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クロヴィス様とシエル様の好きな食べ物
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僕は公爵家に来てその生活に慣れ始め、使用人達とも打ち解けて、新たに頼りになる護衛まで出来た!生活に必要なものも揃ってるし、マリスビリーもいてくれるし、爺ちゃんと婆ちゃんと姉様とも手紙でやり取りできてるし、幸せだなー。
「クロヴィス様とシエル様と出会えてから、僕幸せすぎる気がします」
「そうか。よかったな」
「えへへ。僕もアリスティアお兄ちゃんと出会えて幸せだよ!」
「クロヴィス様、シエル様、本当にありがとうございます」
「アリスティアお兄ちゃんも、いつも本当にありがとう」
シエル様が嬉しそうに僕に言うと、クロヴィス様が僕の頭を乱暴に撫でる。
「シエルには今まで寂しい思いもさせていた。アリスのおかげで、シエルは一人にならずに済む。ありがとう」
「えへへ。シエル様と過ごす時間が好きなので!」
「僕もアリスティアお兄ちゃんと一緒にいる時が好き!」
シエル様がにこにこ笑うと、クロヴィス様も嬉しそうに微笑む。
「そういえば、僕クロヴィス様とシエル様の好きな食べ物とか、まだまだ全然知らないです。知りたいなぁ」
「ん?…そうだな、少し子供っぽくて恥ずかしいんだが」
「そんなの僕の好物も一緒です!僕、子供舌ってよく言われるんです」
「そうか?」
「お兄様の好物はね、僕とおんなじ!ハンバーグにオムライス、ナポリタンにフライドポテト、コロッケやメンチカツなんかが好きだよ。ねー、お兄様」
僕らそれを聞いて、すごく嬉しくなった。
「それ、僕の好物とそっくりそのまま!」
「アリスもそういうのが好きなのか?」
「はい!茶色いものが大好きです!」
「そうか。奇遇だな」
「お兄様反応薄い!」
シエル様はクロヴィス様を非難するような目で見ると、僕の手を取って握ってくれた。
「食べ物の好みが合うかどうかって、家族になるにあたって大切な要素だよね!アリスティアお兄ちゃんと一緒で嬉しいな」
「ですよね!やっぱり好きなものを好きな人と食べる喜びは大きいからなぁ。僕とクロヴィス様とシエル様は、そういう意味で相性ぴったりだね!家族って感じで嬉しいです!」
僕がそういうと、シエル様は嬉しそうに微笑んだ。それをみてクロヴィス様が言う。
「せっかくだから、今日は私たちの好物を中心に食事を出してもらおうか」
「いいの?楽しみだね、シエル様!」
「わーい!楽しみー!」
そして夜、本当に夕飯は僕達の好物ばかりだった。
「おおー!壮観!」
「どれも美味しそうだね、アリスティアお兄ちゃん!」
「そうだね!みんな、ありがとう!」
使用人達にお礼を言って軽く手を振れば、笑顔で振り返してくれる。幸せだなー。
「いただきます」
「いただきます」
「いただきます!」
一口食べたら、それだけで天国!どれもとても美味しくて、僕幸せだよー。
「ふふ。アリスティアお兄ちゃん、美味しい?」
「美味しいですー!シエル様とクロヴィス様も美味しいですか?」
「美味しいよ、アリスティアお兄ちゃん!」
シエル様の満面の笑みに癒される。クロヴィス様も笑顔だ。
「ものすごく美味しいな。使用人達に感謝だな」
「ですよね!みんなには感謝してもしたりないよ!」
「アリスにも感謝だな。ありがとう」
なんで僕?と思ったら、クロヴィス様が続けた。
「アリスが来てから、食事の時間が楽しくなった」
「…っ!僕もクロヴィス様とシエル様と一緒に食べるの、楽しくて美味しい!!!クロヴィス様、シエル様、本当にありがとう!!!」
この幸せがずっと続けば嬉しい。
「クロヴィス様とシエル様と出会えてから、僕幸せすぎる気がします」
「そうか。よかったな」
「えへへ。僕もアリスティアお兄ちゃんと出会えて幸せだよ!」
「クロヴィス様、シエル様、本当にありがとうございます」
「アリスティアお兄ちゃんも、いつも本当にありがとう」
シエル様が嬉しそうに僕に言うと、クロヴィス様が僕の頭を乱暴に撫でる。
「シエルには今まで寂しい思いもさせていた。アリスのおかげで、シエルは一人にならずに済む。ありがとう」
「えへへ。シエル様と過ごす時間が好きなので!」
「僕もアリスティアお兄ちゃんと一緒にいる時が好き!」
シエル様がにこにこ笑うと、クロヴィス様も嬉しそうに微笑む。
「そういえば、僕クロヴィス様とシエル様の好きな食べ物とか、まだまだ全然知らないです。知りたいなぁ」
「ん?…そうだな、少し子供っぽくて恥ずかしいんだが」
「そんなの僕の好物も一緒です!僕、子供舌ってよく言われるんです」
「そうか?」
「お兄様の好物はね、僕とおんなじ!ハンバーグにオムライス、ナポリタンにフライドポテト、コロッケやメンチカツなんかが好きだよ。ねー、お兄様」
僕らそれを聞いて、すごく嬉しくなった。
「それ、僕の好物とそっくりそのまま!」
「アリスもそういうのが好きなのか?」
「はい!茶色いものが大好きです!」
「そうか。奇遇だな」
「お兄様反応薄い!」
シエル様はクロヴィス様を非難するような目で見ると、僕の手を取って握ってくれた。
「食べ物の好みが合うかどうかって、家族になるにあたって大切な要素だよね!アリスティアお兄ちゃんと一緒で嬉しいな」
「ですよね!やっぱり好きなものを好きな人と食べる喜びは大きいからなぁ。僕とクロヴィス様とシエル様は、そういう意味で相性ぴったりだね!家族って感じで嬉しいです!」
僕がそういうと、シエル様は嬉しそうに微笑んだ。それをみてクロヴィス様が言う。
「せっかくだから、今日は私たちの好物を中心に食事を出してもらおうか」
「いいの?楽しみだね、シエル様!」
「わーい!楽しみー!」
そして夜、本当に夕飯は僕達の好物ばかりだった。
「おおー!壮観!」
「どれも美味しそうだね、アリスティアお兄ちゃん!」
「そうだね!みんな、ありがとう!」
使用人達にお礼を言って軽く手を振れば、笑顔で振り返してくれる。幸せだなー。
「いただきます」
「いただきます」
「いただきます!」
一口食べたら、それだけで天国!どれもとても美味しくて、僕幸せだよー。
「ふふ。アリスティアお兄ちゃん、美味しい?」
「美味しいですー!シエル様とクロヴィス様も美味しいですか?」
「美味しいよ、アリスティアお兄ちゃん!」
シエル様の満面の笑みに癒される。クロヴィス様も笑顔だ。
「ものすごく美味しいな。使用人達に感謝だな」
「ですよね!みんなには感謝してもしたりないよ!」
「アリスにも感謝だな。ありがとう」
なんで僕?と思ったら、クロヴィス様が続けた。
「アリスが来てから、食事の時間が楽しくなった」
「…っ!僕もクロヴィス様とシエル様と一緒に食べるの、楽しくて美味しい!!!クロヴィス様、シエル様、本当にありがとう!!!」
この幸せがずっと続けば嬉しい。
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