ショタっ子大好きな私が公爵令嬢に生まれ変わったので、ショタっ子の楽園のような孤児院を設立します。…え、淑女の中の淑女？だれが？

ガードへの想い

今日はガードへの想いを綴ろうと思う。

彼は案外素直なのです。

ガードは、流行病で両親を亡くしました。ガードの村の人々は、流行病で両親を亡くしたガードを病原菌のように扱ったそうです。ガードはそれが辛くて、街の方に逃げ出したそうです。

歩いて、歩いて。そうして、我が孤児院、チャイルドパラダイスの前で倒れていました。ジェネラス神父様がガードを見つけて助けてくれました。

ガードは最初、チャイルドパラダイスにどうにも馴染めなかったようです。

そこである日、私はガードを無理矢理遊びの仲間に加えました。私の強引な仲良し作戦に、ガードはすぐに気付いたようです。私に冷たい態度をとってしまったガードは、明らかに狼狽えていました。根はいい子なのだとすぐに気付きました。

そのうちガードもチャイルドパラダイスに馴染めるようになり、笑えるようになりました。そんなある日、夢を見たそうです。亡き父親と母親の夢だったそうです。

起きて、ぼろぼろ泣いたそうです。朝食もとれなかったようでした。私は、ガードが張ったバリケードを物ともせず、ドアに体当たりをして強引に開けて、ガードの部屋に入りました。

そうして、抱きしめて、頭を撫でました。ほっといてくれと言いながら、小さな手で私の服をぎゅっと掴むガード。わかりやすい子で助かります。

いつか、この子の素直さを知ってくれる人が増えればいいなと思います。