14 / 83
嫉妬の所在1
しおりを挟む
「あれは、昔馴染みなのか?」
あれ、の指すものがすぐにはわからず、一拍遅れて隣を歩くセブさんの顔を仰ぎ見る。俺が相当わかってない顔をしていたようで、「黒髪の男だ」と追加説明してくれた。
「イアンのことですか?」
目だけで頷かれた。
「さっき宿屋で知り合ったばかりです。今朝乗り合い馬車で一緒になった、あの婦人が取り仕切っている商会の支店で働いてるんですって。偶然ってすごいですねえ。怖い人かと思ったら意外と優しくて助けてもらいました」
セブさんと二人並んで帰れることがとても嬉しくて饒舌になってしまう。頬が緩んでふわふわぽかぽか温かい。
でも、浮かれ気分の俺に反して、見上げた彼の表情が固い。
「セブさん…?」
エメラルドの瞳に真っ直ぐ見つめられて息を飲む。腰に回された腕に力が込められ、「すまない」と何故か謝られてしまった。頭の中は「何が?」でいっぱいだ。
「ハバトがあまりに心許しているようだったので、柄にもなく嫉妬などしてしまった」
嫉妬って、相手の何かを羨ましく思うってことだよな?セブさんが羨ましく思う程、俺とイアンは仲の良い友人に見えたんだろうか。実際は俺には友人なんてひとりもいないし、セブさんに羨ましがられるものなんて俺にはひとつもない。
「わたしとイアンより、セブさんと同僚の、スペンサーさん?の方が仲が良いと思いますよ」
セブさんの眉間に軽くシワが寄った。
「スペンサーとはただの腐れ縁で、仲が良いという程ではない」
あんなに軽快なやり取りが出来るのだから、俺からしたらすごく仲良しだと思うけど、セブさんは優しくて素敵な人だからもっと仲の良い友人がたくさんいるのかもしれない。それはとても羨ましい。
「スペンサーさんに会いに来たのはお仕事の関係ですか?もしかして王都に戻られてしまいますか?」
「いや。あいつに用があってここに来たのではない」
小道から大通りに出ると、セブさんはすぐに辻馬車をつかまえて、そつのない所作で俺を先に馬車に乗せてから自身も颯爽と乗り込んだ。
俺たちが乗り込んだのは二人乗りの箱馬車で、隣に腰を下ろしたセブさんとの距離が近い。
狭い車内にあっても、直剣をベルトから外さずにズラして片腿に乗せるようにしているのは、もしかしていざという時片手でも抜けるようにしてるのだろうか。そんな、素人の俺が考えても仕方のないことを思いながらセブさんを見つめる。
ローレンスさん曰く、セブさんは貴族騎士だという。貴族として、騎士としての彼を、俺は知らないし、知る権利はない。悲しいけど。
馬車が動き出すと、懐から手の平大の小袋を取り出したセブさんがそれを俺に手渡した。車内を照らす魔法灯の淡い光の中で一見するだけでは、それが何かわからずしばし呆けてしまった。
「金竜涎だ」
全く予期していなかった物の名を告げられて、つい「え!」と叫んで喜びで腰が浮きかける。
「すごい!どこで手に入れたんですか?セブさんさすがです。カッコいいです」
俺のテンションの上がりようにセブさんは少しばかり驚いたようだが、すぐに優しく破顔した。
「今日訪れた闇市の店の者が言っていただろう。“南通りのクラフテアという店に売った”と。買い取り交渉に来てみれば、金竜涎の買い占め理由があのスペンサーの豪遊だとわかった。この金竜涎は、私の事情をだいたい理解したあいつが買い上げて寄越した。代わりにあいつが男娼まで侍らせていたことは奥方には黙っておくことになった」
端正な貴族様が口元を歪めて、たちの悪いいたずらっ子のような顔をする貴重なところを見てしまった。
「なるほど。今日スペンサーさんとは偶然会ったんですね。こんな高価なものを買ってくださるなんて、スペンサーさんも太っ腹ですねえ」
「スペンサーが娼館で使ってる額を考えれば些末なものだし、あいつがこんな地方の花街で加減せずに遊ぶから、浮かれた店側も金竜涎の買い占めなんて狂ったことをするんだ」
「ふふふ。セブさんちょっとだけ怒ってますね」
「少しな。君を娼館になど行かせたくなかった」
「またわたし子供扱いされてますか?わたしだって娼館に来たっていいじゃないですか」
男娼がいるんだから、女の人だって娼館には来るのだろう。
「子供扱いなどしていない。君が行っても楽しい場所ではないというだけだ。それとも、娼館で働くなどと言い出すわけではないだろうな」
どんなお姉さんたちが働いてるんだろうとか、どんなことするんだろうとか、娼館自体に興味がなくはないけど、そんなこといろいろと恥ずかしくて言えない。「えっと、うーん」と言い淀んでいるうちにセブさんの麗しい顔が何故か険しくなっていく。
「魔女の秘薬を作れば望むままに稼げるだろう。何故体を売る必要がある?まさか、娼館での色事に興味があるなどとは言わないな?」
娼館での色事への興味は正直あります。
なんて馬鹿正直に言ったら、どう考えても痴女だ。
「…そんなこと、ないです」
「何故目をそらす、ハバト。娼館ではどんな人間かもわからない男たちに好きにされるとわかっているか?もしや、すでにどこぞの男に体を明け渡したことがあるのか?」
体ごとこちらに向き直り、俺の左肩をがっちり掴む。言葉を重ねるごとに表情と声色が険しさを更に増していくセブさんは、どう見てもめちゃめちゃ怒ってる。さっきのスペンサーさんへの怒りなんて比じゃない。彼が何に怒っているのかわからない。性行為の経験の有無に怒ってる?性行為をしたことがあったらダメなのかな。未婚のうちはダメとか?本当はしたことないけど、それを打ち明けないと彼の怒りは収まらないだろうか。
「えっと、ごめんなさい…」
恥ずかしくて居た堪れず、それだけ言って深く俯く。手の中の小袋が目に入り、つい先程までのにこやかに笑っていた彼が恋しい。俺が余計なことを言ったせいで怒らせたのに、そんな自分勝手なことを考えてしまう。
「私が言い値で買おう」
セブさんが言ったことの意味を理解する前に、彼の長い指が俺の顎をさらって顔を上げさせられた。覆いかぶさるように、セブさんの苦々しげな顔が近付いてくるのを、ただぼんやりと見ていた。魔法灯の明かりが、胸下まであるなめらかな白金の長い髪の表面を、すべるように輝かせている。
俺の口に、彼の唇が柔く触れる。キスだ、と急速に理解をして、さっきまでの些末な羞恥もぐるぐるとした思考も、全部一気に吹っ飛んでしまう。
彼の唇が薄く開かれ食まれると、まるで彼に求められているみたいで、脳天気な俺の頭の中は幸せな気持ちでいっぱいになった。
あれ、の指すものがすぐにはわからず、一拍遅れて隣を歩くセブさんの顔を仰ぎ見る。俺が相当わかってない顔をしていたようで、「黒髪の男だ」と追加説明してくれた。
「イアンのことですか?」
目だけで頷かれた。
「さっき宿屋で知り合ったばかりです。今朝乗り合い馬車で一緒になった、あの婦人が取り仕切っている商会の支店で働いてるんですって。偶然ってすごいですねえ。怖い人かと思ったら意外と優しくて助けてもらいました」
セブさんと二人並んで帰れることがとても嬉しくて饒舌になってしまう。頬が緩んでふわふわぽかぽか温かい。
でも、浮かれ気分の俺に反して、見上げた彼の表情が固い。
「セブさん…?」
エメラルドの瞳に真っ直ぐ見つめられて息を飲む。腰に回された腕に力が込められ、「すまない」と何故か謝られてしまった。頭の中は「何が?」でいっぱいだ。
「ハバトがあまりに心許しているようだったので、柄にもなく嫉妬などしてしまった」
嫉妬って、相手の何かを羨ましく思うってことだよな?セブさんが羨ましく思う程、俺とイアンは仲の良い友人に見えたんだろうか。実際は俺には友人なんてひとりもいないし、セブさんに羨ましがられるものなんて俺にはひとつもない。
「わたしとイアンより、セブさんと同僚の、スペンサーさん?の方が仲が良いと思いますよ」
セブさんの眉間に軽くシワが寄った。
「スペンサーとはただの腐れ縁で、仲が良いという程ではない」
あんなに軽快なやり取りが出来るのだから、俺からしたらすごく仲良しだと思うけど、セブさんは優しくて素敵な人だからもっと仲の良い友人がたくさんいるのかもしれない。それはとても羨ましい。
「スペンサーさんに会いに来たのはお仕事の関係ですか?もしかして王都に戻られてしまいますか?」
「いや。あいつに用があってここに来たのではない」
小道から大通りに出ると、セブさんはすぐに辻馬車をつかまえて、そつのない所作で俺を先に馬車に乗せてから自身も颯爽と乗り込んだ。
俺たちが乗り込んだのは二人乗りの箱馬車で、隣に腰を下ろしたセブさんとの距離が近い。
狭い車内にあっても、直剣をベルトから外さずにズラして片腿に乗せるようにしているのは、もしかしていざという時片手でも抜けるようにしてるのだろうか。そんな、素人の俺が考えても仕方のないことを思いながらセブさんを見つめる。
ローレンスさん曰く、セブさんは貴族騎士だという。貴族として、騎士としての彼を、俺は知らないし、知る権利はない。悲しいけど。
馬車が動き出すと、懐から手の平大の小袋を取り出したセブさんがそれを俺に手渡した。車内を照らす魔法灯の淡い光の中で一見するだけでは、それが何かわからずしばし呆けてしまった。
「金竜涎だ」
全く予期していなかった物の名を告げられて、つい「え!」と叫んで喜びで腰が浮きかける。
「すごい!どこで手に入れたんですか?セブさんさすがです。カッコいいです」
俺のテンションの上がりようにセブさんは少しばかり驚いたようだが、すぐに優しく破顔した。
「今日訪れた闇市の店の者が言っていただろう。“南通りのクラフテアという店に売った”と。買い取り交渉に来てみれば、金竜涎の買い占め理由があのスペンサーの豪遊だとわかった。この金竜涎は、私の事情をだいたい理解したあいつが買い上げて寄越した。代わりにあいつが男娼まで侍らせていたことは奥方には黙っておくことになった」
端正な貴族様が口元を歪めて、たちの悪いいたずらっ子のような顔をする貴重なところを見てしまった。
「なるほど。今日スペンサーさんとは偶然会ったんですね。こんな高価なものを買ってくださるなんて、スペンサーさんも太っ腹ですねえ」
「スペンサーが娼館で使ってる額を考えれば些末なものだし、あいつがこんな地方の花街で加減せずに遊ぶから、浮かれた店側も金竜涎の買い占めなんて狂ったことをするんだ」
「ふふふ。セブさんちょっとだけ怒ってますね」
「少しな。君を娼館になど行かせたくなかった」
「またわたし子供扱いされてますか?わたしだって娼館に来たっていいじゃないですか」
男娼がいるんだから、女の人だって娼館には来るのだろう。
「子供扱いなどしていない。君が行っても楽しい場所ではないというだけだ。それとも、娼館で働くなどと言い出すわけではないだろうな」
どんなお姉さんたちが働いてるんだろうとか、どんなことするんだろうとか、娼館自体に興味がなくはないけど、そんなこといろいろと恥ずかしくて言えない。「えっと、うーん」と言い淀んでいるうちにセブさんの麗しい顔が何故か険しくなっていく。
「魔女の秘薬を作れば望むままに稼げるだろう。何故体を売る必要がある?まさか、娼館での色事に興味があるなどとは言わないな?」
娼館での色事への興味は正直あります。
なんて馬鹿正直に言ったら、どう考えても痴女だ。
「…そんなこと、ないです」
「何故目をそらす、ハバト。娼館ではどんな人間かもわからない男たちに好きにされるとわかっているか?もしや、すでにどこぞの男に体を明け渡したことがあるのか?」
体ごとこちらに向き直り、俺の左肩をがっちり掴む。言葉を重ねるごとに表情と声色が険しさを更に増していくセブさんは、どう見てもめちゃめちゃ怒ってる。さっきのスペンサーさんへの怒りなんて比じゃない。彼が何に怒っているのかわからない。性行為の経験の有無に怒ってる?性行為をしたことがあったらダメなのかな。未婚のうちはダメとか?本当はしたことないけど、それを打ち明けないと彼の怒りは収まらないだろうか。
「えっと、ごめんなさい…」
恥ずかしくて居た堪れず、それだけ言って深く俯く。手の中の小袋が目に入り、つい先程までのにこやかに笑っていた彼が恋しい。俺が余計なことを言ったせいで怒らせたのに、そんな自分勝手なことを考えてしまう。
「私が言い値で買おう」
セブさんが言ったことの意味を理解する前に、彼の長い指が俺の顎をさらって顔を上げさせられた。覆いかぶさるように、セブさんの苦々しげな顔が近付いてくるのを、ただぼんやりと見ていた。魔法灯の明かりが、胸下まであるなめらかな白金の長い髪の表面を、すべるように輝かせている。
俺の口に、彼の唇が柔く触れる。キスだ、と急速に理解をして、さっきまでの些末な羞恥もぐるぐるとした思考も、全部一気に吹っ飛んでしまう。
彼の唇が薄く開かれ食まれると、まるで彼に求められているみたいで、脳天気な俺の頭の中は幸せな気持ちでいっぱいになった。
148
お気に入りに追加
2,594
あなたにおすすめの小説
謎の死を遂げる予定の我儘悪役令息ですが、義兄が離してくれません
柴傘
BL
ミーシャ・ルリアン、4歳。
父が連れてきた僕の義兄になる人を見た瞬間、突然前世の記憶を思い出した。
あれ、僕ってばBL小説の悪役令息じゃない?
前世での愛読書だったBL小説の悪役令息であるミーシャは、義兄である主人公を出会った頃から蛇蝎のように嫌いイジメを繰り返し最終的には謎の死を遂げる。
そんなの絶対に嫌だ!そう思ったけれど、なぜか僕は理性が非常によわよわで直ぐにキレてしまう困った体質だった。
「おまえもクビ!おまえもだ!あしたから顔をみせるなー!」
今日も今日とて理不尽な理由で使用人を解雇しまくり。けれどそんな僕を見ても、主人公はずっとニコニコしている。
「おはようミーシャ、今日も元気だね」
あまつさえ僕を抱き上げ頬擦りして、可愛い可愛いと連呼する。あれれ?お兄様、全然キャラ違くない?
義弟が色々な意味で可愛くて仕方ない溺愛執着攻め×怒りの沸点ド底辺理性よわよわショタ受け
9/2以降不定期更新
【BL】こんな恋、したくなかった
のらねことすていぬ
BL
【貴族×貴族。明るい人気者×暗め引っ込み思案。】
人付き合いの苦手なルース(受け)は、貴族学校に居た頃からずっと人気者のギルバート(攻め)に恋をしていた。だけど彼はきらきらと輝く人気者で、この恋心はそっと己の中で葬り去るつもりだった。
ある日、彼が成り上がりの令嬢に恋をしていると聞く。苦しい気持ちを抑えつつ、二人の恋を応援しようとするルースだが……。
※ご都合主義、ハッピーエンド
身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!
冨士原のもち
BL
桜舞う王立学院の入学式、ヤマトはカイユー王子を見てここが前世でやったゲームの世界だと気付く。ヤマトが一番好きなキャラであるカイユー王子は、ゲーム内では非業の死を遂げる。
「そうだ!カイユーを助けて死んだら、忘れられない恩人として永遠になれるんじゃないか?」
前世の死に際のせいで人間不信と恋愛不信を拗らせていたヤマトは、推しの心の中で永遠になるために身代わりになろうと決意した。しかし、カイユー王子はゲームの時の印象と違っていて……
演技チャラ男攻め×美人人間不信受け
※最終的にはハッピーエンドです
※何かしら地雷のある方にはお勧めしません
※ムーンライトノベルズにも投稿しています
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
初恋の公爵様は僕を愛していない
上総啓
BL
伯爵令息であるセドリックはある日、帝国の英雄と呼ばれるヘルツ公爵が自身の初恋の相手であることに気が付いた。
しかし公爵は皇女との恋仲が噂されており、セドリックは初恋相手が発覚して早々失恋したと思い込んでしまう。
幼い頃に辺境の地で公爵と共に過ごした思い出を胸に、叶わぬ恋をひっそりと終わらせようとするが…そんなセドリックの元にヘルツ公爵から求婚状が届く。
もしや辺境でのことを覚えているのかと高揚するセドリックだったが、公爵は酷く冷たい態度でセドリックを覚えている様子は微塵も無い。
単なる政略結婚であることを自覚したセドリックは、恋心を伝えることなく封じることを決意した。
一方ヘルツ公爵は、初恋のセドリックをようやく手に入れたことに並々ならぬ喜びを抱いていて――?
愛の重い口下手攻め×病弱美人受け
※二人がただただすれ違っているだけの話
前中後編+攻め視点の四話完結です
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる