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恋に堕ちれば熱も涼し
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「せーいーやー! 早くメシ食いに行こうぜ!」
鳴り響いたのは昼休みを知らせるチャイム。漸く退屈な国語の授業も終わったからか、後ろの席にある柳沢の机に体の半分を預けてだらけきっている少年に対して、誠也と呼ばれたメガネをかけている少年は、下敷きになってしまったノートを見て、小さなため息を一つ吐いた。
「志弦がボクのノートを下敷きにしているから、片付けたくても片付けられない。早く退いて」
「おっと! わりぃわりぃ。授業が終わるとつい、だらけちまうんだよなー」
へらりとスポーツ少年らしい笑みを浮かべる犬飼に対して、柳沢はいつものことだからと諦めているのか退いてくれたのを見たならば、さっさとノートを机の中にしまったならば、母が作ってくれたお弁当を手に取る。
それが合図だとばかりに犬飼は席へと立ち上がれば、柳沢と一緒に中庭へと向かっていく。
犬飼と柳沢は中学校が一緒であり、犬飼はサッカーのスポーツ推薦で、柳沢は小説による一芸推薦で高校に入った。中学校の頃はあまり話していなかったが、一緒の中学校という共通点と、たまたま席が近くなった際に意外にも会話が弾むということで、いつの間にか距離が縮まっていた。
周りのクラスメイトからはクラスの人気者のスポーツマン犬飼と、物静かな柳沢は異色の二人に見えるようで、最初は噂をしていたが次第に慣れてしまったのだろう。表立って見てくる人は少なくなっていった。
「せいやー。唐揚げ一つくれよー」
「……別にいいけど。たまにはコンビニのパンばかりじゃなくて、お弁当買ってみたら?」
「コンビニのお弁当高いじゃん。無理無理! そんなの買ったら遊べなくなっちまうよ」
中庭の大きな木が近くにあるベンチが二人の特等席。元は柳沢が一人でお弁当を食べていた場所だが、いつの間にか犬飼も一緒に着いてくるようになった。それに対して柳沢は不満なんてなかった。むしろ、居心地の良さを感じていた。
話しかけられる前は騒がしい男と思っていたが、弁えるべきところは弁えてくれるし、自分が困っていたらさりげなくフォローしてくれる。女子にモテていると噂で聞いていたが、気遣いが出来るところや、サッカー部の次期エースも相まって噂の裏付けとなっていると柳沢は感じていた。故に、不安だった。
何故犬飼は自分に構ってくれるのだろうかと。たまたま同じ中学校で同じクラスになったからもあるかもしれないが、サッカー部の人など他にも仲がいい人は幾らでもいるはずだ。貴重な昼休み、部活がない時は放課後も遊んでくれる理由とはなんだろうか。それをずっと聞けずじまいでいた。
母が作った唐揚げを美味しそうに食べる犬飼だから、もしかしたら何も考えていないかもしれない。ただ単に話が合う珍しい存在だならで仲良くしているのかも。でも、何かモヤる。だし巻き卵を口に入れながら、いつもの昼休みを過ごしたのだった。
「志弦を待たしているのに、あの先生話が長いよ」
放課後、日直だったのでクラスの課題提出をしなければならなかった柳沢は早足で、犬飼が待っている教室へと向かっていた。
「なんでお前柳沢と一緒にいんの? つまんなさそうじゃん」
扉を開ける前に聞こえてきた声に手は止まってしまう。恐らく犬飼と、サッカー部のクラスメイトが話しているのだろう。つまんなさそうという言葉に、柳沢は胸を締め付けられた。小さな頃から本が好きだったが、人と会話するのは苦手だった。アニメやゲームはあまりしてこなかったから、周りと話が合わずに、つまらないと言われて遊びに誘われなくなった。だから、中学校上がる頃には独りぼっちで小説を書き始めたのだ。
たまたま応募した小説が賞を取り、反応をくれる度に嬉しくって筆が乗った。心の隅っこに追いやった悲しい気持ちも全て小説に昇華させていた。なのに、今更になって悲しい感情が顔を覗かせてきたのだ。
それは犬飼の気持ちを聞くのが怖いからだ。一人だった時は一人の悲しみは感じられないが、二人になった途端に悲しみが訪れる。もし、つまらないと言われてしまったら?きっと柳沢はいつも通りに振る舞う事は出来ないだろう。聞かずに立ち去る選択肢もあるのに、地面に縫い付けられたかのように柳沢の足は動く事ができなかった。ドクンドクンといつもは静かな心臓が緊張から煩くなっていく。
「オマエせいやのこと知らないから、言えるんだろ。あのな、せいやはスゲェんだぞ。オレの知らない世界の知識を教えてくれるし、お弁当のオカズも嫌がらずにくれるし、静かだけど、ちゃんと自分の意見を持っているし。あーいうやつをカッケーやつって言うんだぜ。せいやのこと知らないなんて可哀想だな」
予想だにしていなかった犬飼の言葉に驚いた柳沢は、物音を立ててしまった。扉越しでも分かる複数の視線。一つの近づいてくる音。開かれた扉の先にいたのは犬飼で、佇んでいる柳沢の顔は真っ赤に染まっていた。
全く犬飼は予想だにしていなかったのだろう。目をまん丸にして固まっていた。動き始めたのは柳沢の方であった。普段は走らない廊下を猛ダッシュで駆け抜けていく。小さな風に煽られて、犬飼は漸く柳沢が去って行こうとすることに気づいたのだ。故に教室にいる話し相手の方を振り向いた。
「オマエちゃんとせいやに謝っておけよ! オレは追いかけに行くから!」
そう告げたならば、犬飼も追いかけていく。そもそも柳沢はスポーツは苦手だ。特にかけっことなると、大体ビリから数えた方が早い。対して犬飼はサッカー部の次期エース。追いつかれるのは時間の問題だっただろう。下駄箱付近で息を切らして軽く休んでいる柳沢を見つけたならば、犬飼は柳沢の左腕を掴んで逃がさないようにした。
「なんで逃げるんだよせいや。悪口みたいなこと言われていたからか?」
犬飼の言葉にきゅっと唇を噛み締めた柳沢。もう逃げられないと観念したからか、諦めたように口を開いた。
「そんなのより君の答えにビビったんだよ。よく、あんなこと恥ずかしげもなく言えるね」
「そうか? 本当のことじゃん」
「ほ、本当だとしても恥ずかしいだろ!!! 聞く側の身にもなれよ!」
本当のことだと言われると、柳沢は先ほどの言葉が嘘じゃないと知り、せっかく冷めていた熱もぶわりと蘇ってきてしまった。ずっと不思議に思っていたこと。何故犬飼は自分と仲良くしてくれるのか。それは、柳沢のことをかっこいい存在だと思ってくれていたからだった。その答えに冷ややかな心も熱が篭って仕方がない。
柳沢は何処かで自分と周りに線引きをしていた。それは傷つかないためであった。だけど、犬飼はそんな境界すらも超えていってしまう。予想外の男。もう落ち着いたはずなのに、何故心臓が未だうるさいのだろう。
「まっ、この際言っておくとさ、柳沢のこと友達として好きだぜ。さっきみたいに感情見せてくれたら、きっと他の奴らも分かるさ」
ぽんぽんと柳沢の背中を叩く犬飼の言葉に、柳沢の脳みそは爆発を起こした。好き?友達として好き?
喜ばしいことなはずなのに何故か苦しくなっている柳沢がいた。それは小説の一文となって答えを出すのだ。
柳沢 誠也は犬飼 志弦に恋をしてしまった。
己の客観視できる脳を呪ったことは初めてだった。もし、それが本当ならば自分の感情を悟られないようにしなくってはならない。だって、犬飼は自分を恋愛対象として見ていないのだから。煩いほど高鳴る胸が、目に集まった目の熱が伝える。これが初恋だということに。
「……うるさい」
「いたっ! なんで!? オレ良いことしか言ってないじゃん? あれか! ツンデレってやつか!」
自分の感情を誤魔化すように、柳沢は犬飼に軽い蹴りを入れた。何も知らない犬飼は痛がるけれど、笑って許してくれた。それにまたトキメク自分が嫌だと柳沢は感じた。
「もう、帰る」
「あー、だな! 教室にカバン取りに行こうぜ。アイツらもいなくなってるだろうし」
熱は冷めない。冷めてくれない。勘違いだと言い聞かせたいのに、もう浮かれてしまっている。と、同時に沈んでいた。同性同士なんて無理だと分かっているから。だから、せめて卒業するまで、犬飼が自分に飽きるまで友達を演じ続けようと柳沢は決めた。
後日、柳沢は恋心を昇華させたいとある小説を書き始めた。そのタイトル名は《ロマンスの罠》。これは友達に恋心を抱いてしまった柳沢と、無自覚な犬飼の恋の攻防戦物語である。
鳴り響いたのは昼休みを知らせるチャイム。漸く退屈な国語の授業も終わったからか、後ろの席にある柳沢の机に体の半分を預けてだらけきっている少年に対して、誠也と呼ばれたメガネをかけている少年は、下敷きになってしまったノートを見て、小さなため息を一つ吐いた。
「志弦がボクのノートを下敷きにしているから、片付けたくても片付けられない。早く退いて」
「おっと! わりぃわりぃ。授業が終わるとつい、だらけちまうんだよなー」
へらりとスポーツ少年らしい笑みを浮かべる犬飼に対して、柳沢はいつものことだからと諦めているのか退いてくれたのを見たならば、さっさとノートを机の中にしまったならば、母が作ってくれたお弁当を手に取る。
それが合図だとばかりに犬飼は席へと立ち上がれば、柳沢と一緒に中庭へと向かっていく。
犬飼と柳沢は中学校が一緒であり、犬飼はサッカーのスポーツ推薦で、柳沢は小説による一芸推薦で高校に入った。中学校の頃はあまり話していなかったが、一緒の中学校という共通点と、たまたま席が近くなった際に意外にも会話が弾むということで、いつの間にか距離が縮まっていた。
周りのクラスメイトからはクラスの人気者のスポーツマン犬飼と、物静かな柳沢は異色の二人に見えるようで、最初は噂をしていたが次第に慣れてしまったのだろう。表立って見てくる人は少なくなっていった。
「せいやー。唐揚げ一つくれよー」
「……別にいいけど。たまにはコンビニのパンばかりじゃなくて、お弁当買ってみたら?」
「コンビニのお弁当高いじゃん。無理無理! そんなの買ったら遊べなくなっちまうよ」
中庭の大きな木が近くにあるベンチが二人の特等席。元は柳沢が一人でお弁当を食べていた場所だが、いつの間にか犬飼も一緒に着いてくるようになった。それに対して柳沢は不満なんてなかった。むしろ、居心地の良さを感じていた。
話しかけられる前は騒がしい男と思っていたが、弁えるべきところは弁えてくれるし、自分が困っていたらさりげなくフォローしてくれる。女子にモテていると噂で聞いていたが、気遣いが出来るところや、サッカー部の次期エースも相まって噂の裏付けとなっていると柳沢は感じていた。故に、不安だった。
何故犬飼は自分に構ってくれるのだろうかと。たまたま同じ中学校で同じクラスになったからもあるかもしれないが、サッカー部の人など他にも仲がいい人は幾らでもいるはずだ。貴重な昼休み、部活がない時は放課後も遊んでくれる理由とはなんだろうか。それをずっと聞けずじまいでいた。
母が作った唐揚げを美味しそうに食べる犬飼だから、もしかしたら何も考えていないかもしれない。ただ単に話が合う珍しい存在だならで仲良くしているのかも。でも、何かモヤる。だし巻き卵を口に入れながら、いつもの昼休みを過ごしたのだった。
「志弦を待たしているのに、あの先生話が長いよ」
放課後、日直だったのでクラスの課題提出をしなければならなかった柳沢は早足で、犬飼が待っている教室へと向かっていた。
「なんでお前柳沢と一緒にいんの? つまんなさそうじゃん」
扉を開ける前に聞こえてきた声に手は止まってしまう。恐らく犬飼と、サッカー部のクラスメイトが話しているのだろう。つまんなさそうという言葉に、柳沢は胸を締め付けられた。小さな頃から本が好きだったが、人と会話するのは苦手だった。アニメやゲームはあまりしてこなかったから、周りと話が合わずに、つまらないと言われて遊びに誘われなくなった。だから、中学校上がる頃には独りぼっちで小説を書き始めたのだ。
たまたま応募した小説が賞を取り、反応をくれる度に嬉しくって筆が乗った。心の隅っこに追いやった悲しい気持ちも全て小説に昇華させていた。なのに、今更になって悲しい感情が顔を覗かせてきたのだ。
それは犬飼の気持ちを聞くのが怖いからだ。一人だった時は一人の悲しみは感じられないが、二人になった途端に悲しみが訪れる。もし、つまらないと言われてしまったら?きっと柳沢はいつも通りに振る舞う事は出来ないだろう。聞かずに立ち去る選択肢もあるのに、地面に縫い付けられたかのように柳沢の足は動く事ができなかった。ドクンドクンといつもは静かな心臓が緊張から煩くなっていく。
「オマエせいやのこと知らないから、言えるんだろ。あのな、せいやはスゲェんだぞ。オレの知らない世界の知識を教えてくれるし、お弁当のオカズも嫌がらずにくれるし、静かだけど、ちゃんと自分の意見を持っているし。あーいうやつをカッケーやつって言うんだぜ。せいやのこと知らないなんて可哀想だな」
予想だにしていなかった犬飼の言葉に驚いた柳沢は、物音を立ててしまった。扉越しでも分かる複数の視線。一つの近づいてくる音。開かれた扉の先にいたのは犬飼で、佇んでいる柳沢の顔は真っ赤に染まっていた。
全く犬飼は予想だにしていなかったのだろう。目をまん丸にして固まっていた。動き始めたのは柳沢の方であった。普段は走らない廊下を猛ダッシュで駆け抜けていく。小さな風に煽られて、犬飼は漸く柳沢が去って行こうとすることに気づいたのだ。故に教室にいる話し相手の方を振り向いた。
「オマエちゃんとせいやに謝っておけよ! オレは追いかけに行くから!」
そう告げたならば、犬飼も追いかけていく。そもそも柳沢はスポーツは苦手だ。特にかけっことなると、大体ビリから数えた方が早い。対して犬飼はサッカー部の次期エース。追いつかれるのは時間の問題だっただろう。下駄箱付近で息を切らして軽く休んでいる柳沢を見つけたならば、犬飼は柳沢の左腕を掴んで逃がさないようにした。
「なんで逃げるんだよせいや。悪口みたいなこと言われていたからか?」
犬飼の言葉にきゅっと唇を噛み締めた柳沢。もう逃げられないと観念したからか、諦めたように口を開いた。
「そんなのより君の答えにビビったんだよ。よく、あんなこと恥ずかしげもなく言えるね」
「そうか? 本当のことじゃん」
「ほ、本当だとしても恥ずかしいだろ!!! 聞く側の身にもなれよ!」
本当のことだと言われると、柳沢は先ほどの言葉が嘘じゃないと知り、せっかく冷めていた熱もぶわりと蘇ってきてしまった。ずっと不思議に思っていたこと。何故犬飼は自分と仲良くしてくれるのか。それは、柳沢のことをかっこいい存在だと思ってくれていたからだった。その答えに冷ややかな心も熱が篭って仕方がない。
柳沢は何処かで自分と周りに線引きをしていた。それは傷つかないためであった。だけど、犬飼はそんな境界すらも超えていってしまう。予想外の男。もう落ち着いたはずなのに、何故心臓が未だうるさいのだろう。
「まっ、この際言っておくとさ、柳沢のこと友達として好きだぜ。さっきみたいに感情見せてくれたら、きっと他の奴らも分かるさ」
ぽんぽんと柳沢の背中を叩く犬飼の言葉に、柳沢の脳みそは爆発を起こした。好き?友達として好き?
喜ばしいことなはずなのに何故か苦しくなっている柳沢がいた。それは小説の一文となって答えを出すのだ。
柳沢 誠也は犬飼 志弦に恋をしてしまった。
己の客観視できる脳を呪ったことは初めてだった。もし、それが本当ならば自分の感情を悟られないようにしなくってはならない。だって、犬飼は自分を恋愛対象として見ていないのだから。煩いほど高鳴る胸が、目に集まった目の熱が伝える。これが初恋だということに。
「……うるさい」
「いたっ! なんで!? オレ良いことしか言ってないじゃん? あれか! ツンデレってやつか!」
自分の感情を誤魔化すように、柳沢は犬飼に軽い蹴りを入れた。何も知らない犬飼は痛がるけれど、笑って許してくれた。それにまたトキメク自分が嫌だと柳沢は感じた。
「もう、帰る」
「あー、だな! 教室にカバン取りに行こうぜ。アイツらもいなくなってるだろうし」
熱は冷めない。冷めてくれない。勘違いだと言い聞かせたいのに、もう浮かれてしまっている。と、同時に沈んでいた。同性同士なんて無理だと分かっているから。だから、せめて卒業するまで、犬飼が自分に飽きるまで友達を演じ続けようと柳沢は決めた。
後日、柳沢は恋心を昇華させたいとある小説を書き始めた。そのタイトル名は《ロマンスの罠》。これは友達に恋心を抱いてしまった柳沢と、無自覚な犬飼の恋の攻防戦物語である。
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