしょうか」
ロイ「しかし作業を続けることは帰還の為の
準備でもある、やらねばならない」
イザドラ「……しかし地球からの信号がない状態
が続き、作業を続けていいものか……
基地建設の為の液体材料がもう20%を
切っています、このままでは帰還に対し部品製造
による材料が必要になった時
どうしようもありませんよ……」
基礎の帰還用機体はあるものの、外に設置いていた
稼働可能な宇宙船は侵略時目に入る建造物として
彼等に破壊されていて使える状況ではなかった。
コーデル「……仕方ない一旦作業を中止するが
地球に信号は送り続けろ、月表面の通信装置は
壊されたが基地内部から小型衛星を発射、それを
反射させて使い範囲を更に広げ無線も使え
一般人でも誰でもいい、現状がわからねば
此方も動き用がない」
「後、民間人と連絡が着いた数名には定期的に連絡
現状の情報の収集に努めろ、だが民間人に危険が
及ばない様、探知時間の予測2分の制限時間は必ず
守り、新たにこの基地から飛ばした簡易衛星を
複数使い、逆探知までの時間を作ってやれ」
※地上でも同じ行動が取られていた、不足の事態に
陥った戦争用の為の処置である。
直接電波を送ったとしても、外部からの探知を
複雑にする為に各国が凌ぎを削って作った
妨害工作は先進国ならどの国も作っていた
この背景には戦争が最早衛星を経由する時代に
突入したから他なら無い、
今や数センチ単位でミサイル爆弾を落すことが
できるのは、衛星のおかげである、
カーナビが進化したのもこれである。
軍事衛星の解放と共に自動装備が働き、民間の使う
電波基地、及び密かに埋められたり、公共ビルの
上に配備されていた電波を拡散し、送信後には
妨害電波を発信、複数に分散された電波を辿る事が
出来ぬように作られた物だあった。
クルー「了解!」
基地の建造には『3Dプリンター』が使われていた
大気圏を突入の際、ロケットの角度、スピード等が
重要であり、最初はロケット自体が材料として
発射し、それを基地で解体し材料とした、
だがそれではコストがかかり過ぎ、基地建設に
多大なる時間を労する事から石油など加工材料は
変わっていった、要は密封した液体材料を
ロケットに詰め込む、それはロケットの重量の偏り
を防ぎ、成功率を上げ、基地内に到着すると
あらゆるパーツを基地内で組み立てられる、
これは何も月だけでは無い、地球の建造物にも
2020年頃になると既に使われていた、
細かいネジから電子部品の基礎から施設内部の
部屋という大きい物まで作れる、重力が軽い月面
での強度は引力に引っ張られる地球とは違い、
クレーン等も強度が小さくても充分現地で
作れたのだった、無論月面でも多少は鉄も取れる
材料さえ整えばデータは地球から送られ放置しても
建設は進はずだった……
イザドラ「ロイ、アジアの状況はどうなの」
ロイ「グリマンの行動範囲が掴めない状況は
変わらない、だが不審な動きがあると聞いている
それに日本の動きに変化が見えるんだ、
どうも横浜の基地奪還に自衛隊が成功したようだ
その動きに合わせゾンビが横浜に集中し始めて
いるらしい……戦いにより犠牲者が変異し
数が増えただけならいいが……
あるいは策的なものか……」
イザドラ「後、気になる事がもう一つ、
日本近郊の太平洋高気圧が異常に発達しています
この勢いでは超大型の台風になる可能性が……」
ロイ「まさか?今は日本では冬、
台風なんて起きる状況ではないはず」
イザドラ「もう地球が自然の流れで稼働している
昔ではないし、気象も大きく変化したわ、
大気や気流がともかく無茶苦茶なの、
荒らされた自然を地球が元に戻そうとしているのか
侵略者の作為的なものなのかはわから無い
いや、核施設の様に、まだ稼働している気候変動を
操作する衛星兵器が地上の監視体制を外れ誤作動を
起こしているとも考えられるわ……」
翔吾「行き過ぎた技術が暴走すると言うことか
地上の至る所で核施設の暴走で被爆地帯と汚染、
熱暴走による大気温の上昇が凄まじい……
最早、人工的に作られたと言っていい低気圧
その範囲は局所的になり至る所で高気圧が降り注ぐ
これだけでも人間が住める地域はいずれなくなる
だろう……見てくれここから見える地球にも
至る所で爆発による光が数日おきに未だある」
カメラに映る地球、至る所に宇宙からでも見える
破滅の光が彼等の目に否が応でも目に入る
絶望の光はそれに伴い多くの命が人間のみならず
地球から生命体を消し去っていく、
一つ光れば……それは何万という生命体が消えゆく
灯火なのだろう……
命の光……それはあっけなく彼等から見れば
線香花火よりも小さく見え、そして胸を差し貫く、
それは異星人侵略が元であるかもしれ無いが
人類が制御でき無い『力』に依存した成れの果て
なのかもしれ無い……
ロイ「……もう何が起こってもおかしくないと
言う事か……」
イザドラ「もう何があってもね……
地球はきっかけは異星人なのかもしれ無いけど
こうしてみると自滅する為に発展していったの
かもしれ無いわ……ね
私達の星はもう終わりなのかも知れないわ」
コーデル「翔吾解析は終わったか」
翔吾「はい、地球を囲むように大型宇宙船の残存数
はゼロ隻のまま、中型船と思われる宇宙船は5艘、
定期的に月単位で各一艘に対し5艇の飛行艇らしき
物が地球と行き来しています」
ロイ「中型でもアジアの台湾位の大きさがあるから
5隻だけでも残存する地球を壊滅に追い込むには
充分だと思われます」
イザドラ「ロシアのドロア教授との連絡に
よりますと地球の総人口は良くて半分
にまで減少……それも月単にで減少は加速し
今では三分の一程かと思われますとの事
しかし、これは熱源による予測です、恐らく
大半はゾンビ、正確な生存者の数に関しては
調査しようがありません」
ドロア教授はクリスと深い関わりがある人物だ
以前から有害生命体の侵略にいち早く警告、
それを支持する国や闇とされる秘密結社や
団体から支援を受け、『対侵略者兵器』の研究を
進めてきた人物である、そこに倫理は存在しない
タブーとされた研究、それこそが破壊者に対抗する
ものと思われたからだ、文明とは真逆に位置する
この考えは表立って公表することは出来なかった。
だっがその考えこそが戦争がなくなら無い原因でも
あるといえよう、武力による武力制圧に
終わりはないからである、そしてそれは命を殺す
事が最も重要視される無駄であり、愚か極まる人間
の、いや生命体の特性である。
人がより良く生活する為の戦争は人がより悪くなる
為の戦争と反対語と同じく言える。
良いものが現れれば必ず裏で悪いものが生まれる
人はどこまで極限の欲望を追求するのか
心の進化を無くし物質による贅沢と言われる欲求に
正義は無い、そしてそれに依存する人間に人間は
ただの1人も居ない。どんな理由をつけても戦争は
殺し合う為の言葉だ、それを誘発させているのは
地球上では人間のみなのだ、組織を作り、人の意思
を無視して行われ奪うもの、知的生命体……
それこそが今虐げられる立場になったクルー達に
矛盾と怒り、そして考えなかった自分に後悔の念を
抱いていた……
彼等の施設は深い地下に
存在し、汚染や発見に対する防御を備え、
現在稼働中であるとともに機械文明が特化した
ロシア地域の奪還の為、奮闘していた。
翔吾「国単位では先進国及び土地面積の大きい国
程、都心に大きな被害があり被害は甚大」
ロイ「中でもアメリカ、中国、インド、ロシアの
被害は甚大、土地面積の少ない先進国は被害こそ
大きいが人口密度が狭い範囲なのかゾンビの局地的
発生のおかげで田舎と言われる地域の多い理由で
各国でも生き残りの人間は多いと思われます」
コーデル「人が集まりやすい都会は……
田舎の傾向が逆に功を奏したか……
しかしゾンビの可能性も否めない、
くそ!奴らめ!」
イザドラ「特にアジアでは日本、台湾、韓国、
を中心にグリマンと称される異星人の襲来先での
生存者が多いと思われます」
コーデル「そこが鍵となるか……唯一その身で
侵略に降りてきた異星人故の隙があるかも
知れ無いな……」
ロイ「しかし、繁殖機能があるグリマンと
キメラに関して被害が大きいヨーロッパ地方は
先になんとかしないと、時が経つ程、
数が増え、地球はすぐに制圧されてしまう事を
考えると一番厄介な相手とも言えますね」
翔吾「ロシアに関しては秘密裏に行われた
ドロア教授が進めていた実験体が実戦配備、
現在機械兵と思われる戦闘に奮闘しています」
コーデル「人の倫理に反した集団である
禁断の研究が今、地球の希望とは……
皮肉なものだな……」
ロイ「ドロア教授によると、ロシアの機械兵に対し
彼の実験体は相性が悪いそうです、各国の生存者
及び残された武力、科学の現状がわかればそれに
適応した『相性の良い武力配備が鍵となる』
実験体の最も相性の良い相手はグリマン、及び
キメラ、生命体との事、武器による武力が残って
るならば、それを機械兵に当てるべきだと
その効率が戦況を左右するとの事です」
イザドラ「私達の連絡網で輸送配備が出来れば幸い
そう言う事ですね……」
翔吾「だが……こうも連絡がつかない現状だと
それもやりようが無い、しかも軍が生き残り、
連絡が出来た空輸は危険だ、
見つかれば数は激減したたといえ、彼等も黙っては
いないだろうし、未だ、地上スレスレに飛ばないと
すぐに撃墜されるという話だからな」
マイク「海も危険だ、侵略時の様に海にあの砲撃を
食らえば船どころかまた、海に接する地域に甚大な
被害が出るぞ……それを誘発させる移動はゾンビを
増やし、それこそ人類の終わりを意味するぞ」
コーデル「……こうも打つ手がないとはな」
イザドラ「私達ももう帰れないの……でしょうか」
コーデル「諦めるな、まだ手はある、彼等がなぜ
私達を放置しているかはわからない、燻り出しの
可能性は高いが、攻撃してこないなら、今はその
油断を逆手にとり、民間人でもなんでも連絡し
策を練り、結束、及びそれを効率化させ
敵を叩くしかない!皆もそう心に刻み、
今はそれに尽力してくれ、我らが地球を救う
要なのだと私はそう思う」
ロイ「了解」
翔吾「了解」
イザドラ「了解」
実際は彼等の予想より遥かにゾンビの数は多く
人は移動を制限され、生き残った人は人を
襲い始め負の連鎖が始まっていた。
文明が滅び、人は今原点回帰の時を迎えている。
人の敵は人、さらに異星人、ゾンビ、野生動物、
飢え、病気、こんな世の中で大いなる奪還という
目的に動けるものがどれだけいるだろう
人は人を信じられなくなる、平和な時代でも
そうであったように、政府を無くし目標の見えない
未来に人は目の前ある生にしがみつく者、
自ら生を手放す者、老人は何もせず消え失せ、
男は女を虐げる、子供の存在は欲望の吐口から
生まれ、そこに愛はない、その過酷な状況に、
古い時代同様、出産は危険そのものとなり、
また同時に侵略時、孤児となった子供達は頼る
大人を無くし、そしてまた消える、
現状は異星人襲来に関わらず
崩壊の道へと真っ直ぐにわき目もふらず
突き進んでいっていた、これが現実だった。
良き人と言われる人々は悪の心を持つ者に勝つのは
難しい、また悪の持つ心の人々はまた同時に良き
人を自ら虐げ、無くすことにより自分の首を
絞めている事に気付こうともしない。
彼等から奪いとったものは善の物がいなくなった時
悪もまた奪うことができなくなるからだ。
今、一番大切なもの……
それこそが人の生き残る唯一の道であるというのに
ーー解説ーー
大型船(タンカー等)=隻
小型船(ボート等)
競技用(艇、杯)
小舟(昔)葉
(定義は曖昧区別)
せき→隻、そう→艘、かん→艦、てい→艇、
はい→杯、はい→盃、せん→船、よう→葉、
ほん→本、はん→帆、しょう→床、だい→台、
まい→枚
月の裏側
※月の裏側は地球からは見え無い事からそれを
利用した建設計画だった。
実際は地球から見える月は表面の6割程度
旧ソ連のルナ3号が1959年に月の裏側の写真を
撮影するまで見ることすら叶わなかった。
裏側ですら撮影するのに50年程前だ。
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