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マミちゃんのお誕生日
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「そういえば、マミちゃんってお誕生日いつ?」
「今週の土曜日」
「え、そうなんだ!…家族でお祝い?」
「…うん、おじいちゃんとおばあちゃんが祝ってくれるみたい」
照れ臭そうに笑うマミちゃん。
嬉しそうで可愛い。
でもそれなら、土曜日の家族でのお祝いは邪魔できないなぁ…。
「それでね、その」
「なに?」
「おじいちゃんが、二人がよかったらコトハちゃんとナギさんも誘えって…」
「いいの!?」
「も、もちろん!え、きてくれるの?」
マミちゃんに抱き着く。
「絶対行くー!」
「コトハちゃんありがとう!」
「マミちゃんこそ誘ってくれてありがとうー!」
ということで、マミちゃんのお誕生日をお祝いできることになった。
「ということで兄様!土曜日兄様も行くよね!?」
「ん?行く行く。マミの誕生日とか超張り切るよ」
「どうしようか、何持っていく?」
「多分ケーキはあっちで用意してるだろうし…ジュースもだよね…誕生日ってどうすればいいんだ…」
「とりあえずプレゼント!」
ということで、兄様と急遽プレゼントを選びに近くのデパートに行く。
「んー。いっぱいありすぎて何がいいかわからない…」
「キャラ物の文房具とか…」
「あ、それいいかも。筆入れとか鉛筆削りとか、可愛いのいっぱいあるよね」
「マミちゃんはハムスターのキャラが好きだよ!」
「ハムスターね。あっちに文房具売ってるはずだから行こう」
兄様とプレゼントを用意してお店の人にラッピングもしてもらって、プラスアルファお菓子作りの材料も買った。
そして土曜日の朝、兄様と手作りクッキーを作ってそれも可愛くラッピングした。
「よし、準備はオーケー!」
「行こう!」
二人で気合を入れて、マミちゃんのお家に行く。
「こんにちはー!巫です!」
「こんにちはー!」
「おお、こんにちは。よくいらしてくださいました」
「こんにちは、中へどうぞ」
「コトハちゃん!ナギさんも来てくれてありがとうございます」
中に入れてもらって、まず一番にマミちゃんにクッキーを渡す。
「これ、マミちゃんに!おじいちゃんとおばあちゃんも良かったらどうぞ!」
「おや、ありがとうね」
「ありがとうございます、二人とも」
「コトハちゃん、もしかしてこれ手作り!?」
「うん!」
マミちゃんが私に抱き着く。
「コトハちゃんありがとう!」
「こちらこそいつもありがとう!お誕生日おめでとう!」
「マミ、お誕生日おめでとう!」
「コトハちゃんもナギさんも大好き!!!」
そして誕生日ケーキを五人で囲って、ハッピーバースデーの歌を歌って、みんなでワイワイお誕生日をお祝いした。
マミちゃんは照れて、でもすごく喜んでくれた。
その後プレゼントの文房具も渡したら、さらに喜んで泣いてくれて私たちももらい泣きしてしまった。
「今週の土曜日」
「え、そうなんだ!…家族でお祝い?」
「…うん、おじいちゃんとおばあちゃんが祝ってくれるみたい」
照れ臭そうに笑うマミちゃん。
嬉しそうで可愛い。
でもそれなら、土曜日の家族でのお祝いは邪魔できないなぁ…。
「それでね、その」
「なに?」
「おじいちゃんが、二人がよかったらコトハちゃんとナギさんも誘えって…」
「いいの!?」
「も、もちろん!え、きてくれるの?」
マミちゃんに抱き着く。
「絶対行くー!」
「コトハちゃんありがとう!」
「マミちゃんこそ誘ってくれてありがとうー!」
ということで、マミちゃんのお誕生日をお祝いできることになった。
「ということで兄様!土曜日兄様も行くよね!?」
「ん?行く行く。マミの誕生日とか超張り切るよ」
「どうしようか、何持っていく?」
「多分ケーキはあっちで用意してるだろうし…ジュースもだよね…誕生日ってどうすればいいんだ…」
「とりあえずプレゼント!」
ということで、兄様と急遽プレゼントを選びに近くのデパートに行く。
「んー。いっぱいありすぎて何がいいかわからない…」
「キャラ物の文房具とか…」
「あ、それいいかも。筆入れとか鉛筆削りとか、可愛いのいっぱいあるよね」
「マミちゃんはハムスターのキャラが好きだよ!」
「ハムスターね。あっちに文房具売ってるはずだから行こう」
兄様とプレゼントを用意してお店の人にラッピングもしてもらって、プラスアルファお菓子作りの材料も買った。
そして土曜日の朝、兄様と手作りクッキーを作ってそれも可愛くラッピングした。
「よし、準備はオーケー!」
「行こう!」
二人で気合を入れて、マミちゃんのお家に行く。
「こんにちはー!巫です!」
「こんにちはー!」
「おお、こんにちは。よくいらしてくださいました」
「こんにちは、中へどうぞ」
「コトハちゃん!ナギさんも来てくれてありがとうございます」
中に入れてもらって、まず一番にマミちゃんにクッキーを渡す。
「これ、マミちゃんに!おじいちゃんとおばあちゃんも良かったらどうぞ!」
「おや、ありがとうね」
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「コトハちゃんありがとう!」
「こちらこそいつもありがとう!お誕生日おめでとう!」
「マミ、お誕生日おめでとう!」
「コトハちゃんもナギさんも大好き!!!」
そして誕生日ケーキを五人で囲って、ハッピーバースデーの歌を歌って、みんなでワイワイお誕生日をお祝いした。
マミちゃんは照れて、でもすごく喜んでくれた。
その後プレゼントの文房具も渡したら、さらに喜んで泣いてくれて私たちももらい泣きしてしまった。
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