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なすの煮浸し
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今日からはまた真面目に冒険者業を再開する。今日は郵便局からの依頼。なんでも、従業員が流行病で一斉にダウン、郵便局が機能しないヘルプ!とのこと。言ってる場合か療養しろ。というか流行病怖いからマジで寝てて。命を落とすものではないらしいけど、全身にブツブツが出来て死ぬほど痒いらしい。そりゃあ配達に行くどころじゃないよね。
特効薬はないけど、放っておけば一週間で治るとのこと。一週間死ぬほど痒いとか辛くない…?睡眠不足で別の病気にならない…?大丈夫…?一応痒み止めは出るらしいけど、いや気休め程度にしかならないよね?
ということで、とりあえず郵便局に行く。一応全員頑張って出勤だけはしているらしく死屍累々。気休めに、光魔法で痒みを鎮めてあげる。そしてこの地区の郵便ポストに入っている配達物を光魔法で全部回収。送り先の住所を確認し、光魔法で一つ一つの配達物を送り先のポストに送りつける。光魔法で行うので、貯まりに貯まった一週間分の仕事はお昼には終わった。魔力回復ポーション結構飲むことになったけど。後で買って補充しなきゃ。
最後に一応連絡を取り、事情を説明して送り間違えがないか全て確認して終了。明日からは最初の感染から一週間が過ぎるから治るよね?頑張れ郵便局。負けるな郵便局。なんだか可哀想なのでさらに気休めでもう一回光魔法で痒みを鎮めてあげる。気休めでごめんね。聖魔法はさすがに無理だ。聖女様に頼んで欲しい。
ということで、郵便局長から依頼料を貰う。郵便局員全員分の一週間分の配達なのでそれなりの依頼料。今日は目標金額を達成。
宿に帰り、マジックボックスからたくさんの形の崩れた大き目のなすを取り出す。まあ今日は三本分でいいかなと三本のなすを宿屋の主人に渡す。
「これで料理をお願いしたいのだけど」
「追加料金になりますが」
「もちろんきちんと払うわ。よろしくね」
「かしこまりました」
残りのなすをマジックボックスに戻す。マジックボックスの中なら長く保つのでまだまだなすは大丈夫だけど、本当に美味しいなすだしすぐに無くなりそうかも。
「リオルー、戻ったわよー」
「リリア、おかえりなさいなのじゃー」
「またチョコレート?」
「今日はチョコマシュマロなのじゃー!チョコが中に入ったマシュマロなのじゃ!」
「美味しそうね」
「リリアにもひとつあげるのじゃー!」
「ふふ、ありがとう」
チョコマシュマロは柔らかくふわふわでとろりとチョコが出て美味しい。
「美味しいわね」
「美味しいのじゃー!」
「今日も宿屋の主人になすを渡したけど、いい?」
「あのなす好きだから嬉しいのじゃー!」
リオルと喋りながらトランプで遊んでいるとあっという間に夕食の時間。
「お待たせいたしました」
部屋のテーブルに並べられたのはライス、卵とほうれん草のスープ、ミルフィーユカツ、そしてなすの煮浸し。
「美味しそうね、ありがとう」
「あとで下げにきますのでごゆっくり」
宿屋の主人が下がると、私とリオルは手を合わせる。
「いただきます」
「いただきますなのじゃー!」
まずはミルフィーユカツを一口。美味しい。
「美味しいわね。チーズが合うわ」
「中に入った葉っぱも好きなのじゃー!」
「大葉ね、すごく良い味ね」
次になすの煮浸し。
「やっぱりこのなす美味しいわ。お箸で切れちゃうほど柔らかな煮浸し、最高ね」
「トロントロンななすとだし汁の美味しさがすごいのじゃー!美味しさは爆発なのじゃー!」
「自然な甘みが食べやすいわね」
「たくさんお箸が進むのじゃー!」
ご馳走さまと手を合わせたところで、宿屋の主人が食器を下げにくる。
「美味しかったわ。ありがとう」
「ありがとうございましたなのじゃー!」
「思いの外良いなすでしたので張り切ってしまいました。喜んでいただけて嬉しいです」
翌日の朝、宿を出る際にお代を払うとまあまあ安くして貰えた。やっぱりこういう宿は助かる。
特効薬はないけど、放っておけば一週間で治るとのこと。一週間死ぬほど痒いとか辛くない…?睡眠不足で別の病気にならない…?大丈夫…?一応痒み止めは出るらしいけど、いや気休め程度にしかならないよね?
ということで、とりあえず郵便局に行く。一応全員頑張って出勤だけはしているらしく死屍累々。気休めに、光魔法で痒みを鎮めてあげる。そしてこの地区の郵便ポストに入っている配達物を光魔法で全部回収。送り先の住所を確認し、光魔法で一つ一つの配達物を送り先のポストに送りつける。光魔法で行うので、貯まりに貯まった一週間分の仕事はお昼には終わった。魔力回復ポーション結構飲むことになったけど。後で買って補充しなきゃ。
最後に一応連絡を取り、事情を説明して送り間違えがないか全て確認して終了。明日からは最初の感染から一週間が過ぎるから治るよね?頑張れ郵便局。負けるな郵便局。なんだか可哀想なのでさらに気休めでもう一回光魔法で痒みを鎮めてあげる。気休めでごめんね。聖魔法はさすがに無理だ。聖女様に頼んで欲しい。
ということで、郵便局長から依頼料を貰う。郵便局員全員分の一週間分の配達なのでそれなりの依頼料。今日は目標金額を達成。
宿に帰り、マジックボックスからたくさんの形の崩れた大き目のなすを取り出す。まあ今日は三本分でいいかなと三本のなすを宿屋の主人に渡す。
「これで料理をお願いしたいのだけど」
「追加料金になりますが」
「もちろんきちんと払うわ。よろしくね」
「かしこまりました」
残りのなすをマジックボックスに戻す。マジックボックスの中なら長く保つのでまだまだなすは大丈夫だけど、本当に美味しいなすだしすぐに無くなりそうかも。
「リオルー、戻ったわよー」
「リリア、おかえりなさいなのじゃー」
「またチョコレート?」
「今日はチョコマシュマロなのじゃー!チョコが中に入ったマシュマロなのじゃ!」
「美味しそうね」
「リリアにもひとつあげるのじゃー!」
「ふふ、ありがとう」
チョコマシュマロは柔らかくふわふわでとろりとチョコが出て美味しい。
「美味しいわね」
「美味しいのじゃー!」
「今日も宿屋の主人になすを渡したけど、いい?」
「あのなす好きだから嬉しいのじゃー!」
リオルと喋りながらトランプで遊んでいるとあっという間に夕食の時間。
「お待たせいたしました」
部屋のテーブルに並べられたのはライス、卵とほうれん草のスープ、ミルフィーユカツ、そしてなすの煮浸し。
「美味しそうね、ありがとう」
「あとで下げにきますのでごゆっくり」
宿屋の主人が下がると、私とリオルは手を合わせる。
「いただきます」
「いただきますなのじゃー!」
まずはミルフィーユカツを一口。美味しい。
「美味しいわね。チーズが合うわ」
「中に入った葉っぱも好きなのじゃー!」
「大葉ね、すごく良い味ね」
次になすの煮浸し。
「やっぱりこのなす美味しいわ。お箸で切れちゃうほど柔らかな煮浸し、最高ね」
「トロントロンななすとだし汁の美味しさがすごいのじゃー!美味しさは爆発なのじゃー!」
「自然な甘みが食べやすいわね」
「たくさんお箸が進むのじゃー!」
ご馳走さまと手を合わせたところで、宿屋の主人が食器を下げにくる。
「美味しかったわ。ありがとう」
「ありがとうございましたなのじゃー!」
「思いの外良いなすでしたので張り切ってしまいました。喜んでいただけて嬉しいです」
翌日の朝、宿を出る際にお代を払うとまあまあ安くして貰えた。やっぱりこういう宿は助かる。
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