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水遊び
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「聖女殿下、みてください。お人形さんのための新しいドレスを手作りしてみました」
「わあ…すごい可愛い!上手だね、コゼットちゃん!」
すっかりアストリアと仲良くなったドロテとコゼット。アストリアの聖女のお仕事がお休みの日は欠かさず会いにきており、今日も遊びに来ている。
「それと、もう一つ」
「なになに?」
「じゃん」
じゃん、と言ってコゼットが取り出したのは四つの可愛いみための雨合羽。
「あ、雨合羽!」
「この暑い時期、水遊びする時に使うかなって」
「さすがコゼットちゃん!」
「ちなみに私の手作り」
「さすがコゼット!」
早速だと袖を通してみるアストリアとドロテ。コゼットはそれをみて満足げに頷いた。
「…うん、我ながら上出来」
可愛らしさを重視しつつも機能性も高い雨合羽を作ったコゼットはご満悦だ。
「ガビーも着てみて!」
アストリアがガビーにも雨合羽を着せる。
ガビー用に作られた雨合羽も、サイズぴったりで可愛らしい。
「ガビー可愛いー!」
「コゼットちゃん、作ってくれてありがとう!」
「うん、一人一着あげる」
「わーい!」
「やったー!」
アストリアとドロテは喜び、ガビーも嬉しそうにコゼットの膝にスリスリした。
「ガビー、くすぐったい」
そう言いつつも、コゼットも満更でもなさそうだ。
「せっかくなら今からプールにで遊ぼうか!」
「まだプールに入るには早い時期ですけど、雨合羽を着て水遊びするにはちょうどいいですよね!」
「水鉄砲持っていく」
「キュルキュル」
ということで、プールで遊ぶことになった四人。
「ふふ、えい!」
「やりましたね、聖女殿下」
「お返ししちゃいますよ、皇女殿下!」
プールに行くと早速、水鉄砲でコゼットとドロテを狙うアストリア。コゼットも負けじと応戦して、ドロテも楽しそうに二人を狙った。
ガビーはその様子を見守りつつその辺で寝転ぶ。
「うん、楽しそうにしていらっしゃる」
その様子を影から見ていたのはセザール。またもアタナーズの命令で大丈夫そうか見てこいと言われて派遣されたのだ。
そんなセザールにガビーは視線を寄越して頷いた。
自分が見ているから大丈夫、ということだろうか。
「わかったよ、ガビー」
そう言ってセザールが手を振れば、ガビーはまた頷いてアストリアとドロテ、コゼットに視線を戻す。
セザールはその様子を見て、皇女殿下は大丈夫そうですとアタナーズに伝えに行った。
「…はー、楽しかったね!」
「はい、とっても!」
「少し疲れた」
その後も楽しく遊びまくった四人。しかし、コゼットの雨合羽のお陰でドレスは無事だ。
「もう少し経ったら、今度は水着で遊ぼうね!」
「いいですね!」
「じゃあ、水着も今度作ってくる」
「いいの?楽しみにしてるね!」
「コゼットは本当に有能だよね」
ドロテに褒められて、気を良くするコゼット。
「…お母様の真似をしてるだけ。お母様はそういうの得意だったから」
そう言いつつも、表情は柔らかい。
「じゃあ、お母様にますます感謝だね!」
「うん」
そんなわかりやすいコゼットに、密かにきゅんとするアストリアとドロテであった。ガビーもその横で、満足げに大きく頷いていた。
「わあ…すごい可愛い!上手だね、コゼットちゃん!」
すっかりアストリアと仲良くなったドロテとコゼット。アストリアの聖女のお仕事がお休みの日は欠かさず会いにきており、今日も遊びに来ている。
「それと、もう一つ」
「なになに?」
「じゃん」
じゃん、と言ってコゼットが取り出したのは四つの可愛いみための雨合羽。
「あ、雨合羽!」
「この暑い時期、水遊びする時に使うかなって」
「さすがコゼットちゃん!」
「ちなみに私の手作り」
「さすがコゼット!」
早速だと袖を通してみるアストリアとドロテ。コゼットはそれをみて満足げに頷いた。
「…うん、我ながら上出来」
可愛らしさを重視しつつも機能性も高い雨合羽を作ったコゼットはご満悦だ。
「ガビーも着てみて!」
アストリアがガビーにも雨合羽を着せる。
ガビー用に作られた雨合羽も、サイズぴったりで可愛らしい。
「ガビー可愛いー!」
「コゼットちゃん、作ってくれてありがとう!」
「うん、一人一着あげる」
「わーい!」
「やったー!」
アストリアとドロテは喜び、ガビーも嬉しそうにコゼットの膝にスリスリした。
「ガビー、くすぐったい」
そう言いつつも、コゼットも満更でもなさそうだ。
「せっかくなら今からプールにで遊ぼうか!」
「まだプールに入るには早い時期ですけど、雨合羽を着て水遊びするにはちょうどいいですよね!」
「水鉄砲持っていく」
「キュルキュル」
ということで、プールで遊ぶことになった四人。
「ふふ、えい!」
「やりましたね、聖女殿下」
「お返ししちゃいますよ、皇女殿下!」
プールに行くと早速、水鉄砲でコゼットとドロテを狙うアストリア。コゼットも負けじと応戦して、ドロテも楽しそうに二人を狙った。
ガビーはその様子を見守りつつその辺で寝転ぶ。
「うん、楽しそうにしていらっしゃる」
その様子を影から見ていたのはセザール。またもアタナーズの命令で大丈夫そうか見てこいと言われて派遣されたのだ。
そんなセザールにガビーは視線を寄越して頷いた。
自分が見ているから大丈夫、ということだろうか。
「わかったよ、ガビー」
そう言ってセザールが手を振れば、ガビーはまた頷いてアストリアとドロテ、コゼットに視線を戻す。
セザールはその様子を見て、皇女殿下は大丈夫そうですとアタナーズに伝えに行った。
「…はー、楽しかったね!」
「はい、とっても!」
「少し疲れた」
その後も楽しく遊びまくった四人。しかし、コゼットの雨合羽のお陰でドレスは無事だ。
「もう少し経ったら、今度は水着で遊ぼうね!」
「いいですね!」
「じゃあ、水着も今度作ってくる」
「いいの?楽しみにしてるね!」
「コゼットは本当に有能だよね」
ドロテに褒められて、気を良くするコゼット。
「…お母様の真似をしてるだけ。お母様はそういうの得意だったから」
そう言いつつも、表情は柔らかい。
「じゃあ、お母様にますます感謝だね!」
「うん」
そんなわかりやすいコゼットに、密かにきゅんとするアストリアとドロテであった。ガビーもその横で、満足げに大きく頷いていた。
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