ヤンデレ幼馴染が帰ってきたので大人しく溺愛されます

ハロウィンです。

ご機嫌よう。ブーゼ・ターフェルルンデです。

秋です！ハロウィンです！

ということで早速仮装しています。私は黒猫、グーテは天使です。我が妹ながらめちゃくちゃ可愛いです。本物の天使に見えます。

「お姉様！黒猫の衣装、とっても可愛らしいです！さすがはお姉様です！」

「うふふ、ありがとう。グーテも、天使の衣装がとっても可愛らしいわ。使用人たちの気合いが違うわね」

「そんな…ありがとうございます…」

恥じらう姿がまた可愛らしいです。私にもこういう可愛らしさがあれば違うのかなぁ。

「ブーゼ！来たよ！…わあ、すっごく可愛い！今年は黒猫さんなんだね、似合ってるよ！他の誰にも見せたくないくらい！」

「ハイト！いらっしゃい！もう、褒めすぎよ。照れちゃうじゃない」

「照れてるブーゼも可愛いよ」

「もう！そんなことばっかり言って！ハイトはオオカミ男なのね。似合ってるわ」

「えへへ、やっぱり好きな子に褒めてもらえるのが一番嬉しいな」

「ハイトお義兄様、とっても似合ってます！」

「…グーテに褒められても嬉しくない」

「ハイトお義兄様…」

「おお、揃ってるな」

「アル！来てくれたのね！」

「あら、アル。いらっしゃい」

「アル。こんばんわ。今年は吸血鬼？似合ってるね」

「ああ、ご機嫌よう。そう、吸血鬼だ。結構本格的だろう？使用人たちが気合いを入れて作ってくれてな。ハイトもオオカミ男の仮装似合ってるな」

「ありがとう」

「似合ってるわ」

「ありがとうな、ブーゼ。ブーゼも黒猫の仮装似合ってる」

「ありがとう」

「アル！今年もとってもかっこいいよ！」

「…はは、やっぱりグーテに褒められると照れるな。グーテも天使の仮装、とっても似合ってるぞ」

「うふふ。お姉様にも褒めていただいたの！」

「よかったな」

「うん！」

「さあ、お菓子の交換会よ！trick or treat！」

「はは、trick or treat！」

「trick or treat！」

「trick or treatです！」

お菓子を交換したら、イルミネーションを点灯した中庭で遅めのお茶会です。

「…これ、もしかしてブーゼの手作り！？すっごく可愛いし美味しいよ！」

「グーテと一緒に作ったのよ。ね、グーテ」

「はい、お姉様！」

「ん、本格的だな。美味い」

ということで留学から帰って来たハイトとの久しぶりのハロウィンは大成功でした。またこうやってみんなでイベントを楽しめるのが嬉しいです。次はお月見を企画しようかな。それともピクニックに四人で行こうか。楽しみです。