とある鬼と雛鳥の話

下菊みこと

文字の大きさ
上 下
28 / 52

雛鳥を労わる

しおりを挟む
ひと騒動あったので、雛鳥を労わる。

「雛鳥、今夜も付き合ってくれるかい?」

「あ…は、はい」

恥じらうように頬を染め、可愛らしくこくりと頷いた雛鳥。

また暗示をかけて意識を蕩けさせて、そして夜を始めた。

今夜はどんなプレイをしようか。

雛鳥のためにも色々やってたくさん上書きしてやりたいし…。

今夜は乳首メインで行こうか。

「さあ、雛鳥。いつものラッコさん座りをしようね」

「はい…」

雛鳥を背後から抱きしめて、優しく胸を揉みしだく。

雛鳥が感じ出したところで、その頂きを弄り始めた。

「気持ちよくなろうね。マッサージだと思っていいよ」

「あっ…ん、ふ」

「ふふ、可愛いよ雛鳥。いい子だね。ほら、くりくりされるの気持ちいいね」

「気持ち、気持ちいぃですぅ…」

「ふはっ、素直。本当に可愛い」

ご褒美にもっとくりくりしてやろう。

「ほら、くりくり、くりくり」

「あ、あ」

「くりくり、くりくり」

「あ、くりくり、くりくり気持ちいぃ…」

とろんと蕩けた目が愛おしい。

「気持ちいいね、気持ちいいのは幸せだよね?」

「幸せ、幸せですぅ」

「俺との行為は幸せだよね」

「幸せぇ」

そう、そうして上書きしよう。

俺との行為は幸せ。

それだけを覚えていればいい。

あんな男との不幸せな記憶は捨ててしまえばいい。

「ほら、そろそろイッてごらん。たまには暗示なしでイこうね」

「あ、あ、くる、くる!…あ゛っ―…!!!」

かりかりくりくりと頂きを弄り倒す。

雛鳥はそれだけで絶頂を迎えた。

ピンと背中を張る雛鳥を優しく抱きとめる。

「ふふ、可愛いよ。雛鳥はいい子だね」

「あぅ…」

頭を撫でられて嬉しそうな雛鳥。

「さあ、もう一度頑張ろうね」

「ぁ…はい…」

俺に対して何処までも従順で本当に可愛い。

再びかりかりくりくりと頂きを弄る。

時折ぐりぐり、と強めにやってやれば喘ぎ声がさらに響く。

「ねえ雛鳥。俺とのえっちは好きだよね?」

「好き、鬼灯様とのえっちは好きっ」

「俺のことは好き?」

「あ、好き、好きれすっ!人外だから惹かれたけど、優しくて、助けてくれて、可愛がってくれて…好き、鬼灯様が好きっ」

「じゃあ、好きな人の腕の中でイこうね」

「あ、あ、来ちゃう、イくっ―…」

ビクビクと体を震わせる雛鳥。

本当に可愛いな。

俺がずっと大事にしてあげるからね。

「さあ、次はここ」

「んぁ………」

放心する雛鳥の下腹をトントンする。

「ここには何がある?」

「あ、あ、子宮…」

「そう。とても気持ちいいところだよ」

「あ、あ、気持ちいぃ、ところ…」

「トントンされるだけで、欲しくなっちゃうね」

雛鳥はその言葉に身体を震わせる。

「欲しく、なっちゃ…」

「そう。ほら、トントン、トントン」

「あひっ…あっ…」

「トントンされるだけで気持ちいい」

「トントン、気持ち…」

ドロドロに煮詰まった雛鳥の目に、征服欲が満たされる。

「気持ちいいね、欲しくなっちゃうね」

「気持ちぃ…欲しい…」

「幸せだね、でももっと欲しいね」

「幸せ…欲しいっ…」

「ふはっ…かーわい」

なんて愛おしい生き物だろう。

トントントントンと子宮の上を軽くタップする。

それだけで面白いほどビクビクと感じ入る雛鳥。

「あっ、あっ…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ…」

「ふふ、ちょっと焦らしちゃった。ごめんね。ほら、気持ちよくしてあげようね」

優しく雛鳥を布団に寝かせる。

そしてすっかり濡れて準備のできた雛鳥の中に、自らを押し入れた。

「あっ…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ…」

「これ好き?」

「すきぃっ…」

「ふふ、いい子だね。たくさんあげるよ」

雛鳥を優しく絶頂に押し上げる。

トントンと、苦しくない程度に奥を突いて雛鳥の欲を満たしてやる。

幸せそうに感じ入る雛鳥を見て満足する。

そして言った。

「雛鳥、そろそろ俺も出したいから…このまま二人でイこう」

「はいっ…鬼灯様ぁっ…」

俺の背中に腕と足を回して絡める雛鳥に愛おしさが増す。

「あ、んぁあああああっ…!!!」

「んっ…」

雛鳥の中に出す。

雛鳥は幸せそうに微笑んでからそのまま力尽きて眠りについた。

え、可愛すぎない?
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した

Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

処理中です...