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籠城 前編
籠城④
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□廃墟□
「おっと、寝ちまった……」
朝だった、雲は怪しかったが雨は止んでいた。
飛び起きるとすぐに手元にあったドラグノフの
スコープを覗き込みハクの様子を伺った。
「生きてるのかなぁハクちゃんは……」
覗き込むハクは慌ただしく何か準備をしていた。
「……?」
「体調悪いくせに何慌ててんだ?」
スコープでハクの居る建物付近を探る……
「何かマズい環境でもなってんのか?」
右、左そして奥、慎重に辺りを探るも何も変化は
感じられなかった。
有るとすればゾンビの数が結構減っていた。
大人しくするハクに獲物を見失ったかのように
霧散していくゾンビ、だがそれでも簡単に脱出
出来る数では無い……
だがハクなら何か面白い手でも考えてるのか?
……などと期待で胸躍るクリスだった。
「ふむふむ何をしてるんんだろう……何やら手に
ハンマーを持ち始めたぞ……」
「左手で鉄パイプを持ったな……
曲げようとしてるのか?」
「いくら細めの鉄パイプとは言え頑丈そうな
物を選んだな、簡単には曲がらねぇぞ……」
やがて少し離れたクリスが居る場所にも
ハンマーの音が聞こえて来た。
『カァーン……カァーン……』
「あーぁ顔が真っ青じゃねぇか……」
「あ……吐いた」
「ホラホラ、無理するからじゃんハクちゃん」
「それにゾンビが音に反応して、うじゃうじゃ
集まって来てんじゃん、何をしようとしてるか
解らないが……その選択肢、賢いとは
言えないぜ?」
入れ立てのコーヒーをいつのも様に口にして鼻歌
混じりで観察を続ける。
時間は刻々と過ぎるも鳴り続け響く打撃音
缶詰を食べ、あくびをしながらテレビでも
見てるかの様にトンカチを叩くハクを見つめて
2時間が経とうとしていた。
ハクはよろめきながら、その建物から落ちそうに
なる場面もチラホラする、その度に、無意識に
安堵のため息を出すクリスだった。
「おいおい……つまんねぇ終わり方したら
承知しねぇぞ」
「もういっそ此処で撃っちまうのが
優しさってもんか?」
(だが……わからねぇ)
(何作ってんだ、危険を犯してまで……
助かる道は、朝のあのゾンビが少し減った時間
だった筈、それ程体力が残ってないのか?
確かにHPはもう殆どない筈だし……だが2時間も
ハンマー振り続ける体力があったなら逃げれた
気がしないでも無いが……)
「よくわからん奴だとは思っていたが……
やっぱわからんな奴は、愚かな行為を繰り返す
愚か君とでも名付けてやろうか」
下らない発想に自分で笑うクリス
お腹一杯になりハクの様子を再び見ると、
ハクはその建物横にある電線のはしる鉄塔に
懸命に鉄パイプを曲げて作った、ちょうど『?』の
形をしたフック状の物にロープを繋げた道具を
懸命に投げ、引っ掛けようとしている。
「鉄パイプをフック状にしてた訳か……普通の
フックじゃ大きさが足りないから作ってた訳ねぇ」
「鉄塔からの脱出ねぇ、まぁ悪くは無い……が
やはり愚かか、さっきの朝のタイミングより賢い
とは言えないな愚か君」
「君の体力であの鉄塔を渡るには相当な体力が
必要だぞ、電気は走って無いだろうが、
それに風も強い、雨も凌げない、風邪を引いて
熱もある、クールじゃ無いぜ……やり方全てが」
「奴に期待した俺の見当違いだったか……」
電柱は何故か破壊しないグリマンだった。
それは何故か?何か理由があっての事だろう
建物を破壊するにも縦や斜めに切った後は
確かに多かった、理由がある筈だ。
後に異星人がそれを使う考えは捨てきれない
人類の生き残り発見の為に衛星を残した意味とも
繋がる、だが2人には見当もつかなかった。
だが恐らく後者だろう。
30分かけようやくフックが自分の居る高さから
紐の限界近くの高さにある鉄柱を捕らえる、
体をロープを縛り、クッションになりそうなものを
片っ端から体に巻きつけるハクの様子が見える。
跳び移る際に振り子の原理で鉄塔に体をぶつける
衝撃を和らげる為だろう、
なんせ飛び移るのだがら勢いは凄まじい、
骨が折れる程の衝撃が鉄柱にぶつかった際に
生じる事だろう、それを考えての保険である。
「ようやく移動か……ん?」
ハクはその建物から何やら大きく壁に文字を
書いていた。
『……何々?おにぎり美味かったよ、あり……が
と……う』
「おいおいバレてんじゃねーか此処に俺が
居るって事、やぱ油断出来ない奴だなぁ」
「おっまだ続きがあんのか、どれどれ……」
『その建物……柱が……倒れ……そ……う』
「……倒れ」
「何!」
クリスは慌て身を起こし辺りを見廻した。
確かに異音はしていた、ミシミシと……よく見ると
最初みたヒビがかなり大きくなっていた事に
ようやく気付いた。
「クソ、毎日同じ景色だから気付かなかったか!
俺とした事が」
急ぎ、辺りに逃げる方法を探るも
脱出ルートの答えは出なかった。
彼は備蓄も多く時間を掛ければゾンビは去る算段を
していたからこそ兵然としていたのだった。
「まずった……」
そして再びスコープを覗くと既にハクの姿は
見えなかった、だが壁に書かれた文字には続きが
あり其れを読むクリス
『其処から動かないで、今……行くから』
「は?」
「……行く⁈」
スコープを鉄塔に向けハクを探すと彼は
其処に居た。
鉄塔にミノムシの様にぶら下がったハクは
体に巻きつけた耐衝撃様のモノをナイフで切り
体重を軽くして懸命に紐をよじ登っていく。
雨で濡れた服等が地面へと落ちて行く
「お……い……何故?来る……」
「お前だけなら逃げれたろうが……」
「俺は優雅にお前を見てたんだ……ぜ?」
「まさか……助けに?その体でか?」
まだ彼はそんな都合のいい話は到底
信じる事は出来なかった。
出た言葉は
「馬鹿じゃねーのかアイツ本当の」
「まぁいいや、どうせ家族の事もわからねぇ、
今、俺がどうなろうと別に構やしねぇ……」
「クソッタレな世の中に未練もねぇ……」
自分でも気付かない程の少し寂しそうな
表情を浮かべた。
「そうだな……未練はねぇ……」
「こうなったら最後まで鑑賞させて
もらいましょうかね……愚か君」
蠢くゾンビにいつ倒れるかわからない
クリスの居る廃墟、
そして其処に近づこうとするハク
しかし時間はあまり残されては居なかった。
【今日のポイント】
鉄塔(鉄柱)緊急時には人が乗っても切れない
強度は過去の事件等で見た事はあるだろう
しかし危険は極まりないが、地面に降りず、危険を
回避する第二の道路としての使い方もあるだろう
しかし彼等の様な緊急時においてに限るだろう
普段は電圧6000ボルト級の電気が送電される訳
だからだ。
ゾンビ社会に置いても危険であるが人の手の
入らなくなった送電線等は腐食や老朽化に高度が
落ちる可能性も高い事からお勧めはしないが
高度が上がると風も強い事を頭に入れとこう。
「おっと、寝ちまった……」
朝だった、雲は怪しかったが雨は止んでいた。
飛び起きるとすぐに手元にあったドラグノフの
スコープを覗き込みハクの様子を伺った。
「生きてるのかなぁハクちゃんは……」
覗き込むハクは慌ただしく何か準備をしていた。
「……?」
「体調悪いくせに何慌ててんだ?」
スコープでハクの居る建物付近を探る……
「何かマズい環境でもなってんのか?」
右、左そして奥、慎重に辺りを探るも何も変化は
感じられなかった。
有るとすればゾンビの数が結構減っていた。
大人しくするハクに獲物を見失ったかのように
霧散していくゾンビ、だがそれでも簡単に脱出
出来る数では無い……
だがハクなら何か面白い手でも考えてるのか?
……などと期待で胸躍るクリスだった。
「ふむふむ何をしてるんんだろう……何やら手に
ハンマーを持ち始めたぞ……」
「左手で鉄パイプを持ったな……
曲げようとしてるのか?」
「いくら細めの鉄パイプとは言え頑丈そうな
物を選んだな、簡単には曲がらねぇぞ……」
やがて少し離れたクリスが居る場所にも
ハンマーの音が聞こえて来た。
『カァーン……カァーン……』
「あーぁ顔が真っ青じゃねぇか……」
「あ……吐いた」
「ホラホラ、無理するからじゃんハクちゃん」
「それにゾンビが音に反応して、うじゃうじゃ
集まって来てんじゃん、何をしようとしてるか
解らないが……その選択肢、賢いとは
言えないぜ?」
入れ立てのコーヒーをいつのも様に口にして鼻歌
混じりで観察を続ける。
時間は刻々と過ぎるも鳴り続け響く打撃音
缶詰を食べ、あくびをしながらテレビでも
見てるかの様にトンカチを叩くハクを見つめて
2時間が経とうとしていた。
ハクはよろめきながら、その建物から落ちそうに
なる場面もチラホラする、その度に、無意識に
安堵のため息を出すクリスだった。
「おいおい……つまんねぇ終わり方したら
承知しねぇぞ」
「もういっそ此処で撃っちまうのが
優しさってもんか?」
(だが……わからねぇ)
(何作ってんだ、危険を犯してまで……
助かる道は、朝のあのゾンビが少し減った時間
だった筈、それ程体力が残ってないのか?
確かにHPはもう殆どない筈だし……だが2時間も
ハンマー振り続ける体力があったなら逃げれた
気がしないでも無いが……)
「よくわからん奴だとは思っていたが……
やっぱわからんな奴は、愚かな行為を繰り返す
愚か君とでも名付けてやろうか」
下らない発想に自分で笑うクリス
お腹一杯になりハクの様子を再び見ると、
ハクはその建物横にある電線のはしる鉄塔に
懸命に鉄パイプを曲げて作った、ちょうど『?』の
形をしたフック状の物にロープを繋げた道具を
懸命に投げ、引っ掛けようとしている。
「鉄パイプをフック状にしてた訳か……普通の
フックじゃ大きさが足りないから作ってた訳ねぇ」
「鉄塔からの脱出ねぇ、まぁ悪くは無い……が
やはり愚かか、さっきの朝のタイミングより賢い
とは言えないな愚か君」
「君の体力であの鉄塔を渡るには相当な体力が
必要だぞ、電気は走って無いだろうが、
それに風も強い、雨も凌げない、風邪を引いて
熱もある、クールじゃ無いぜ……やり方全てが」
「奴に期待した俺の見当違いだったか……」
電柱は何故か破壊しないグリマンだった。
それは何故か?何か理由があっての事だろう
建物を破壊するにも縦や斜めに切った後は
確かに多かった、理由がある筈だ。
後に異星人がそれを使う考えは捨てきれない
人類の生き残り発見の為に衛星を残した意味とも
繋がる、だが2人には見当もつかなかった。
だが恐らく後者だろう。
30分かけようやくフックが自分の居る高さから
紐の限界近くの高さにある鉄柱を捕らえる、
体をロープを縛り、クッションになりそうなものを
片っ端から体に巻きつけるハクの様子が見える。
跳び移る際に振り子の原理で鉄塔に体をぶつける
衝撃を和らげる為だろう、
なんせ飛び移るのだがら勢いは凄まじい、
骨が折れる程の衝撃が鉄柱にぶつかった際に
生じる事だろう、それを考えての保険である。
「ようやく移動か……ん?」
ハクはその建物から何やら大きく壁に文字を
書いていた。
『……何々?おにぎり美味かったよ、あり……が
と……う』
「おいおいバレてんじゃねーか此処に俺が
居るって事、やぱ油断出来ない奴だなぁ」
「おっまだ続きがあんのか、どれどれ……」
『その建物……柱が……倒れ……そ……う』
「……倒れ」
「何!」
クリスは慌て身を起こし辺りを見廻した。
確かに異音はしていた、ミシミシと……よく見ると
最初みたヒビがかなり大きくなっていた事に
ようやく気付いた。
「クソ、毎日同じ景色だから気付かなかったか!
俺とした事が」
急ぎ、辺りに逃げる方法を探るも
脱出ルートの答えは出なかった。
彼は備蓄も多く時間を掛ければゾンビは去る算段を
していたからこそ兵然としていたのだった。
「まずった……」
そして再びスコープを覗くと既にハクの姿は
見えなかった、だが壁に書かれた文字には続きが
あり其れを読むクリス
『其処から動かないで、今……行くから』
「は?」
「……行く⁈」
スコープを鉄塔に向けハクを探すと彼は
其処に居た。
鉄塔にミノムシの様にぶら下がったハクは
体に巻きつけた耐衝撃様のモノをナイフで切り
体重を軽くして懸命に紐をよじ登っていく。
雨で濡れた服等が地面へと落ちて行く
「お……い……何故?来る……」
「お前だけなら逃げれたろうが……」
「俺は優雅にお前を見てたんだ……ぜ?」
「まさか……助けに?その体でか?」
まだ彼はそんな都合のいい話は到底
信じる事は出来なかった。
出た言葉は
「馬鹿じゃねーのかアイツ本当の」
「まぁいいや、どうせ家族の事もわからねぇ、
今、俺がどうなろうと別に構やしねぇ……」
「クソッタレな世の中に未練もねぇ……」
自分でも気付かない程の少し寂しそうな
表情を浮かべた。
「そうだな……未練はねぇ……」
「こうなったら最後まで鑑賞させて
もらいましょうかね……愚か君」
蠢くゾンビにいつ倒れるかわからない
クリスの居る廃墟、
そして其処に近づこうとするハク
しかし時間はあまり残されては居なかった。
【今日のポイント】
鉄塔(鉄柱)緊急時には人が乗っても切れない
強度は過去の事件等で見た事はあるだろう
しかし危険は極まりないが、地面に降りず、危険を
回避する第二の道路としての使い方もあるだろう
しかし彼等の様な緊急時においてに限るだろう
普段は電圧6000ボルト級の電気が送電される訳
だからだ。
ゾンビ社会に置いても危険であるが人の手の
入らなくなった送電線等は腐食や老朽化に高度が
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