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愛し子になる
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私は邪魔者だ。
父は母を亡くすとすぐに、継母を家に上げた。
継母にはその時父との娘…異母妹が既にいた。
私は家で虐げられ、異母妹はみんなに愛された。
私は邪魔者だ。
私だけが邪魔者だ。
家も妹の婚約者が継ぐらしい。
一応養育して貰っているが、どこにも居場所がない。
私には婚約者もお友達もいない。
私は邪魔者だ。
だから、ここから出て行こう。
そして死のう。
「…ふぅ」
私には妹と違って侍従も侍女もいないので、屋敷を抜け出すのは簡単だった。
そっと屋敷を出てまず覚えたのは、言いつけられた雑用を済ませて来なかったなという後悔。
けれどしばらくして、そうだ死のうとしてるんだからもう怒られることもないんだと開放感を感じた。
そこからは足取りが軽かった。
どこに行こうか、何をしようか。
どうせお金も持ち出していないからすぐ飢えて死ぬだろうし、それまで少し好きに過ごしても良いだろう。
お金がないから、出来ることは少ないけれど。
そうしてしばらく歩いていると、それだけでもう楽しかった。
ここは田舎らしいから、どこを歩いても田んぼや畑ばかり。
景色を見るだけで癒される。
母を亡くしてからというもの屋敷から出して貰ったことなどないから、外はまるで異世界みたい。
鳥が飛んでいるのも、カエルが鳴いているのも、猫がその辺を歩いているのも、全部が輝いて見える。
外ってすごい!
「…おや、お嬢さん。そんな格好でどうしたの?」
ふと、後ろから知らない人に声をかけられた。
あれ?さっき人影なんてあっただろうか?
田舎って、気配遮断スキルも鍛えられるものなのかな?
「えっと…」
そういえば、私の格好は明らかにおかしい。
ボロボロの継ぎ接ぎだらけの、体の大きさに見合わない服。
細すぎる身体。
ボサボサの髪に、血色の悪い顔。
そりゃあ、引き止められもするだろう。
「あの、私…」
「なにか訳ありかな」
「ええと…」
「おいで。お兄さんがご飯をご馳走しよう」
さすがに私でも怪しむレベルの声かけだけど。
どうせ死ぬ予定なのだし、なにされたって変わらないか。
「ありがとうございます、親切なお兄さん」
「いやいや、お気になさらずに。ほら行くよ」
怪しいお兄さんに手を繋がれて、歩いていく。
元々田んぼや畑だらけの静かな場所を歩いてきていたが、お兄さんに案内され進んでいくと森に入った。
「森ですね」
「ふふ、僕の領地さ」
それはおかしい。
ここ一帯は父の領地だ。
まあ、お兄さんが嘘を付いてるにしろこの森だけは例外だったにしろ…もう私には関係ないのだけど。
ここで死ぬのもまた、悪くない結末なのかな。
「じゃん、みてみて!僕の教会」
「僕の…?」
目の前には教会。
森の真ん中に建てられたもの、らしい。
僕の、というのはわからないが…お兄さんが勝手に生活拠点にでもしてるのだろうか。
「君にこれをあげよう」
教会の周りには、美味しそうな実をつけた桃があった。
桃って今の季節に実るものだったかな?と首を傾げる私に、お兄さんが桃をとってさしだしてくれる。
果物ナイフもご丁寧に貸してくれたから、そういえばお腹が空いていたなと空腹を思い出して食べてみた。
…美味しい。
「桃は美味しいかい?あとで、川で獲れた魚もご馳走しよう」
「え、本当に?」
「うん。君、だいぶ前から満足な食事もしてなかっただろう。魚と桃だけでも食べれるだけかなりマシだろうよ」
「は、はい!ありがとうございます」
「いいよいいよ。それで、その代わりに一つ頼みたいことがあるのだけど」
お兄さんがやれというなら、よほど人に迷惑をかけることでなければやっていいかもしれない。
だって、桃なんて本当に久しぶりに口にした。
美味しいし、お腹も少しは満たせた。
久しぶりに幸せを感じる食事だった。
「何をすればいいですか?」
「話が早いね。助かるよ。この教会を掃除してほしいんだ」
「そのくらいお安い御用です」
私は教会のドアを開ける。
中の空気は中々に悪かった。
しばらく人の出入りがなかったような…廃墟のような空気。
「汚いけれど、頑丈な建物だから綺麗にすればすぐにでも使えるよ。綺麗にするのが大変だと思うけど」
「ですね…」
お兄さんも、何を生業にしてるのかは知らないがここを拠点にし始めたばかりなのだろうか?
まあ、それはどうでもいいか。
お兄さんにも秘密はあるだろうし、お互い一々詮索しないのが無難。
「じゃあ、掃除しちゃいますね」
「ならその間に魚を釣って焼いてこよう」
そしてお兄さんは、川の方に向かった。
私は教会のドアを開けっぱなしにして窓も開けて、空気の入れ替えをする。
そして用具入れを見つけて掃除を始めた。
昼のうちに屋敷を抜け出したのに、気付けば夕方。
放置されていた教会はすっかりと空気が綺麗になり、掃除初日にしてはまあまあピカピカになっていた。
「ただいま。いやぁ、綺麗になったね」
「おかえりなさい、お兄さん。初日にしては上出来でしょう?」
「さすがだね」
「いえいえ」
「それよりほら、焼き魚を用意したから食べて食べて」
見れば大きめの焼き魚がたくさん。
「ありがとうございます、いただきます」
「どうぞどうぞ」
焼き魚はとてもシンプルで美味しい味。
いつもの、残飯を漁る食事と違う。
「美味しいです!」
「ふふ、よかった」
「お兄さんは食べないんですか?」
「僕は…さっき食べてきたから」
「そうですか」
それならばと遠慮なく全部食べる。
久しぶりにお腹いっぱい食べたら、なんだか眠たくなってしまった。
「お腹いっぱいになって眠くなった?教会の椅子に毛布を敷いて、そこに寝たら?」
「そう、ですね…」
ウトウトする私に、お兄さんは笑う。
側を離れたと思ったら、すぐに戻って来て言った。
「ほら、毛布を敷いたから。お姫様抱っこして寝かせてあげる」
毛布を敷かれた教会の椅子の上に寝かされて、上にも毛布をかけてもらう。
「…さあ、いい夢を見て。おやすみ」
「おやすみなさい…」
とうとう意識が飛んだ。
毎日、虐げられ、雑用を押し付けられ、使用人達より酷い扱いを受けて来た。
そんな私がお腹いっぱい残飯ではないご飯を食べて、ぬくぬくの毛布にくるまって寝られる。
すごく幸せな気分になってしまう。
次の日もその次の日も、教会を綺麗にしては美味しいご飯をお腹いっぱい食べてという日々を過ごした。
パンとかはないけど、お魚と木の実だけで私には十分だった。
むしろ気がついたら前よりふくよかになっていて、私にとっては栄養満点だったとわかった。
お兄さんはいつでも優しくて、でも詮索はしてこなくて、幸せな日々が続いた。
そんなある日、お兄さんが言った。
「なんだか、この辺りの領主一家が死んだらしいよ」
「え」
「そこの家の長女が家出してから、急に精神を病んでそのうち死んだそうだよ」
多分、父と継母と妹のことだろう。
でも、どうして急にそんなことに…。
「もしかしたら、神様のお気に入りの女の子に何かしたのかもね」
「?」
「ふふふ、それより教会もすっかり綺麗になったね!どう?ここでの生活は」
「すごく幸せです!」
「じゃあここにずっと居なよ!苦労はさせないからさ!」
これは…新手のプロポーズだろうか?
「えっと…?」
「良いでしょ?ね?」
「…は、はい」
「わーい!じゃあ手を出して」
「え、はい」
手を出すと、お兄さんが私の手の甲にキスをした。
すると紋様が浮かび上がる。
「え?」
「神の愛し子の証だよ!これでずっと生活には困らないからね!」
「…えぇえええええええ!??」
ということで、何の脈絡もなく神の愛し子になってしまった。
でも、お兄さんはそれからも変わらず優しくて…気が付いたらいつのまにか絆されて神様のお嫁様になることも決まってしまった。
まあ、幸せだからいいかなぁ…。
父は母を亡くすとすぐに、継母を家に上げた。
継母にはその時父との娘…異母妹が既にいた。
私は家で虐げられ、異母妹はみんなに愛された。
私は邪魔者だ。
私だけが邪魔者だ。
家も妹の婚約者が継ぐらしい。
一応養育して貰っているが、どこにも居場所がない。
私には婚約者もお友達もいない。
私は邪魔者だ。
だから、ここから出て行こう。
そして死のう。
「…ふぅ」
私には妹と違って侍従も侍女もいないので、屋敷を抜け出すのは簡単だった。
そっと屋敷を出てまず覚えたのは、言いつけられた雑用を済ませて来なかったなという後悔。
けれどしばらくして、そうだ死のうとしてるんだからもう怒られることもないんだと開放感を感じた。
そこからは足取りが軽かった。
どこに行こうか、何をしようか。
どうせお金も持ち出していないからすぐ飢えて死ぬだろうし、それまで少し好きに過ごしても良いだろう。
お金がないから、出来ることは少ないけれど。
そうしてしばらく歩いていると、それだけでもう楽しかった。
ここは田舎らしいから、どこを歩いても田んぼや畑ばかり。
景色を見るだけで癒される。
母を亡くしてからというもの屋敷から出して貰ったことなどないから、外はまるで異世界みたい。
鳥が飛んでいるのも、カエルが鳴いているのも、猫がその辺を歩いているのも、全部が輝いて見える。
外ってすごい!
「…おや、お嬢さん。そんな格好でどうしたの?」
ふと、後ろから知らない人に声をかけられた。
あれ?さっき人影なんてあっただろうか?
田舎って、気配遮断スキルも鍛えられるものなのかな?
「えっと…」
そういえば、私の格好は明らかにおかしい。
ボロボロの継ぎ接ぎだらけの、体の大きさに見合わない服。
細すぎる身体。
ボサボサの髪に、血色の悪い顔。
そりゃあ、引き止められもするだろう。
「あの、私…」
「なにか訳ありかな」
「ええと…」
「おいで。お兄さんがご飯をご馳走しよう」
さすがに私でも怪しむレベルの声かけだけど。
どうせ死ぬ予定なのだし、なにされたって変わらないか。
「ありがとうございます、親切なお兄さん」
「いやいや、お気になさらずに。ほら行くよ」
怪しいお兄さんに手を繋がれて、歩いていく。
元々田んぼや畑だらけの静かな場所を歩いてきていたが、お兄さんに案内され進んでいくと森に入った。
「森ですね」
「ふふ、僕の領地さ」
それはおかしい。
ここ一帯は父の領地だ。
まあ、お兄さんが嘘を付いてるにしろこの森だけは例外だったにしろ…もう私には関係ないのだけど。
ここで死ぬのもまた、悪くない結末なのかな。
「じゃん、みてみて!僕の教会」
「僕の…?」
目の前には教会。
森の真ん中に建てられたもの、らしい。
僕の、というのはわからないが…お兄さんが勝手に生活拠点にでもしてるのだろうか。
「君にこれをあげよう」
教会の周りには、美味しそうな実をつけた桃があった。
桃って今の季節に実るものだったかな?と首を傾げる私に、お兄さんが桃をとってさしだしてくれる。
果物ナイフもご丁寧に貸してくれたから、そういえばお腹が空いていたなと空腹を思い出して食べてみた。
…美味しい。
「桃は美味しいかい?あとで、川で獲れた魚もご馳走しよう」
「え、本当に?」
「うん。君、だいぶ前から満足な食事もしてなかっただろう。魚と桃だけでも食べれるだけかなりマシだろうよ」
「は、はい!ありがとうございます」
「いいよいいよ。それで、その代わりに一つ頼みたいことがあるのだけど」
お兄さんがやれというなら、よほど人に迷惑をかけることでなければやっていいかもしれない。
だって、桃なんて本当に久しぶりに口にした。
美味しいし、お腹も少しは満たせた。
久しぶりに幸せを感じる食事だった。
「何をすればいいですか?」
「話が早いね。助かるよ。この教会を掃除してほしいんだ」
「そのくらいお安い御用です」
私は教会のドアを開ける。
中の空気は中々に悪かった。
しばらく人の出入りがなかったような…廃墟のような空気。
「汚いけれど、頑丈な建物だから綺麗にすればすぐにでも使えるよ。綺麗にするのが大変だと思うけど」
「ですね…」
お兄さんも、何を生業にしてるのかは知らないがここを拠点にし始めたばかりなのだろうか?
まあ、それはどうでもいいか。
お兄さんにも秘密はあるだろうし、お互い一々詮索しないのが無難。
「じゃあ、掃除しちゃいますね」
「ならその間に魚を釣って焼いてこよう」
そしてお兄さんは、川の方に向かった。
私は教会のドアを開けっぱなしにして窓も開けて、空気の入れ替えをする。
そして用具入れを見つけて掃除を始めた。
昼のうちに屋敷を抜け出したのに、気付けば夕方。
放置されていた教会はすっかりと空気が綺麗になり、掃除初日にしてはまあまあピカピカになっていた。
「ただいま。いやぁ、綺麗になったね」
「おかえりなさい、お兄さん。初日にしては上出来でしょう?」
「さすがだね」
「いえいえ」
「それよりほら、焼き魚を用意したから食べて食べて」
見れば大きめの焼き魚がたくさん。
「ありがとうございます、いただきます」
「どうぞどうぞ」
焼き魚はとてもシンプルで美味しい味。
いつもの、残飯を漁る食事と違う。
「美味しいです!」
「ふふ、よかった」
「お兄さんは食べないんですか?」
「僕は…さっき食べてきたから」
「そうですか」
それならばと遠慮なく全部食べる。
久しぶりにお腹いっぱい食べたら、なんだか眠たくなってしまった。
「お腹いっぱいになって眠くなった?教会の椅子に毛布を敷いて、そこに寝たら?」
「そう、ですね…」
ウトウトする私に、お兄さんは笑う。
側を離れたと思ったら、すぐに戻って来て言った。
「ほら、毛布を敷いたから。お姫様抱っこして寝かせてあげる」
毛布を敷かれた教会の椅子の上に寝かされて、上にも毛布をかけてもらう。
「…さあ、いい夢を見て。おやすみ」
「おやすみなさい…」
とうとう意識が飛んだ。
毎日、虐げられ、雑用を押し付けられ、使用人達より酷い扱いを受けて来た。
そんな私がお腹いっぱい残飯ではないご飯を食べて、ぬくぬくの毛布にくるまって寝られる。
すごく幸せな気分になってしまう。
次の日もその次の日も、教会を綺麗にしては美味しいご飯をお腹いっぱい食べてという日々を過ごした。
パンとかはないけど、お魚と木の実だけで私には十分だった。
むしろ気がついたら前よりふくよかになっていて、私にとっては栄養満点だったとわかった。
お兄さんはいつでも優しくて、でも詮索はしてこなくて、幸せな日々が続いた。
そんなある日、お兄さんが言った。
「なんだか、この辺りの領主一家が死んだらしいよ」
「え」
「そこの家の長女が家出してから、急に精神を病んでそのうち死んだそうだよ」
多分、父と継母と妹のことだろう。
でも、どうして急にそんなことに…。
「もしかしたら、神様のお気に入りの女の子に何かしたのかもね」
「?」
「ふふふ、それより教会もすっかり綺麗になったね!どう?ここでの生活は」
「すごく幸せです!」
「じゃあここにずっと居なよ!苦労はさせないからさ!」
これは…新手のプロポーズだろうか?
「えっと…?」
「良いでしょ?ね?」
「…は、はい」
「わーい!じゃあ手を出して」
「え、はい」
手を出すと、お兄さんが私の手の甲にキスをした。
すると紋様が浮かび上がる。
「え?」
「神の愛し子の証だよ!これでずっと生活には困らないからね!」
「…えぇえええええええ!??」
ということで、何の脈絡もなく神の愛し子になってしまった。
でも、お兄さんはそれからも変わらず優しくて…気が付いたらいつのまにか絆されて神様のお嫁様になることも決まってしまった。
まあ、幸せだからいいかなぁ…。
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