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第5章
第153話 2つのオーラ
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王都に帰って来てから1週間――
俺とロックは訓練場でキルトさんと対峙していた。
「じゃあ、今日も始めようか」
「はい!」
「クー!」
キルトさんの魔法が発動し、訓練場全体を水のベールで覆いつくす。
こうすることで、強力な魔法が暴走しても壁をぶち壊したり、無関係の人を傷つけたりする心配がなくなる。
俺とロックがどれだけ本気を出しても、まだキルトさんの魔法は打ち破れないからな。
あの日、俺の言葉でキルトさんを混乱させてしまったが、その誤解は本当の気持ちを伝えることで解くことが出来た。
それからはキルトさんと俺の予定が合えば、こうしてマンツーマンで特訓を行ってもらっている。
あ、マンツーマンと言っても、もちろんロックには付き合ってもらう。
なぜなら、特訓内容には俺とロックの合体魔法の強化も含まれているからだ。
「いくぞ、ロック……! 竜籠手を頼む!」
「クゥ!」
ロックの竜魔装によって、俺の右腕に金色の籠手が装着される。
これにより、竜牙剣が放つ身を焼くような激しい魔力から右腕を守りながら戦うことが出来る。
竜籠手を装着した右腕で竜牙剣の柄を持ち、鞘から剣を抜く。
ここまでは特に問題ない。問題が出てくるのは、この剣の力を引き出してからだ。
「力を見せてみろ……竜牙剣!」
俺の言葉に応えるかのように竜牙剣の刃が怪しくきらめいた次の瞬間、剣全体から炎のような赤黒いオーラが噴出した。
それは俺が制御し切れない魔力そのもの……。
生身のまま剣を握っていたら、今頃右腕は大火傷だろう。
「何度見てもユートくん自身が持つ紅色のオーラ……『竜魔法』と似ているようで、全然違う荒々しい力だね」
「はい……! 俺のオーラが流れる水とすれば、剣のオーラは噴き出すマグマみたいで……」
水もマグマも山から湧き出し流れていくものだけど、その性質は全然違う。
それと同じように俺と竜牙剣、2つのオーラの性質も全然違う。
竜魔法は「光のように輝き、水のように流れ、岩のように硬い」と形容したことがあるように、他の属性の性質を併せ持つ。
今では熱を帯びさせて炎に近い状態にも出来るようになっている。
俺自身から出てくる力だからこその自由度と柔軟性があるんだ。
しかし、剣から噴き出すオーラは出力の強弱をつけるのがやっとで、竜魔法のように思う形に固めることは出来ない。
属性としては炎に近いというか……そのものだ。
常に高熱で揺らめき、他の性質に変わることは今のところない。
だが、今の状態が竜牙剣のすべてではないとキルトさんも言っている。
俺の考え方1つで、新たな可能性が生まれることもある……。竜牙剣とはそう言う剣だ。
ただ、現状でこの力を戦闘に生かすことを考えた場合、それは気軽に出せない代わりに高威力の必殺技という扱いしかない。
「今の2人で扱える限界まで力を引き出してみるんだ」
俺は竜牙剣の力を引き出し、ロックはそれに耐えうる竜籠手を維持する。
気持ちが通じ合ってないと大した力が出ないか、過剰な力が出て今の形が崩壊する。
「……よし、ここが現状の最大火力だと思います!」
「クゥ~!」
竜牙剣から噴き出す赤黒いオーラは天高く伸び、竜籠手まで炎が回っている。
危険極まりない状態だが、これをぶつけた時の威力は純粋な竜魔法の何倍にもなるはず……!
「うんうん。じゃあ、それを私にぶつけて来て」
キルトさんも自分の竜牙剣を抜く。
いつ見ても美しい瑠璃色の刃から、水のようなオーラが渦巻いて彼女の体を守る。
「行きますよ!」
「クーッ!」
剣を大きく振りかぶり、キルトさんめがけて振り下ろ……そうと思った時、竜籠手がバァンと大きな音を立てて弾け飛んだ!?
破片がすさまじい勢いで四方八方へと飛び散る!
俺の手に握られていた竜牙剣もすっぽ抜けて飛んで行く!
「うわっ……あ、あちちちちちちちちちッ!!」
竜籠手を失った俺の腕が、オーラの炎で燃やされる!
竜牙剣が手から離れても、すぐには消えないしつこさがこの炎にはあるんだ!
「消火っ! 回復っ! 消火っ! 回復っ!」
キルトさんの水魔法が俺の右腕に浴びせられ、火傷も徐々に治っていく。
竜牙剣の力を引き出す訓練を始めてからというもの、この回復魔法を混ぜ込んだ水魔法に何度も助けられている。
これがなければ、今頃俺は全身に火傷の跡が残っていただろうな……。
「またやっちゃいました……。ギリギリのギリギリを攻めたつもりだったんですけど……」
「でも、これでギリギリのギリギリのさらにギリギリが見えて来たね。今は失敗を重ねる訓練をしているんだ。自分たちに何が出来て、何が出来ないのか……そのラインを把握することが成功よりも大事なのさ」
「おかげさまで、少しずつこの竜牙剣の性質というか、性格が見えて来た気がします。こいつは俺の地元の八百屋さんに似ているんです」
「それは……どういうことなのかな?」
キルトさんが困った顔をする。
この例えに関してはすぐに伝わらないのも織り込み済みだ。
「その人はすごくお調子者で、たまにタダで野菜や果物をおまけしてくれるんです。でも、それは毎回じゃないし、おまけに何がついて来るかは気分次第。相手の好意だからこそ、こちらが口出し出来る領域じゃない」
「ああ……なるほど、なんとなく言いたいことが見えて来たよ」
「はい、俺の竜牙剣も一緒なんです。暴れ馬のようで実は俺のことを考えてくれている。だから、俺が求めたもの以上のすさまじい力をおまけしてくれることもあるし、そうじゃない時もある。いくらお願いしても、そこは気持ちの問題だから変わらないというか……」
「うんうん。商売なら義理と人情で済むいい話だし、そういう店が近所にあると買い物も楽しくなるね。ただ……安定性が求められる武器でそれをやられるとすごく困る!」
「ですよね~」
フゥが言っていた。
いくらスペックが高くても、データが揃っていない試作品を他人には売らないと。
キルトさんも同じようなスタンスで、自分が制御出来ない力に頼ってはいけないと言っていた。
だが、この竜牙剣は気分次第で勝手に盛り上がって、ドバッと力が噴き出してくる。
そもそもこいつは俺ともロックとも違う1つの独立した存在で、それを完全に制御しようというのが間違いなんじゃないかとすら思えてくる。
「クゥ! クゥ!」
「……そうだな。ロックの言う通り、今は竜魔装で力を抑えて安定性を高めていくしかないか」
俺が出力を絞り、ロックが抑えた状態ならば、安定して発動出来る技がすでにいくつか完成している。
ただ、実戦でそれをぶつけられる相手にはまだ出会っていない。
俺とロックは確実に強くなっている。
そこらへんに出てくる魔獣程度なら竜魔法による殴る蹴るで事足りる。
だからこそ、全力をぶつけても何も心配いらないキルトさんとの修行は貴重な時間なんだ。
「キルトさん、もう1回お願いします!」
「もちろん! 今日は午前中は付き合えるから、何度でも失敗しよう。上手く出来ないことも、間違えることも、強くなるためには必要なことさ。気負う必要は何もないからね」
キルトさんが失敗を肯定するのは、それに意味があるから……だけではない。
彼女が優しいから……というだけでもない。
あなたの背中を追うと伝えた日、キルトさんは俺に1つだけ約束してほしいと言った。
私に追い付けなくても、自分を責めないで――と。
俺とロックは訓練場でキルトさんと対峙していた。
「じゃあ、今日も始めようか」
「はい!」
「クー!」
キルトさんの魔法が発動し、訓練場全体を水のベールで覆いつくす。
こうすることで、強力な魔法が暴走しても壁をぶち壊したり、無関係の人を傷つけたりする心配がなくなる。
俺とロックがどれだけ本気を出しても、まだキルトさんの魔法は打ち破れないからな。
あの日、俺の言葉でキルトさんを混乱させてしまったが、その誤解は本当の気持ちを伝えることで解くことが出来た。
それからはキルトさんと俺の予定が合えば、こうしてマンツーマンで特訓を行ってもらっている。
あ、マンツーマンと言っても、もちろんロックには付き合ってもらう。
なぜなら、特訓内容には俺とロックの合体魔法の強化も含まれているからだ。
「いくぞ、ロック……! 竜籠手を頼む!」
「クゥ!」
ロックの竜魔装によって、俺の右腕に金色の籠手が装着される。
これにより、竜牙剣が放つ身を焼くような激しい魔力から右腕を守りながら戦うことが出来る。
竜籠手を装着した右腕で竜牙剣の柄を持ち、鞘から剣を抜く。
ここまでは特に問題ない。問題が出てくるのは、この剣の力を引き出してからだ。
「力を見せてみろ……竜牙剣!」
俺の言葉に応えるかのように竜牙剣の刃が怪しくきらめいた次の瞬間、剣全体から炎のような赤黒いオーラが噴出した。
それは俺が制御し切れない魔力そのもの……。
生身のまま剣を握っていたら、今頃右腕は大火傷だろう。
「何度見てもユートくん自身が持つ紅色のオーラ……『竜魔法』と似ているようで、全然違う荒々しい力だね」
「はい……! 俺のオーラが流れる水とすれば、剣のオーラは噴き出すマグマみたいで……」
水もマグマも山から湧き出し流れていくものだけど、その性質は全然違う。
それと同じように俺と竜牙剣、2つのオーラの性質も全然違う。
竜魔法は「光のように輝き、水のように流れ、岩のように硬い」と形容したことがあるように、他の属性の性質を併せ持つ。
今では熱を帯びさせて炎に近い状態にも出来るようになっている。
俺自身から出てくる力だからこその自由度と柔軟性があるんだ。
しかし、剣から噴き出すオーラは出力の強弱をつけるのがやっとで、竜魔法のように思う形に固めることは出来ない。
属性としては炎に近いというか……そのものだ。
常に高熱で揺らめき、他の性質に変わることは今のところない。
だが、今の状態が竜牙剣のすべてではないとキルトさんも言っている。
俺の考え方1つで、新たな可能性が生まれることもある……。竜牙剣とはそう言う剣だ。
ただ、現状でこの力を戦闘に生かすことを考えた場合、それは気軽に出せない代わりに高威力の必殺技という扱いしかない。
「今の2人で扱える限界まで力を引き出してみるんだ」
俺は竜牙剣の力を引き出し、ロックはそれに耐えうる竜籠手を維持する。
気持ちが通じ合ってないと大した力が出ないか、過剰な力が出て今の形が崩壊する。
「……よし、ここが現状の最大火力だと思います!」
「クゥ~!」
竜牙剣から噴き出す赤黒いオーラは天高く伸び、竜籠手まで炎が回っている。
危険極まりない状態だが、これをぶつけた時の威力は純粋な竜魔法の何倍にもなるはず……!
「うんうん。じゃあ、それを私にぶつけて来て」
キルトさんも自分の竜牙剣を抜く。
いつ見ても美しい瑠璃色の刃から、水のようなオーラが渦巻いて彼女の体を守る。
「行きますよ!」
「クーッ!」
剣を大きく振りかぶり、キルトさんめがけて振り下ろ……そうと思った時、竜籠手がバァンと大きな音を立てて弾け飛んだ!?
破片がすさまじい勢いで四方八方へと飛び散る!
俺の手に握られていた竜牙剣もすっぽ抜けて飛んで行く!
「うわっ……あ、あちちちちちちちちちッ!!」
竜籠手を失った俺の腕が、オーラの炎で燃やされる!
竜牙剣が手から離れても、すぐには消えないしつこさがこの炎にはあるんだ!
「消火っ! 回復っ! 消火っ! 回復っ!」
キルトさんの水魔法が俺の右腕に浴びせられ、火傷も徐々に治っていく。
竜牙剣の力を引き出す訓練を始めてからというもの、この回復魔法を混ぜ込んだ水魔法に何度も助けられている。
これがなければ、今頃俺は全身に火傷の跡が残っていただろうな……。
「またやっちゃいました……。ギリギリのギリギリを攻めたつもりだったんですけど……」
「でも、これでギリギリのギリギリのさらにギリギリが見えて来たね。今は失敗を重ねる訓練をしているんだ。自分たちに何が出来て、何が出来ないのか……そのラインを把握することが成功よりも大事なのさ」
「おかげさまで、少しずつこの竜牙剣の性質というか、性格が見えて来た気がします。こいつは俺の地元の八百屋さんに似ているんです」
「それは……どういうことなのかな?」
キルトさんが困った顔をする。
この例えに関してはすぐに伝わらないのも織り込み済みだ。
「その人はすごくお調子者で、たまにタダで野菜や果物をおまけしてくれるんです。でも、それは毎回じゃないし、おまけに何がついて来るかは気分次第。相手の好意だからこそ、こちらが口出し出来る領域じゃない」
「ああ……なるほど、なんとなく言いたいことが見えて来たよ」
「はい、俺の竜牙剣も一緒なんです。暴れ馬のようで実は俺のことを考えてくれている。だから、俺が求めたもの以上のすさまじい力をおまけしてくれることもあるし、そうじゃない時もある。いくらお願いしても、そこは気持ちの問題だから変わらないというか……」
「うんうん。商売なら義理と人情で済むいい話だし、そういう店が近所にあると買い物も楽しくなるね。ただ……安定性が求められる武器でそれをやられるとすごく困る!」
「ですよね~」
フゥが言っていた。
いくらスペックが高くても、データが揃っていない試作品を他人には売らないと。
キルトさんも同じようなスタンスで、自分が制御出来ない力に頼ってはいけないと言っていた。
だが、この竜牙剣は気分次第で勝手に盛り上がって、ドバッと力が噴き出してくる。
そもそもこいつは俺ともロックとも違う1つの独立した存在で、それを完全に制御しようというのが間違いなんじゃないかとすら思えてくる。
「クゥ! クゥ!」
「……そうだな。ロックの言う通り、今は竜魔装で力を抑えて安定性を高めていくしかないか」
俺が出力を絞り、ロックが抑えた状態ならば、安定して発動出来る技がすでにいくつか完成している。
ただ、実戦でそれをぶつけられる相手にはまだ出会っていない。
俺とロックは確実に強くなっている。
そこらへんに出てくる魔獣程度なら竜魔法による殴る蹴るで事足りる。
だからこそ、全力をぶつけても何も心配いらないキルトさんとの修行は貴重な時間なんだ。
「キルトさん、もう1回お願いします!」
「もちろん! 今日は午前中は付き合えるから、何度でも失敗しよう。上手く出来ないことも、間違えることも、強くなるためには必要なことさ。気負う必要は何もないからね」
キルトさんが失敗を肯定するのは、それに意味があるから……だけではない。
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