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花火大会
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「ねえねえ、兄様」
「どうしたの?」
「今日の夜花火大会があるの、マミちゃんと見に行ってもいい?」
「ダメですか?」
二人がおねだりポーズで聞いてくるが、先に確認。
「マミはお祖父さんとお祖母さんには許可とった?」
「はい、ナギさんが一緒ならいいそうです」
「兄様と三人で行きたいの、お願い!」
可愛いコトハにそこまで頼まれたら断るわけにもいかない。
「わかった、いいよ」
「!」
「やった!」
手を取り合ってきゃっきゃと騒ぐコトハとマミ。
「ねえねえ兄様、浴衣着たい!」
「お祖父ちゃんとお祖母ちゃんが浴衣を三つ貸してくれたんです、ほらこれ」
中には子供用の女の子ものの浴衣二つと、僕に貸してくれたのか大人の男性用の浴衣。
「みんなでおめかししていこう!」
「楽しみだね」
「ね!」
楽しそうにはしゃぐ二人。
保護者としてしっかり見守ってあげないとね。
二人がしっかり今日の分の宿題を終わらせて、みんなでお昼ご飯も食べてお昼寝もして、その後はすごろく遊びやトランプで楽しんだ。
そして夕方になり、二人に浴衣を着せる。
もちろん自分もせっかく貸していただけたから、着た。
「はい、二人とも可愛いよ」
「兄様もかっこいい!」
「ナギさん、似合ってます」
「ふふ、ありがとう」
一応迷子防止の為のお呪いを二人に掛けてから、出発する。
花火を見られる湖の近くでは出店もあって、コトハとマミにチョコバナナやかき氷などをねだられる。
もちろん買ってあげた。
二人とももきゅもきゅ食べていて可愛らしい。
「さあ、座って花火を見られる席があっちにあるから、そこでみようか」
「うん!」
「楽しみだね、コトハちゃん」
「ね、マミちゃん!」
有料の席と無料の席があって、有料の席を選んだ。
有料の席もけっこういっぱいいっぱいだったけど、なんとか三人一緒に見られる席を確保。
「そろそろ始まるよ」
「うん…わぁ!」
花火大会が始まった。
夜空に咲く大輪の花はとても美しく色鮮やかだ。
「綺麗だね!」
「すごく綺麗!」
「美しいね」
どんどん登っては咲く花火に感動する二人。
そんな幼い二人に癒される。
これが二人にとって、いい思い出になってくれたらいい。
いつか懐かしいねと語り合えたら、それはとても幸せなことだ。
そう思って、僕も夜空に咲く花を見上げた。
「楽しかったねー!」
「ねー!」
二人がきゃっきゃと騒ぐ。
花火大会が終わってもなお感動に浸る二人だが、そろそろ帰らなければならない。
「コトハ、マミを送って家に帰ろう」
「うん!マミちゃん、いこう!」
「うん!」
マミを家に送り、お祖母さんと軽く挨拶をして帰る。
「楽しかったなぁ、楽しかったなぁ!」
マミと別れてもなお楽しかったと繰り返すコトハ。
「来年も三人で行こうね!」
「そうだね」
このままずっと、毎年三人で見に行けたら…それも素敵だなんて思った。
「どうしたの?」
「今日の夜花火大会があるの、マミちゃんと見に行ってもいい?」
「ダメですか?」
二人がおねだりポーズで聞いてくるが、先に確認。
「マミはお祖父さんとお祖母さんには許可とった?」
「はい、ナギさんが一緒ならいいそうです」
「兄様と三人で行きたいの、お願い!」
可愛いコトハにそこまで頼まれたら断るわけにもいかない。
「わかった、いいよ」
「!」
「やった!」
手を取り合ってきゃっきゃと騒ぐコトハとマミ。
「ねえねえ兄様、浴衣着たい!」
「お祖父ちゃんとお祖母ちゃんが浴衣を三つ貸してくれたんです、ほらこれ」
中には子供用の女の子ものの浴衣二つと、僕に貸してくれたのか大人の男性用の浴衣。
「みんなでおめかししていこう!」
「楽しみだね」
「ね!」
楽しそうにはしゃぐ二人。
保護者としてしっかり見守ってあげないとね。
二人がしっかり今日の分の宿題を終わらせて、みんなでお昼ご飯も食べてお昼寝もして、その後はすごろく遊びやトランプで楽しんだ。
そして夕方になり、二人に浴衣を着せる。
もちろん自分もせっかく貸していただけたから、着た。
「はい、二人とも可愛いよ」
「兄様もかっこいい!」
「ナギさん、似合ってます」
「ふふ、ありがとう」
一応迷子防止の為のお呪いを二人に掛けてから、出発する。
花火を見られる湖の近くでは出店もあって、コトハとマミにチョコバナナやかき氷などをねだられる。
もちろん買ってあげた。
二人とももきゅもきゅ食べていて可愛らしい。
「さあ、座って花火を見られる席があっちにあるから、そこでみようか」
「うん!」
「楽しみだね、コトハちゃん」
「ね、マミちゃん!」
有料の席と無料の席があって、有料の席を選んだ。
有料の席もけっこういっぱいいっぱいだったけど、なんとか三人一緒に見られる席を確保。
「そろそろ始まるよ」
「うん…わぁ!」
花火大会が始まった。
夜空に咲く大輪の花はとても美しく色鮮やかだ。
「綺麗だね!」
「すごく綺麗!」
「美しいね」
どんどん登っては咲く花火に感動する二人。
そんな幼い二人に癒される。
これが二人にとって、いい思い出になってくれたらいい。
いつか懐かしいねと語り合えたら、それはとても幸せなことだ。
そう思って、僕も夜空に咲く花を見上げた。
「楽しかったねー!」
「ねー!」
二人がきゃっきゃと騒ぐ。
花火大会が終わってもなお感動に浸る二人だが、そろそろ帰らなければならない。
「コトハ、マミを送って家に帰ろう」
「うん!マミちゃん、いこう!」
「うん!」
マミを家に送り、お祖母さんと軽く挨拶をして帰る。
「楽しかったなぁ、楽しかったなぁ!」
マミと別れてもなお楽しかったと繰り返すコトハ。
「来年も三人で行こうね!」
「そうだね」
このままずっと、毎年三人で見に行けたら…それも素敵だなんて思った。
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