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第5話 中年騎士、買い出し
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メモに書かれた地図はすでに頭の中に叩き込んだ。
騎士という仕事柄、作戦前に地形を覚える機会も多い。
まだまだ記憶力に関しては衰えを感じていないさ。
それよりも気になるのは、さっきからすれ違う人がチラチラと俺を見ていることだ。
リリカ様の館に向かっている時は誰も興味を示さなかったのに……妙だな。
もしかして、俺のズボンの尻のあたりが破れてるとか……!
いや、それなら目を逸らす人の方が多いはずだ。
「おい、あんた……!」
いきなり強面の中年男性に声をかけられた。
それと同時に街の住人たちが何人か俺を取り囲むように立ち止まる。
敵意こそ感じないが、尋常な雰囲気ではない……。
それでも、この段階ではまだ穏便に対応する。
「はい、何でしょうか?」
「コートにつけてるそのバッジは、ウチの領主様から授かったものか!?」
強面の男性は俺の胸に輝く金色の花のバッジを指差した。
なるほど、住人たちが見ていたのはこれか!
プレーガ領を守護する者の証で、先代の守備隊長も身につけていたという。
それを今日この領地に来たばかりの余所者が持っている……。
それはこの街の住人からしたら、不愉快なことかもしれない。
たとえリリカ様から与えられたものであっても……だ。
それでも、俺はすでにこのバッジを受け継ぎ、プレーガ領の守備大隊長になったのだ。
「はい! 領主であるリリカ様からプレーガ領守備隊の大隊長に任命されました。レナルド・バースと申します! この領地には来たばかりの若輩者ですが、この領地に住むすべての人々のために身を粉にして働く所存です!」
何よりもまず言葉で誠意を示すしかない。
すでに俺は主君から役職を与えられたのだ。
それを偽ることも、隠すことも出来はしない。
特に守護すべき領民の前では……な。
俺の周りにはどんどん人だかりが出来ていた。
守護者の証を与えられた余所者がどんな顔か、一目見てやろうといったところか。
全員から罵声を浴びせられることになろうとも、甘んじて受け入れよう。
「……そりゃ良かった! やっとあの爺さんの後任が決まったんだな! おうおう、握手してくれや大隊長さん!」
強面の男性は笑顔を見せ、俺の手を勝手に握った。
周りに群がっていた人々もわいのわいのとしゃべり始める。
「いくらこの領地が平和でも、守備隊の責任者がいないのはねぇ~と思ってたから、これで一安心ね!」
「あらあら、渋くてカッコいいおじ様だこと! 強そうに見えるわ!」
「おじさんのそれって刀? 珍しい武器だね~!」
何というか……めちゃくちゃ好感触!
初対面なのにすごく信頼されている!
これは嬉し過ぎる誤算だ。
田舎は閉鎖的で余所者に冷たいという偏見があったが、すべてがそうではないと考えを改めないといけないな。
「それで大隊長さんはどこから来たんだ?」
「あっ、王都から来ました。王都守備隊で隊長をやっていたので……」
王都という言葉が出た瞬間、周囲から「わぁ!?」という声が上がる。
「おおぅ……! 本物の都会から来た人とは……!? しかも、王都守備隊の元隊長!?」
「あの館のおちびちゃん、ちゃんと領主としての仕事をやってたのね~」
「まさか王都守備隊から人材を引き抜いて来るとはなっ!」
「てっきり毎日菓子ばっかり食ってると思ってたぜ! あのお嬢ちゃん!」
リリカ様の扱いが近所のちびっ子みたいになってる……!?
今までの人々の話から察するに、リリカ様も先代の守備隊長もそこまで特別な存在として扱われているわけじゃなさそうだ。
だからこそ、余所者の俺がバッジを身につけて大層な肩書きを与えられていても、気にする人がそんなにいない。
何だか一気にこの領地で暮らしていけそうな気がして来た!
もっと住人たちと交流したいところだが……ここに来た本来の目的も忘れちゃいけない。
「すいません。リリカ様からお菓子を買って来るよう指令を受けていますので、今日のところはこの辺でお暇させていただきたく……」
「ガハハッ! 来たばかりの大隊長さんに出す指令がお菓子の買い出しとはなっ!」
住人たちが一斉に笑い出す。
すごいイジられてはいるけど嫌われているわけではなさそうだな、リリカ様。
「ついでにこれもあの子に持っていってあげて!」
「今回はしっかり仕事をしてくれたみたいだし大サービスだ!」
「うちで作ってる野菜も持って帰っておくれよ!」
「ウチの領主様は果物も好きなんだぜ!」
どんどんと渡される品物の数々……!
すぐに俺の両手はいっぱいになった。
「この荷車も使ってくれいっ!」
農作物を積み込んで運搬するような荷車まで貰ってしまった。
そこへいただいた物を載せて、引っ張りながら洋菓子店へと移動する。
「あ……閉店してる……」
少々足を止めている時間が長かったようで、その間に洋菓子店は閉店の時間を迎えていた。
今は店主らしき女性が店先の看板などを片付けている最中だった。
「あの、今日はもう店じまいでしょうか?」
ダメもとで尋ねてみると、店主の女性は睨むような視線を向けて言った。
「見た通りだよ」
まるで機嫌の悪い野良猫のような目だった。
「す、すいません……」
「なーんてね。ごめんごめん、ちょっとからかっただけさ。まっ、店じまいしてるのは本当だけどね」
店主の女性は一転してにこやかな笑みを見せると、店の中からいっぱいのお菓子が入ったバスケットを持って来た。
「今日売れ残ってるのはこれだけさ。リリカ嬢ちゃんに持って行ってあげてくれ」
「ありがとうございます!」
俺がリリカ様の使いの者だと知っているのは、さっきの騒ぎが聞こえて来たか、バッジを見て判断したか……どちらにせよ話が早くて助かった。
すでにお使いにかなりの時間を使っているからな。
「今日は売れ残りだしタダでいいよ。リリカ嬢ちゃんはいつもたくさん買ってくれるお得意さんだし、お偉いさんだからね。ついでにアンタの着任祝いってのもある」
店主の女性はニヤリと笑った。
俺は頭を下げて礼を言う。ついででも嬉しい限りだ。
「リリカ嬢ちゃんに伝えといてくれ。たまには自分の足で買いに来ないと太るよ……ってね!」
「あはは……善処します!」
貰ったバスケットの中に今日のリリカ様が求めるお菓子が入っているかはわからないが、やれるだけのことはやった。
丘の上の館に帰るとしよう。
ゴロゴロと荷車を引っ張って坂道を上るのは大変……ではない。
もっと重い荷物を引っ張りながら坂道を駆け上るような訓練もしてるからな。
それにしても、今を思えばこのリリカ様のお使いには別の意味があったんじゃないかと思う。
俺と住人たちとの交流――という別の目的がな。
お使いというきっかけをもらえたからこそ、初日から街の人々と打ち解けることが出来た。
おかげで人間関係という大きな不安が1つ解消されている。
リリカ様はそれを見越した上で、たった2つのお菓子を買って来る任務を最初に与えたんだ。
見た目や年齢は関係ない。なんとリリカ様は思慮深い御方なのだろう……!
さらに言えば、この渡された贈り物の数で俺の人徳やカリスマ性を探ろうという意図も見える。
お菓子の注文が少なかったのは、人々からプレゼントを贈られることがわかっていたからなんだ。
俺の人々との接し方で贈り物の量は変動する。
多ければそれだけ人々から好かれたということ、少なければ人々の心を動かせなかったということ……。
さて、この荷車いっぱいの贈り物でリリカ様は満足してくださるだろうか?
俺が館の門まで帰って来ると、2階の窓がバッと開いてリリカ様が顔を出した。
「レナルド、遅かったな! 私のお菓子は買えたか……って、何なのだその荷物は!?」
リリカ様はビックリして身を乗り出し、窓から落っこちそうになる!
「あわわ……っ!?」
「リリカ様ッ!」
俺は瞬時に窓の真下に滑り込んだが、幸いリリカ様は落ちて来なかった。
そばに控えていた赤い髪の人が体を掴んでくれたらしい。
だが、これでわかったことがある……。
リリカ様のお使いに深い意味はなく、本当にただお菓子が食べたかったのだと!
「深読みし過ぎたが、いい経験だったのでよし!」
とりあえず、この荷車の中身を館の中に運び込もう。
すべては街の人々からリリカ様への気持ちだからな。
騎士という仕事柄、作戦前に地形を覚える機会も多い。
まだまだ記憶力に関しては衰えを感じていないさ。
それよりも気になるのは、さっきからすれ違う人がチラチラと俺を見ていることだ。
リリカ様の館に向かっている時は誰も興味を示さなかったのに……妙だな。
もしかして、俺のズボンの尻のあたりが破れてるとか……!
いや、それなら目を逸らす人の方が多いはずだ。
「おい、あんた……!」
いきなり強面の中年男性に声をかけられた。
それと同時に街の住人たちが何人か俺を取り囲むように立ち止まる。
敵意こそ感じないが、尋常な雰囲気ではない……。
それでも、この段階ではまだ穏便に対応する。
「はい、何でしょうか?」
「コートにつけてるそのバッジは、ウチの領主様から授かったものか!?」
強面の男性は俺の胸に輝く金色の花のバッジを指差した。
なるほど、住人たちが見ていたのはこれか!
プレーガ領を守護する者の証で、先代の守備隊長も身につけていたという。
それを今日この領地に来たばかりの余所者が持っている……。
それはこの街の住人からしたら、不愉快なことかもしれない。
たとえリリカ様から与えられたものであっても……だ。
それでも、俺はすでにこのバッジを受け継ぎ、プレーガ領の守備大隊長になったのだ。
「はい! 領主であるリリカ様からプレーガ領守備隊の大隊長に任命されました。レナルド・バースと申します! この領地には来たばかりの若輩者ですが、この領地に住むすべての人々のために身を粉にして働く所存です!」
何よりもまず言葉で誠意を示すしかない。
すでに俺は主君から役職を与えられたのだ。
それを偽ることも、隠すことも出来はしない。
特に守護すべき領民の前では……な。
俺の周りにはどんどん人だかりが出来ていた。
守護者の証を与えられた余所者がどんな顔か、一目見てやろうといったところか。
全員から罵声を浴びせられることになろうとも、甘んじて受け入れよう。
「……そりゃ良かった! やっとあの爺さんの後任が決まったんだな! おうおう、握手してくれや大隊長さん!」
強面の男性は笑顔を見せ、俺の手を勝手に握った。
周りに群がっていた人々もわいのわいのとしゃべり始める。
「いくらこの領地が平和でも、守備隊の責任者がいないのはねぇ~と思ってたから、これで一安心ね!」
「あらあら、渋くてカッコいいおじ様だこと! 強そうに見えるわ!」
「おじさんのそれって刀? 珍しい武器だね~!」
何というか……めちゃくちゃ好感触!
初対面なのにすごく信頼されている!
これは嬉し過ぎる誤算だ。
田舎は閉鎖的で余所者に冷たいという偏見があったが、すべてがそうではないと考えを改めないといけないな。
「それで大隊長さんはどこから来たんだ?」
「あっ、王都から来ました。王都守備隊で隊長をやっていたので……」
王都という言葉が出た瞬間、周囲から「わぁ!?」という声が上がる。
「おおぅ……! 本物の都会から来た人とは……!? しかも、王都守備隊の元隊長!?」
「あの館のおちびちゃん、ちゃんと領主としての仕事をやってたのね~」
「まさか王都守備隊から人材を引き抜いて来るとはなっ!」
「てっきり毎日菓子ばっかり食ってると思ってたぜ! あのお嬢ちゃん!」
リリカ様の扱いが近所のちびっ子みたいになってる……!?
今までの人々の話から察するに、リリカ様も先代の守備隊長もそこまで特別な存在として扱われているわけじゃなさそうだ。
だからこそ、余所者の俺がバッジを身につけて大層な肩書きを与えられていても、気にする人がそんなにいない。
何だか一気にこの領地で暮らしていけそうな気がして来た!
もっと住人たちと交流したいところだが……ここに来た本来の目的も忘れちゃいけない。
「すいません。リリカ様からお菓子を買って来るよう指令を受けていますので、今日のところはこの辺でお暇させていただきたく……」
「ガハハッ! 来たばかりの大隊長さんに出す指令がお菓子の買い出しとはなっ!」
住人たちが一斉に笑い出す。
すごいイジられてはいるけど嫌われているわけではなさそうだな、リリカ様。
「ついでにこれもあの子に持っていってあげて!」
「今回はしっかり仕事をしてくれたみたいだし大サービスだ!」
「うちで作ってる野菜も持って帰っておくれよ!」
「ウチの領主様は果物も好きなんだぜ!」
どんどんと渡される品物の数々……!
すぐに俺の両手はいっぱいになった。
「この荷車も使ってくれいっ!」
農作物を積み込んで運搬するような荷車まで貰ってしまった。
そこへいただいた物を載せて、引っ張りながら洋菓子店へと移動する。
「あ……閉店してる……」
少々足を止めている時間が長かったようで、その間に洋菓子店は閉店の時間を迎えていた。
今は店主らしき女性が店先の看板などを片付けている最中だった。
「あの、今日はもう店じまいでしょうか?」
ダメもとで尋ねてみると、店主の女性は睨むような視線を向けて言った。
「見た通りだよ」
まるで機嫌の悪い野良猫のような目だった。
「す、すいません……」
「なーんてね。ごめんごめん、ちょっとからかっただけさ。まっ、店じまいしてるのは本当だけどね」
店主の女性は一転してにこやかな笑みを見せると、店の中からいっぱいのお菓子が入ったバスケットを持って来た。
「今日売れ残ってるのはこれだけさ。リリカ嬢ちゃんに持って行ってあげてくれ」
「ありがとうございます!」
俺がリリカ様の使いの者だと知っているのは、さっきの騒ぎが聞こえて来たか、バッジを見て判断したか……どちらにせよ話が早くて助かった。
すでにお使いにかなりの時間を使っているからな。
「今日は売れ残りだしタダでいいよ。リリカ嬢ちゃんはいつもたくさん買ってくれるお得意さんだし、お偉いさんだからね。ついでにアンタの着任祝いってのもある」
店主の女性はニヤリと笑った。
俺は頭を下げて礼を言う。ついででも嬉しい限りだ。
「リリカ嬢ちゃんに伝えといてくれ。たまには自分の足で買いに来ないと太るよ……ってね!」
「あはは……善処します!」
貰ったバスケットの中に今日のリリカ様が求めるお菓子が入っているかはわからないが、やれるだけのことはやった。
丘の上の館に帰るとしよう。
ゴロゴロと荷車を引っ張って坂道を上るのは大変……ではない。
もっと重い荷物を引っ張りながら坂道を駆け上るような訓練もしてるからな。
それにしても、今を思えばこのリリカ様のお使いには別の意味があったんじゃないかと思う。
俺と住人たちとの交流――という別の目的がな。
お使いというきっかけをもらえたからこそ、初日から街の人々と打ち解けることが出来た。
おかげで人間関係という大きな不安が1つ解消されている。
リリカ様はそれを見越した上で、たった2つのお菓子を買って来る任務を最初に与えたんだ。
見た目や年齢は関係ない。なんとリリカ様は思慮深い御方なのだろう……!
さらに言えば、この渡された贈り物の数で俺の人徳やカリスマ性を探ろうという意図も見える。
お菓子の注文が少なかったのは、人々からプレゼントを贈られることがわかっていたからなんだ。
俺の人々との接し方で贈り物の量は変動する。
多ければそれだけ人々から好かれたということ、少なければ人々の心を動かせなかったということ……。
さて、この荷車いっぱいの贈り物でリリカ様は満足してくださるだろうか?
俺が館の門まで帰って来ると、2階の窓がバッと開いてリリカ様が顔を出した。
「レナルド、遅かったな! 私のお菓子は買えたか……って、何なのだその荷物は!?」
リリカ様はビックリして身を乗り出し、窓から落っこちそうになる!
「あわわ……っ!?」
「リリカ様ッ!」
俺は瞬時に窓の真下に滑り込んだが、幸いリリカ様は落ちて来なかった。
そばに控えていた赤い髪の人が体を掴んでくれたらしい。
だが、これでわかったことがある……。
リリカ様のお使いに深い意味はなく、本当にただお菓子が食べたかったのだと!
「深読みし過ぎたが、いい経験だったのでよし!」
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