26 / 69
対決!王国騎士編
026 学園長、危惧する
しおりを挟む
「はぁ……心配ねぇ……」
「何が、でしょうか?」
オーキッド自由騎士学園は夜。
各施設も閉館し、まじめな生徒たちはみな寮で寝静まっている時間。
不真面目な生徒はこっそり出歩いているか、自室で夜更かししている時間。
学園長室には学園長マリアベル・オーキッドと一年Oクラス担任のルチル・ベルマーチの姿があった。
「なんだと思う? たまえちゃん」
質問に質問で返されたルチルは数秒考えた後、小さな声で答えた。
「……私と学園長がいかがわしい関係だというウワサが一部でまことしやかにささやかれている事でしょうか」
マリアベルが旧友シーファの匂いを嗅ぎたいがためにルチルに抱き着いたところを他の職員に目撃されてしまった入学試験後の夜。
それ以降、ルチルを見る目が変わった女生徒や女性職員が増えたのだ。
嫌悪の目で見られているわけではない。
むしろ、好意的な目で彼女を見つめる女性が目立つようになっていた。
そもそもルチルはそのクールな振る舞いでカッコいいと言われるタイプの女性だ。
ひそかにあこがれを超えた感情を抱いている者も少なくなかったのだろう。
「多様な愛の形を否定するつもりはありません。しかし、間違ったウワサが広がってしまったことは少々問題かと」
「たまえちゃんは私のこと好きじゃないの……?」
「尊敬はしています。女性として魅力的だとも思います。恋愛感情はありません」
「そ、そんな……マリア悲しい……」
「ふざける場面ではありませんよ。そもそも私ではない女性の匂いを追い求めて私に抱き着いたのによくそんなことが言えますね」
「うぐッ……!! ご、ごめんなさいルチル先生……反省します……」
「わかれば良いのです。それで私を呼び出した理由は何でしょうか? まさかこの茶番につき合わせるために呼び出したわけではありませんよね」
「も、もちろんよ!」
ルチルの態度にあからさまなトゲを感じたマリアベルは椅子に背筋を伸ばして座り直し、学園長としての威厳を取り戻そうとする。
「本題は王国騎士との親善試合の事なの」
「何かトラブルですか?」
「いいえ、ただ心配なのよ……。この行事ってそもそも平等な試合ではないわ。調子に乗っているであろう優秀な新入生にプロとの実力の差を実感させるために行われているの」
「存じ上げています。オーキッドで優等生ともなれば調子に乗ることもありますし、自由に従うか王国に従うかの違いはあれど本物の騎士とぶつかることは生徒たちに良い影響を与えると思いますが」
「王国騎士たちがその目的をちゃんと理解していれば……ね」
「どういうことでしょうか?」
「ここ数年は逆に王国騎士が若者を潰して調子に乗ってる気がするのよ! 特に騎士団長があの女に変わってからは!」
あの女とはデルフィニウム王国の現騎士団長アズールである。
騎士団はいくつか存在し、彼女はその中でも王城に配置された騎士団の団長だ。
つまりエリートなのである。
といっても、そもそもの彼女の家柄は良くない。
男社会の王国騎士団の中で女性の彼女が実力だけでトップに上り詰めるには血のにじむような努力が必要だったことは想像に難くないだろう。
「努力は認めるけど性格が歪んじゃってるのよあの女は! 仕方ないことかもしれないけど学園長として過度に生徒を貶められるのは我慢ならないわ!」
アズールは女が嫌いである。
正確には若くて才能があって環境に甘えている女が嫌いである。
数年前、男二人と女一人という編成の生徒代表が試合に挑んだことがあった。
その際、アズールは男に挟まれてちやほやされている女生徒にあからさまに腹を立て、肉体的に派手に痛めつけることはなくとも、汚い言葉でののしるという事件が起こった。
その後は形だけの謝罪と謹慎があったものの、女生徒はしばらく授業に出れないほど病んでしまったのだ。
「そのような人物が今年も親善試合に出てくるのでしょうか?」
「去年はいなかったわね。ただ、あいつは今でも騎士団長なのよ! 忌々しい……! 国王は優しい人だから自分に命をささげてくれる騎士たちに強く言えないの。だから、実力が本物である以上あの女はいなくならないわ!」
「まあ、騎士としてしっかり働いているのならば、王国の人事にこちらから口出しすることはありませんね。気の抜けない環境で心が荒むこともあるでしょう。ただ、生徒を不当に傷つけられるのは見過ごせません」
「でしょ!? だから私対策を考えたの! 今年は私とたまえちゃんが制服を着て生徒に混じって試合に……」
「ダメです! それはもういろんな意味でダメです! 王国騎士側に文句をつけられなくなるくらいのズルですし、第一私と学園長が制服を着ても生徒には見えません! 笑い者になるだけです!」
「そうかしら? 私はまだまだ……」
「ダメです! キツイです! はぁ……そういえば、学園長にはまだ今年の代表をお伝えしていませんでしたね……。今年は私のクラスからデシル・サンフラワー、オーカ・レッドフィールド、ヴァイス・ディライトを出します。騎士団長クラスならまだしも、通常の騎士ならば十分に勝てる可能性があるメンバーです」
「あっ、そうだ! 今年は規格外の三人がいるんだった! 特にデシルちゃんは騎士団長クラスだって相手にならないわ! これは調子に乗ってるあの女に一泡吹かせてやれるわね!」
「私もデシルくんに関しては心配してません。加減もできる子ですからね。オーカくんも一対一の試合形式ならば十分に力を発揮できると思います。ヴァイスくんも負けず劣らず優秀なのですが、ずっと体調を崩しているのが気がかりですね……」
「ああ……彼女ね。万全の状態にしてあげられないのは申し訳ないけど、それでも彼女は強いし心配しなくて大丈夫よ。試合中に倒れたりはしないわ」
「学園長はヴァイスくんのことをよく知っているんですか?」
「あら? 私は全生徒のことをよく知っているけど?」
少々含みがあるような物言いだ。
ルチルは学園長がヴァイスの秘密を理解したうえで学園に招き入れたのだと察した。
Aランク自由騎士であるルチルはほぼほぼヴァイスの正体に気づいている。
ただ、デリケートな問題なので直接本人には聞けずにいた。
「ヴァイスくんには今まで通り普通に接しても問題ないのですね?」
「ええ、大事にしてあげてちょうだい、先生としてね。でも特別扱いする必要はないわよ」
「わかりました。では、学園長の不安も解消されたということで、私はこれで失礼します」
「待ちなさい! せっかくだからこれ……着ていかない?」
マリアベルはどこからともなく取り出した学園の制服を見せつける。
「実はこれたまえちゃんのサイズに合わせて作った特注品なの」
「何をやっているんですか……。というかいつ採寸したんですか……」
「ふふふ……秘密! ねぇ、お願いだから着てみて! せっかくだしもったいないでしょう?」
強引極まりない話だが、ルチルも勝手とはいえ自分のために作られた服に一度も袖を通さず眠らせておくのはもったいないと思った。
ルチルのまじめな性格を把握したうえで実行されたマリアベルの姑息な作戦である。
「仕方ないですね……。着てみるだけなら」
「そうこなくっちゃ!」
その場で脱がせようとしてくるマリアベルを跳ね飛ばして目隠しをすると、ルチルは慣れた手つきで制服に着替えた。
(まだ体はこの服を着る動作を覚えているか……)
悪い気はしない。
ルチルはふっ……と笑う。
「たまえちゃ~ん、目隠し外してもいい?」
「構いませんよ」
「ではでは……わっ!? かわいいじゃないの!!」
「そ、そうですか?」
「うん! 本当にかわいいわ~! 全然学生で通用するわよ! ほらほら鏡見て!」
どこからともなく取り出した姿鏡でルチルの姿を映すマリアベル。
そこに映ったのはとても学生では通らないほど大人の魅力にあふれた女性だった。
鏡に魔法などはかかっていない。今のルチルそのままの姿だ。
「ほらほら、たまえちゃん自身まだまだいけるって思うでしょ?」
「う、うーん……そう……かも、しれませんね」
正直ルチルも自分の制服姿が似合っていると思い込み始めていた。
いや、似合ってはいるのだが、それはまた違う意味で似合っているのだ。
そのことをマリアベルは十分に理解している。
(ぐふふ……! 流石にこんなに色っぽく成長すると学生には見えないわねぇ。でも、とってもかわいいのは本当! 学生の頃はあんなに細くて小さくて弱々しかった子が、今はこんなにムチムチでナイスバディなんだもの! これだから教師はやめられないわ!)
その後、マリアベルの要求はエスカレートし、あの頃のように校舎を歩く姿を見せてくれと言いだした。
普段ならば毅然と断るルチルも自分の姿に自信を持ち始めたことと、マリアベルが「この時間なら誰にも見られない」という何の確証もない言葉に乗せられこれを了承。
無事ほかの職員にその姿を見られてしまった。
それ以降ルチルに熱い視線を向ける者はさらに増えた。
特に男の教師たちからの視線はすごいことになったという……。
「何が、でしょうか?」
オーキッド自由騎士学園は夜。
各施設も閉館し、まじめな生徒たちはみな寮で寝静まっている時間。
不真面目な生徒はこっそり出歩いているか、自室で夜更かししている時間。
学園長室には学園長マリアベル・オーキッドと一年Oクラス担任のルチル・ベルマーチの姿があった。
「なんだと思う? たまえちゃん」
質問に質問で返されたルチルは数秒考えた後、小さな声で答えた。
「……私と学園長がいかがわしい関係だというウワサが一部でまことしやかにささやかれている事でしょうか」
マリアベルが旧友シーファの匂いを嗅ぎたいがためにルチルに抱き着いたところを他の職員に目撃されてしまった入学試験後の夜。
それ以降、ルチルを見る目が変わった女生徒や女性職員が増えたのだ。
嫌悪の目で見られているわけではない。
むしろ、好意的な目で彼女を見つめる女性が目立つようになっていた。
そもそもルチルはそのクールな振る舞いでカッコいいと言われるタイプの女性だ。
ひそかにあこがれを超えた感情を抱いている者も少なくなかったのだろう。
「多様な愛の形を否定するつもりはありません。しかし、間違ったウワサが広がってしまったことは少々問題かと」
「たまえちゃんは私のこと好きじゃないの……?」
「尊敬はしています。女性として魅力的だとも思います。恋愛感情はありません」
「そ、そんな……マリア悲しい……」
「ふざける場面ではありませんよ。そもそも私ではない女性の匂いを追い求めて私に抱き着いたのによくそんなことが言えますね」
「うぐッ……!! ご、ごめんなさいルチル先生……反省します……」
「わかれば良いのです。それで私を呼び出した理由は何でしょうか? まさかこの茶番につき合わせるために呼び出したわけではありませんよね」
「も、もちろんよ!」
ルチルの態度にあからさまなトゲを感じたマリアベルは椅子に背筋を伸ばして座り直し、学園長としての威厳を取り戻そうとする。
「本題は王国騎士との親善試合の事なの」
「何かトラブルですか?」
「いいえ、ただ心配なのよ……。この行事ってそもそも平等な試合ではないわ。調子に乗っているであろう優秀な新入生にプロとの実力の差を実感させるために行われているの」
「存じ上げています。オーキッドで優等生ともなれば調子に乗ることもありますし、自由に従うか王国に従うかの違いはあれど本物の騎士とぶつかることは生徒たちに良い影響を与えると思いますが」
「王国騎士たちがその目的をちゃんと理解していれば……ね」
「どういうことでしょうか?」
「ここ数年は逆に王国騎士が若者を潰して調子に乗ってる気がするのよ! 特に騎士団長があの女に変わってからは!」
あの女とはデルフィニウム王国の現騎士団長アズールである。
騎士団はいくつか存在し、彼女はその中でも王城に配置された騎士団の団長だ。
つまりエリートなのである。
といっても、そもそもの彼女の家柄は良くない。
男社会の王国騎士団の中で女性の彼女が実力だけでトップに上り詰めるには血のにじむような努力が必要だったことは想像に難くないだろう。
「努力は認めるけど性格が歪んじゃってるのよあの女は! 仕方ないことかもしれないけど学園長として過度に生徒を貶められるのは我慢ならないわ!」
アズールは女が嫌いである。
正確には若くて才能があって環境に甘えている女が嫌いである。
数年前、男二人と女一人という編成の生徒代表が試合に挑んだことがあった。
その際、アズールは男に挟まれてちやほやされている女生徒にあからさまに腹を立て、肉体的に派手に痛めつけることはなくとも、汚い言葉でののしるという事件が起こった。
その後は形だけの謝罪と謹慎があったものの、女生徒はしばらく授業に出れないほど病んでしまったのだ。
「そのような人物が今年も親善試合に出てくるのでしょうか?」
「去年はいなかったわね。ただ、あいつは今でも騎士団長なのよ! 忌々しい……! 国王は優しい人だから自分に命をささげてくれる騎士たちに強く言えないの。だから、実力が本物である以上あの女はいなくならないわ!」
「まあ、騎士としてしっかり働いているのならば、王国の人事にこちらから口出しすることはありませんね。気の抜けない環境で心が荒むこともあるでしょう。ただ、生徒を不当に傷つけられるのは見過ごせません」
「でしょ!? だから私対策を考えたの! 今年は私とたまえちゃんが制服を着て生徒に混じって試合に……」
「ダメです! それはもういろんな意味でダメです! 王国騎士側に文句をつけられなくなるくらいのズルですし、第一私と学園長が制服を着ても生徒には見えません! 笑い者になるだけです!」
「そうかしら? 私はまだまだ……」
「ダメです! キツイです! はぁ……そういえば、学園長にはまだ今年の代表をお伝えしていませんでしたね……。今年は私のクラスからデシル・サンフラワー、オーカ・レッドフィールド、ヴァイス・ディライトを出します。騎士団長クラスならまだしも、通常の騎士ならば十分に勝てる可能性があるメンバーです」
「あっ、そうだ! 今年は規格外の三人がいるんだった! 特にデシルちゃんは騎士団長クラスだって相手にならないわ! これは調子に乗ってるあの女に一泡吹かせてやれるわね!」
「私もデシルくんに関しては心配してません。加減もできる子ですからね。オーカくんも一対一の試合形式ならば十分に力を発揮できると思います。ヴァイスくんも負けず劣らず優秀なのですが、ずっと体調を崩しているのが気がかりですね……」
「ああ……彼女ね。万全の状態にしてあげられないのは申し訳ないけど、それでも彼女は強いし心配しなくて大丈夫よ。試合中に倒れたりはしないわ」
「学園長はヴァイスくんのことをよく知っているんですか?」
「あら? 私は全生徒のことをよく知っているけど?」
少々含みがあるような物言いだ。
ルチルは学園長がヴァイスの秘密を理解したうえで学園に招き入れたのだと察した。
Aランク自由騎士であるルチルはほぼほぼヴァイスの正体に気づいている。
ただ、デリケートな問題なので直接本人には聞けずにいた。
「ヴァイスくんには今まで通り普通に接しても問題ないのですね?」
「ええ、大事にしてあげてちょうだい、先生としてね。でも特別扱いする必要はないわよ」
「わかりました。では、学園長の不安も解消されたということで、私はこれで失礼します」
「待ちなさい! せっかくだからこれ……着ていかない?」
マリアベルはどこからともなく取り出した学園の制服を見せつける。
「実はこれたまえちゃんのサイズに合わせて作った特注品なの」
「何をやっているんですか……。というかいつ採寸したんですか……」
「ふふふ……秘密! ねぇ、お願いだから着てみて! せっかくだしもったいないでしょう?」
強引極まりない話だが、ルチルも勝手とはいえ自分のために作られた服に一度も袖を通さず眠らせておくのはもったいないと思った。
ルチルのまじめな性格を把握したうえで実行されたマリアベルの姑息な作戦である。
「仕方ないですね……。着てみるだけなら」
「そうこなくっちゃ!」
その場で脱がせようとしてくるマリアベルを跳ね飛ばして目隠しをすると、ルチルは慣れた手つきで制服に着替えた。
(まだ体はこの服を着る動作を覚えているか……)
悪い気はしない。
ルチルはふっ……と笑う。
「たまえちゃ~ん、目隠し外してもいい?」
「構いませんよ」
「ではでは……わっ!? かわいいじゃないの!!」
「そ、そうですか?」
「うん! 本当にかわいいわ~! 全然学生で通用するわよ! ほらほら鏡見て!」
どこからともなく取り出した姿鏡でルチルの姿を映すマリアベル。
そこに映ったのはとても学生では通らないほど大人の魅力にあふれた女性だった。
鏡に魔法などはかかっていない。今のルチルそのままの姿だ。
「ほらほら、たまえちゃん自身まだまだいけるって思うでしょ?」
「う、うーん……そう……かも、しれませんね」
正直ルチルも自分の制服姿が似合っていると思い込み始めていた。
いや、似合ってはいるのだが、それはまた違う意味で似合っているのだ。
そのことをマリアベルは十分に理解している。
(ぐふふ……! 流石にこんなに色っぽく成長すると学生には見えないわねぇ。でも、とってもかわいいのは本当! 学生の頃はあんなに細くて小さくて弱々しかった子が、今はこんなにムチムチでナイスバディなんだもの! これだから教師はやめられないわ!)
その後、マリアベルの要求はエスカレートし、あの頃のように校舎を歩く姿を見せてくれと言いだした。
普段ならば毅然と断るルチルも自分の姿に自信を持ち始めたことと、マリアベルが「この時間なら誰にも見られない」という何の確証もない言葉に乗せられこれを了承。
無事ほかの職員にその姿を見られてしまった。
それ以降ルチルに熱い視線を向ける者はさらに増えた。
特に男の教師たちからの視線はすごいことになったという……。
10
お気に入りに追加
2,363
あなたにおすすめの小説
公爵家の半端者~悪役令嬢なんてやるよりも、隣国で冒険する方がいい~
石動なつめ
ファンタジー
半端者の公爵令嬢ベリル・ミスリルハンドは、王立学院の休日を利用して隣国のダンジョンに潜ったりと冒険者生活を満喫していた。
しかしある日、王様から『悪役令嬢役』を押し付けられる。何でも王妃様が最近悪役令嬢を主人公とした小説にはまっているのだとか。
冗談ではないと断りたいが権力には逆らえず、残念な演技力と棒読みで悪役令嬢役をこなしていく。
自分からは率先して何もする気はないベリルだったが、その『役』のせいでだんだんとおかしな状況になっていき……。
※小説家になろうにも掲載しています。
全裸ドSな女神様もお手上げな幸運の僕が人類を救う異世界転生
山本いちじく
ファンタジー
平凡で平和に暮らしていたユウマは、仕事の帰り道、夜空から光り輝く物体が公園に落ちたのを見かけた。
広い森のある公園の奥に進んでいくと、不思議な金色の液体が宙に浮かんでいる。
好奇心を抱きながらその金色の液体に近づいて、不用心に手を触れると、意識を失ってしまい。。。
真っ白な世界でユウマは、女神と会う。
ユウマが死んでしまった。
女神は、因果律に予定されていない出来事だということをユウマに伝えた。
そして、女神にもお手上げな幸運が付与されていることも。
女神が作った別の世界に転生しながら、その幸運で滅亡寸前の人類を救えるか検証することに。
ユウマは突然の死に戸惑いながら、それを受け入れて、異世界転生する。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
王女に婚約破棄され実家の公爵家からは追放同然に辺境に追いやられたけれど、農業スキルで幸せに暮らしています。
克全
ファンタジー
ゆるふわの設定。戦術系スキルを得られなかったロディーは、王太女との婚約を破棄されただけでなく公爵家からも追放されてしまった。だが転生者であったロディーはいざという時に備えて着々と準備を整えていた。魔獣が何時現れてもおかしくない、とても危険な辺境に追いやられたロディーであったが、農民スキルをと前世の知識を使って無双していくのであった。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる