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第1章 ゼロの継承者
-03- 首都第七マシンベース
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「ん……うぅ……」
目が覚めて一番最初に思ったことは……眠い!
疲れが取れ切っていないのか、体がだるい……。
チラッと時計に目をやると……11時過ぎだった。
「遅刻……っ! どころじゃない!」
もうほぼ昼じゃん!
今から準備してたら一体何時に……って、今日は土曜日じゃん!
ホッと胸をなでおろし、再びベッドに寝転ぶ。
あるべき予定を忘れてた時の焦燥感もすごいけど、あると思ってた予定がないことに気づいた時のお得感も格別よね~。
このまま夕方まで寝てやろうかな?
……まあ、今のひと悶着で完全に目が覚めちゃったんだけど。
「ご飯……行こうかな」
そういえば葬儀場を後にしてから何も口にしていない。
ここはパーッと好きなものでも食べに行こう!
そうと決まれば準備準備!
着たままだった制服を脱ぎ、サッとシャワーを浴びると、ラフな服に身を包み、私はマンションを飛び出した。
さて、何を食べるか……。
「そりゃ麺でしょ……。ラーメンよ」
脳内会議は一瞬で終了した。
行きつけのラーメン屋に行く!
そこはご飯時には席が埋まっているけど、待つ人の列が出来るほどではないという絶妙な客の回転が行われている名店だ。
今日は少し時間が早いこともあり、すぐに席に案内された。
注文はラーメン大盛に半チャーハン! スープはあっさり醤油よ!
食べ盛りだからこれくらいペロリといける。
カロリーなんて気にしない。
私、太らないタイプだと思い込んでるから!
注文した品はすぐに運ばれてきた。
この速さも名店たる所以よ。
「いただきまーす!」
喋る相手もいないのでもくもく食べる。食べる。食べる。
あっさりしてるのに、何度食べても飽きない味だ……!
「ごちそうさまでした!」
コップ一杯の水を飲んでから席を立つ。
支払いをするため、左腕にはめられているリングを専用の装置にかざして……。
「あっ!」
わ、忘れてた……!
このリングの中にはアイオロス・ゼロのマシンコードがインストールされているんだった!
そして、アイオロス・ゼロは首都第七マシンベースで私を待っている!
「……行ってみるか!」
支払いを済ませ、店を出る。
首都第七マシンベースは自宅から近い位置にある。
それこそ、徒歩でも向かえるくらいだ。
これは偶然なのか、はたまた……。
「良い食後の運動になる」
首都第七マシンベースを目指し、私は歩き始めた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
マシンベースとは、DMDを運用するための基地である。
全国各地に存在し、すでに出現しているダンジョンの監視や、新たに現れたダンジョンへの対応を行っている。
基本的にDMDはマシンベースから出撃し、マシンベースに帰還する。
そして、マシンベースで修理や補給を受け、使わない時はマシンベースに収容されている。
私のアイオロス・ゼロも、そんな感じでマシンベースに収容されているのだろう。
一体、どんな機体なのか……。
なんてったって、あの『迷宮王』萌葱大樹郎の愛機の兄弟機なんだもの。
きっとゴツゴツで、ゴテゴテで、ゴリゴリなんだろうなぁ……!
「すいません、あの……マシンベースに入りたいんですけど……」
首都第七マシンベースの正門まで来た私は、守衛さんに声をかけた。
今まで一度も来たことがない場所で緊張しているのか、自分でも驚くくらいか細い声が出た。
「えっと……見学コースの方ですか?」
「いえ、DMDの所有者なんですけど……」
「では、マシンコードをこちらに」
左腕を差し出し、リングを読み込ませる。
その瞬間、昼過ぎで少し眠そうな顔をしていた守衛さんの目が飛び出んばかりに開かれた。
「しょ、少々お待ちください!」
守衛さんは守衛室の奥に引っ込んでしまった。
数分後、私の前に現れたのは……それはそれは背の高い女性だった。
「はじめまして、私は若草育美。このマシンベースのメカニックよ」
175……いや、180cmはあるように見える。
私も165cmで結構背が高い方だけど、育美さんはもっとすごい。
しかも、ただ背が高いだけでなく、スタイルも抜群だ。
脚は長いし、腰は細いし、胸は大きい!
髪は緩やかなウェーブがかかった茶髪だ。
顔もおっとりした感じで、とても優しい目をしている。
どこかのマダムかと思う一方で、着ている服は作業用のつなぎと無骨で、そのギャップがまた魅力的に見える。
……って、初対面の人をなにジロジロ見てるんだ私!
「は、はじめまして! 私は萌葱蒔苗です! えっと、高校1年生です!」
「ふふっ、蒔苗ちゃんね。私のことは気軽に『育美さん』って呼んでね。あ、もちろん呼び捨てにされるのも私的には悪くないから……」
「い、いえ! 育美さん、今日はよろしくお願いします!」
「はい、よろしくね。じゃあ、早速行こっか。アイオロス・ゼロのところに」
「……はい!」
私だけのために大きな正門が開くことはないので、通用口を通ってマシンベースの中に入る。
一番初めに気になったのは、外からでも見えるほど巨大なアンテナだ。
「あれは新たなダンジョンの出現を感知するためのアンテナよ。どのマシンベースにも設置されていて、管轄するエリア内にダンジョン出現の兆候がないか、常に見張っているの」
「へぇ~」
「地上には基本的にダンジョンを監視するセンサー類や、マシンベースそのものを防衛するための設備、あとはDMDをダンジョンまで運ぶ輸送機なんかが置いてあるわ。肝心のDMDそのものや、DMDを整備するためのドック、遠隔操作するためのコックピットなんかは地下にあるの」
「ということは、今から地下に行くんですか?」
「ううん、今から向かうのは出撃ハッチ。ダンジョンに向かうDMDを地下から地上に送り出すための場所よ。アイオロス・ゼロはすでに地上に上げてあるの。その方が早く会えるでしょ?」
「あ、あはは……」
正直、話の内容の半分も頭に入っていない。
今までの自分なら知ることもない未知の世界にいる緊張感……。
とても言葉では言い表せない!
「ここが出撃ハッチね」
大きく横に長い建物の壁に、いくつものシャッターが備え付けられている。
これはなんだか……トラックのお尻をそのまま入口にくっつけて荷物を出し入れ出来るタイプの倉庫に似ている!
シャッターごとに番号が割り振られているところも一緒だ。
「今、この『01』のハッチを開けるから」
育美さんが手元の端末を操作すると、カシュッと空気が抜けるような音がし、目の前のシャッターが静かに開いた。
その中に1機のDMDが静かにたたずんでいた。
目が覚めて一番最初に思ったことは……眠い!
疲れが取れ切っていないのか、体がだるい……。
チラッと時計に目をやると……11時過ぎだった。
「遅刻……っ! どころじゃない!」
もうほぼ昼じゃん!
今から準備してたら一体何時に……って、今日は土曜日じゃん!
ホッと胸をなでおろし、再びベッドに寝転ぶ。
あるべき予定を忘れてた時の焦燥感もすごいけど、あると思ってた予定がないことに気づいた時のお得感も格別よね~。
このまま夕方まで寝てやろうかな?
……まあ、今のひと悶着で完全に目が覚めちゃったんだけど。
「ご飯……行こうかな」
そういえば葬儀場を後にしてから何も口にしていない。
ここはパーッと好きなものでも食べに行こう!
そうと決まれば準備準備!
着たままだった制服を脱ぎ、サッとシャワーを浴びると、ラフな服に身を包み、私はマンションを飛び出した。
さて、何を食べるか……。
「そりゃ麺でしょ……。ラーメンよ」
脳内会議は一瞬で終了した。
行きつけのラーメン屋に行く!
そこはご飯時には席が埋まっているけど、待つ人の列が出来るほどではないという絶妙な客の回転が行われている名店だ。
今日は少し時間が早いこともあり、すぐに席に案内された。
注文はラーメン大盛に半チャーハン! スープはあっさり醤油よ!
食べ盛りだからこれくらいペロリといける。
カロリーなんて気にしない。
私、太らないタイプだと思い込んでるから!
注文した品はすぐに運ばれてきた。
この速さも名店たる所以よ。
「いただきまーす!」
喋る相手もいないのでもくもく食べる。食べる。食べる。
あっさりしてるのに、何度食べても飽きない味だ……!
「ごちそうさまでした!」
コップ一杯の水を飲んでから席を立つ。
支払いをするため、左腕にはめられているリングを専用の装置にかざして……。
「あっ!」
わ、忘れてた……!
このリングの中にはアイオロス・ゼロのマシンコードがインストールされているんだった!
そして、アイオロス・ゼロは首都第七マシンベースで私を待っている!
「……行ってみるか!」
支払いを済ませ、店を出る。
首都第七マシンベースは自宅から近い位置にある。
それこそ、徒歩でも向かえるくらいだ。
これは偶然なのか、はたまた……。
「良い食後の運動になる」
首都第七マシンベースを目指し、私は歩き始めた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
マシンベースとは、DMDを運用するための基地である。
全国各地に存在し、すでに出現しているダンジョンの監視や、新たに現れたダンジョンへの対応を行っている。
基本的にDMDはマシンベースから出撃し、マシンベースに帰還する。
そして、マシンベースで修理や補給を受け、使わない時はマシンベースに収容されている。
私のアイオロス・ゼロも、そんな感じでマシンベースに収容されているのだろう。
一体、どんな機体なのか……。
なんてったって、あの『迷宮王』萌葱大樹郎の愛機の兄弟機なんだもの。
きっとゴツゴツで、ゴテゴテで、ゴリゴリなんだろうなぁ……!
「すいません、あの……マシンベースに入りたいんですけど……」
首都第七マシンベースの正門まで来た私は、守衛さんに声をかけた。
今まで一度も来たことがない場所で緊張しているのか、自分でも驚くくらいか細い声が出た。
「えっと……見学コースの方ですか?」
「いえ、DMDの所有者なんですけど……」
「では、マシンコードをこちらに」
左腕を差し出し、リングを読み込ませる。
その瞬間、昼過ぎで少し眠そうな顔をしていた守衛さんの目が飛び出んばかりに開かれた。
「しょ、少々お待ちください!」
守衛さんは守衛室の奥に引っ込んでしまった。
数分後、私の前に現れたのは……それはそれは背の高い女性だった。
「はじめまして、私は若草育美。このマシンベースのメカニックよ」
175……いや、180cmはあるように見える。
私も165cmで結構背が高い方だけど、育美さんはもっとすごい。
しかも、ただ背が高いだけでなく、スタイルも抜群だ。
脚は長いし、腰は細いし、胸は大きい!
髪は緩やかなウェーブがかかった茶髪だ。
顔もおっとりした感じで、とても優しい目をしている。
どこかのマダムかと思う一方で、着ている服は作業用のつなぎと無骨で、そのギャップがまた魅力的に見える。
……って、初対面の人をなにジロジロ見てるんだ私!
「は、はじめまして! 私は萌葱蒔苗です! えっと、高校1年生です!」
「ふふっ、蒔苗ちゃんね。私のことは気軽に『育美さん』って呼んでね。あ、もちろん呼び捨てにされるのも私的には悪くないから……」
「い、いえ! 育美さん、今日はよろしくお願いします!」
「はい、よろしくね。じゃあ、早速行こっか。アイオロス・ゼロのところに」
「……はい!」
私だけのために大きな正門が開くことはないので、通用口を通ってマシンベースの中に入る。
一番初めに気になったのは、外からでも見えるほど巨大なアンテナだ。
「あれは新たなダンジョンの出現を感知するためのアンテナよ。どのマシンベースにも設置されていて、管轄するエリア内にダンジョン出現の兆候がないか、常に見張っているの」
「へぇ~」
「地上には基本的にダンジョンを監視するセンサー類や、マシンベースそのものを防衛するための設備、あとはDMDをダンジョンまで運ぶ輸送機なんかが置いてあるわ。肝心のDMDそのものや、DMDを整備するためのドック、遠隔操作するためのコックピットなんかは地下にあるの」
「ということは、今から地下に行くんですか?」
「ううん、今から向かうのは出撃ハッチ。ダンジョンに向かうDMDを地下から地上に送り出すための場所よ。アイオロス・ゼロはすでに地上に上げてあるの。その方が早く会えるでしょ?」
「あ、あはは……」
正直、話の内容の半分も頭に入っていない。
今までの自分なら知ることもない未知の世界にいる緊張感……。
とても言葉では言い表せない!
「ここが出撃ハッチね」
大きく横に長い建物の壁に、いくつものシャッターが備え付けられている。
これはなんだか……トラックのお尻をそのまま入口にくっつけて荷物を出し入れ出来るタイプの倉庫に似ている!
シャッターごとに番号が割り振られているところも一緒だ。
「今、この『01』のハッチを開けるから」
育美さんが手元の端末を操作すると、カシュッと空気が抜けるような音がし、目の前のシャッターが静かに開いた。
その中に1機のDMDが静かにたたずんでいた。
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