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花畑でピクニック
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フォンセ・ディアーブルだ。今日はティアとピクニックに来ている。
「フォン様、綺麗なお花畑ですね!」
「ああ、王家直轄領の中でも随一の観光地だからな」
ここの花畑には色とりどりの花が数万種ほど咲き誇る。季節外れの花も魔力を使って保っているので、この時期でも桜が満開だ。この美しい景色、隣に並ぶティア、このシチュエーション!…今なら言えるんじゃないか?
「んん、あー、ティア」
「はい、フォン様」
「んむ。ティア。僕はこれからも、ティアと一緒にこの美しい景色を守っていきたい」
「私と一緒にだなんて!私は何もしていません。全てはフォン様のお力です!」
「ああ。だが、それもティアの支えあってこそだ」
「いえいえ、そんな…」
「ティア。僕にはティアが必要だ」
ティアの目を、真っ直ぐ見つめて告げる。…が。
「もう、フォン様。そんなこと私に言ったらダメですよ。将来、良い方が出来たら言って差し上げてください」
…撃沈した。
「…、そうだな」
「そうですよ」
ここまで言ったのに気付かないのか…。いや、たしかに僕も恋愛的なアプローチをしてこなかったからな。うん。これからはもっと積極的に行こう。
「フォン様が私を好きになってくれるなんて有り得ないと分かっていても、期待してしまいますから」
「?何か言ったか?」
「いえ、なんでも」
「フォン様、綺麗なお花畑ですね!」
「ああ、王家直轄領の中でも随一の観光地だからな」
ここの花畑には色とりどりの花が数万種ほど咲き誇る。季節外れの花も魔力を使って保っているので、この時期でも桜が満開だ。この美しい景色、隣に並ぶティア、このシチュエーション!…今なら言えるんじゃないか?
「んん、あー、ティア」
「はい、フォン様」
「んむ。ティア。僕はこれからも、ティアと一緒にこの美しい景色を守っていきたい」
「私と一緒にだなんて!私は何もしていません。全てはフォン様のお力です!」
「ああ。だが、それもティアの支えあってこそだ」
「いえいえ、そんな…」
「ティア。僕にはティアが必要だ」
ティアの目を、真っ直ぐ見つめて告げる。…が。
「もう、フォン様。そんなこと私に言ったらダメですよ。将来、良い方が出来たら言って差し上げてください」
…撃沈した。
「…、そうだな」
「そうですよ」
ここまで言ったのに気付かないのか…。いや、たしかに僕も恋愛的なアプローチをしてこなかったからな。うん。これからはもっと積極的に行こう。
「フォン様が私を好きになってくれるなんて有り得ないと分かっていても、期待してしまいますから」
「?何か言ったか?」
「いえ、なんでも」
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