9 / 26
本編
VIII:いわゆる修羅場の始まりで
しおりを挟む
【エリカに500ダメージ】
「おい・・!おい!エリカ!」
「逃げ・・て。」
「なに言ってんだよ・・。置いていける訳ないだろ・・!」
「今は・・私たちのターン・・。今のうちに、、逃げて・・!」
「無理だよ、、」
「いいからいけよ!!私が私でいるうちに・・!」
「エリカ、ごめん・・」
【選択してください】
主人公 エリカ
HP 80 HP 0
MP 70 MP 90
〔攻撃〕 〔防御〕 〔逃げる〕
【主人公は逃げるを選択した】
【うまく逃げられた様だ】
俺はエリカに言われるがままに逃げた。
みっともない姿を見せ、尻尾巻いて逃げた。守るべき人を置いて俺は逃げた。
「エリカ・・・・!」
「彼女は無事です」
「誰だ・・!?」
「あらあら、私のことを忘れちゃったのですか?」
この声にはどこか聞き覚えがあった。
懐かしい感じの・・
そして俺はある結論にたどり着いた。
「天使・・?」
「そうです。あなたは彼女の今を見たいですか?」
「俺は・・」
俺は彼女を見捨てて逃げた。そんな俺が彼女を見ていいのだろうか。そんな事を考えてしまって答えをなかなか出せなかった。
「どうするのですか?」
「見ます。見せて下さい」
「決意をしたみたいですね。では、これをあなたに授けましょう。」
「これは・・?」
天使から渡されたの水晶玉の様なものだった。
「見た通り水晶玉玉です。それに向かって彼女の事を考えて見て下さい」
「・・・・」
(エリカ・・!頼む!無事でいてくれ・・!)
俺が願いを水晶に向けすると、水晶にぼんやりと何かが浮かんできた。
「誰だ・・?」
「エリカさんです」
「これが・・?ふざけるな。何なんだよこれは・・」
水晶に浮かんできたのは、エリカというよりかは、殺人者のように大鎌を振り回す人だった。
しかし
その大鎌には見覚えがあった。
(あの鎌は・・!)
「そうです。やっと思い出しましたか」
「なんで、あんな姿になったんだ」
「なった。ではなく、元の姿に戻ったんです。」
「え・・」
「彼女は、昔『ゼロミッション』と呼ばれる、殺しの作戦に携わっていたんです。」
「おい・・!おい!エリカ!」
「逃げ・・て。」
「なに言ってんだよ・・。置いていける訳ないだろ・・!」
「今は・・私たちのターン・・。今のうちに、、逃げて・・!」
「無理だよ、、」
「いいからいけよ!!私が私でいるうちに・・!」
「エリカ、ごめん・・」
【選択してください】
主人公 エリカ
HP 80 HP 0
MP 70 MP 90
〔攻撃〕 〔防御〕 〔逃げる〕
【主人公は逃げるを選択した】
【うまく逃げられた様だ】
俺はエリカに言われるがままに逃げた。
みっともない姿を見せ、尻尾巻いて逃げた。守るべき人を置いて俺は逃げた。
「エリカ・・・・!」
「彼女は無事です」
「誰だ・・!?」
「あらあら、私のことを忘れちゃったのですか?」
この声にはどこか聞き覚えがあった。
懐かしい感じの・・
そして俺はある結論にたどり着いた。
「天使・・?」
「そうです。あなたは彼女の今を見たいですか?」
「俺は・・」
俺は彼女を見捨てて逃げた。そんな俺が彼女を見ていいのだろうか。そんな事を考えてしまって答えをなかなか出せなかった。
「どうするのですか?」
「見ます。見せて下さい」
「決意をしたみたいですね。では、これをあなたに授けましょう。」
「これは・・?」
天使から渡されたの水晶玉の様なものだった。
「見た通り水晶玉玉です。それに向かって彼女の事を考えて見て下さい」
「・・・・」
(エリカ・・!頼む!無事でいてくれ・・!)
俺が願いを水晶に向けすると、水晶にぼんやりと何かが浮かんできた。
「誰だ・・?」
「エリカさんです」
「これが・・?ふざけるな。何なんだよこれは・・」
水晶に浮かんできたのは、エリカというよりかは、殺人者のように大鎌を振り回す人だった。
しかし
その大鎌には見覚えがあった。
(あの鎌は・・!)
「そうです。やっと思い出しましたか」
「なんで、あんな姿になったんだ」
「なった。ではなく、元の姿に戻ったんです。」
「え・・」
「彼女は、昔『ゼロミッション』と呼ばれる、殺しの作戦に携わっていたんです。」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
悲恋を気取った侯爵夫人の末路
三木谷夜宵
ファンタジー
侯爵夫人のプリシアは、貴族令嬢と騎士の悲恋を描いた有名なロマンス小説のモデルとして持て囃されていた。
順風満帆だった彼女の人生は、ある日突然に終わりを告げる。
悲恋のヒロインを気取っていた彼女が犯した過ちとは──?
カクヨムにも公開してます。
あ、出ていって差し上げましょうか?許可してくださるなら喜んで出ていきますわ!
リーゼロッタ
ファンタジー
生まれてすぐ、国からの命令で神殿へ取られ十二年間。
聖女として真面目に働いてきたけれど、ある日婚約者でありこの国の王子は爆弾発言をする。
「お前は本当の聖女ではなかった!笑わないお前など、聖女足り得ない!本来の聖女は、このマルセリナだ。」
裏方の聖女としてそこから三年間働いたけれど、また王子はこう言う。
「この度の大火、それから天変地異は、お前がマルセリナの祈りを邪魔したせいだ!出ていけ!二度と帰ってくるな!」
あ、そうですか?許可が降りましたわ!やった!
、、、ただし責任は取っていただきますわよ?
◆◇◆◇◆◇
誤字・脱字等のご指摘・感想・お気に入り・しおり等をくださると、作者が喜びます。
100話以内で終わらせる予定ですが、分かりません。あくまで予定です。
更新は、夕方から夜、もしくは朝七時ごろが多いと思います。割と忙しいので。
また、更新は亀ではなくカタツムリレベルのトロさですので、ご承知おきください。
更新停止なども長期の期間に渡ってあることもありますが、お許しください。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる