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第2部
この二人、実はとても仲悪かったりするのか!?
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ロングホームルームも終わり、掃除や最後のショートホームルームも終わって明日から九連休ということもあり、俺のクラステンションはめちゃくちゃ上がっていた。
やっぱり進学校の学生でも連休は嬉しいんだなとそんな事を考える。
まあ、俺も嬉しいんだけどね。
「八神君。明日からの九連休空いている日はありますか?」
友人(告白されたので友人と言えない気がするけど)の一人、武田薫さんが隣の机から話し掛けてきた。
「2~3日は空いてるけど何か用事?」
カバンに教科書類を入れながら尋ねると
「文化祭のクラスの出し物の話、私達で少しでも詰めておきたいなと思いまして……」
と武田さんも教科書類をカバンに入れながら答えてくれる。
「そう言う事ね……今週は日曜がバイト、来週も……」
俺が言っている途中で、突如言葉を遮れられた。
「お待たせ、誠。ん、何の話をしているの?」
金髪の幼馴染によって。
「エミリア。今日いつもより少し早かったね」
そして、今幼馴染は何故かご機嫌ななめだ。おかしいな、朝来る時は上機嫌だったのに
「猫がこそこそ動いていると聞いたからね」
猫?エミリア猫飼っていたっけ?どちらにしても俺達の所に早く来るのと猫は関係ないと思うのだけど。
何か怖いから口には出さないけどね……
「香月さん、今八神君とは私が話をしていたのですけど……」
武田さんが不機嫌そうに言うが、金髪の幼馴染はニコニコしながら答える。
「ごめんね、気づかなくて……」
武田さんが目を細めながら
「気づかなった……そうですか。では今から八神君に用件を言うから少し静かにしてもらえないかしら?」
と述べる。
「好きにすれば良いんじゃないかな?まあ、あたしも口を出すかも知れないけど……」
と幼馴染はケンカ腰に答えていた。
何……何か武田さんと幼馴染の間で火花が散っている気がするんだけど。
そして、周りに助けを求めるとせっせとクラスから出る奴と野次馬、後はエミリアの知り合いぐらいしかいない。
俺が助けてと視線で訴えても、目をそらすし。
何故、こんな事になったんだろう。
まあ、幼馴染が割り込んだのが原因なんだけど、エミリアは以外と結構気を使うタイプだ。俺が話していて割り込んで来る事もあるが、その場合はその話している人物がエミリアと仲が良く、しかも問題がない場合だけだった。
それ以外の場合は余程の事がないと割り込んで来ないんだけど。
「まあ良いわ。八神君」
「え、俺」
ここで俺に話がふられるとは思っていなかった。
しかし、武田さんは俺が戸惑いを無視して続ける。
「文化祭の件の日時、ラインで相談しても良いかしら?香月さんも待てないみたいだし……」
俺に言葉をかけながらも赤い瞳でエミリアを睨みつけていた。
そして、エミリアも負けじと青い瞳で睨み返している。
(え。この二人、実はとても仲が悪かったりするのか!?)
流石にこれは声には出せないので、俺は心の中で叫んだ。
☆☆☆☆
八神正美(誠の父親視点)
何故、こうなったんだろう。
今日が終われば一週間以上休み。
そう思って仕事に励んでいたら急遽社長室に呼ばれてしまった。
特に仕事をミスった覚えはない。
無視する訳にも行かず、俺は社長室に向かった。
そこで衝撃的な事を聞いてしまった。
社長の長い言葉を要約すると財閥の会長が来週の月曜日俺に会いたいと……
平凡な1日のはずだったのに、何故こうなったのだろう。
八神正美(誠の父親視点)終了
やっぱり進学校の学生でも連休は嬉しいんだなとそんな事を考える。
まあ、俺も嬉しいんだけどね。
「八神君。明日からの九連休空いている日はありますか?」
友人(告白されたので友人と言えない気がするけど)の一人、武田薫さんが隣の机から話し掛けてきた。
「2~3日は空いてるけど何か用事?」
カバンに教科書類を入れながら尋ねると
「文化祭のクラスの出し物の話、私達で少しでも詰めておきたいなと思いまして……」
と武田さんも教科書類をカバンに入れながら答えてくれる。
「そう言う事ね……今週は日曜がバイト、来週も……」
俺が言っている途中で、突如言葉を遮れられた。
「お待たせ、誠。ん、何の話をしているの?」
金髪の幼馴染によって。
「エミリア。今日いつもより少し早かったね」
そして、今幼馴染は何故かご機嫌ななめだ。おかしいな、朝来る時は上機嫌だったのに
「猫がこそこそ動いていると聞いたからね」
猫?エミリア猫飼っていたっけ?どちらにしても俺達の所に早く来るのと猫は関係ないと思うのだけど。
何か怖いから口には出さないけどね……
「香月さん、今八神君とは私が話をしていたのですけど……」
武田さんが不機嫌そうに言うが、金髪の幼馴染はニコニコしながら答える。
「ごめんね、気づかなくて……」
武田さんが目を細めながら
「気づかなった……そうですか。では今から八神君に用件を言うから少し静かにしてもらえないかしら?」
と述べる。
「好きにすれば良いんじゃないかな?まあ、あたしも口を出すかも知れないけど……」
と幼馴染はケンカ腰に答えていた。
何……何か武田さんと幼馴染の間で火花が散っている気がするんだけど。
そして、周りに助けを求めるとせっせとクラスから出る奴と野次馬、後はエミリアの知り合いぐらいしかいない。
俺が助けてと視線で訴えても、目をそらすし。
何故、こんな事になったんだろう。
まあ、幼馴染が割り込んだのが原因なんだけど、エミリアは以外と結構気を使うタイプだ。俺が話していて割り込んで来る事もあるが、その場合はその話している人物がエミリアと仲が良く、しかも問題がない場合だけだった。
それ以外の場合は余程の事がないと割り込んで来ないんだけど。
「まあ良いわ。八神君」
「え、俺」
ここで俺に話がふられるとは思っていなかった。
しかし、武田さんは俺が戸惑いを無視して続ける。
「文化祭の件の日時、ラインで相談しても良いかしら?香月さんも待てないみたいだし……」
俺に言葉をかけながらも赤い瞳でエミリアを睨みつけていた。
そして、エミリアも負けじと青い瞳で睨み返している。
(え。この二人、実はとても仲が悪かったりするのか!?)
流石にこれは声には出せないので、俺は心の中で叫んだ。
☆☆☆☆
八神正美(誠の父親視点)
何故、こうなったんだろう。
今日が終われば一週間以上休み。
そう思って仕事に励んでいたら急遽社長室に呼ばれてしまった。
特に仕事をミスった覚えはない。
無視する訳にも行かず、俺は社長室に向かった。
そこで衝撃的な事を聞いてしまった。
社長の長い言葉を要約すると財閥の会長が来週の月曜日俺に会いたいと……
平凡な1日のはずだったのに、何故こうなったのだろう。
八神正美(誠の父親視点)終了
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