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闇の姫君編
033 一番弟子、一番風呂
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「はぁ~やっぱ一番風呂って最高だなぁ~」
「そうですねー」
「そうね……」
王国騎士との親善試合を終えたデシル、オーカ、ヴァイスは普段の日常に戻っていた。
今日は授業が休みの日ということで、朝っぱらから学園の大浴場で残った疲れを癒しているところだ。
しかも頑張った三人へのご褒美としてこの時間は貸し切り。
気兼ねなく体を休めることが出来る。
泳いだってバレないだろうが、泳ぐほど元気でもない。
ただ、のほほんと湯船につかっているのが一番幸せな時間だった。
「ちょっと目障りになってきた……」
ヴァイスが突然不穏なことを言う。
その視線は湯に浮かぶオーカの大きな胸に注がれていた。
オーカは『あー』と何か察したような笑みを浮かべ、それをわざとらしく左右に揺らす。
ヴァイスの表情がさらに険しくなる。
「くっ……どうしてそんなに大きくなるのかしら……。私とは一歳しか違わないのに……」
「まぁまぁヴァイスさん、私だってそんなに大きくありませんから気にすることないですって。これからですよ私たち!」
「デシルも十分大きい……!」
「ご、ごめん……」
ヴァイスは小柄で肉付きの薄い体に見合った大きさの胸をしている。
体のラインを大きく崩さない慎ましいそれはある意味美しいのだが、それは男の視点。
若い乙女のヴァイスは自分の貧相な体があまり好きではなかった。
「何か……秘訣とかあるの……? あるなら教えてほしい……オーカ……」
「どうしようかな~」
「友達じゃない……」
「うっ、そう言われると答えないわけにはいかないか……。ってか、そんなに知りたい?」
ヴァイスはこれまでないほど機敏に首を縦に振る。
「よし、答える! といってもあたしの場合は母親もデカいからその影響が大きいかな。あとはやっぱよく食べてよく寝てよく太陽の下でよく体を動かすことかな? ありきたりな答えばっかになったけど、あたしはそうしてきた。特に胸だけを育てる体操とかはしてないよ」
「そう……ありがとう……。デシルはどうなの……? 師匠から何か聞いてない……?」
「私は師匠から特別な修行を受けてますよ。胸を大きくする」
ヴァイスとオーカは目を見開く。
デシルからそういう求めていた答えが返ってくるとは思っていなかったのだ。
彼女たちの中での師匠のイメージは口下手で不器用な武人といった感じで、とても育乳に精通しているとは思えなかった。
「ど、どんなことをされたの……?」
「半分はオーカさんと一緒です。とにかくまずは体に必要な栄養と運動と睡眠を満たすこと。胸だって体なんですからこういう基本的なものが欠けていると育たない……と師匠は言ってました。そう言われると、残り半分も体を鍛えるうえでは基本的なことかもしれませんね」
「教えて……教えて……」
「正しく使うことです! 走り続ければ足が速くなっていくように、重い物を持ち上げれば腕が強くなっていくように、胸も正しく使うのです!」
「……ん?」
理屈は通っているように聞こえる。
確かに体は使わなければ発達しない。
それどころかなまっていく一方だ。
ここにいる三人も親善試合に備えて体を鍛えまくって成長を実感したのでよーくわかる話だ。
しかし、胸を正しく使うという意味はわからない。
いや本当はわかっている。
だがそれを口に出してもし間違っていれば、デシルの師匠をかなり侮辱することになる。
師匠大好きデシルを怒らせてしまうかもしれない。
逆に合っていてもデシルの師匠の変態度は極端に上がってしまう。
友達がそんな人に育てられたというのならば心配だ。
どちらにせよ地獄。オーカとヴァイスは黙ってしまった。
「あ、お二人ともわかりませんか? なら私がお教えします! ズバリ揉んだり吸ったりすることです!」
「えっ!?」
「吸うまで!?」
揉むまでは予想の範疇だった。
よくウワサされる王道の育乳方法だ。
だがそれ以上は……。
「そ、そんなに驚きますか? でも結局胸って赤ちゃんに吸わせてお乳を与えるためにあるんですから、理にかなった修行だと……」
「理にはかなってるけど、倫理的にはかなってないよ!」
「ちょっと行き過ぎ……」
「そ、そうなんですか……。でも、数回だけだったんで大丈夫ですよ」
「数回だけ!? 毎回ならまだしもそれじゃなんか気の迷いでやっちゃったみたいな感じじゃん!」
「ガチ感が増しちゃう……」
「え、え? で、でも師匠は自分の胸があまりない事をなぜか結構気にしていて、私には同じ思いをさせないようにと必死で……」
「ま、まあデシルの師匠なら不純な理由でそんなことはしないだろうね……きっと」
「やさしさ……やさしさ……。そういうことにしておいた方がいい……」
これ以上踏み入ることを恐れた二人はデシルとともに浴槽から出て体を洗うことにした。
「背中洗わせてくださいオーカさん!」
「嬉しいけど、火がつくほどこすらないでね?」
「大丈夫です! ここには水がたくさんあります!」
「つくこと前提かい!」
体を密着させてじゃれあう二人を見ていると、ヴァイスは撤退した話題に再び踏み込みたい気持ちを押さえられなくなった。
「ねえデシル……。さっきの話なんだけど……他の方法はないの?」
「さっきの……ああ、胸の話ですね! あとは単純に胸周辺をマッサージするくらいですね。お風呂上りにそのマッサージをすると、体のぽかぽかが長続きして内臓も冷えにくくなるんで単純に体に良いんですよ。あがったらやってみましょうか?」
「ありがとう……お願い……。その……揉むのはまだしも……吸うのはちょっと……まだかなって……」
「あー! それで悩んでたんですね! ごめんなさい! 師匠から揉む修業はお互い心を許した同性のみ、吸うのは禁止って言われてるんですよ!」
そこはしっかり教えてるんだ!?
オーカとヴァイスの心の叫びが一致する。
「でもどうしても吸ってとか、吸いたいとか言われたらそいつを私の前に連れてこいって師匠は言ってました。何をするんですかね~」
殺すんだろうな……。
オーカとヴァイスは間違いないと思った。
より変態度が高まったとはいえ、同時に会ってみたいという感情も高まるデシルの師匠という存在。
夏休みには確実に会えると言われているものの、もっと早く会える機会がないものかと悩まずにはいられない二人であった。
ちなみにその後のデシルのマッサージは大変気持ちよく眠ってしまうほどだったため、それを教えた師匠に対する評価は少し回復した。
そして、デシルは……。
「寝る子は育つ! このマッサージにはそういう意味もあったんですね師匠!」
どうあがいても師匠の評価は下がらないのであった。
「そうですねー」
「そうね……」
王国騎士との親善試合を終えたデシル、オーカ、ヴァイスは普段の日常に戻っていた。
今日は授業が休みの日ということで、朝っぱらから学園の大浴場で残った疲れを癒しているところだ。
しかも頑張った三人へのご褒美としてこの時間は貸し切り。
気兼ねなく体を休めることが出来る。
泳いだってバレないだろうが、泳ぐほど元気でもない。
ただ、のほほんと湯船につかっているのが一番幸せな時間だった。
「ちょっと目障りになってきた……」
ヴァイスが突然不穏なことを言う。
その視線は湯に浮かぶオーカの大きな胸に注がれていた。
オーカは『あー』と何か察したような笑みを浮かべ、それをわざとらしく左右に揺らす。
ヴァイスの表情がさらに険しくなる。
「くっ……どうしてそんなに大きくなるのかしら……。私とは一歳しか違わないのに……」
「まぁまぁヴァイスさん、私だってそんなに大きくありませんから気にすることないですって。これからですよ私たち!」
「デシルも十分大きい……!」
「ご、ごめん……」
ヴァイスは小柄で肉付きの薄い体に見合った大きさの胸をしている。
体のラインを大きく崩さない慎ましいそれはある意味美しいのだが、それは男の視点。
若い乙女のヴァイスは自分の貧相な体があまり好きではなかった。
「何か……秘訣とかあるの……? あるなら教えてほしい……オーカ……」
「どうしようかな~」
「友達じゃない……」
「うっ、そう言われると答えないわけにはいかないか……。ってか、そんなに知りたい?」
ヴァイスはこれまでないほど機敏に首を縦に振る。
「よし、答える! といってもあたしの場合は母親もデカいからその影響が大きいかな。あとはやっぱよく食べてよく寝てよく太陽の下でよく体を動かすことかな? ありきたりな答えばっかになったけど、あたしはそうしてきた。特に胸だけを育てる体操とかはしてないよ」
「そう……ありがとう……。デシルはどうなの……? 師匠から何か聞いてない……?」
「私は師匠から特別な修行を受けてますよ。胸を大きくする」
ヴァイスとオーカは目を見開く。
デシルからそういう求めていた答えが返ってくるとは思っていなかったのだ。
彼女たちの中での師匠のイメージは口下手で不器用な武人といった感じで、とても育乳に精通しているとは思えなかった。
「ど、どんなことをされたの……?」
「半分はオーカさんと一緒です。とにかくまずは体に必要な栄養と運動と睡眠を満たすこと。胸だって体なんですからこういう基本的なものが欠けていると育たない……と師匠は言ってました。そう言われると、残り半分も体を鍛えるうえでは基本的なことかもしれませんね」
「教えて……教えて……」
「正しく使うことです! 走り続ければ足が速くなっていくように、重い物を持ち上げれば腕が強くなっていくように、胸も正しく使うのです!」
「……ん?」
理屈は通っているように聞こえる。
確かに体は使わなければ発達しない。
それどころかなまっていく一方だ。
ここにいる三人も親善試合に備えて体を鍛えまくって成長を実感したのでよーくわかる話だ。
しかし、胸を正しく使うという意味はわからない。
いや本当はわかっている。
だがそれを口に出してもし間違っていれば、デシルの師匠をかなり侮辱することになる。
師匠大好きデシルを怒らせてしまうかもしれない。
逆に合っていてもデシルの師匠の変態度は極端に上がってしまう。
友達がそんな人に育てられたというのならば心配だ。
どちらにせよ地獄。オーカとヴァイスは黙ってしまった。
「あ、お二人ともわかりませんか? なら私がお教えします! ズバリ揉んだり吸ったりすることです!」
「えっ!?」
「吸うまで!?」
揉むまでは予想の範疇だった。
よくウワサされる王道の育乳方法だ。
だがそれ以上は……。
「そ、そんなに驚きますか? でも結局胸って赤ちゃんに吸わせてお乳を与えるためにあるんですから、理にかなった修行だと……」
「理にはかなってるけど、倫理的にはかなってないよ!」
「ちょっと行き過ぎ……」
「そ、そうなんですか……。でも、数回だけだったんで大丈夫ですよ」
「数回だけ!? 毎回ならまだしもそれじゃなんか気の迷いでやっちゃったみたいな感じじゃん!」
「ガチ感が増しちゃう……」
「え、え? で、でも師匠は自分の胸があまりない事をなぜか結構気にしていて、私には同じ思いをさせないようにと必死で……」
「ま、まあデシルの師匠なら不純な理由でそんなことはしないだろうね……きっと」
「やさしさ……やさしさ……。そういうことにしておいた方がいい……」
これ以上踏み入ることを恐れた二人はデシルとともに浴槽から出て体を洗うことにした。
「背中洗わせてくださいオーカさん!」
「嬉しいけど、火がつくほどこすらないでね?」
「大丈夫です! ここには水がたくさんあります!」
「つくこと前提かい!」
体を密着させてじゃれあう二人を見ていると、ヴァイスは撤退した話題に再び踏み込みたい気持ちを押さえられなくなった。
「ねえデシル……。さっきの話なんだけど……他の方法はないの?」
「さっきの……ああ、胸の話ですね! あとは単純に胸周辺をマッサージするくらいですね。お風呂上りにそのマッサージをすると、体のぽかぽかが長続きして内臓も冷えにくくなるんで単純に体に良いんですよ。あがったらやってみましょうか?」
「ありがとう……お願い……。その……揉むのはまだしも……吸うのはちょっと……まだかなって……」
「あー! それで悩んでたんですね! ごめんなさい! 師匠から揉む修業はお互い心を許した同性のみ、吸うのは禁止って言われてるんですよ!」
そこはしっかり教えてるんだ!?
オーカとヴァイスの心の叫びが一致する。
「でもどうしても吸ってとか、吸いたいとか言われたらそいつを私の前に連れてこいって師匠は言ってました。何をするんですかね~」
殺すんだろうな……。
オーカとヴァイスは間違いないと思った。
より変態度が高まったとはいえ、同時に会ってみたいという感情も高まるデシルの師匠という存在。
夏休みには確実に会えると言われているものの、もっと早く会える機会がないものかと悩まずにはいられない二人であった。
ちなみにその後のデシルのマッサージは大変気持ちよく眠ってしまうほどだったため、それを教えた師匠に対する評価は少し回復した。
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