31 / 69
対決!王国騎士編
031 一番弟子、決着をつける
しおりを挟む
試合はデシルの勝利に終わった。
しかし、ルチルにはその結果を伝えることが出来ない。
まだ光の波紋の効果で体の自由が利かないからだ。
その間にもデシルはアズールに追撃を入れようと歩みを進めていく。
(と、止めないと……! 動いてくれ、私の身体!!)
ルチルの指や目がぴくぴくと動き始める。
本来ならば逆らえない魔法に対して火事場の馬鹿力で抵抗する。
教師としての根性がなせる業だが、それでも会話や歩行にまでは至らない。
デシルがいよいよ壁にめり込んでいるアズールの目の前まで来た。
アズールにはまだ息があるようだ。
それどころか吹っ飛んだ勢いに比べてケガが軽すぎるように見える。
目立った外傷と言えば鼻から血が出ているだけ……。
(まさか……オーカくんと同じダメージに調整したのか……? そんなこと可能なのだろうか……?
しかし、あれだけの勢いで吹っ飛んで骨折すら見られないのはおかしい……)
とりあえず生徒が人の命を奪っていないことがわかったのは良かった。
しかし、人知の及ばぬ魔法を使っているのだから、これからどうなるかはわからない。
ルチルにはどうもデシルが無意識で魔法を使っているように見えるのだ。
「デ……シル……くん……」
ルチルの口が動き始めた。
とんでもない力技だが、声が小さすぎてデシルを振り返らせることが出来ない。
デシルはただ無言でアズールを見つめている。
そしてまたゆっくりとこぶしを握り締め……。
「もういいよデシルちゃん。あたしのためにありがとう」
「……ッ! オーカさん!?」
我に返ったデシルが後ろを振り返ると、そこには闇魔法を身にまとったオーカとヴァイスがいた。
迫ってくる光の波紋に本能的な恐怖を感じたヴァイスが身を守るために闇魔法を発動していたのだ。
それがちょうど隣にいたオーカも守ることになった。
「わ、私……あっ、すいません! やりすぎました!」
「まあ、団長さんも元気そうだし問題ないんじゃないか? ほら、鼻血ぐらいしか出てないし」
確かにアズールには目立った外傷はないが、問題は精神の方だった。
死の恐怖を感じた彼女は一時的に言語能力を失うほどショックを受けていたのだ。
闇魔法を解除したヴァイスがアズールと会話を試みた後、首を横に振る。
「怖かったんでしょうね……。喋れなくなってるみたい……。まあ……時間が経てば治ると思う……。なんたって騎士団長様よ……。こんなところでへこたれないわ……」
「わ、私が精神安定の魔法を……!」
「やめた方がいいわ……。デシルが原因なんだから……悪化するだけよ……。どんな魔法も傷ついた心を簡単に治せたりはしないわ……」
「は、はい……。本当にやりすぎてしまいました。仕返ししたいとは思ってたんですけど、自分が怒るとこうなるなんて知らなくて……」
「騎士団長様も口が過ぎるところがあったから……いい薬よ……。デシルは悪くないわ……」
「そうだそうだ! あたしはパンチが決まったところを見てスカッとしたけどね! でも、負けたことは事実だし、嫌味も全部が全部ただの嫌味ってわけでもなかった! 耳の痛い話でもあったよ。強くならなきゃって思った……。だからデシルちゃんも元気出して! デシルちゃんは私の師匠みたいなもんなんだから!」
言った後でオーカはこの状況で言ってはいけない単語を言ったと思ったが、もう手遅れだった。
「そんな……師匠なんて……私はまだまだなんです……。師匠がいなきゃ……師匠……」
不安定になった心に師匠の存在が突き刺さり、デシルは今にも泣きだしそうになる。
ホームシックを今まで抑え込んでいたというのもあるだろう。彼女もまだ十二歳の少女なのだ。
ただ、オーカたちは先ほどまで恐ろしい顔をしてたデシルが急に弱々しくなって混乱する。
「あーあー! ほら泣かないで! 今度の休みに町でおいしいご飯をおごってあげるあからね! ね!」
「私……もう朝練サボらないから……元気出して……」
少し落ち着いたように見えたもののデシルはまだまだ元気がなさそうだ。
拘束が解かれたルチルも駆けつけて褒めたり抱きしめたりしても今は効果が薄い。
師匠の言葉があれば一発だが、あいにくシーファはこの場にはいないのだ。
万事休すかと思われたその時、意外な人物が彼女たちに声をかけてきた。
「ちょいとそこの金髪のお嬢さん」
「はい……どちら様でしょうか……?」
「名乗るとめんどくさいことになるんだが……まあ、国王と呼ばれている者だ」
「初めましてデシル・サンフラワーと言います……。オーキッド自由騎士学園一年……ええっ!? 王様!?」
「こうなるから正体は隠したかったのだが、まあ騎士たちの前ではどうせ隠し通せんか。うむ、我こそがデルフィニウム王国の国王、エンドール・デルフィニウムだ! ……なんてカッコつけるのもガラではないのだがね」
シンと静まり返っていた演習場が派手にざわつき始めた。
騎士がボコボコにされた現場に国王が乗り込んできたのだ。
これはとんでもない事態だと、みんないても立ってもいられない。
「こ、国王陛下! 恐れながら私の生徒であるデシルくんは決して……」
「わかっておるよルチル・ベルマーチくん。良い生徒たちではないか。友のために戦う姿……そして、暴走する友を協力して止める姿……。最近涙腺が緩くてのう……泣きそうになったわい。急に出てきたのは何も罰を与えようとしたわけではない! ただ、そこのデシルくんと話したいことがあって出てきたのだ。説教でもないぞ!」
「では……なんでしょうか?」
ルチルの警戒は解けない。
王に逆らってでもデシルを守ろうとしているのだ。
いくら優秀な彼女も今日はもういっぱいいっぱいである。
冷静な判断が出来てない。
「ふふふっ! それは内緒だ! デシルくんのためにもな。ただ、きっと彼女を元気にする話になる! ほれ、ちょっと耳を貸せデシルくん!」
デシルは少し迷った後、国王に耳を貸す。
そして彼は小さな声でささやいた。
「君はもしや……シーファ・ハイドレンジアの弟子か何かかい?」
「ええっ!? はい! その通りです!! 師匠をご存じなんですか!?」
急に元気になったデシルにびっくりして仲間たちが跳ねる。
しかし、その理由も『師匠』というワードですぐに察することが出来た。
「おおぅ……言ってしもうたな……。まあ、私は構わんのだがな! 話したいのはそのことだ。どうか数十分だけでも時間をくれんかい?」
デシルは「はい!」と言いかけて口をつぐむ。
そして、ルチルにお話をしてもいいか確認を取った。
「先生、かまいませんか?」
「うむ、行ってくるといいよ。デシルくんが話したいというのなら止める理由はないさ」
「ありがとうございます! それとオーカさん、ヴァイスさん! 私を止めてくれて、そして励ましてくれてありがとうございました! もう大丈夫そうです! 学園に帰ったらまたなにかお返ししますね!」
そう言い残しデシルは国王エンドールと共に王城の中に入っていった。
その後、まだ混乱しているアズールが医務室に運ばれて行き、代わりに代表者となった副騎士団長とルチルで合同訓練を進めることになった。
例年はあまり空気が良くない合同訓練だが、今年はいろいろあったので王国騎士も生徒も逆にリラックスして訓練を行えた。
こうなるとデシルが国王について行ったことも良かったと言える。
今のデシルに指導を行いたい王国騎士などいないのだ。
「それにしてもさぁ……ヴァイスよぉ……」
訓練も終わりというところで、ちょっと不機嫌そうなオーカがヴァイスの隣にやってきた。
「なに……また王国騎士に嫌味でも言われた……?」
「いや、むしろ人気で驚いた。すごい褒められたし、すごい寄ってくる」
「オーカは美人だし強いもん……。みんなデレデレしてる……」
「まっ、あたしも女の子だし見た目を褒められたらうれしい。それでいて自由騎士を目指す者でもあるから、強さを褒められても嬉しい」
「じゃあ……なんで不機嫌なの……?」
「だってデシルちゃんがさぁ……。あたしたちが慰めても全然立ち直らなかったのに、師匠の話を聞いた途端あんなに元気になったんだよ? 悔しいじゃんか」
「気持ちはわかる……。でも……オーカはデシルと出会って一か月くらい……。私なんかもっと短い……。それに比べて師匠は生まれてからずっと一緒にいた人……。そう、親のような存在……。同じ扱いになるはずがないわ……」
「そりゃそうだけどさぁ……。うーん、悔しい! 騎士団長に負けたことも悔しいけどこっちも結構悔しい!」
「じゃあ……デシルが戻っていきたらたくさんベタベタしましょう……。師匠がいないうちに距離をつめていくしかないわ……」
「だね! 悩んだってしょうがないや! よーし、もうひと頑張りするか! ヴァイスも無理のない範囲で頑張ってね!」
「うん……今日は元気余ってるから大丈夫……」
「そう! そりゃよかった!」
オーカは元気を取り戻して去っていった。
その背中を見つめてヴァイスはつぶやく。
「私……本当に出番なかった……」
しかし、ルチルにはその結果を伝えることが出来ない。
まだ光の波紋の効果で体の自由が利かないからだ。
その間にもデシルはアズールに追撃を入れようと歩みを進めていく。
(と、止めないと……! 動いてくれ、私の身体!!)
ルチルの指や目がぴくぴくと動き始める。
本来ならば逆らえない魔法に対して火事場の馬鹿力で抵抗する。
教師としての根性がなせる業だが、それでも会話や歩行にまでは至らない。
デシルがいよいよ壁にめり込んでいるアズールの目の前まで来た。
アズールにはまだ息があるようだ。
それどころか吹っ飛んだ勢いに比べてケガが軽すぎるように見える。
目立った外傷と言えば鼻から血が出ているだけ……。
(まさか……オーカくんと同じダメージに調整したのか……? そんなこと可能なのだろうか……?
しかし、あれだけの勢いで吹っ飛んで骨折すら見られないのはおかしい……)
とりあえず生徒が人の命を奪っていないことがわかったのは良かった。
しかし、人知の及ばぬ魔法を使っているのだから、これからどうなるかはわからない。
ルチルにはどうもデシルが無意識で魔法を使っているように見えるのだ。
「デ……シル……くん……」
ルチルの口が動き始めた。
とんでもない力技だが、声が小さすぎてデシルを振り返らせることが出来ない。
デシルはただ無言でアズールを見つめている。
そしてまたゆっくりとこぶしを握り締め……。
「もういいよデシルちゃん。あたしのためにありがとう」
「……ッ! オーカさん!?」
我に返ったデシルが後ろを振り返ると、そこには闇魔法を身にまとったオーカとヴァイスがいた。
迫ってくる光の波紋に本能的な恐怖を感じたヴァイスが身を守るために闇魔法を発動していたのだ。
それがちょうど隣にいたオーカも守ることになった。
「わ、私……あっ、すいません! やりすぎました!」
「まあ、団長さんも元気そうだし問題ないんじゃないか? ほら、鼻血ぐらいしか出てないし」
確かにアズールには目立った外傷はないが、問題は精神の方だった。
死の恐怖を感じた彼女は一時的に言語能力を失うほどショックを受けていたのだ。
闇魔法を解除したヴァイスがアズールと会話を試みた後、首を横に振る。
「怖かったんでしょうね……。喋れなくなってるみたい……。まあ……時間が経てば治ると思う……。なんたって騎士団長様よ……。こんなところでへこたれないわ……」
「わ、私が精神安定の魔法を……!」
「やめた方がいいわ……。デシルが原因なんだから……悪化するだけよ……。どんな魔法も傷ついた心を簡単に治せたりはしないわ……」
「は、はい……。本当にやりすぎてしまいました。仕返ししたいとは思ってたんですけど、自分が怒るとこうなるなんて知らなくて……」
「騎士団長様も口が過ぎるところがあったから……いい薬よ……。デシルは悪くないわ……」
「そうだそうだ! あたしはパンチが決まったところを見てスカッとしたけどね! でも、負けたことは事実だし、嫌味も全部が全部ただの嫌味ってわけでもなかった! 耳の痛い話でもあったよ。強くならなきゃって思った……。だからデシルちゃんも元気出して! デシルちゃんは私の師匠みたいなもんなんだから!」
言った後でオーカはこの状況で言ってはいけない単語を言ったと思ったが、もう手遅れだった。
「そんな……師匠なんて……私はまだまだなんです……。師匠がいなきゃ……師匠……」
不安定になった心に師匠の存在が突き刺さり、デシルは今にも泣きだしそうになる。
ホームシックを今まで抑え込んでいたというのもあるだろう。彼女もまだ十二歳の少女なのだ。
ただ、オーカたちは先ほどまで恐ろしい顔をしてたデシルが急に弱々しくなって混乱する。
「あーあー! ほら泣かないで! 今度の休みに町でおいしいご飯をおごってあげるあからね! ね!」
「私……もう朝練サボらないから……元気出して……」
少し落ち着いたように見えたもののデシルはまだまだ元気がなさそうだ。
拘束が解かれたルチルも駆けつけて褒めたり抱きしめたりしても今は効果が薄い。
師匠の言葉があれば一発だが、あいにくシーファはこの場にはいないのだ。
万事休すかと思われたその時、意外な人物が彼女たちに声をかけてきた。
「ちょいとそこの金髪のお嬢さん」
「はい……どちら様でしょうか……?」
「名乗るとめんどくさいことになるんだが……まあ、国王と呼ばれている者だ」
「初めましてデシル・サンフラワーと言います……。オーキッド自由騎士学園一年……ええっ!? 王様!?」
「こうなるから正体は隠したかったのだが、まあ騎士たちの前ではどうせ隠し通せんか。うむ、我こそがデルフィニウム王国の国王、エンドール・デルフィニウムだ! ……なんてカッコつけるのもガラではないのだがね」
シンと静まり返っていた演習場が派手にざわつき始めた。
騎士がボコボコにされた現場に国王が乗り込んできたのだ。
これはとんでもない事態だと、みんないても立ってもいられない。
「こ、国王陛下! 恐れながら私の生徒であるデシルくんは決して……」
「わかっておるよルチル・ベルマーチくん。良い生徒たちではないか。友のために戦う姿……そして、暴走する友を協力して止める姿……。最近涙腺が緩くてのう……泣きそうになったわい。急に出てきたのは何も罰を与えようとしたわけではない! ただ、そこのデシルくんと話したいことがあって出てきたのだ。説教でもないぞ!」
「では……なんでしょうか?」
ルチルの警戒は解けない。
王に逆らってでもデシルを守ろうとしているのだ。
いくら優秀な彼女も今日はもういっぱいいっぱいである。
冷静な判断が出来てない。
「ふふふっ! それは内緒だ! デシルくんのためにもな。ただ、きっと彼女を元気にする話になる! ほれ、ちょっと耳を貸せデシルくん!」
デシルは少し迷った後、国王に耳を貸す。
そして彼は小さな声でささやいた。
「君はもしや……シーファ・ハイドレンジアの弟子か何かかい?」
「ええっ!? はい! その通りです!! 師匠をご存じなんですか!?」
急に元気になったデシルにびっくりして仲間たちが跳ねる。
しかし、その理由も『師匠』というワードですぐに察することが出来た。
「おおぅ……言ってしもうたな……。まあ、私は構わんのだがな! 話したいのはそのことだ。どうか数十分だけでも時間をくれんかい?」
デシルは「はい!」と言いかけて口をつぐむ。
そして、ルチルにお話をしてもいいか確認を取った。
「先生、かまいませんか?」
「うむ、行ってくるといいよ。デシルくんが話したいというのなら止める理由はないさ」
「ありがとうございます! それとオーカさん、ヴァイスさん! 私を止めてくれて、そして励ましてくれてありがとうございました! もう大丈夫そうです! 学園に帰ったらまたなにかお返ししますね!」
そう言い残しデシルは国王エンドールと共に王城の中に入っていった。
その後、まだ混乱しているアズールが医務室に運ばれて行き、代わりに代表者となった副騎士団長とルチルで合同訓練を進めることになった。
例年はあまり空気が良くない合同訓練だが、今年はいろいろあったので王国騎士も生徒も逆にリラックスして訓練を行えた。
こうなるとデシルが国王について行ったことも良かったと言える。
今のデシルに指導を行いたい王国騎士などいないのだ。
「それにしてもさぁ……ヴァイスよぉ……」
訓練も終わりというところで、ちょっと不機嫌そうなオーカがヴァイスの隣にやってきた。
「なに……また王国騎士に嫌味でも言われた……?」
「いや、むしろ人気で驚いた。すごい褒められたし、すごい寄ってくる」
「オーカは美人だし強いもん……。みんなデレデレしてる……」
「まっ、あたしも女の子だし見た目を褒められたらうれしい。それでいて自由騎士を目指す者でもあるから、強さを褒められても嬉しい」
「じゃあ……なんで不機嫌なの……?」
「だってデシルちゃんがさぁ……。あたしたちが慰めても全然立ち直らなかったのに、師匠の話を聞いた途端あんなに元気になったんだよ? 悔しいじゃんか」
「気持ちはわかる……。でも……オーカはデシルと出会って一か月くらい……。私なんかもっと短い……。それに比べて師匠は生まれてからずっと一緒にいた人……。そう、親のような存在……。同じ扱いになるはずがないわ……」
「そりゃそうだけどさぁ……。うーん、悔しい! 騎士団長に負けたことも悔しいけどこっちも結構悔しい!」
「じゃあ……デシルが戻っていきたらたくさんベタベタしましょう……。師匠がいないうちに距離をつめていくしかないわ……」
「だね! 悩んだってしょうがないや! よーし、もうひと頑張りするか! ヴァイスも無理のない範囲で頑張ってね!」
「うん……今日は元気余ってるから大丈夫……」
「そう! そりゃよかった!」
オーカは元気を取り戻して去っていった。
その背中を見つめてヴァイスはつぶやく。
「私……本当に出番なかった……」
10
お気に入りに追加
2,363
あなたにおすすめの小説
公爵家の半端者~悪役令嬢なんてやるよりも、隣国で冒険する方がいい~
石動なつめ
ファンタジー
半端者の公爵令嬢ベリル・ミスリルハンドは、王立学院の休日を利用して隣国のダンジョンに潜ったりと冒険者生活を満喫していた。
しかしある日、王様から『悪役令嬢役』を押し付けられる。何でも王妃様が最近悪役令嬢を主人公とした小説にはまっているのだとか。
冗談ではないと断りたいが権力には逆らえず、残念な演技力と棒読みで悪役令嬢役をこなしていく。
自分からは率先して何もする気はないベリルだったが、その『役』のせいでだんだんとおかしな状況になっていき……。
※小説家になろうにも掲載しています。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
王女に婚約破棄され実家の公爵家からは追放同然に辺境に追いやられたけれど、農業スキルで幸せに暮らしています。
克全
ファンタジー
ゆるふわの設定。戦術系スキルを得られなかったロディーは、王太女との婚約を破棄されただけでなく公爵家からも追放されてしまった。だが転生者であったロディーはいざという時に備えて着々と準備を整えていた。魔獣が何時現れてもおかしくない、とても危険な辺境に追いやられたロディーであったが、農民スキルをと前世の知識を使って無双していくのであった。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
料理を作って異世界改革
高坂ナツキ
ファンタジー
「ふむ名前は狭間真人か。喜べ、お前は神に選ばれた」
目が覚めると謎の白い空間で人型の発行体にそう語りかけられた。
「まあ、お前にやってもらいたいのは簡単だ。異世界で料理の技術をばらまいてほしいのさ」
記憶のない俺に神を名乗る謎の発行体はそう続ける。
いやいや、記憶もないのにどうやって料理の技術を広めるのか?
まあ、でもやることもないし、困ってる人がいるならやってみてもいいか。
そう決めたものの、ゼロから料理の技術を広めるのは大変で……。
善人でも悪人でもないという理由で神様に転生させられてしまった主人公。
神様からいろいろとチートをもらったものの、転生した世界は料理という概念自体が存在しない世界。
しかも、神様からもらったチートは調味料はいくらでも手に入るが食材が無限に手に入るわけではなく……。
現地で出会った少年少女と協力して様々な料理を作っていくが、果たして神様に依頼されたようにこの世界に料理の知識を広げることは可能なのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる