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第6章 血に刻まれた因縁の地
-88- 紅茶とお客様
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それからしばらくして、バスは私が宿泊する旅館に到着した。
結局観光地に寄ることはなかったけど、バス内に置いてあったお菓子やジュースは結構飲み食いした。
まあ……半分やけ食いね。
でも、バス旅をそこそこ満喫出来た気はする。
また機会があればこの移動する部屋のようなバスに乗ってみたいな。
「長旅お疲れさまでした、蒔苗様」
「お世話になりました」
バスのスタッフさんにお礼を言っている間にも、今度は旅館側のスタッフさんによって荷物が運ばれていく。
この快適さ……逆に慣れないな。
「萌葱蒔苗様、お部屋までご案内致します」
「ありがとうございます」
旅館の中はロビーからして広くて豪華だ!
ここは老舗旅館というわけではなく、むしろ新しい感じがする。
和と洋をほどよく合わせて、お互いの良いところを取り入れているんだな。
ホテルみたいにいろんな施設も入っているし、この中だけでいくらでも時間が潰せそうだ。
しかもお支払いはすべてヴァイオレット社の負担というのだから……怖くなってくるね!
いろいろ見て回りたい気持ちもあるけど、まずはお部屋だ。
はぐれないようにスタッフさんの後ろをついていく。
「こちらになります」
「うわぁ……!」
たどり着いたのは開放感がありすぎる広い広いお部屋だった。
2つあるベッドは何人で寝るんだってくらい大きくて、天井も身長何メートルの人が来ることを想定してるんだってくらい高い。
家具もなんか格式高い雰囲気で、奥には和室まである。
そして何よりガラス戸の向こうに見える海!
さらに客室露天風呂……!
人目を気にせずに雄大な海原と温泉を楽しめる贅沢すぎる一室だ!
「ありがとうございます!」
私はなぜかスタッフさんにお礼を言い、頭を下げた。
高級旅館に慣れていない私には、部屋に入っただけでお礼を言いたいくらいの感動だった。
その後は部屋を利用する上での注意点や各種サービスの利用方法などの説明を受けた。
注意点は集中して聞いてたけど、サービスに関しては多すぎて途中から頭に入ってこなかった。
まあ、育美さんが来れば大丈夫でしょう!
私の部屋は育美さんも利用できるようにしてもらっている。
この広い広い部屋に1人なんて、流石に寂しくなっちゃうからね。
「さあ、どうしようかな~」
説明を終えたスタッフさんも帰ったので、部屋には私1人だ。
育美さんは新潟第三マシンベースの方でいろいろ調整をしているみたいだから、すぐには旅館に来れないらしい。
しばらくは孤独にこの高級旅館を楽しむとしよう。
「ベッドにどーん!」
寝るのがもったいないくらい整えられているベッドにダイブし、大の字になって寝転ぶ。
手足を目いっぱい伸ばしてもはみ出ることはない。
なんて包容力のあるベッドなんだ……!
……あ、眠くなってきた。
かなりリラックスしてたつもりなんだけど、バス旅行の疲れもあるのかな?
最初にベッドに寝転ぶ選択をしたのは間違いだったかな……。
まあ、でもお昼寝するのも悪くないかも……。
素肌に触れるベッドのシーツが気持ち良い……。
いっそのこと服を全部脱いで全身でこの肌触りを楽しむのも悪くない……。
ほら、こういう高級な部屋にいる人って、全裸のイメージあるじゃない……?
私もこれでセレブの仲間入りだ~……。
コンコンコン――。
その時、部屋のドアがノックされた。
私の意識は急激に覚醒し、ベッドから飛び起きて乱れていた服を直す。
全裸なんて何を考えているんだ私は!
育美さんがいつ来るかわからないのに!
でも、育美さんに見られるのは恥ずかしいけど嫌ではないな……。
なんてことを考えている場合じゃない。
早くドアを開けなければ……!
スタッフさんが何か要件を伝えに来たのかもしれない。
「はい! 今開けます!」
その扉の向こうにいたのは……深い青色の髪を持つ少女だった。
「あ……」
「あ……」
お互い目を合わせて口ごもる。
一度見たら忘れもしないその姿……。
今日も髪の色と同じ青いフリフリのドレスを着ている。
その名は藍花・ヴァイオレット……!
親子揃ってサプライズ訪問とは恐れ入る!
でも、今日は紅花と一緒じゃないみたいね。
「えっと、こんにちは! 私に何か御用ですか?」
「あ……はい。マキナにどうしても伝えたいことがあって……ここに来ました。とりあえず中に入れてもらえませんか……?」
藍花は人目を気にしているのか、キョロキョロしている。
流石に追い返すことは出来ないし、その理由もない。
私は彼女を部屋の中に入れた。
「ありがとう……マキナ」
「いえいえ。お茶でも入れますね」
「あ、お構いなく……」
突然とはいえお客様なので、お茶の一杯くらい出さなければ。
この部屋にはティーセットだって置いてあるんだもの。
使わないと損ってね!
「あ、ティーパックじゃなくて茶葉そのままなのか……」
それはちょっと美味しくいれる自信ないな……。
でも、もう引き下がれない……!
えっと、茶葉を入れる道具は……これ?
「私がやります……。こういうの結構好きなので……」
「ごめんなさい。お願いします……」
藍花はテキパキとお茶を準備し、私と自分のカップに注いだ。
湯気と共に芳醇な香りが立ち込める。
「茶葉は……アールグレイかな?」
「ダージリンですね」
私に紅茶の種類など判別できるはずもなく……。
お嬢様のフリはやめておこう。
藍花はマシンベースの時のように、とにかくカップに息を吹きかけて紅茶を冷ましている。
よっぽどの猫舌なのかな?
でも、ティーセットの扱いを見るに紅茶が好きなのは間違いなさそうだ。
「それで伝えたいことというのは……」
「はっ……! 紅茶を冷ますのに必死で忘れるところでした……!」
伏し目がちだった藍花の目が開き、猫背だった背中がピンと伸びる。
「伝えたいことというのは、明後日開催されるダンジョンデリートショーの内容です」
「へー、ショーの内容を……ええっ!?」
それって要するにネタバラシってこと!?
私、お世辞じゃなく本当に1人の観客として発表を楽しみにしてるんだけど!?
本題に入る前に、藍花にどういう意図があってこの話のするのか聞かなければならない。
そして出来るなら……ネタバレを回避したい!
結局観光地に寄ることはなかったけど、バス内に置いてあったお菓子やジュースは結構飲み食いした。
まあ……半分やけ食いね。
でも、バス旅をそこそこ満喫出来た気はする。
また機会があればこの移動する部屋のようなバスに乗ってみたいな。
「長旅お疲れさまでした、蒔苗様」
「お世話になりました」
バスのスタッフさんにお礼を言っている間にも、今度は旅館側のスタッフさんによって荷物が運ばれていく。
この快適さ……逆に慣れないな。
「萌葱蒔苗様、お部屋までご案内致します」
「ありがとうございます」
旅館の中はロビーからして広くて豪華だ!
ここは老舗旅館というわけではなく、むしろ新しい感じがする。
和と洋をほどよく合わせて、お互いの良いところを取り入れているんだな。
ホテルみたいにいろんな施設も入っているし、この中だけでいくらでも時間が潰せそうだ。
しかもお支払いはすべてヴァイオレット社の負担というのだから……怖くなってくるね!
いろいろ見て回りたい気持ちもあるけど、まずはお部屋だ。
はぐれないようにスタッフさんの後ろをついていく。
「こちらになります」
「うわぁ……!」
たどり着いたのは開放感がありすぎる広い広いお部屋だった。
2つあるベッドは何人で寝るんだってくらい大きくて、天井も身長何メートルの人が来ることを想定してるんだってくらい高い。
家具もなんか格式高い雰囲気で、奥には和室まである。
そして何よりガラス戸の向こうに見える海!
さらに客室露天風呂……!
人目を気にせずに雄大な海原と温泉を楽しめる贅沢すぎる一室だ!
「ありがとうございます!」
私はなぜかスタッフさんにお礼を言い、頭を下げた。
高級旅館に慣れていない私には、部屋に入っただけでお礼を言いたいくらいの感動だった。
その後は部屋を利用する上での注意点や各種サービスの利用方法などの説明を受けた。
注意点は集中して聞いてたけど、サービスに関しては多すぎて途中から頭に入ってこなかった。
まあ、育美さんが来れば大丈夫でしょう!
私の部屋は育美さんも利用できるようにしてもらっている。
この広い広い部屋に1人なんて、流石に寂しくなっちゃうからね。
「さあ、どうしようかな~」
説明を終えたスタッフさんも帰ったので、部屋には私1人だ。
育美さんは新潟第三マシンベースの方でいろいろ調整をしているみたいだから、すぐには旅館に来れないらしい。
しばらくは孤独にこの高級旅館を楽しむとしよう。
「ベッドにどーん!」
寝るのがもったいないくらい整えられているベッドにダイブし、大の字になって寝転ぶ。
手足を目いっぱい伸ばしてもはみ出ることはない。
なんて包容力のあるベッドなんだ……!
……あ、眠くなってきた。
かなりリラックスしてたつもりなんだけど、バス旅行の疲れもあるのかな?
最初にベッドに寝転ぶ選択をしたのは間違いだったかな……。
まあ、でもお昼寝するのも悪くないかも……。
素肌に触れるベッドのシーツが気持ち良い……。
いっそのこと服を全部脱いで全身でこの肌触りを楽しむのも悪くない……。
ほら、こういう高級な部屋にいる人って、全裸のイメージあるじゃない……?
私もこれでセレブの仲間入りだ~……。
コンコンコン――。
その時、部屋のドアがノックされた。
私の意識は急激に覚醒し、ベッドから飛び起きて乱れていた服を直す。
全裸なんて何を考えているんだ私は!
育美さんがいつ来るかわからないのに!
でも、育美さんに見られるのは恥ずかしいけど嫌ではないな……。
なんてことを考えている場合じゃない。
早くドアを開けなければ……!
スタッフさんが何か要件を伝えに来たのかもしれない。
「はい! 今開けます!」
その扉の向こうにいたのは……深い青色の髪を持つ少女だった。
「あ……」
「あ……」
お互い目を合わせて口ごもる。
一度見たら忘れもしないその姿……。
今日も髪の色と同じ青いフリフリのドレスを着ている。
その名は藍花・ヴァイオレット……!
親子揃ってサプライズ訪問とは恐れ入る!
でも、今日は紅花と一緒じゃないみたいね。
「えっと、こんにちは! 私に何か御用ですか?」
「あ……はい。マキナにどうしても伝えたいことがあって……ここに来ました。とりあえず中に入れてもらえませんか……?」
藍花は人目を気にしているのか、キョロキョロしている。
流石に追い返すことは出来ないし、その理由もない。
私は彼女を部屋の中に入れた。
「ありがとう……マキナ」
「いえいえ。お茶でも入れますね」
「あ、お構いなく……」
突然とはいえお客様なので、お茶の一杯くらい出さなければ。
この部屋にはティーセットだって置いてあるんだもの。
使わないと損ってね!
「あ、ティーパックじゃなくて茶葉そのままなのか……」
それはちょっと美味しくいれる自信ないな……。
でも、もう引き下がれない……!
えっと、茶葉を入れる道具は……これ?
「私がやります……。こういうの結構好きなので……」
「ごめんなさい。お願いします……」
藍花はテキパキとお茶を準備し、私と自分のカップに注いだ。
湯気と共に芳醇な香りが立ち込める。
「茶葉は……アールグレイかな?」
「ダージリンですね」
私に紅茶の種類など判別できるはずもなく……。
お嬢様のフリはやめておこう。
藍花はマシンベースの時のように、とにかくカップに息を吹きかけて紅茶を冷ましている。
よっぽどの猫舌なのかな?
でも、ティーセットの扱いを見るに紅茶が好きなのは間違いなさそうだ。
「それで伝えたいことというのは……」
「はっ……! 紅茶を冷ますのに必死で忘れるところでした……!」
伏し目がちだった藍花の目が開き、猫背だった背中がピンと伸びる。
「伝えたいことというのは、明後日開催されるダンジョンデリートショーの内容です」
「へー、ショーの内容を……ええっ!?」
それって要するにネタバラシってこと!?
私、お世辞じゃなく本当に1人の観客として発表を楽しみにしてるんだけど!?
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