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フルーツサンド
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今日は人里に降りてくるようになってしまったワイルドボアの討伐の依頼をこなす。人に突進してきて危ないので早急に討伐が必要らしい。さくっと村を我が物顔で歩くワイルドボア達を睡眠魔法で眠らせて氷魔法の氷柱で一撃。ワイルドボアはそのまま村人の食事になるらしい。私も誘われたが、リオルを町の宿屋に残しているからと断り町に帰り宿に戻る。そして今日もリオルと手を繋いでお店探しだ。
しばらく歩いてみたが、お昼は軽くつまむ程度でいいかなと喫茶店に入る。
「いらっしゃいませ」
「コーヒーとコーヒー牛乳一つずつ。あとフルーツサンド二人分で」
「かしこまりました」
「フルーツサンドなのじゃ?」
「フルーツをホイップクリームと一緒にパンに挟んであるの」
「!わしの好物ばかりなのじゃー!」
「ええ、たくさん食べなさいな」
「リリア大好きなのじゃー!」
「私もリオルが大好きよ」
まるで、本当に新しい弟が出来た気分だもの。孤児院の兄弟達は元気かしら?
「お待たせしました。フルーツサンドです」
「ありがとう」
「初めて食べるのじゃ、いただきますなのじゃ!」
「いただきます」
フルーツがぎっしりと詰まっていて、ホイップクリームがそれを優しく包み込む。パンもふわふわで、口に入れた瞬間優しい甘さとフルーツのほんの少しの酸味が広がる。美味しい。食感もふわふわで最高。
「うわぁ…わし、フルーツサンドのファンになったのじゃ!」
「美味しいわよね。カスタードクリームもいいけど、私はやっぱりホイップクリーム派だわ」
「カスタードクリーム?」
「いつか食べさせてあげる。ホイップクリームに負けず劣らず甘くて美味しいの」
「楽しみなのじゃー!でも今はこっちなのじゃ。すごく美味しいのじゃ!」
「お持ち帰りは出来るかしら?」
「出来ますよ」
「なら、お持ち帰りのフルーツサンドもお願いするわ。二人分で」
「かしこまりました」
「お持ち帰りなのじゃ!?宿でも食べられるのじゃー!」
「よかったわね」
「リリア大好きなのじゃー!フルーツサンドも大好きなのじゃー!」
「ふふ。私も、リオルもフルーツサンドも大好きよ」
そしてフルーツサンドを堪能した私達はお持ち帰りのフルーツサンドを片手に店を出る。
「御馳走さま。美味しかったわ、ありがとう」
「ありがとうなのじゃー」
「こちらこそ、ありがとうございました」
その後宿に戻り三時のおやつの時間にリオルと二人でフルーツサンドを堪能した。とても有意義な時間になった。
しばらく歩いてみたが、お昼は軽くつまむ程度でいいかなと喫茶店に入る。
「いらっしゃいませ」
「コーヒーとコーヒー牛乳一つずつ。あとフルーツサンド二人分で」
「かしこまりました」
「フルーツサンドなのじゃ?」
「フルーツをホイップクリームと一緒にパンに挟んであるの」
「!わしの好物ばかりなのじゃー!」
「ええ、たくさん食べなさいな」
「リリア大好きなのじゃー!」
「私もリオルが大好きよ」
まるで、本当に新しい弟が出来た気分だもの。孤児院の兄弟達は元気かしら?
「お待たせしました。フルーツサンドです」
「ありがとう」
「初めて食べるのじゃ、いただきますなのじゃ!」
「いただきます」
フルーツがぎっしりと詰まっていて、ホイップクリームがそれを優しく包み込む。パンもふわふわで、口に入れた瞬間優しい甘さとフルーツのほんの少しの酸味が広がる。美味しい。食感もふわふわで最高。
「うわぁ…わし、フルーツサンドのファンになったのじゃ!」
「美味しいわよね。カスタードクリームもいいけど、私はやっぱりホイップクリーム派だわ」
「カスタードクリーム?」
「いつか食べさせてあげる。ホイップクリームに負けず劣らず甘くて美味しいの」
「楽しみなのじゃー!でも今はこっちなのじゃ。すごく美味しいのじゃ!」
「お持ち帰りは出来るかしら?」
「出来ますよ」
「なら、お持ち帰りのフルーツサンドもお願いするわ。二人分で」
「かしこまりました」
「お持ち帰りなのじゃ!?宿でも食べられるのじゃー!」
「よかったわね」
「リリア大好きなのじゃー!フルーツサンドも大好きなのじゃー!」
「ふふ。私も、リオルもフルーツサンドも大好きよ」
そしてフルーツサンドを堪能した私達はお持ち帰りのフルーツサンドを片手に店を出る。
「御馳走さま。美味しかったわ、ありがとう」
「ありがとうなのじゃー」
「こちらこそ、ありがとうございました」
その後宿に戻り三時のおやつの時間にリオルと二人でフルーツサンドを堪能した。とても有意義な時間になった。
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