38 / 88
急遽お泊まり会
しおりを挟む
コトハとマミは今日もいつも通り、熱心に宿題と言う名のお勉強を頑張っていた。
お勉強が終わるとお昼を食べ、三人で寝て、三人で遊んだ。
そしてマミがそろそろ帰る時間になった時…急な豪雨に見舞われた。
「…うーん、これは帰れないね。マミ、マミのお祖父さんとお祖母さんに連絡していいかな」
「はい、ナギさん」
電話番号をマミから教えてもらって、お祖父さんとお祖母さんに連絡を入れる。
「もしもし」
『もしもし』
「すみません、巫です。今雨がすごいので、マミを帰らせられそうにないのですが…一日お泊りにしても大丈夫ですか?」
『はい、マミをよろしくお願いします』
「はい、失礼します」
マミに向き直る。
「マミ、今日はお泊りの許可を得たから泊まっていきな」
「え、いいんですか?」
「うん」
「やったねマミちゃん!」
「うん!」
お泊りと聞いてはしゃぐ二人。
本当に可愛らしいんだから。
「着替えはどうしようか」
「私の貸してあげる!」
「え、いいの?」
「うん!」
二人とも小柄なのでサイズ的には問題ないだろう。
二人がいいなら、それでいいか。
「じゃあ、今日は三人で夕飯を作ろうか」
「はーい!」
「はい」
三人で夕飯を作る。
今日は図らずも餃子。
ということでみんなで餃子を準備して餃子パーティーの決行だ。
「はい、じゃあ餡をこうして包んで」
「こう?」
「どうですか?」
「二人とも上手!その調子だよ」
「わーい!」
餡を皮で包む一連の動作がコトハとマミには楽しいらしく、ルンルンで作ってくれる。
そして焼く。
「はい、じゃあ食べようか」
「いただきます」
「いただきます!」
「いただきます」
焼けた餃子に醤油をかけて食べる。
「美味しいね!」
「美味しいね!」
「美味しいね」
もきゅもきゅ食べる二人。
美味しく出来て良かったと安堵する。
そしてお腹いっぱいになるまで食べた。
「お腹いっぱい!」
「美味しかったね!」
「ご馳走さまでした」
「ご馳走さまでした!」
「ご馳走さまでした」
手を合わせてご馳走さまをして、三人で協力してお皿を洗って片付けた。
コトハとマミは二人でお風呂に入って、二人でコトハの部屋で寝た。
その隙にマミのお祖父さんとお祖母さんにメッセージアプリでマミが無事に過ごして今は寝てると報告した。
次の朝にはしっかりと晴れていて、マミはその日の夕方に帰っていった。
コトハはお泊りが気に入ったらしく、またマミとお泊り会をしたい様子。
次のお泊り会も考えておこうと思った。
お勉強が終わるとお昼を食べ、三人で寝て、三人で遊んだ。
そしてマミがそろそろ帰る時間になった時…急な豪雨に見舞われた。
「…うーん、これは帰れないね。マミ、マミのお祖父さんとお祖母さんに連絡していいかな」
「はい、ナギさん」
電話番号をマミから教えてもらって、お祖父さんとお祖母さんに連絡を入れる。
「もしもし」
『もしもし』
「すみません、巫です。今雨がすごいので、マミを帰らせられそうにないのですが…一日お泊りにしても大丈夫ですか?」
『はい、マミをよろしくお願いします』
「はい、失礼します」
マミに向き直る。
「マミ、今日はお泊りの許可を得たから泊まっていきな」
「え、いいんですか?」
「うん」
「やったねマミちゃん!」
「うん!」
お泊りと聞いてはしゃぐ二人。
本当に可愛らしいんだから。
「着替えはどうしようか」
「私の貸してあげる!」
「え、いいの?」
「うん!」
二人とも小柄なのでサイズ的には問題ないだろう。
二人がいいなら、それでいいか。
「じゃあ、今日は三人で夕飯を作ろうか」
「はーい!」
「はい」
三人で夕飯を作る。
今日は図らずも餃子。
ということでみんなで餃子を準備して餃子パーティーの決行だ。
「はい、じゃあ餡をこうして包んで」
「こう?」
「どうですか?」
「二人とも上手!その調子だよ」
「わーい!」
餡を皮で包む一連の動作がコトハとマミには楽しいらしく、ルンルンで作ってくれる。
そして焼く。
「はい、じゃあ食べようか」
「いただきます」
「いただきます!」
「いただきます」
焼けた餃子に醤油をかけて食べる。
「美味しいね!」
「美味しいね!」
「美味しいね」
もきゅもきゅ食べる二人。
美味しく出来て良かったと安堵する。
そしてお腹いっぱいになるまで食べた。
「お腹いっぱい!」
「美味しかったね!」
「ご馳走さまでした」
「ご馳走さまでした!」
「ご馳走さまでした」
手を合わせてご馳走さまをして、三人で協力してお皿を洗って片付けた。
コトハとマミは二人でお風呂に入って、二人でコトハの部屋で寝た。
その隙にマミのお祖父さんとお祖母さんにメッセージアプリでマミが無事に過ごして今は寝てると報告した。
次の朝にはしっかりと晴れていて、マミはその日の夕方に帰っていった。
コトハはお泊りが気に入ったらしく、またマミとお泊り会をしたい様子。
次のお泊り会も考えておこうと思った。
52
お気に入りに追加
299
あなたにおすすめの小説

【完結】美しい人。
❄️冬は つとめて
恋愛
「あなたが、ウイリアム兄様の婚約者? 」
「わたくし、カミーユと言いますの。ねえ、あなたがウイリアム兄様の婚約者で、間違いないかしら。」
「ねえ、返事は。」
「はい。私、ウイリアム様と婚約しています ナンシー。ナンシー・ヘルシンキ伯爵令嬢です。」
彼女の前に現れたのは、とても美しい人でした。

だってお義姉様が
砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。
ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると……
他サイトでも掲載中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。

【完結】氷の王太子に嫁いだら、毎晩甘やかされすぎて困っています
21時完結
恋愛
王国一の冷血漢と噂される王太子レオナード殿下。
誰に対しても冷たく、感情を見せることがないことから、「氷の王太子」と恐れられている。
そんな彼との政略結婚が決まったのは、公爵家の地味な令嬢リリア。
(殿下は私に興味なんてないはず……)
結婚前はそう思っていたのに――
「リリア、寒くないか?」
「……え?」
「もっとこっちに寄れ。俺の腕の中なら、温かいだろう?」
冷酷なはずの殿下が、新婚初夜から優しすぎる!?
それどころか、毎晩のように甘やかされ、気づけば離してもらえなくなっていた。
「お前の笑顔は俺だけのものだ。他の男に見せるな」
「こんなに可愛いお前を、冷たく扱うわけがないだろう?」
(ちょ、待ってください! 殿下、本当に氷のように冷たい人なんですよね!?)
結婚してみたら、噂とは真逆で、私にだけ甘すぎる旦那様だったようです――!?

愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる