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クロヴィス様からのお誘い

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部屋がクロヴィス様グッズだらけになってから数日経った。今日も寝る前にマリスビリーの整体マッサージを受けた後、マリスビリーが下がってから少し本を読んでいたらドアをノックされた。

「はい!どうぞ!」

「失礼する」

なんとクロヴィス様が来てくれた!

「クロヴィス様!どうしましたか?」

「明日の都合を聞こうと思ってな。急遽予定が空いたから、一緒に服でも買いに行かないか。そろそろ新しい紳士服も必要だろう。シエル様も気分転換に外に出してやりたいし、三人でどうだろうか?」

「クロヴィス様とシエル様とのお出かけ、嬉しいです!明日は何の予定もないですよ!」

「そうか、それなら良かった。…!」

クロヴィス様が固まった。なんだろう。

「クロヴィス様?」

「その…アリス、これは…?」

「ん?ああ、クロヴィス様グッズです」

「…クロヴィス様グッズ」

「推しのグッズは集めるものなので」

僕がそういうと、クロヴィス様は表情が柔らかくなった。

「君は本当になんというか…真っ直ぐだな。そんな風に言われると悪い気はしない。…部屋は、ちょっと度肝をぬかれたが」

「すごいでしょう!みんなで作って、みんなからもらったんです!」

「そうか。みんな楽しんでいたか?」

「僕にはそう見えました。ただ、全部もらっちゃったからちょっと申し訳ないです」

「まあ、楽しんでいたならいいんじゃないか?」

「そうでしょうか?それならいいなぁ」

クロヴィス様はそんな僕の頭を撫でる。

「アリス。ありがとう。君が来てから屋敷の中が明るくなった。シエルも楽しそうで、私も嬉しくなる」

「僕も、クロヴィス様とシエル様と暮らせてとても楽しいです!…じゃあ、僕は明日に備えて寝ますね!おやすみなさい、クロヴィス様!いい夢を見てくださいね!」

「ああ、明日が楽しみだな。おやすみ、いい夢を」

クロヴィス様が最後にもう一回僕の頭を撫でて、自室に戻っていく。クロヴィス様と離れるのはちょっと寂しいけど、明日が楽しみだなぁ!クロヴィス様とシエル様とのお出かけ!

「紳士服をみんなで買いに行くの、楽しみだなぁ!」

明日はきっと、いい日になるね!
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