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本編

VIII:いわゆる修羅場の始まりで

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【エリカに500ダメージ】

「おい・・!おい!エリカ!」

「逃げ・・て。」

「なに言ってんだよ・・。置いていける訳ないだろ・・!」

「今は・・私たちのターン・・。今のうちに、、逃げて・・!」

「無理だよ、、」

「いいからいけよ!!私が私でいるうちに・・!」

「エリカ、ごめん・・」

【選択してください】

主人公          エリカ

HP 80          HP 0

MP 70          MP 90

〔攻撃〕      〔防御〕      〔逃げる〕

【主人公は逃げるを選択した】

【うまく逃げられた様だ】

俺はエリカに言われるがままに逃げた。
みっともない姿を見せ、尻尾巻いて逃げた。守るべき人を置いて俺は逃げた。

「エリカ・・・・!」

「彼女は無事です」

「誰だ・・!?」

「あらあら、私のことを忘れちゃったのですか?」

この声にはどこか聞き覚えがあった。
懐かしい感じの・・
そして俺はある結論にたどり着いた。

「天使・・?」

「そうです。あなたは彼女の今を見たいですか?」

「俺は・・」

俺は彼女を見捨てて逃げた。そんな俺が彼女を見ていいのだろうか。そんな事を考えてしまって答えをなかなか出せなかった。

「どうするのですか?」

「見ます。見せて下さい」

「決意をしたみたいですね。では、これをあなたに授けましょう。」



「これは・・?」

天使から渡されたの水晶玉の様なものだった。

「見た通り水晶玉玉です。それに向かって彼女の事を考えて見て下さい」

「・・・・」

(エリカ・・!頼む!無事でいてくれ・・!)

俺が願いを水晶に向けすると、水晶にぼんやりと何かが浮かんできた。

「誰だ・・?」

「エリカさんです」

「これが・・?ふざけるな。何なんだよこれは・・」

水晶に浮かんできたのは、エリカというよりかは、殺人者のように大鎌を振り回す人だった。
しかし
その大鎌には見覚えがあった。

(あの鎌は・・!)

「そうです。やっと思い出しましたか」

「なんで、あんな姿になったんだ」

「なった。ではなく、元の姿に戻ったんです。」

「え・・」

「彼女は、昔『ゼロミッション』と呼ばれる、殺しの作戦に携わっていたんです。」

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