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第5章 蟻の巣抹消作戦
-77- 蟻の巣抹消作戦Ⅶ〈勇気〉
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『いくぞっ!』
重力制御を用いた不規則な飛行のフェイントを入れつつ女王アリ型に接近を試みる。
相手も安易には動かず、私の動きをよく観察している。
こういう落ち着いてる奴が一番厄介……!
女王アリ型は様子見と言わんばかりに手のひらからエナジーを発射してくる。
この攻撃には宝石の発光という準備動作があるから、よく相手を観察していれば避けられないことはない。
ただやはり全身に散りばめられているすべての宝石からエナジーを放てるようで、後ろから近づこうとしても背中の宝石からエナジーが飛んで来る!
思った通り接近するのは簡単じゃない。
でも、簡単じゃないだけで不可能ではない!
一度エナジーを放った後、宝石は色が濁る。
そこから輝きを取り戻すまで数秒の時間がかかる。
攻撃を仕掛けるには十分すぎる時間だ……!
『もらったぁ!』
スタビライザーソードの刃が届く範囲に女王アリ型を捉えた!
真上から2本の剣を振り下ろし、両腕を切断しにかかる!
上手く隙を突いたと思った。
しかし、女王アリ型はすさまじい反射神経で体勢を立て直すと、その両手で剣を受け止めた!
こちらが刃にエナジーをまとわせているように、向こうも手のひらの宝石からエナジーを放出している!
力と力、エナジーとエナジーのぶつかり合い……!
こちらは重力を増加させて上から押しているのに、全然剣が動かない!
なんてパワーしてるの……!?
『スラスター全開……!』
全身の推進力を刃に!
敵も人型になってしまった以上、両腕を失えば大きく戦闘能力を失う。
ここが勝負どころだ……!
ん? 両腕……?
そういえば、今までの人型昆虫はそのサイズに差は有れど、虫だったころの名残として4本の腕があった。
昆虫は6本脚だから、4本の腕と2本の脚を合わせて6本……。
でもこいつは腕と足を合わせても4本しかない。
それはこいつがより人間に近い姿に進化したからなのか、それとも……!
『隠し腕……!?』
突如として女王アリ型の脇腹の装甲が展開したかと思うと、そこから2本の腕が伸びてきた!
その手のひらにもやはり赤い宝石!
まさか、これを狙ってあえて私を接近させたの……!?
女王アリ型は両手に握ったスタビライザーソードを離そうとしない!
剣を捨てれば脱出できるけど、これを捨てるなんてとんでもない!
こうなったら……!
『重力軽減! 飛べええええええっ!!』
下へ向けていた力を上に向ける!
アイオロス・ゼログラビティもろとも、剣を握っている女王アリ型を浮かせるんだ!
突如として浮遊感を与えられた女王アリ型の手元は狂い、隠し腕から放たれたDエナジーはあらぬ方向に飛んでいく!
とりあえず、これで危機は回避した。
次は反撃だ……!
まだ剣を離そうとしない女王アリ型を引きはがすべく機体を横に大回転!
『ジャイアントスイーーーングッ!!』
ぶんぶん振り回された女王アリ型は流石にギブアップ!
剣を手放し、フロアの外壁に叩きつけられた!
馬力ならこの機体だって負けてないんだ!
『はぁ……はぁ……でも、これで倒れてはくれないか』
結構な勢いで壁に叩きつけたつもりだったけど、女王アリ型はびくともしない。
すでに立ち上がり、こちらに向けて歩き出している。
その妙にゆったりとした動きが不自然で気味が悪い……!
再びこちらから仕掛けていくべきか、それとも様子を見るべきか……。
それを考えている間に、女王アリ型は立ち止まった。
そして、力を溜め込むように体を丸め込むと、全身の宝石が一斉に光り出した!
『嘘でしょ……!』
光はエナジーが放たれる合図。
つまり、全身から全方位にエナジーが……!
戦っている内にフロアの出入り口からは遠ざかってしまっている。
脱出は不可能……!
受け止めるしかない!
シールドで胴体を隠し、ソードの刃も盾に使う!
さらに黒い翼で覆える部分を覆う!
それでもむき出しになっている部分はある……!
放たれた赤いエナジーは機体を容赦なく破壊する。
頭部、肩部、腕部、腰部、脚部……!
各パーツの損傷を告げる表示が視界に現れては消える。
でも、どこも吹っ飛んではいない!
アイオロス・ゼログラビティはなんとか五体満足でこの攻撃を耐えた!
『ソードは……ダメか!』
刃の側面から強いエナジーを受けることになったスタビライザーソードは溶けて折れ曲がり、もうDエナジーをまとうことも出来ない。
でも、おかげで脚が飛ばずに済んだ。
シールドや翼だけでは下半身まで守ることは出来なかった。
ありがとう、スタビライザーソード……!
他の武装も大なり小なり損傷を受けている。
2丁のシューターはかなりの熱を帯びていたのでパージ。
ネオアイアン・エッジシールドは表面が焼け焦げているし、もう耐Dエナジーコーティングははがれているだろう。
シンプルな金属の盾としてはまだ使えるけど、その内側のDエナジーマシンガンとソードは不具合を起こしている……。
各装甲も吹っ飛んでいるところがあって、一部フレームがむき出しだ。
頭部も微妙に損傷を受けているのか、視界の端っこにノイズが走る。
機体の中で無事と言えるのは黒い翼!
悔しいけどこいつは異常に頑丈だ。
貫通力に優れた収束Dエナジーならまだしも、ただただ高出力のDエナジー程度はかすり傷で済むみたいだ……!
そして、もう1つ無事なのは……オーガランス!
『これがあればまだ戦える……!』
傷ついた機体に鞭を打ち、接近戦を仕掛ける!
宝石はエナジーを放った後、輝きを失う……。
つまり、今の女王アリ型は全身の輝きを失っている!
しかも大量のエナジーを消費した成果、全体的な動きも鈍っている!
『お返しよ!』
オーガランスで輝きを失った宝石を1つ1つ破壊していく!
もう再チャージなどさせるものか!
壊れてしまえばエナジーは放てまい!
女王アリ型も体をよじって攻撃を回避しようとするけど、機動力ではこっちが上だ!
エナジーを受けたのは機体の正面。
つまり、機体の背面にある各スラスターはまだまだ正常に作動している。
アイオロス・ゼログラビティはまだ飛べる!
『おおおーーーーーーッ!』
体のほとんどの宝石を砕き、残りは1つ!
しかし、残った額の宝石はその輝きを取り戻していた!
額から放たれたエナジーはゼログラビティの左肩に直撃し、肩から下のパーツをすべて損失してしまった……!
でも、槍を握る右手は生きている!
左腕を失ったことに気を取られず、そのまま槍で額の宝石も砕いた!
これでもうエナジーは扱えない……!
そう思うと、一瞬だけ油断が生じた。
女王アリ型もまたすべての宝石を砕かれたことに気を取られず、巨体を生かした蹴りでゼログラビティの右脚を蹴飛ばした!
千切れて文字通り飛んでいく右脚……!
機体は飛行のバランスを崩し、地面に墜落する。
マズイ……!
純粋な力比べになれば、押し負けるのはこっちだ……。
宝石を失いエナジーを扱えなくなったとしても、あいつにはパワーがある。
もちろん、こっちだって翼とメインスラスターが健在だからスピードがある。
でも、腕と脚を失ったから体の違和感がすごい……!
こんな状態で今まで通り重力を制御できるかわからない……。
『だからって、やらないわけにはいかないでしょう?』
自分に問いかける言葉は他人事みたいに冷静だった。
さっきまでの戦いの熱が嘘だったように頭が冷えていく。
いや、冴えていくって言った方が良いかな?
使命感を胸に荒波のように暴れていた心に、今は波紋の1つもない。
でも、逆に言えば私はいつでも心に波を起こせる。
無数の波を……オーラを生み出せる。
そう、脳波によって……。
『オーラランス』
女王アリ型に向けられたオーガランスから、細く鋭い萌葱色の光が伸びる。
それは宝石が砕けて生まれた胸の装甲の隙間を正確に貫いた。
一瞬、女王アリ型は驚いたように痙攣したが、ほどなくしてその体は消滅した。
『そうか、オーラはこうやって使うのか』
その感覚を確かに掴んだし、言葉にして人に説明できると思う。
でも問題は……そのオーラを扱える状態から、いつもの自分に戻りつつあるということだ!
頭の冴えは消えていき、感情もどんどん昂ってくる……!
ダメだ……落ち着いて……!
まだやらなければならないことがある……!
コアを破壊するにはオーラの力が必要だ!
今の機体の状態ではコアを覆っているバリアを突破できない……!
『言うこと聞きなさいよ私! もう1回やるのよバカ! 貫け光よ……オーラランス!』
オーラは……出た!
でも、さっきのような最低限でスマートな光ではない。
荒れ狂うような光の濁流がバリアにぶつかっていく……!
それはバリアをぐちゃぐちゃに歪め、その中のコアをバラバラに砕いた!
『やったぁ! あはははっ! ざまぁみろ!』
頭に血が昇る……!
さっきとは真逆で頭がどんどん熱くなってバカになりそう……!
でも、これはこれで気持ちいかも……。
しかし、この感覚もやはり長く続かず、徐々に普段の私に戻っていく。
あら……私ったらなんてはしたない言葉を……。
こんなんじゃ蘭に失望されてしまう。
『でも、約束は果たせたよ……!』
感情はぐちゃぐちゃだけど、とにかく私は成し遂げた。
ダンジョンコアは破壊されたんだ!
重力制御を用いた不規則な飛行のフェイントを入れつつ女王アリ型に接近を試みる。
相手も安易には動かず、私の動きをよく観察している。
こういう落ち着いてる奴が一番厄介……!
女王アリ型は様子見と言わんばかりに手のひらからエナジーを発射してくる。
この攻撃には宝石の発光という準備動作があるから、よく相手を観察していれば避けられないことはない。
ただやはり全身に散りばめられているすべての宝石からエナジーを放てるようで、後ろから近づこうとしても背中の宝石からエナジーが飛んで来る!
思った通り接近するのは簡単じゃない。
でも、簡単じゃないだけで不可能ではない!
一度エナジーを放った後、宝石は色が濁る。
そこから輝きを取り戻すまで数秒の時間がかかる。
攻撃を仕掛けるには十分すぎる時間だ……!
『もらったぁ!』
スタビライザーソードの刃が届く範囲に女王アリ型を捉えた!
真上から2本の剣を振り下ろし、両腕を切断しにかかる!
上手く隙を突いたと思った。
しかし、女王アリ型はすさまじい反射神経で体勢を立て直すと、その両手で剣を受け止めた!
こちらが刃にエナジーをまとわせているように、向こうも手のひらの宝石からエナジーを放出している!
力と力、エナジーとエナジーのぶつかり合い……!
こちらは重力を増加させて上から押しているのに、全然剣が動かない!
なんてパワーしてるの……!?
『スラスター全開……!』
全身の推進力を刃に!
敵も人型になってしまった以上、両腕を失えば大きく戦闘能力を失う。
ここが勝負どころだ……!
ん? 両腕……?
そういえば、今までの人型昆虫はそのサイズに差は有れど、虫だったころの名残として4本の腕があった。
昆虫は6本脚だから、4本の腕と2本の脚を合わせて6本……。
でもこいつは腕と足を合わせても4本しかない。
それはこいつがより人間に近い姿に進化したからなのか、それとも……!
『隠し腕……!?』
突如として女王アリ型の脇腹の装甲が展開したかと思うと、そこから2本の腕が伸びてきた!
その手のひらにもやはり赤い宝石!
まさか、これを狙ってあえて私を接近させたの……!?
女王アリ型は両手に握ったスタビライザーソードを離そうとしない!
剣を捨てれば脱出できるけど、これを捨てるなんてとんでもない!
こうなったら……!
『重力軽減! 飛べええええええっ!!』
下へ向けていた力を上に向ける!
アイオロス・ゼログラビティもろとも、剣を握っている女王アリ型を浮かせるんだ!
突如として浮遊感を与えられた女王アリ型の手元は狂い、隠し腕から放たれたDエナジーはあらぬ方向に飛んでいく!
とりあえず、これで危機は回避した。
次は反撃だ……!
まだ剣を離そうとしない女王アリ型を引きはがすべく機体を横に大回転!
『ジャイアントスイーーーングッ!!』
ぶんぶん振り回された女王アリ型は流石にギブアップ!
剣を手放し、フロアの外壁に叩きつけられた!
馬力ならこの機体だって負けてないんだ!
『はぁ……はぁ……でも、これで倒れてはくれないか』
結構な勢いで壁に叩きつけたつもりだったけど、女王アリ型はびくともしない。
すでに立ち上がり、こちらに向けて歩き出している。
その妙にゆったりとした動きが不自然で気味が悪い……!
再びこちらから仕掛けていくべきか、それとも様子を見るべきか……。
それを考えている間に、女王アリ型は立ち止まった。
そして、力を溜め込むように体を丸め込むと、全身の宝石が一斉に光り出した!
『嘘でしょ……!』
光はエナジーが放たれる合図。
つまり、全身から全方位にエナジーが……!
戦っている内にフロアの出入り口からは遠ざかってしまっている。
脱出は不可能……!
受け止めるしかない!
シールドで胴体を隠し、ソードの刃も盾に使う!
さらに黒い翼で覆える部分を覆う!
それでもむき出しになっている部分はある……!
放たれた赤いエナジーは機体を容赦なく破壊する。
頭部、肩部、腕部、腰部、脚部……!
各パーツの損傷を告げる表示が視界に現れては消える。
でも、どこも吹っ飛んではいない!
アイオロス・ゼログラビティはなんとか五体満足でこの攻撃を耐えた!
『ソードは……ダメか!』
刃の側面から強いエナジーを受けることになったスタビライザーソードは溶けて折れ曲がり、もうDエナジーをまとうことも出来ない。
でも、おかげで脚が飛ばずに済んだ。
シールドや翼だけでは下半身まで守ることは出来なかった。
ありがとう、スタビライザーソード……!
他の武装も大なり小なり損傷を受けている。
2丁のシューターはかなりの熱を帯びていたのでパージ。
ネオアイアン・エッジシールドは表面が焼け焦げているし、もう耐Dエナジーコーティングははがれているだろう。
シンプルな金属の盾としてはまだ使えるけど、その内側のDエナジーマシンガンとソードは不具合を起こしている……。
各装甲も吹っ飛んでいるところがあって、一部フレームがむき出しだ。
頭部も微妙に損傷を受けているのか、視界の端っこにノイズが走る。
機体の中で無事と言えるのは黒い翼!
悔しいけどこいつは異常に頑丈だ。
貫通力に優れた収束Dエナジーならまだしも、ただただ高出力のDエナジー程度はかすり傷で済むみたいだ……!
そして、もう1つ無事なのは……オーガランス!
『これがあればまだ戦える……!』
傷ついた機体に鞭を打ち、接近戦を仕掛ける!
宝石はエナジーを放った後、輝きを失う……。
つまり、今の女王アリ型は全身の輝きを失っている!
しかも大量のエナジーを消費した成果、全体的な動きも鈍っている!
『お返しよ!』
オーガランスで輝きを失った宝石を1つ1つ破壊していく!
もう再チャージなどさせるものか!
壊れてしまえばエナジーは放てまい!
女王アリ型も体をよじって攻撃を回避しようとするけど、機動力ではこっちが上だ!
エナジーを受けたのは機体の正面。
つまり、機体の背面にある各スラスターはまだまだ正常に作動している。
アイオロス・ゼログラビティはまだ飛べる!
『おおおーーーーーーッ!』
体のほとんどの宝石を砕き、残りは1つ!
しかし、残った額の宝石はその輝きを取り戻していた!
額から放たれたエナジーはゼログラビティの左肩に直撃し、肩から下のパーツをすべて損失してしまった……!
でも、槍を握る右手は生きている!
左腕を失ったことに気を取られず、そのまま槍で額の宝石も砕いた!
これでもうエナジーは扱えない……!
そう思うと、一瞬だけ油断が生じた。
女王アリ型もまたすべての宝石を砕かれたことに気を取られず、巨体を生かした蹴りでゼログラビティの右脚を蹴飛ばした!
千切れて文字通り飛んでいく右脚……!
機体は飛行のバランスを崩し、地面に墜落する。
マズイ……!
純粋な力比べになれば、押し負けるのはこっちだ……。
宝石を失いエナジーを扱えなくなったとしても、あいつにはパワーがある。
もちろん、こっちだって翼とメインスラスターが健在だからスピードがある。
でも、腕と脚を失ったから体の違和感がすごい……!
こんな状態で今まで通り重力を制御できるかわからない……。
『だからって、やらないわけにはいかないでしょう?』
自分に問いかける言葉は他人事みたいに冷静だった。
さっきまでの戦いの熱が嘘だったように頭が冷えていく。
いや、冴えていくって言った方が良いかな?
使命感を胸に荒波のように暴れていた心に、今は波紋の1つもない。
でも、逆に言えば私はいつでも心に波を起こせる。
無数の波を……オーラを生み出せる。
そう、脳波によって……。
『オーラランス』
女王アリ型に向けられたオーガランスから、細く鋭い萌葱色の光が伸びる。
それは宝石が砕けて生まれた胸の装甲の隙間を正確に貫いた。
一瞬、女王アリ型は驚いたように痙攣したが、ほどなくしてその体は消滅した。
『そうか、オーラはこうやって使うのか』
その感覚を確かに掴んだし、言葉にして人に説明できると思う。
でも問題は……そのオーラを扱える状態から、いつもの自分に戻りつつあるということだ!
頭の冴えは消えていき、感情もどんどん昂ってくる……!
ダメだ……落ち着いて……!
まだやらなければならないことがある……!
コアを破壊するにはオーラの力が必要だ!
今の機体の状態ではコアを覆っているバリアを突破できない……!
『言うこと聞きなさいよ私! もう1回やるのよバカ! 貫け光よ……オーラランス!』
オーラは……出た!
でも、さっきのような最低限でスマートな光ではない。
荒れ狂うような光の濁流がバリアにぶつかっていく……!
それはバリアをぐちゃぐちゃに歪め、その中のコアをバラバラに砕いた!
『やったぁ! あはははっ! ざまぁみろ!』
頭に血が昇る……!
さっきとは真逆で頭がどんどん熱くなってバカになりそう……!
でも、これはこれで気持ちいかも……。
しかし、この感覚もやはり長く続かず、徐々に普段の私に戻っていく。
あら……私ったらなんてはしたない言葉を……。
こんなんじゃ蘭に失望されてしまう。
『でも、約束は果たせたよ……!』
感情はぐちゃぐちゃだけど、とにかく私は成し遂げた。
ダンジョンコアは破壊されたんだ!
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