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第8章 第二次琵琶湖決戦
-122- 画竜点睛
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エレベーターで地下の整備ドックへ。
新型機の前には育美さんと蘭、葵さんが揃っていた。
育美さんは私の顔を一目見ただけですべてを察したようにほほ笑んだ。
「決まったのね、このDMDの名前が」
「はい! 私のDMDの名前は……アイオロス・マキナです!」
アイオロスの名前を受け継ぎつつ、私にしか付けられない名前!
深層ダンジョンに立ち向かえる人間はもうゼロじゃない、私がここにいるという宣言!
それがアイオロス・マキナだ!
「アイオロス・マキナか……! 萌葱蒔苗専用機としてこれ以上ない名前ね!」
「わたくしの意見も取り入れてくださったようですわね!」
「私のアイデアは不採用か……」
葵さんが少し残念そうな顔をする。
残念ながらアイオロス・ワンはすでに存在したからね。
でも、葵さんのセンスは迷宮王と同じということだから、やっぱり葵さんは何か持っているすごい人なのかもしれない。
「今回は別の名前になりましたけど、葵さんのネーミングセンスはすごいなって私は思いますよ!」
「えへへ、そうかな?」
葵さんをフォローしている間にも、育美さんがシステムに機体の名前を入力していく。
これぞ画竜点睛……名前を得た私のDMDが動き始める合図……!
「これでよし! 蒔苗ちゃん、コントローラーズルームに移動よ!」
「はい!」
私のコックピットカプセルはヴァイオレット社製の新型に変更されている。
もちろん、このマシンベースの脳波送信装置と脳波増幅装置もヴァイオレット社の新型に置き換えられている。
私が新潟にいる間に工事をしていたみたいね。
まっ、新型装置といっても私にとってはもはや使い慣れたものだ。
滞りなく手順を進めアイオロス・マキナとのブレイブ・リンクに成功する。
『うわぁ……! 視界が前より鮮明になってる気がします!』
「カメラアイも最新のものを使ってるからね。すべての要素がゼロを上回るように設計された超高性能DMDの力……存分に味わってちょうだい!」
地下から出撃ハッチに至るまでの全隔壁が開放される。
リフトを使わず、この機体の力で地上まで飛んでいけということだ!
『アイオロス・マキナ、行きます!』
いつもの感覚で加速をかけた瞬間、機体はふわっと一瞬で地上へと飛び出していた。
すごい速度で飛ぶというより、浮かび上がっていく感じ……!
初めての感覚……あまりにも軽すぎてなんか気持ち良い!
そのまま私は思うがままにマシンベース上空を飛び回った。
脳波さえ届くなら宇宙にまで飛んでいけそうな機体だ……!
それでいてとっても敏感!
機体との一体感がこれまで以上に高まっている!
『すごい……! すごいですよ育美さん!』
「蒔苗ちゃんのお気に召したようでホッとしてるわ。機体に違和感とかはないかしら?」
『全然ありません! これが自分の本当の体みたいな感じです!』
もうすでに私用の機体として完成されている気がする。
システムの微調整もほとんど必要ないんじゃないかな?
育美さんのことだから、今までの戦闘データを元にしてあらかじめ調整を行っていたんだろう。
そのあらかじめの調整でほぼ完成させてしまうのが彼女のすごいところだ。
「こちらに来ているデータにも特に異常はないわ。訓練場で武器の状態を確認した後はダンジョンで実戦テストといきましょう。アイオロス・マキナにこのマシンベースは狭すぎるみたいだからね」
流石は育美さんだ。私の考えることが手に取るようにわかるみたい。
アイオロス・マキナの本当の力は訓練では引き出せない。
マシンベースの訓練場もアイオロス・マキナの本気は受け止めきれないだろう。
だから最低限武器が動くかどうかを確かめた後すぐにダンジョンに向かう。
ダンジョン内部なら暴れても迷惑はかからないしね!
「ダンジョンに向かうのでしたら、わたくしも同行したしますわ! いくら作り込まれていても新しいマシンというのは予想外の事態が起こりやすいもの。もしものことを考えれば単独行動より団体行動ですわ!」
「じゃあ私も行く! 蒔苗に同行するなら部隊からの許可も下りると思うからね!」
「うん、一緒に行こう!」
蘭と葵さんのDMDを引き連れ、私は現時点で他のDMDが探査中ではないダンジョンに向かった。
無関係のDMDがダンジョン内にいると巻き込んでしまう可能性もあるからね……。
自分のDMDがそれほどまでに強力な兵器であることを忘れてはいけない。
やって来たダンジョンはレベル40と深層ダンジョンではないにしても決して浅くはない場所だ。
コアの破壊許可は当然下りていないので、とりあえず一番奥まで潜ってコアを見た後はおとなしく来た道を帰ることになる。
「さて、まずは軽くいってみよう」
肩に力を入れずに軽ーく軽ーくダンジョン内を進む。
すると……軽ーく最奥にたどり着いてしまった!
完全なる重力制御能力を手に入れたアイオロス・マキナは曲がりくねった道や障害物の多い道もするすると滑るように進んでいく。
通常のDMDなら減速が必要な地形もなんのそのだ。
そして、それは戦闘に関しても一緒だ。
アイオロス・マキナが速すぎて出会い頭のモンスターもまったく反応出来ていない。
すれ違いざまに翼のように伸びたスタビライザーソードDFのエナジーを当てるだけで、大抵のモンスターが真っ二つになる。
「鎧袖一触って、こういうことか……」
オーガランスロッドやドラゴン・ヘッドを使うまでもない。
ただ移動するだけでこのレベルのダンジョンは制覇出来てしまう。
最後の方は勢い余ってダンジョンコアを破壊しないかどうかだけが心配だった。
なんとかコアの前で減速した私は後続の蘭と葵さんを待つ。
彼女たちのDMDだって世間的には高性能の部類だ。
しかし、アイオロス・マキナはまるで別物……。
このDMDは通常のダンジョン攻略に使うには過ぎた代物かもしれない。
強力なDエナジー兵器を使っていないのと、エナジーを生み出し続けるコア・ジェネレーターのおかげで機体内部のエナジーはほとんど減っていない。
実弾兵器も使っていないから、レベル40のダンジョンを攻略するのに消耗した物がほとんどないという状況だ。
この性能のDMDが量産された暁には、人類は竜種すら恐れる必要がなくなる……!
まあ、量産するための素材は竜種を倒さないと手に入らないんだけどね!
それに重力制御を行うには高いブレイブ・レベルが必要で、量産するとなると圧倒的なコストも無視出来なくなってくる。
人類が竜種という脅威を克服するには、これだけの性能のDMDをお安く誰にでも扱えるように作らないとダメってことね。
そんな未来はまだ遠いと思うけど、アイオロス・マキナという道しるべがあればいつか叶うはずだ。
来たるべき日のために戦闘データをたくさん取っておかないとね!
新型機の前には育美さんと蘭、葵さんが揃っていた。
育美さんは私の顔を一目見ただけですべてを察したようにほほ笑んだ。
「決まったのね、このDMDの名前が」
「はい! 私のDMDの名前は……アイオロス・マキナです!」
アイオロスの名前を受け継ぎつつ、私にしか付けられない名前!
深層ダンジョンに立ち向かえる人間はもうゼロじゃない、私がここにいるという宣言!
それがアイオロス・マキナだ!
「アイオロス・マキナか……! 萌葱蒔苗専用機としてこれ以上ない名前ね!」
「わたくしの意見も取り入れてくださったようですわね!」
「私のアイデアは不採用か……」
葵さんが少し残念そうな顔をする。
残念ながらアイオロス・ワンはすでに存在したからね。
でも、葵さんのセンスは迷宮王と同じということだから、やっぱり葵さんは何か持っているすごい人なのかもしれない。
「今回は別の名前になりましたけど、葵さんのネーミングセンスはすごいなって私は思いますよ!」
「えへへ、そうかな?」
葵さんをフォローしている間にも、育美さんがシステムに機体の名前を入力していく。
これぞ画竜点睛……名前を得た私のDMDが動き始める合図……!
「これでよし! 蒔苗ちゃん、コントローラーズルームに移動よ!」
「はい!」
私のコックピットカプセルはヴァイオレット社製の新型に変更されている。
もちろん、このマシンベースの脳波送信装置と脳波増幅装置もヴァイオレット社の新型に置き換えられている。
私が新潟にいる間に工事をしていたみたいね。
まっ、新型装置といっても私にとってはもはや使い慣れたものだ。
滞りなく手順を進めアイオロス・マキナとのブレイブ・リンクに成功する。
『うわぁ……! 視界が前より鮮明になってる気がします!』
「カメラアイも最新のものを使ってるからね。すべての要素がゼロを上回るように設計された超高性能DMDの力……存分に味わってちょうだい!」
地下から出撃ハッチに至るまでの全隔壁が開放される。
リフトを使わず、この機体の力で地上まで飛んでいけということだ!
『アイオロス・マキナ、行きます!』
いつもの感覚で加速をかけた瞬間、機体はふわっと一瞬で地上へと飛び出していた。
すごい速度で飛ぶというより、浮かび上がっていく感じ……!
初めての感覚……あまりにも軽すぎてなんか気持ち良い!
そのまま私は思うがままにマシンベース上空を飛び回った。
脳波さえ届くなら宇宙にまで飛んでいけそうな機体だ……!
それでいてとっても敏感!
機体との一体感がこれまで以上に高まっている!
『すごい……! すごいですよ育美さん!』
「蒔苗ちゃんのお気に召したようでホッとしてるわ。機体に違和感とかはないかしら?」
『全然ありません! これが自分の本当の体みたいな感じです!』
もうすでに私用の機体として完成されている気がする。
システムの微調整もほとんど必要ないんじゃないかな?
育美さんのことだから、今までの戦闘データを元にしてあらかじめ調整を行っていたんだろう。
そのあらかじめの調整でほぼ完成させてしまうのが彼女のすごいところだ。
「こちらに来ているデータにも特に異常はないわ。訓練場で武器の状態を確認した後はダンジョンで実戦テストといきましょう。アイオロス・マキナにこのマシンベースは狭すぎるみたいだからね」
流石は育美さんだ。私の考えることが手に取るようにわかるみたい。
アイオロス・マキナの本当の力は訓練では引き出せない。
マシンベースの訓練場もアイオロス・マキナの本気は受け止めきれないだろう。
だから最低限武器が動くかどうかを確かめた後すぐにダンジョンに向かう。
ダンジョン内部なら暴れても迷惑はかからないしね!
「ダンジョンに向かうのでしたら、わたくしも同行したしますわ! いくら作り込まれていても新しいマシンというのは予想外の事態が起こりやすいもの。もしものことを考えれば単独行動より団体行動ですわ!」
「じゃあ私も行く! 蒔苗に同行するなら部隊からの許可も下りると思うからね!」
「うん、一緒に行こう!」
蘭と葵さんのDMDを引き連れ、私は現時点で他のDMDが探査中ではないダンジョンに向かった。
無関係のDMDがダンジョン内にいると巻き込んでしまう可能性もあるからね……。
自分のDMDがそれほどまでに強力な兵器であることを忘れてはいけない。
やって来たダンジョンはレベル40と深層ダンジョンではないにしても決して浅くはない場所だ。
コアの破壊許可は当然下りていないので、とりあえず一番奥まで潜ってコアを見た後はおとなしく来た道を帰ることになる。
「さて、まずは軽くいってみよう」
肩に力を入れずに軽ーく軽ーくダンジョン内を進む。
すると……軽ーく最奥にたどり着いてしまった!
完全なる重力制御能力を手に入れたアイオロス・マキナは曲がりくねった道や障害物の多い道もするすると滑るように進んでいく。
通常のDMDなら減速が必要な地形もなんのそのだ。
そして、それは戦闘に関しても一緒だ。
アイオロス・マキナが速すぎて出会い頭のモンスターもまったく反応出来ていない。
すれ違いざまに翼のように伸びたスタビライザーソードDFのエナジーを当てるだけで、大抵のモンスターが真っ二つになる。
「鎧袖一触って、こういうことか……」
オーガランスロッドやドラゴン・ヘッドを使うまでもない。
ただ移動するだけでこのレベルのダンジョンは制覇出来てしまう。
最後の方は勢い余ってダンジョンコアを破壊しないかどうかだけが心配だった。
なんとかコアの前で減速した私は後続の蘭と葵さんを待つ。
彼女たちのDMDだって世間的には高性能の部類だ。
しかし、アイオロス・マキナはまるで別物……。
このDMDは通常のダンジョン攻略に使うには過ぎた代物かもしれない。
強力なDエナジー兵器を使っていないのと、エナジーを生み出し続けるコア・ジェネレーターのおかげで機体内部のエナジーはほとんど減っていない。
実弾兵器も使っていないから、レベル40のダンジョンを攻略するのに消耗した物がほとんどないという状況だ。
この性能のDMDが量産された暁には、人類は竜種すら恐れる必要がなくなる……!
まあ、量産するための素材は竜種を倒さないと手に入らないんだけどね!
それに重力制御を行うには高いブレイブ・レベルが必要で、量産するとなると圧倒的なコストも無視出来なくなってくる。
人類が竜種という脅威を克服するには、これだけの性能のDMDをお安く誰にでも扱えるように作らないとダメってことね。
そんな未来はまだ遠いと思うけど、アイオロス・マキナという道しるべがあればいつか叶うはずだ。
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