20 / 67
クロヴィス様に甘やかされる
しおりを挟む
「おはよう、アリス」
「おはようこざいます!クロヴィス様、シエル様!」
「おはよう、アリスティアお兄ちゃん!今日のお出かけのためにおしゃれしてくれたの?とてもかっこいいよ!」
「そ、そうかな。えへへ。嬉しいな…」
シエル様に手放しで褒められて、照れてしまって思わず笑う。クロヴィス様はそんな僕をエスコートしてくれて馬車に乗る。
「じゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃいませ。ご当主様、アリスティア様、シエル坊ちゃん」
「行ってきまーす!」
「行ってくるねー!」
マリスビリーも一緒にきてくれる。馬車は広いから特には困らない。
「まずは、向こうに着いたら近くの喫茶店で軽く美味しいものを食べよう。おすすめの店があるんだ」
「楽しみです!」
「喫茶店!パフェ食べたいな!」
「シエル様、一緒に違う種類のパフェ半分こしましょう!」
「するする!やったぁ!アリスティアお兄ちゃん大好きー!」
そしてクロヴィス様のおすすめという喫茶店に足を運ぶ。おー、雰囲気もいい喫茶店だなぁ。
「さあ、何を食べようか」
「僕はハンバーグドリアとチョコレートパフェにしますね!」
「じゃあ、私はカルボナーラにしよう」
「僕ナポリタンとプリンパフェ!」
クロヴィス様のおすすめだけあって、注文を取ってからメニューが来るまでも早かった。クロヴィス様とシエル様とお話してたらあっという間に届いた。
「いただきます」
「いただきます」
「いただきます!」
「んー!すっごく美味しいですね、クロヴィス様!シエル様」
「そうだな。とても美味しい」
「美味しいね、アリスティアお兄ちゃん!」
すっごく美味しいから、僕もクロヴィス様もシエル様もペロリと完食出来た。シエル様は僕とパフェを半分こして喜んでくれたので、よかった。
「じゃあ、そろそろ買い物に行こうか」
「楽しみです!」
「支払いはこれで」
「ありがとうございました、またお越しくださいませ」
クロヴィス様にエスコートされ、とても高級な衣服などを扱う店に入る。そして当たり前のようにVIPルームに案内された。
「アリス、どんな紳士服がいい?」
「うーん、迷いますね!」
「アリスティアお兄ちゃんの好きな色は?」
「クロヴィス様の瞳の色です!」
「…そ、そうか。ありがとう」
クロヴィス様は僕の頭を乱暴に撫でて、ご店主に注文した。
「この店にある青が基調のデザインのものを全て持ってきてくれ。アリスが気に入ったものは全部買う。あとでまとめて私の屋敷に送ってくれればいい」
「あ、ありがとうございます!今すぐにでもお持ちします!」
「い、いいんですかクロヴィス様!?」
「そのくらい構わない。気にするな」
「クロヴィス様…!ありがとうございます!」
こんなにあまやかされて、大丈夫かな。幸せ過ぎて溺れそう。
「おはようこざいます!クロヴィス様、シエル様!」
「おはよう、アリスティアお兄ちゃん!今日のお出かけのためにおしゃれしてくれたの?とてもかっこいいよ!」
「そ、そうかな。えへへ。嬉しいな…」
シエル様に手放しで褒められて、照れてしまって思わず笑う。クロヴィス様はそんな僕をエスコートしてくれて馬車に乗る。
「じゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃいませ。ご当主様、アリスティア様、シエル坊ちゃん」
「行ってきまーす!」
「行ってくるねー!」
マリスビリーも一緒にきてくれる。馬車は広いから特には困らない。
「まずは、向こうに着いたら近くの喫茶店で軽く美味しいものを食べよう。おすすめの店があるんだ」
「楽しみです!」
「喫茶店!パフェ食べたいな!」
「シエル様、一緒に違う種類のパフェ半分こしましょう!」
「するする!やったぁ!アリスティアお兄ちゃん大好きー!」
そしてクロヴィス様のおすすめという喫茶店に足を運ぶ。おー、雰囲気もいい喫茶店だなぁ。
「さあ、何を食べようか」
「僕はハンバーグドリアとチョコレートパフェにしますね!」
「じゃあ、私はカルボナーラにしよう」
「僕ナポリタンとプリンパフェ!」
クロヴィス様のおすすめだけあって、注文を取ってからメニューが来るまでも早かった。クロヴィス様とシエル様とお話してたらあっという間に届いた。
「いただきます」
「いただきます」
「いただきます!」
「んー!すっごく美味しいですね、クロヴィス様!シエル様」
「そうだな。とても美味しい」
「美味しいね、アリスティアお兄ちゃん!」
すっごく美味しいから、僕もクロヴィス様もシエル様もペロリと完食出来た。シエル様は僕とパフェを半分こして喜んでくれたので、よかった。
「じゃあ、そろそろ買い物に行こうか」
「楽しみです!」
「支払いはこれで」
「ありがとうございました、またお越しくださいませ」
クロヴィス様にエスコートされ、とても高級な衣服などを扱う店に入る。そして当たり前のようにVIPルームに案内された。
「アリス、どんな紳士服がいい?」
「うーん、迷いますね!」
「アリスティアお兄ちゃんの好きな色は?」
「クロヴィス様の瞳の色です!」
「…そ、そうか。ありがとう」
クロヴィス様は僕の頭を乱暴に撫でて、ご店主に注文した。
「この店にある青が基調のデザインのものを全て持ってきてくれ。アリスが気に入ったものは全部買う。あとでまとめて私の屋敷に送ってくれればいい」
「あ、ありがとうございます!今すぐにでもお持ちします!」
「い、いいんですかクロヴィス様!?」
「そのくらい構わない。気にするな」
「クロヴィス様…!ありがとうございます!」
こんなにあまやかされて、大丈夫かな。幸せ過ぎて溺れそう。
439
お気に入りに追加
1,599
あなたにおすすめの小説

不幸体質っすけど、大好きなボス達とずっと一緒にいられるよう頑張るっす!
タッター
BL
ボスは悲しく一人閉じ込められていた俺を助け、たくさんの仲間達に出会わせてくれた俺の大切な人だ。
自分だけでなく、他者にまでその不幸を撒き散らすような体質を持つ厄病神な俺を、みんな側に置いてくれて仲間だと笑顔を向けてくれる。とても毎日が楽しい。ずっとずっとみんなと一緒にいたい。
――だから俺はそれ以上を求めない。不幸は幸せが好きだから。この幸せが崩れてしまわないためにも。
そうやって俺は今日も仲間達――家族達の、そして大好きなボスの役に立てるように――
「頑張るっす!! ……から置いてかないで下さいっす!! 寂しいっすよ!!」
「無理。邪魔」
「ガーン!」
とした日常の中で俺達は美少年君を助けた。
「……その子、生きてるっすか?」
「……ああ」
◆◆◆
溺愛攻め
×
明るいが不幸体質を持つが故に想いを受け入れることが怖く、役に立てなければ捨てられるかもと内心怯えている受け

家を追い出されたのでツバメをやろうとしたら強面の乳兄弟に反対されて困っている
香歌奈
BL
ある日、突然、セレンは生まれ育った伯爵家を追い出された。
異母兄の婚約者に乱暴を働こうとした罪らしいが、全く身に覚えがない。なのに伯爵家当主となっている異母兄は家から締め出したばかりか、ヴァーレン伯爵家の籍まで抹消したと言う。
途方に暮れたセレンは、年の離れた乳兄弟ギーズを頼ることにした。ギーズは顔に大きな傷跡が残る強面の騎士。悪人からは恐れられ、女子供からは怯えられているという。でもセレンにとっては子守をしてくれた優しいお兄さん。ギーズの家に置いてもらう日々は昔のようで居心地がいい。とはいえ、いつまでも養ってもらうわけにはいかない。しかしお坊ちゃん育ちで手に職があるわけでもなく……。
「僕は女性ウケがいい。この顔を生かしてツバメをしようかな」「おい、待て。ツバメの意味がわかっているのか!」美貌の天然青年に振り回される強面騎士は、ついに実力行使に出る?!

悪役令嬢と同じ名前だけど、僕は男です。
みあき
BL
名前はティータイムがテーマ。主人公と婚約者の王子がいちゃいちゃする話。
男女共に子どもを産める世界です。容姿についての描写は敢えてしていません。
メインカプが男性同士のためBLジャンルに設定していますが、周辺は異性のカプも多いです。
奇数話が主人公視点、偶数話が婚約者の王子視点です。
pixivでは既に最終回まで投稿しています。

末っ子王子は婚約者の愛を信じられない。
めちゅう
BL
末っ子王子のフランは兄であるカイゼンとその伴侶であるトーマの結婚式で涙を流すトーマ付きの騎士アズランを目にする。密かに慕っていたアズランがトーマに失恋したと思いー。
お読みくださりありがとうございます。
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。

動物アレルギーのSS級治療師は、竜神と恋をする
拍羅
BL
SS級治療師、ルカ。それが今世の俺だ。
前世では、野犬に噛まれたことで狂犬病に感染し、死んでしまった。次に目が覚めると、異世界に転生していた。しかも、森に住んでるのは獣人で人間は俺1人?!しかも、俺は動物アレルギー持ち…
でも、彼らの怪我を治療出来る力を持つのは治癒魔法が使える自分だけ…
優しい彼が、唯一触れられる竜神に溺愛されて生活するお話。

雪を溶かすように
春野ひつじ
BL
人間と獣人の争いが終わった。
和平の条件で人間の国へ人質としていった獣人国の第八王子、薫(ゆき)。そして、薫を助けた人間国の第一王子、悠(はる)。二人の距離は次第に近づいていくが、実は薫が人間国に行くことになったのには理由があった……。
溺愛・甘々です。
*物語の進み方がゆっくりです。エブリスタにも掲載しています

侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる