詩集

下菊みこと

文字の大きさ
上 下
20 / 32

自己中心的利己主義

しおりを挟む
空想は星夜に輝き
真実は朝焼けに溶ける

闇は空想を包み込み
光は真実を照らす

大切な思い出は鈍い枷となり
煌めいた言の葉の刃は傷だらけになって錆びついた心さえ切り裂く

みんなそれぞれ孤独と葛藤を抱え
自分のことだけで精一杯になる

自分の心を引き換えに
安定した未来を選んで
他の人の心さえ踏み躪ることに何の意味があるのだろう

望んでいたものは本当にこの光景だっただろうか
いつのまにか大事なモノが見えなくなってはいないか
今気付けたならまだ間に合うのではないか

きっと、間に合うよ

全ては迷いになり
一部は盲信になる

水は全ての命となり
川は一部の居場所となる

必然なんてものがあるのなら
偶然という奇跡でなにもかもを覆してみせよう

みんなは自由を追い求め
一人は仲間を追い求める

自分を優先することで
大切なモノを置き去りにして
果たしてそこに何を見るのか

人々の心はぶつかり合い
お互いを傷つけ合って
自己中心的利己主義が成り立つ今は
きっと全ての人にとって生き辛くて

今ならまだ、引き返せるから

きっと望んでいたものは
案外近くにあって
だから気付くだけで世界は色を変えてくれる

気付いたその時から
本当に望んでいたものを大切にして
愛したモノ全てを包み込んで

自分の大切な世界を優しさで満たしていこう
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

就職面接の感ドコロ!?

フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。 学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。 その業務ストレスのせいだろうか。 ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

意味がわかるとえろい話

山本みんみ
ホラー
意味が分かれば下ネタに感じるかもしれない話です(意味深)

校長先生の話が長い、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。 学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。 とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。 寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ? なぜ女子だけが前列に集められるのか? そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。 新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。 あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。

俳句庫

じゅしふぉん
現代文学
俳句?川柳? そんな感じの5▪7▪5です

痴漢列車に挑む痴漢Gメン女子高生レイコ

ムーワ
大衆娯楽
朝の通勤電車はラッシュ時はギュウギュウ詰めの混雑状態! その混雑を利用して女子高生を中心に若い女の子をターゲットに頻繁に痴漢を繰り返す謎の男。 実際に痴漢にあっても怖くて何もいえず、泣きながら鉄道警察隊に相談する女子高生もいて、何度か男性の鉄道警察隊員が変装をして捕まえようとするが捕まえることができず、痴漢被害は増加する一方。 そこで鉄道警察隊はエリート大卒新人のレイコ氏に相談すると、レイコはとんでもない秘策を思いついた。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

彼氏の前でどんどんスカートがめくれていく

ヘロディア
恋愛
初めて彼氏をデートに誘った主人公。衣装もバッチリ、メイクもバッチリとしたところだったが、彼女を屈辱的な出来事が襲うー

処理中です...